4329.~学習態勢づくり~

4329.~学習態勢づくり~

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「ご入会2か月、元気に来室」(3月2日)

おはようございます。津田沼教室の有藤です。

小学1年生のHくん。入会されてまだ2ヶ月ですが、毎週元気に通ってこられます。

教室の雰囲気にも慣れてこられた頃です。

1、2、3、4、…10まで大きな声でハキハキと数えます。

ブロックを数だけ取り出して、答えます。

できると嬉しくて楽しくて、段々と声が大きくなってきます。 

しかし、元気な大きい声と遊びになった大きい声は違います。

『背筋はピッ!手はお膝』の声掛けが必要になります。

これから、たし算・ひき算の習得になります。

ブロックや教材のアプリを使い、分かりやすく楽しく、そしてけじめをつけて、授業を進めていくように心掛けています。

 

◇ワンポイント・メッセージ

Hくん、楽しく学習をスタートされたご様子、何よりです。学習も遊びも区別なく、分かれば楽しい、できれば楽しい。それで、いいのです。学びの本質は、そこにあります。ただ、けじめなく気の向くままに流されてしまっては、学習を積み上げていくことにはつながりません。幼児期、また低学年期の学習の導入においては、学習態勢を形成することが内容の理解を促すことよりも優先されるべき。それほどに学習態勢の形成は大切ですね。

 

 

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4324.~呼吸を合わせて~

4324.~呼吸を合わせて~

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 ~今日のElephasブログ:「成長を間近に」(2月24日)

おはようございます。国立北口教室の八箇です。

Kさんは、講師のモデリングをまねて解くことがとても上手です。

講師が

「説明するから聞いていてね」と言うと、

「はぁ~い」と言って、プリントに目を向けながら説明を良く聞いています。

「では同じように解いてみましょう」と言うと、

「はぁ~い」と言って、先程説明した問題を確認しながら同じように解くことができます。

しかし、ただずっと真似ているだけかというとそうではありません。

繰り返し問題を解いていくうちに解き方を覚え、数字を変えたりしてもしっかり解けるようになっています。

また、(ごくたまにミスをすることがありますが)ミスを指摘すると、

と言っても何がどう違っているかということを説明しなくても正しく直すことができます。

さらに、問題を解くスピードもだんだん速くなっていきます。

講師が予想した時間よりも速く解き終わることもしばしばあります。

初めはゆっくりでもいいから正確に解く⇒慣れてきたら徐々にスピードを上げていくという流れがうまくいっているように感じるとともに、Kさんの成長を間近に見ることができてとても嬉しく思います。

 

◇ワンポイント・メッセージ

Kさん、すばらしい成長ぶりですね。Kさんと講師の息がぴったり、・・・その息遣いが感じられてくるようです。と云っても文字通りの息遣いではなく、講師の説明と問題を解くKさんの思考のテンポとの妙です。解くスピードが上がっているとしても、時間は緩やかに穏やかに流れているようです。

 

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4322.~一歩下がって・・・~

4322.~一歩下がって・・・~

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 ~今日のElephasブログ:「方法は、生徒さんごとに」(2月21日)

おはようございます。越谷教室の早川です。

中学2年のKさんは算数の四則計算が得意で、3桁の加減乗除もほとんど正解出来るほどですが、

時々計算式を読み間違えて(もしくは思い違えて)加減を逆にしてしまうことがあります。

例えば、足し算の問題が5問続いた後に引き算の問題が出た場合に、

次も足し算だろうと思って数字の情報だけを目で追ってしまう。

意欲がある生徒さんだけに、早く次の問題を解こうと急ぐあまり起きがちです。

そこで、計算記号を読み上げる、もしくは記号の下に線を引くことを勧めてみましたが、

Kさんは計算式を読み上げるのは気が進まず、計算式以外に問題用紙に何かを書き込むことも嫌なようでした。

代わりに記号に集中して目を通すようにしようと話し合い、果たして・・・、

そのやり方で間違いが確実に減りました。

四角形の面積の計算の際も同じように、四角形の欠けた点線の部分を実線で記入して目で認識しやすくする方法よりも、欠けた部分をよく見て、その部分は存在するのか(四角形同士の足し算なのか)、存在しないのか(四角形同士の引き算なのか)を見極める方がKさんには合っているようでした。

どの生徒さんもみな目で見た方が解りやすいというわけではなく、やはり一人ひとり、感じ方は異なるため、

またそのお一人においても、日々状況によって気持ちが変化する可能性があるので、

生徒さん一人ひとりをよく知ることが大切であると改めて感じた事例でした。

 

◇ワンポイント・メッセージ

生徒さんとしての“やり方”を尊重してあげたことが、とても良かったですね。「一歩下がって二歩前進」、創設者玉野良雄初代所長がことに触れよく申していたことです。

 

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4311.~目標達成!~

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 ~今日のElephasブログ:「再テスト、目標定めて合格!」(2月9日)

