3675.~自己肯定感が~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「お母さんもああいうふうに…」(1月30日)

おはようございます。国立北口教室の今村です。

昨年8月、「家庭学習が本当に大変で…親子で疲れ切ってしまいまして…」と体験授業にお越しになった

小学2年生のKくん。

体験授業の帰り道、

「“勉強、楽しかった。お母さんもああいうふうに教えてくれれば、ぼく分かるのに…”と言われ、

教室に出会えたことに私もホッとして嬉しくなりました」と

お母さまがお話しくださいました。

そのKくんは冬期講習で冬休みには6日連続で教室に来る日もありました。

15分かかるプリントを1枚やりとげるより、3分で終わるプリントを5枚やった方が、

この年齢の生徒さんは、達成感が上がります。

ある日の授業の後、お母さまの元に駆け寄り、

「今日は今までで一番勉強したよ。なんだか気持ちがいい」と報告していました。

お母さまに、

「勉強して気持ちが良くなったなんて初めてだね。すごい!すごい!」と言われ、とても嬉しそうでした。

最近は、家庭学習の様子が全く変わってきたとのこと。

「当たり前のように取り組めるようになった。」とお母さまから更に嬉しい報告がありました。

このタイミングで教室での学習を始められたことを、本当に良かったと感じています。

 

◇ワンポイント・メッセージ

「今日は今までで一番勉強したよ。なんだか気持ちがいい」、学習に関するこの上ない最上の感想ですね。分かること(自信)、頑張れたこと(達成感)、そんな自分であること(満足感)、これら3つが揃って自己肯定感は大きく向上したはずです。きっとそれが、Kくんの味わった“気持ちがいい”、なのでしょう。この貴重な経験を損なわず、この良いサイクルをずっと維持していけるよう、適切な課題を適切な量で、無理なく進めていきましょう。

 

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3674.~まずは、姿勢から~

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 ~今日のElephasブログ:「合格、次に向けて」(1月29日)

おはようございます。国立北口教室の御供です。

東久留米特別支援学校職能開発科に見事合格なさったMさんから

「先生や、直前講習で一緒になった人たち、家族、友達がいてくれたから合格できました。

今度は高校の勉強やお仕事の勉強を教えてください」と。

受検勉強を通して、素晴らしい成長です。

早速少しずつ、入学後の勉強を進めています。

そしてその先の就労に繋がるように、学習単元を追っていくだけではなく、

自ら動くこと、職場でのマナーやコミュニケーション力など、

仕事に就く意識も育てていきたいと思います。

1つの希望を叶え、そして次の夢へ。

「夢」が「現実」となる日に向けて、頑張っていきましょう。

 

◇ワンポイント・メッセージ

Rさん、すばらし意識ですね。誰しも受検が終わって一息入れたいところ、もう次に目を向けているとは。Rさんは受検日が近づくにつれて、肩が後ろに引けて実際に姿勢も良くなり、課題に向かう態勢も変わってきました。中学3年生のあの受検期にきて、基礎にあった学習意欲、学習姿勢が、自身の自信と共に大きく上に向いてきたような印象を受けました。さあ、これからですね。職業学科から就労へと夢を実現した先輩に続きましょう。

 

 

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3672.~今日のY君は~

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 ~今日のElephasブログ:「ついつい、うとうと?」(1月27日)

おはようございます。西国分寺教室の小川です。

毎週元気に来室し、お迎えすると挨拶代わりにDJ風にポーズを決めて、

「エアハイタッチ(念のためコロナ対策)」でいつも元気に入室されるY君。

未だコロナ感染が止まりませんが、教室ではY君から元気をもらい、自然と笑顔がこぼれます。

さあ、そのまま授業へ進みます。

歌唱言語で「こんにちは!」を歌いながら、ここでもノリノリで授業開始のあいさつ完了。いい調子です。

ルーティーンのカレンダーワークから始めます。

そしていつもの文字トレースに取り掛かる頃、プリントに向かって何文字か記入した時、ふと手が止まる・・・。エアコンの効いた教室内は快適で、眠くなってもおかしくない環境です。

エアコンの温度を再調整し、声かけし、眠気対策をしました。大好きな歌唱言語プログラムも手伝って、どうにかいつものY君へ・・・? 「デイサービスでいろいろと体を使ったので疲れがあったんでしょうね」と優しく笑ってくださったお母さま。

有効なルーティーンワークと臨機応変なプログラム対応で、さらに本人が意欲的に取り組めるようにしていきたいと思います。来週は、先生も、もっともっと頑張ります!!

