4524.~教材選び~

4524.~教材選び~

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「できた!とニッコリ」(10月16日)

おはようございます。国立北口教室の鵜澤です。

先日、小学4年生のAくんと初めて「計算の順序」を学習しました。

これから学校で習う単元なので、やや不安そうな表情です。

そこでエレファース式のオリジナルプリントを用意しました。

エレファース式は要点が簡潔にまとめられており、問題も適量です。

Aくんも「掛け算や割り算を先に計算するんだね」などと学びながら、

いつの間にか3枚、4枚とプリントを進めていきました。

授業の終わりには、

「できた!」とニッコリ、不安な表情は、もうありません。

「初めてだけど、やってみよう」、「できるかも」と生徒さんが第一印象で感じられる教材選びは大切だと、改めて感じました。

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

Aくん、はじめての課題への不安が消えて良かったですね。生徒さんは往々にして、見てすぐにできそうな課題には取り組むことができても、少しでも “できるかなぁ?” “むずかしそう…”と感じると手を引きがちになります。しかしこのAくんのように、“やってみたら、できた!”という経験を積むことによって、はじめての課題への抵抗が次第に少なくなり、やがては“うーん”と頭をひねりながらも頑張れる耐性が具わってきます。そのためにも、最初の教材選びはとても大切ですね。

 

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4522.~就学準備~

4522.~就学準備~

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 ~今日のElephasブログ:「目標は、普通級での進級!」(10月13日)

おはようございます。国立北口教室の今村です。

幼稚園の年長の時から小学校は普通級で進級していかれることを目的として入会され、就学準備を始めたMくんとTくん。

小学1年生の2学期が1か月ほど過ぎ、学習内容が今後につながる大事な部分に入り、少しずつ難しくなってきました。

それでもお二人とも授業態勢が大変素晴らしく、非の打ちどころがない態度で授業に取り組んでいます。

宿題も毎回、しっかりと行ってきて、学習に取組んで分かることが嬉しい。

最初は難しく感じるものでも“全部出来るようになりたい”、という気持ちが伝わってきます。

「半分やって半分は宿題にしましょう」と言うと、

「え~、全部やりたい」と返ってきます。

このような素晴らしい状態が作れていることは、入会された時期が大きく関係していると感じます。

勉強は楽しいと思えるように年長のときから造形リトミックメソッドを十分に活かして余裕をもって進めたことで、

小学1年生の今は楽しく盛り上げようとしなくても淡々と学習が出来ます。

この素晴らしい状態を崩さないように講師は更に緊張感と責任感を持ち、

蓄積された指導法を駆使して授業を進めて行きたいと思います。

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

MくんとTくん、毎日の学習に坦々と、しかも意欲的に取り組んでいらっしゃるようですね。楽しく十分な就学準備があってこその成果。Elephasでは造形リトミックメソッドにより視知覚及び巧緻性(見る、描く、読む、書く)の基礎機能を確実に育て、その上に教科書の学習を積み重ねていきます。基礎があってこそ、その上の積み重ねが可能となります。楽しくゆとりをもってスタート。その後に課題が生じた場合は、冬休みや夏休みを有効に活用して、学習リズムと学習態勢を整えていきます。

 

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4520.~挑戦する気持ち~

4520.~挑戦する気持ち~

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 ~今日のElephasブログ:「1年の成長」(10月11日)

おはようございます。 越谷教室の田中です。

Aさんと半立体のぶどうを作りました。

両面テープの貼られた蛇腹状の色画用紙を切って12本の短冊を作り、輪を作り、ホチキス止めをします。

昨年同じものを作った時は、

「先生お願いします」で手が後ろに行ってしまい、色画用紙は講師が全部切りました。

輪を作る根気のいる作業には集中して取り組みましたが、その後のホチキス止めのほとんどは講師が補助をしました。

今年はどうかな?と思いつつ、まず蛇腹状の画用紙を講師が説明しながら1本切ると、残りはAさんが全部切りました。

途中で何回か「先生お願いします」と言いたげな視線を感じましたが、

講師の「あと〇本よ」の言葉に励まされながら一人切っていくことができました。

その後、輪を作り見本を見ながら並べるところは完全に一人で。

ホチキス止めは最初上手くいかず、「先生お願いします」が出ましたが、

2,3回補助をして力の入れ具合を覚えたら、残りはほとんど一人で仕上げました。

10分位の間に1年で成長した様子がたくさん見られました。

昨年の様子を覚えておられたお母さまにお話しすると、大変喜んでおられました。

来年は「先生お願いします」が出ない予感がします。今から楽しみです。

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

Aさんの1年の成長、すばらしいですね。ちょっと難しそうなことでも“やってみよう!”という気持ちが育ってきたことが大きな成果です。挑戦する気持ちはいろいろな課題への可能性をどんどん開いてくれます。また講師だけでなく、お母さまもAさんの昨年の作業の様子をよく覚えていらっしゃいましたね。生徒さんの成長をスモールステップで温かく見守ることによって、共に成長を喜ぶことができたのは何よりでした。

