3725.~自学自習~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「出来るように、解るようにしたい!」(3月30日)

おはようございます。国立北口教室の八箇です。

数学の得点を着実に伸ばしているМ君。

何故伸ばすことができたか。

その答えは、彼の言葉の中に隠されています。

「今日はここをやったが、よくわからなかったのでやりたいです」、

「学校でプリントをやったが、よくわからなかったので教えてください」、

「教科書の章末問題が今一だったので、やっていいですか」。

出来ないことを出来るようにしたい、解らないことを解るようにしたいという気持ちが、込められているのです。

これは学力を付けるためにとても大切なことです。

勿論、何も見ずに、誰にも聞かず、自分の力だけで解けるようになることも必要です。

そのための繰り返し学習も家でやっていたそうです。

今後も自分の課題と向き合って、さらに学力を伸ばしていきましょう。

 

◇ワンポイント・メッセージ

入会されて数か月、M君の積極的取り組みにはすばらしいものがありますね。「出来ないことを出来るようにしたい、解らないことを解るようにしたい」という気持ちは何より大切です。しかしそのためには、「自身が理解できているか、どの程度理解できているか」ということの認識がまず不可欠です。その点M君は、「よくわからなかった」「今一だった」とあるように、しっかりと認識できているようですね。本当の意味での効率の良い自学自習は、ここからスタートします。

 

 

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3724.~感動を共有~

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 ~今日のElephasブログ:「スーホの白い馬」(3月29日)

おはようございます。国立北口教室の今村です。

小学2年生の国語の締めくくりに「スーホの白い馬」というお話を学習します。

毎年この時期、小学2年生とこのお話をどう読めばいいのか…何を伝えればいいのか…と考えます。

読みました→ワークを解きました→分かった、分からない→終わりました、とはいかないくらい悲しいお話だからです。

悲惨な状況の表現、気持ちが読み取れる叙述が多く、この年齢の子どもは、これほどにも悲しく、悔しく、切なく、辛い気持ちを感じ取れるようになるということをつきつけられるように感じます。

Yくんと時間をかけて大きな白馬の絵を描きました。

皆が見とれてしまうような凛々しく力強い筋肉、足を蹴り上げ、たてがみが草原の風にたなびいています。

とてもやさしい目をした白馬が描けました。

死で別れても心の中で寄り添って行く…ということを感じ取ったようでした。

持ち帰った翌週、

「白馬の絵をね、家の壁に貼ったよ。お母さんが寝る時にあの白馬いいね。って言ってくれた。」

「お父さんがね、小学生の時にもスーホの白い馬、勉強したんだって。」と伝えてきました。

きっと、Yくんの心にも深く残るお話になったと思います。

 

◇ワンポイント・メッセージ

数十年以上に亘って教科書で取りあげられているモンゴル民話「スーホの白い馬」、名作の感動は長く受け継がれていくものですね。Yくんのご家庭でも、ご家族でこのお話にふれ、感動を共有できたことは何よりでした。Yくんが描いた白馬の絵と共に、一層心の中に残ることでしょう。

 

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3723.~先手でゆとりを~

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 ~今日のElephasブログ:「4月から中学生」(3月27日)

おはようございます。西国分寺教室の山下です。

Mさんは4月から中学生。

今までとちょっと違う世界にどんな風に進んでいこうかな。

小6で習った英語では後半のテストは殆ど満点。

単語も幾つか覚えました。

「得意な科目は、これからも頑張っていこうね」、そう言うと頷いて、

「もちろん頑張るよ!」と笑顔のMさん。

「国語は今まで通り頑張るとして、先ずは英語を押さえて後は数学かな…」とMさん。

小6の課程が終わった時点で、既に中1数学の予習を始めています。

正負の数の概念は理解できていて、積と商の符号変化もバッチリ。

和と差も絶対値が掴めているので数直線を描いて答えが出せます。

「あとは基礎練習かなぁ」と申し合わせるMさんと担当講師。

「入学式が終わって教科書が配られるまでは総決算のおさらいだ!」

ということで、2月下旬からは予習と共に計算の基礎を固めるために計算練習の反復も怠らないMさんです。

 