 

◇ワンポイント・メッセージ

幼少のころから音楽が大好きなY君も、今では高校生。変わらずに音楽は大好きで、授業の中でも指揮をしたり、「ブラボー」の声が飛び出すほど。そんなY君が授業の中で居眠りとは!?その前の活動で、よほど頑張ってこられたのですね。安心できる空間であるElephasですが、眠気を吹き飛ばす空間でいつもありたいですね。多くの生徒さんが疲れていても走って来てくださり、もっと元気になって帰られるElephas、これがひとつのElephas自慢です。

 

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3671.~臨機応変に~

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 ~今日のElephasブログ:「直方体作りに挑戦!」(1月26日)

おはようございます。東中野教室の渡邉です。

頑張った時、満点や花丸をつける代わりにシールを貼ることがあります。

そのシールは動物の絵の赤い小箱に入れています。

小学3年生のAさん、その箱を気に入った様子。

「先生、この箱かわいいな?欲しいな?ちょうだい」、

「残念だけど先生もこの箱がないと困るから、あげられないのよ・・・」、がっかりの表情のAさん。

「それなら、同じ箱を作ってみましょう」、「うん、いいね、作りたい」。

直方体、箱作りに挑戦です。

どう組み立てたら、箱になるか・・・、ここからはAさんの課題です。

まず、壁から始めました。囲いにはなったけれど高さがバラバラ。これではフタがしまりません、

「先生の箱見せて」。

見本の箱をよく観察しながら試行錯誤を繰り返し、壁は同じ形の長方形が向かい合わせになることに気付きました。そして、底の板を置いて、向きにも気をつけて置きはじめました。

ここからセロハンテープで留めていきます、「先生、ここ押さえてて、わたしがとめるから」、やる気満々です。

「できた!」

蓋には動物の絵柄と開閉できる留め具をつけてあげました。

自分で作ったひとつだけの小箱の完成です。

この時のAさんの目の輝きと満面の笑顔は講師にとってのご褒美です。

生徒さんのやりたい、知りたいという気持ちを大事に、学びにつなげていきたい思います。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ

Aさん、良かったですね、「自分で作ったひとつだけの小箱の完成」。生徒さんの要望に臨機応変に応えてあげる、しかもそこに無理なく学習課題を盛り込み、適度にサポートし、結果として達成感と、満足感を生じさせる、個別対応ならではの授業展開ですね。「この箱、あげられないのよ・・・」で終わってしまったら、残るのは「がっかり」だけですが、Aさんも講師もハッピー、でしたね。

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3670.~課題を分析、把握~

3670.~課題を分析、把握~

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 ~今日のElephasブログ:「漢字学習に意欲!」(1月25日)

おはようございます。東中野教室の新野です。

以前はひらがなをマスの中に収めて書くことや、漢字を書くことがなかなか難しかったHちゃん。

最近は漢字学習にとても意欲的で、知っている言葉は全部漢字で書くことに挑戦しています。

「葉」や「業」など画数の多い難しい漢字もなんのその。

「この漢字、知ってる!書けるよ!」と講師と一つ一つ確認しながら覚えていきます。

Hちゃんから届いた年賀状には、しっかりとした字で

「一緒に勉強を頑張りましょう!」と漢字がたくさん書いてありました。

今年の目標は漢字検定8級合格!

Hちゃんのこれからの成長が楽しみです。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ

Hちゃん、かつては行動面で多少こだわりのあった生徒さんですが、ご家庭ではよりスムースに行動できるよう、生活パターンや身辺整理の方法など、いろいろ工夫されていらっしゃいました。その上でお母さまとの面談も行い、さらにHちゃんの年齢を踏まえた心理的成長や成長と実動との差異など、Hちゃんを適切に理解できるよう、より分析的に課題を把握することでHちゃんの行動面に少しずつ変化が表れてきたように感じます。Hちゃんのこの漢字学習への意欲と実際の頑張りには、その変化の確実性が感じられます。数年の間に、大きく成長されました。本当に、これからが楽しみですね。

 

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3669.~SEOLEO職業教育コース開設~

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 ~今日のElephasブログ:「個別、職業教育コース」(1月23日)