 

 

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4509.~講師も、楽しむ~

4509.~講師も、楽しむ~

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

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 ~今日のElephasブログ:「教科書が基本!」(9月28日)

おはようございます。武蔵境教室の伊藤です。

高校の数学と物理の教科書を読み直しています。

基本に立ち返って、生徒さんたちの「わかりづらさ」を知ろうと思ってのことです。

書店には多くの参考書や問題集がならんでいます。

語り口調や対話形式で、たくさんの色とイラストで、さらには動画や音声までついて、飽きることなく学習がつづけられるようにさまざまな工夫が凝らされています。

けれどもそれら参考書や問題集と比較しながら教科書を読んでいると、あらためて「教科書が基本」であるということに気づかされます。

必要事項が簡潔に無駄なくまとめられている教科書は、やはり学習のスタートになるものだと言えます。

そして同時に、生徒さん方の「わかりづらさ」も見えてきます。

簡潔を旨とする教科書には、たとえば、

「ここは中学のあの単元のあの公式を利用して」といった記述がほとんどありません。

その教科を苦手とする生徒さんにとっては、飛躍とも思える展開があちこちにあります。

「ここではどういった声かけをするとよいのだろうか」

生徒さんひとりひとりの顔を思い浮かべながら、それぞれの得意不得意を考えながら教科書を読みすすめています。

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

「高校の数学と物理の教科書を読み直す・・・」、いい時間ですね。参考書や問題集を見比べる、・・・時間は一気に数十年も前の高校時代に、感覚はあの頃の書店、書棚に移りますね。しかし講師としてはそこに、生徒さんのお顔が浮かんできます。初代の所長は、「Elephas」や「朗豊ゼミナール」の前身である教室を「造形リトミック研究所」と名付けました。私達講師が互いに研究し合いながら療育を進めていく、そんな思いが込められています。

 

 

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4489.~塗る~

4489.~塗る~

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

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 ~今日のElephasブログ:「続けてよかった…!」(9月5日)

おはようございます。相模原教室の北村です。

小学2年生のTさんはお絵かきが大好きです。

ママのお顔など描きたいもののリクエストがたくさん出ます。

エレファースに入会された当初は描き方も自己流で、色を塗るとき上下に筆を動かすので、

色がはみ出てしまっていました。

そこからはTさんの大好きなリズム造形を中心に、♪「ぬれぬれ色ぬれ」も毎回しっかり行うことにしました。

絵の縁を講師が先に太く塗っておいたり、隣で一緒に同じ絵の色を塗る様子を見せたりしました。

それでも、なかなか筆の動きが直らず、苦戦していました。

けれども、先日、ふと描いた人の絵の目に色を塗るとき、Tさんは外側からくるくると塗り始め、ほとんどはみ出さないきれいなまん丸の目を描きました。

あきらめずに続けてよかったです。

スイカの絵もきれいに描けました。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

講師の工夫と、焦らず、諦めずが、成果に至りましたね。人の絵の目をくるくると塗るなんて、随分こまかい作業も上達されましたね。はみ出してしまう生徒さんに、「はみ出さないで!」と言わないこと、ここがポイントですね。歌による彩色のトレーニング、そして講師のモデリングによる追体験、そして何よりも“描きたい“という気持ちが、上達に導いてくれたのですね。

 

 

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4462.~漢字、楽しみながら~

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 ~今日のElephasブログ:「漢字学習」(8月4日)

おはようございます、武蔵境教室の萩谷です。

日々の学習で欠かせないものの一つに、漢字学習があります。

それは生徒さんによって、さまざまな学習効果があります。

漢字を学習し始めたばかりのある生徒さんは、読めない字もまだまだあるけれど、

おもちゃの取扱説明書などを、ご自分で読むようになってきたとのこと。

社会人のある生徒さんは漢字の読み書きが得意で、

お手紙や日記を書く学習では、文面を考えつつ、使う漢字がスムーズに出てきます。

そして、毎週のように漢字テスト対策を講師と一緒に行う生徒さん、

最初の頃は、書き取りの漢字を記憶するのが精いっぱいでした。

最近は、漢字を書きながら、講師に尋ねます。

「表現ってどういうこと?」

「蔵書ってなあに?」

講師は、言葉の意味を説明しながら、その生徒さんの言葉の世界が広がっていくのを実感し、嬉しく思っています。

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

それぞれの生徒さんの取り組みが微笑ましく、またそれぞれの成長が嬉しいですね。どの生徒さんにも共通しているのは、漢字を楽しく学んでいらっしゃる様子です。楽しければ繰り返し学習することが可能になります。また、自ずと漢字に興味を持ち、自ら学ぼうとする姿勢が育ちます。ことに、日常の中で自身が毎日触れる漢字は、忘れることもなく意味のあるものとして体得されていきます。良いことづくめですね。楽しく学んでいきましょう。

 

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4444.~楽しみながら~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「♪ぬれぬれ、・・・」(7月14日)