おはようございます。武蔵境教室の小泉です。

英語は好きですが、英単語を覚えるのに時間を要するYさん。

学校の単語テストが再テストになってしまいました。

Elephasでも再テストの対策に一生懸命取り組みました。

合格点を確認すると半分とのこと。出題は30問ですから、15問で合格です。

「では、とにかく16問覚えましょう」と言って、

すでにYさんが覚えている単語に、覚えられそうな単語を加え16問ピックアップしました。

「これだけは覚えてね」と送り出して翌週、なんと20問正解できたそうです。

「すごいですね。16問正解が目標だったのだから、学校では100点じゃないけど、Elephasでは100点です。

がんばりましたね。合格おめでとう」と喜びの言葉をかけることができました。

Yさんは講師ほど興奮していませんでしたが、微笑みを返してくれました。

これからも達成可能な目標目指して、いっしょに励みます。

 

◇ワンポイント・メッセージ

30問を目指していたら、もしかしたら、合格しなかったかもしれません。合格ラインぎりぎり+αの16問を目指して、予想以上の20問正解!作戦成功!

 

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4287.~発達障害と造形リトミック~

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 ~今日のElephasブログ:「やっぱり造形リトミック…」(1月12日)

おはようございます。 相模原教室の小口です。

生徒さんやお母さまへ、

「週にもう一回、お教室に来られるとしたら、何をしてみたいですか?」とお聞きしてみました。

すると、みなさまから同じお答えが返ってきました。

「やっぱり造形リトミック、描画や工作をしたいですね」と・・・

特にお教室の授業が学校課題優先で、宿題や試験対策が中心の生徒さんやお母さまからのご希望が多かったことが印象的でした。

また、具体的に日常生活におけるハサミやノリの使い方、色の選択や塗り方等、基本的なことの習得をしたいというお声もあり、改めて考えさせられました。

教科中心の学習の中でも、創意工夫をしながらアイデアを出し、授業の中で少しでも習得できるよう、必要課題として取り入れ、実践していきたいと、感じました。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ

ちょうど昨日の研修で、発達障害を有する生徒さんの一つひとつの学習機能の課題と造形リトミックメソッドが目的とする機能改善、機能形成との関連を再確認しました。造形リトミックでは、描画や絵画、工作を通して、視知覚機能や、巧緻性、記憶機能、多感覚統合の改善や形成を目的とするトレーニングを行っていきます。講師は、機能保障の観点から造形リトミックを学習プログラムに導入し、生徒さんは純粋に造形作業を楽しんでいます。

 

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4284.~成績、向上~

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 ~今日のElephasブログ:「先生、算数と国語が上がったよぉ!」(1月9日)

おはようございます。花小金井教室の山下です。

Tくんは普段の授業でも算数や国語を頑張っています。

算数はドリルの計算問題の答などをノートに自分の字で一所懸命に書いています。

国語は教科書単元の文をデジタル教材を活用して一所懸命に音読しています。

頑張った甲斐あって2学期は1学期より算数、国語の成績が良くなりました。

12月最後の授業(冬期講習初回でもある)で嬉しそうに通知票のコピーを渡してくれました。

「先生、算数と国語が上がったよぉ!」

それを見て担当講師の嬉しさも一入。

「頑張ったもんねぇ!」Tくんの頑張りを労います。

そんないい状態から入っていけた冬期講習で彼の光るものをまた一つ確認しました。

今回、初めて本格的に取り組んでみたプログラミング授業。

Scratchのプログラムを嬉々として作っていくのです。

そして、またそれがちゃんと動作して更にはユニークで面白い。

頑張りを見せてくれたあとに、好きなものでは才能の片鱗を覗かせてくれるTくん。

担当講師も更なる指導の質向上を誓うのでした。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ

Tくんの2学期の成績、驚きの目を見張る向上ぶりです。数値をお見せできるものなら、と思う程です。生徒さんの心理を把握し、できるところから、無理なく、学習を進めていく、SEOLEO の教育方法の正に成功ケースですね。

 

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4279.~励ます、静かに穏やかに~

4279.~励ます、静かに穏やかに~

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 ~今日のElephasブログ:「大丈夫。わかってたんだね」(1月3日)