おはようございます。東中野教室の丸山です。

コロナの影響は至る所にあり、特別支援学校の実習の機会が少なくなっているようです。

高等部3年のKさんは、春から就労移行支援事業所に進路決定しました。

決定はつい先日でした。

「自分にできることがしたい」「でもすぐに社会に出ることはしたくない」「やれるだろうか」、

・・・いろいろな言葉が出ていました。

この春からSEOLEOの新コース「職業教育コース」でも就労対策プログラムを履修されることになりました。

新しい学習をKさんも楽しみになさっています。

またお母さまも、「実習の機会が減っている中、学校を卒業する不安もありましたが、こういう勉強ができるなら、うれしいです」とおっしゃってくださいました。

まず実践の前に、自分を知り、周囲を知り、社会を知るところから、就活は始まります。個別指導の「職業教育コース」で、自身の希望と特長を生かした就労対策に取り組んでいきましょう。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ

Kさん、自身の進路についてよく考えていますね。自身がどうしたいのか、どのようにしたいのか。「やれるだろうか」という不安に関しては、それをより具体的に把握し、解決に向け実践的に取り組んでいきましょう。職業教育コースではそんな生徒さんの気持ちを確認しながら、職業意識、職業マナー、職業態勢を育成し、技術力、コミュニケーション力を無理なく確実に身に付けられるよう、プログラムを組んでいきます。既に、企業面接に挑戦中の生徒さんもいらっしゃいます。希望をもって、進んでいきましょう。

 

 

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3665.~無理なく、安定~

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 ~今日のElephasブログ:「算数の勉強が楽しみだ」(1月19日)

おはようございます。武蔵境教室の塩谷です。

水曜日の最後の授業はUくん、いつも笑顔で来室されます。

コロナの感染が広がり始めて約1年が経とうとしています。

手洗い、マスク、消毒の生活に慣れてきたものの、知らないうちに精神的に疲れていたりしていることも多いと思います。

そんな中、Uくんの笑顔を見ると、変わらないものがここにあるのだとほっとした気持ちになります。

Uくんは今6年生、もうすぐ中学生になります。

毎回の宿題も嫌がることなくいつもこなし、相当努力しています。

2ケタの割り算、小数の計算、分数の通分・約分、本当にたくさん解けるようになりました。

Uくんが難しい問題を正解するたびに講師も嬉しくなり、二人で「やったー!」と喜び合います。

先日、Uくんが

「中学生になったら、算数の勉強が楽しみだ」と話してくれました。

決して楽しい勉強ばかりではなかったと思いますが、そんなふうに算数が好きになってくれて講師として本当に嬉しく思います。

中学の数学は難しいものもありますが、Uくんが自分のペースで興味を持ち、こんな風にも考えることができるんだと楽しみに考えて取り組んでほしいと思います。

苦手な教科もありますが、得意な分野を持つことで自信につながることもあります。

こんなにたくさん解けるようになった自分に自信をもってこれから進んでもらいたいと思います。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ

いつも笑顔、「算数の勉強が楽しみだ」なんて、Uくんすばらしいですね。子どものコロナ不安が問題化している今、気持ちの安定を保てているのは、本当に価値あることですね。無理のない生活、無理のない学習、それでいて「毎回の宿題も嫌がることなくいつもこなし、相当努力しています」とのこと。両者は表裏の関係となって、良い循環を作り出しています。ブログを読んでいるだけで、こちらの気持ちもほっこりと安らぎますね。

 

 

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3664.~対話~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

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 ~今日のElephasブログ:「「臨時ってなんですか?」(1月18日)

おはようございます。武蔵境教室の伊藤です。

12月のときのこと、授業が始まってすぐに

「臨時ってなんですか?」とTくんから質問がありました。

講師が聞き返すと

「臨時列車ってなんですか? 団体列車は? 回送は?」

と矢継ぎ早に質問がありました。

Tくんは電車がとても好きなのです。

「駅の時刻表には載っていない、特別に走る電車で、たとえば京王線の飛田給駅の近くで大きなサッカーの大会があるときに…」などとひと通り説明してからプリント学習に取り組みました。

サンタクロースの話を読みました。

「Tくんはクリスマスの日はどう過ごしますか? サンタクロースは…」

「小学校、中学校までです。もう大人だから来ません」

「そうだよね。先生のところにも来ないね。小さい子のところだけだね」

「あっ。高校生の時に『臨時』で来ました」

「臨時で?」

「前の年は来なかったけれど、その年は『臨時』でサンタクロースが来ました」

臨時列車で覚えた言葉を、すぐに応用していることに驚きました。

その「臨時」という言葉の響きには、Tくんの気持ちがしっかりと乗っていました。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ

Tくんは、社会人の生徒さんです。教科及び生活課題のコースとSSTのコース、週に一度2コースを連続で履修されています。コミュニケーション力が、ずいぶん向上されましたね。講師との対話が成立し、学んだばかりの言葉の意味を理解し、既に活用できているのはすばらしいことです。分からないことを誰か(○○先生)に訊いてみようという思いと計画性、その実行、これもコミュニケーション力の一つです。