おはようございます。相模原教室の須藤です。

Sちゃんは、年長さんです。

いつも、数字と文字の学習の後には、歌唱造形、創造造形を行います。

パソコンで絵描き歌を一度見たら、自分で画用紙に描いていきます。

お手本のようにはなかなかいきませんが、色をぬって仕上げると味のある素敵な作品になっています。

色をぬるときは♪「色ぬれの歌」を歌いながら一生懸命、力を込めてぬっています。

先日お母さまが、

「家で色をぬるときも、♪色ぬれの歌を歌っていました」とおっしゃっていました。

これからも絵を描くことを楽しみながら取り組んでほしいと思います。

素敵な作品が仕上がっていくのが楽しみです

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

学習の基本は、まさに“楽しい”こと。幼児にとってクレヨンで色を塗ること(彩色)は、ある意味ハードワークです。手指による筆圧の調整、また空間を意識した方向性のコントロール。それを“ぬれぬれ・・・”と楽しく歌いながら塗ることによって、手指も動き、気持ちも楽しく元気になってきます。そして繰り返し塗ることによって手指のコントロールも上達します。

 

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4442.~小さな成果を~

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 ~今日のElephasブログ:「繰り返し」(7月12日)

おはようございます。相模原教室の北村です。

小学生から成人の方まで、幅広い年齢の生徒さんを担当しています。

それぞれに学習内容は違いますが、折に触れて学習効果を実感するのが「繰り返し」です。

4月に入会した小2のMさんはいつも楽しそうに造形リトミックに取り組んでいます。

繰り返すうちに大きな声を出して、上手に線や図形を描けるようになりました。

絵を描くことが好きなので、「ひと」の絵をよく描きます。

最初はバランスのとり方が難しそうでしたが、何度か繰り返し描いている内に

今では手足が長くバランスの良い絵を描けるようになりました。

色塗りのはみだしも減ってきています。

社会人のOさんとは工作をよくします。

工程のお手本を見せながら一緒に作ります。

先月はカレンダー作りや父の日の状差しなどでアジサイの花を何度か作りましたが、

作るたびにキレイさが増していきました。

同じことの繰り返しのようでも、それぞれが自分なりに工夫して前よりも丁寧に取り組んでいることがよくわかります。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

「繰り返すこと」、そうですね、それは学習において不可欠ですね。生徒さんが飽きることなく、意欲的に繰り返し学習できるためには、講師の工夫も必要です。繰り返しの中にも小さな変化をつける。そうすれば、生徒さんは繰り返しの中にも新鮮さを感じることができます。そして何よりも大切なのは、講師自身が楽しんでその課題に取り組んでいることです。また親御様に対しては、小さな成果を適切にお伝え出来ること。そのためには今日のブログにあるように、講師は成果を的確にとらえる視点を持つことが必要です。

 

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4435.~共に学ぶ~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「先生は何でエレファースで働こうと思ったの?」(7月4日)

おはようございます。所沢教室の榎戸です。

小学校の頃は教科学習のほかに、

造形リトミックで絵や工作を楽しみ、教科の基礎となる学習を積み重ねてこられたK君。

中学2年生になった今は、提出課題や定期考査の対策にいつも追われています。

先日、「先生は何でエレファースで働こうと思ったの?」と聞かれました。

続けて、「僕たちと一緒に勉強したいと思ったから?」

そうです。その通り!!

「教えるため」ではなく「一緒に」と表現してくれたK君。

講師として日頃心掛けている気持ちが しっかり伝わっていることにとても嬉しくなった出来事でした。

 

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

K君の感性、すばらしいですね。“教えられた”、というより一緒に学びサポートし続けてくれたという思いからでしょうか?生徒さんの思考に寄り添う、日々そんな実践でありたいですね。

 

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4433.~講師の機転で~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「リフレッシュ」(7月1日)

おはようございます。西国分寺教室の髙須です。

ときに、授業の合間に学習内容とは無関係の会話が生じることがあります。

そして、そのほんの数十秒の短い会話が、空気を一変させてくれることもあります。

ある日、小2のSくんが、

「疲れちゃった」と講師の顔を見て言いました。

授業が始まって30分くらい経ったころです。

「では、先生から質問しまーす! 学校では、何の時間が一番好きですか?」

Sくんは、

「算数と体育」と即答したかと思うと、すぐさま、

「先生は何の時間が好きだったの?」と尋ねてきました。

思わぬ切り返しに驚いた講師の口からとっさに出た言葉が、

「給食の時間!」でした。

この回答がおかしかったらしく、Sくんは、ぱっと顔をほころばせました。

「おかしい?そんなことないでしょう?」と言っても、Sくんはまだ笑っています。

「では、計算を続けますよ」と授業再開です。

Sくんは、リフレッシュできたらしく、残りの時間、問題を丹念に解いていきました。

 

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

とてもイイ切り替えでしたね。しかも、生徒さんに笑いをもたらすなんて。笑いは、疲れを吹き飛ばしてくれます。授業をスムーズに進めるには、講師の機転とユーモア、気持ちのゆとりがとても有用ですね。

 

 

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