3307.~覚える~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「3.1415926535・・・」(11月14日)~
おはようございます。西国分寺教室の山下です。
小3のKくんは,いつも「ねぇ先生,ねぇ先生・・・」と言いながらいろんな話題を振ってくれます。
それに対して「何々? 今日は何?」と応えると、ある日、
「先生は “3.14” をどこまで言えますか? ぼく結構,言えるんですよ。」と言った後,
「3.14159265358979323846、20ケタまでおぼえたんです」と嬉しそうに披露してくれました。
講師としてもすごく嬉しくなり、自然にあふれてきた喜びから満面の笑みで拍手しながら、
「すんごいね!Kくん、自分で憶えたの?! すっごい,すっごい!」と言っていました。
普段はまだ九九がようやく定着し、次の段階として余りなしの割算に移行中の彼が、
何がきっかけかまだまだ習っていない円周率を20ケタまでソラで言えるようになっていたのです!
聞いてみると中学生のお姉ちゃんの勉強に付き合っている時に,どこまでも続く数,円周率πのことを知り、
「よーし! お姉ちゃんと競争だ!」、
こんな具合に姉弟で暗記合戦みたいなことになったのだそうです。
今はこれを好機と捉え、Kくんがπの21ケタ目から先を覚え続けてくれることを願いながら、彼の算数の授業課題をいかに楽しく乗せてやっていけるかを思案中です。
◇ワンポイント・メッセージ◇
Kくん、実はすばらしい記憶力の持ち主ですね。このまま楽しみながら、何ケタまで諳んじることができるようになるでしょう。ケタが増すごとに、Kくんの記憶力もぐんぐん増していくことでしょう。そうすればきっと、九九だってもっともっと頭の中に入ってきますね。