新年おめでとうございます。西国分寺教室の高須です。

小2のKさんは、九九を勉強中です。

Kさんはいつも明るく積極的に授業に取り組んでいます。

5の段までは、あっという間に覚え、6の段からペースダウンしたものの、気落ちすることなく学習し、6の段も無事クリア。

現在、7、8、9の段を覚えるために奮闘中です。

毎回、『歌唱数量法』で口ずさんだり、プリント教材をこなしたりしているうちに、徐々に躓く箇所も限られてきて、

あと一歩というところまできました。

あと一歩というのが、こんな感じです。

「7×6=42・・・?」、一瞬、戸惑ったり、戸惑うことで答えられなくなったりするのです。

講師が、

「正解!合っているよ」と返すと、ほっとしたように、

「あってた~」とつぶやいて、次に進みます。

また、空欄になった箇所の答えを講師が告げると、

「やっぱりそうかぁ」とつぶやきます。

その都度、

「大丈夫。わかってたんだね」と励まします。

ゴールはすぐそこです。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ

生徒さんは、分からないことや間違えることをとても恐れたり、嫌うことがあります。「まちがえることは、許せない」「絶対にまちがえたくない」「ちがう、といわれたくない」・・・、という自分自身のともすれば規範的にすらなっている強い思いであることもあれば、間違えを強く指摘されたり、叱られたりする経験から、そうなることもあります。また、このKさんがそうなのだと思われますが、穏やかではあるけれど「まちがえたら、こまる・・・」という、不安のやや強いケースもあります。ですから、生徒さんが分からなかったり間違えたりした時の講師の対応の仕方は、とても重要です。“こう対応すれば良い”という紋切り型では、対応しきれません。生徒さんの特徴を知り、心を感じながら対応することです。Kさんへの対応は、とても良かったですね、だから、Kさんは、ほっとしたり、安心してつぶやいたりできるのです。Kさんには、励ますときも、静かに、穏やかに。

 

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4276.~焦らず、諦めず、穏やかに~

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 ~今日のElephasブログ:「習慣を変える」(12月31日)

おはようございます。津田沼教室の鶴巻です。

新しいことを覚えることや癖や習慣を正すのはなかなか難しいことです。

学習においてもそうです。

中学1年生になり、新しい問題の解き方を覚え、今までよりも解答工程の多い問題も増えたS君。

S君は計算が得意なため、途中式を省略し頭の中で計算することが多かったのです。

それゆえ、問題が複雑になるにつれ、計算ミスもありました。

途中式を書くことで計算や符号の整理ができることを伝えましたが、初めからそう簡単に今までの習慣は抜けません。

しかし、計算問題を何度も繰り返し行うことで徐々に身についてきました。

大人でさえ、意識して習慣を変えるのは難しいことです。

スポンジのように吸収できる今の時期、それぞれのこだわりはありますが、

何度も取り組み、より良くしてこうと努力する姿がすばらしいと感じました。

これからもそんな良い姿を一緒に増やしていこうと思います。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ

S君も講師も、根気よく努力していますね。これまでの習慣を変えるには、まず学習態勢の安定性、講師への信頼性が求められます。その上で、少しずつ手ごたえや結果が伴われることによって、新しいことの獲得がなされていきます。この間の講師の対応の仕方こそが重要です。焦らないこと、諦めないこと、しかも穏やかに対応し続けること。S君、もう良いところまで来ていますね。新年から、また新たな気持ちで頑張りましょう。

 

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4273.~使える英語力を~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

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 ~今日のElephasブログ:「英語 まず聞く力から」(12月28日)

おはようございます。津田沼教室の堀です。

中学2年生のSさんと英語の学習をしています。

定期テストの結果が前回よりも点数アップしていました。

内容を見ると、リスニングの点数が特に良くなりとても嬉しく思います。

Sさんが単語の暗記などに苦戦しているので、

Elephasの授業ではできるだけ楽しく学習できるように書く時間は少なめにしながら

学習効果があるように工夫をしています。

英文を聞いたり、読んだり、ロールプレイで暗誦したりしています。

その繰り返しから、今回しっかりと聞く力が付いてきたことが確認できました。

Sさんに“とても素晴らしい”とお伝えしました。

言語習得の順として、まず聞く力がつき、話し、読み書きの力へと繋がりますから。

ここからまた自信をもって楽しく学習に取り組んでもらいたいです。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ

Sさん、英語、頑張られましたね。しかも、その頑張りが得点に反映されたとは、すばらしいですね。折しも、今年度から都内公立中学校の3年生を対象に「中学校スピーキングテスト(ESAT-J)」が実施されました。「使える英語力」の育成を目指すものです。Sさんは千葉県の生徒さんですが、既に同様の学習を始めていらっしゃいますね。「使える英語力」目指して、がんばりましょう。

 

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4259.~公教育のデジタル化に先立ち~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「アプリを活用して」(12月12日)

おはようございます。武蔵境教室の清水です。

授業の中で学習アプリを活用しています。

生徒さんの世代にとっては親しみのあるツールで、皆さん楽々と使いこなしています。

講師が必要に応じてクリックしてヒントを表示していきますので、

学習が受け身にならない様に効果的に学習することができます。

動画ならではの効果で、生徒さんは図形学習にも興味をもって取り組めています。

学ぶ楽しさを生徒さんと一緒に味わえるのは、とても幸せなことだと感じます。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ

Elephasではそもそも、視知覚機能の育成とその活用を教育の主軸に置いてきましたが、オリジナルアプリに加え、新しいものの導入により、効果は相乗的に向上しています。講師はその知見と使用アプリの周知によって、ひとり一人にふさわしい形でアプリを活用していきます。

 

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