 

 

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3662.~探求する力~

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 ~今日のElephasブログ:「好きなものを生かして」(1月15日)

おはようございます。統括本部の山下です。

生徒さんの好きなものを把握して生かす・・・この大切さを感じることが最近ありました。

Sくんは電車が好きで、同じく鐵ちゃんの講師と話題が合い、よくその手の話をします。

その一方で絵やイラストを描いたり、何かのロゴマークをデザインしたりするのも好きです。

好きな路線、車両の絵や鉄道会社のロゴマークを描いたりします。

Sくんが描くロゴマークには実在のものもあれば架空のもの、つまり自分で考えた鉄道会社のマークもあったりします。

また、元気な男の子で寒い季節の今でさえ、可能な限り半袖Tシャツと半ズボンで毎日挑んでいます。

彼は自分が着ているTシャツのブランドロゴも好んで絵に描き、こちらもオリジナルのブランドロゴを考え出しています。

最近考えたのは横浜を拠点とする架空の超人気Tシャツブランドで、ある動物のキャラが吹き出しで英語のセリフをアルファベットで喋っているものでした。

横浜を、あえて「横濱」と表記し、この『濱』を取ったブランド名も考え出しました。

この架空のブランドロゴを描く際に、中心に据えるキャラの動物に関すること、キャラクターを取り囲むデザインの円に関すること、キャラが吹き出しで喋る英語のセリフに関すること等、様々な題材があり、これらを授業で取り上げることで学習内容が広がりました。

キャラクターの動物は水生生物で獰猛な仲間もいる種類、歌唱造形にも登場するので絵描き歌をやってみたり(Sくんは小学生ですが高学年なので歌いながら描くときに少し恥ずかしそうでしたが)、この動物について教室の図鑑やネットで調べたり、分類上どんな種類が他にいるのか、卵で生まれるのか子供を産むのか、地球上のどこに分布し、そこはどんな気候なのか・・・等々、造形・歌・本で調べること、理科・社会もできました。

ロゴの外周を囲む円については、図形としての円が考え出された歴史、なぜ円周率πが必要になったのか、なぜπを3.14という近似値にするのか、小数って何?、分数って何?・・・等々。

キャラクターのセリフ(英語)については、この英文の意味(Sくんは帰国子女なので容易に理解できるのですが)、アルファベットを使ったローマ字表記(特にSくんの好きな鉄道関連、駅名)、ローマ字練習の一環としてタイピングに挑戦・・・等々。

もちろん、いっぺんにはできませんが、Sくんの好きなものに関連する一つ一つを取り上げて授業に生かし、丁寧に取り組むことができました。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ

時には、こんな授業もイイですね。または、授業の一部に、毎回こんな取り組みが入るのもイイですね。Sくんの外にもちょっとしたことから興味が広がり、学ぶ力、調べる力、探求する力が育ち、支援学級に在籍しながら学年相当の教科学習を行い、来春からの中学では情緒障害学級への進学が決定した生徒さんもいらっしゃいます。IQの数値にも伸びが見られます。気持ちよく、意欲的に学べること、すばらしいですね。

 

 

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3661.~自覚~

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 ~今日のElephasブログ:「やり直します」(1月14日)

おはようございます。統括本部の中山です。

12月に再入会されたD君。

サッカー中心の生活をコロナ禍の中でも貫いている中学1年生です。

再会して変わったことは、背がぐんと伸びたこと。

そしてすぐにあきらめなくなったこと。

「英語はもう捨てた!」と一度は投げてしまったことがきっかけでの再入会です。

教科書を持参して、

「いちばんはじめからやり直します」とABCから始め、一か月がたって既に一般動詞に入っています。

1時間の授業でたくさん音読し、たくさん書き、宿題は毎日A4一枚のプリントです。

年末年始も宿題をしっかり行って、新学期を迎えました。

D君の意志の強さが表れた目を見ながら授業するたび、今度はどんな宿題が必要か、講師としてもしっかり見極めていきます。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ

「英語はもう捨てた!」から、「いちばんはじめからやり直します」への大きな変化。サッカーで鍛えられた切り替えの速さと意志の強さでしょうか。スポーツマンらしいですね。その上、たとえプリント1枚ずつでも確実に努力を重ねているとのこと、積み重ねと自覚による努力は必ず力となります。すぐに諦めなくなったこともD君の変化とのこと、頑張っていきましょう。

 

 

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