◇ワンポイント・メッセージ

2月、3月、早々に中学の学習を踏まえて対策を進めているとは、すばらしい。先手、必勝ですね。十分準備をしていれば、その時が来るのが待ち遠しくなります。追われるのではなく、追っていけるように。その体制が、ゆとりを生みます。ゆとりがあれば焦ることなく、じっくり思考することができます。すると、理解はさらに深まります。こうして、良い循環が生まれます。入学式が楽しみですね。

 

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3719.~制約の中でも~

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 ~今日のElephasブログ:「態勢落ち着き、集中力も」(3月23日)

おはようございます。東中野教室の北本です。

今年はコロナ禍で慌ただしく1年が過ぎました。

今までできていたものを抑制されたりする中で、忍耐力もスキルアップされているようです。

小学1年生のRくんは年長さんから通っていらっしゃいます。

探求心の強いRくんは自分の”大好き”でいっぱいにしたくて、いろいろな恐竜やクワガタ、サメを作りました。

ところが10月ごろから、授業プログラムの中で特にその要求することがなくなりました。

態勢も落ち着き 集中力も高く すっかりお兄さんです。

先日、学校で6年生が清掃の仕方を教えてくれたそうです。

その時Rくんは、

「僕も誰かのために 教えたり助けてあげたりするんだ」と目を輝かせて宣言しました。

「それいいね。誰かに助けてもらったら、他のだれかを助けてあげると、みんな気持ちいいよね」と講師が賛同すると、

授業後、早速、隣のブースの友達にお片付けを教えていました。

「僕は2年生の勉強をもう始めたけど、結構難しいぞ。ちゃんと勉強した方がいいぞ」と意見していました。

小さい先生の誕生です。

 

◇ワンポイント・メッセージ

Rくん、すばらしい成長ですね。入学早々から休校が長く続き学校生活が安定しない中でも、RくんはRくんとして、いろいろ体験し学ぶことができたようですね。コロナ禍で、とかく子どもの不安やストレスが問題となっています。さらに第4波が心配される状況ですが、Rくんのようなケースが増えることを望みます。Elephasで、大好きなことを思う存分できたことも功を奏しているのかもしれません。4月からは新1年生を迎える立場になるRくん、先輩の要素、十分そうですね。

 

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3718.~主体としての一貫性が~

3718.~主体としての一貫性が~

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 ~今日のElephasブログ:「大好きな絵画で」(3月22日)

おはようございます。武蔵境教室の井上です。

Hくんはいつも席に着くと、その日に描きたい動物を講師に伝えます。

「牛!」

「今日は牛を描きますか?」

「牛を描きます」。

学習のスケジュールは、算数→造形リトミック→国語の順番にしています。

算数が終わったら大好きな絵が描けるので、算数への意欲があがります。

そして、絵を描いた後の国語は、満足感、納得感を持ちながら取り組めるのです。

コツコツと時間を積み重ねたことで、半年ほど前に比べて、

解ける問題数や集中して取り組める時間が増えてきました。

宿題も毎回しっかり取り組み、ほんとうに良く努力なさっています。

描いた絵は、ご自宅でファイルに入れて保管しているそうです。

Hくんは、よく家で自分が描いた絵を見ている、とお母さまが教えてくださいました。

自主的に何かをしたい、という気持ちを大事にすることで、集中力を養い興味の幅を広げ、学習意欲につなげています。

 

◇ワンポイント・メッセージ

お楽しみの絵画が、1時間の学習時間を充実させているようですね。順番が分かるということは、時間の流れが分かるということ、待つことができるということ。そして、お楽しみによって満足感や達成感を得て、次のプログラムを充実させられるとは、主体としての態勢に一貫性が形成されているということ。Elephasでだけでなく、他の場所においてもふさわし態勢がとれていることでしょう。

 

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3714.~就学を前に~

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 ~今日のElephasブログ:「」(3月17日)

おはようございます。武蔵境教室の伊藤です。

プリントに一頭のゾウのイラストが描いてあります。

「これはなんですか?」、すこし前まで講師の質問にすぐ答えていたSくん。

けれども最近は、答えではなく質問が返ってきます。・・・「これはなに?」

「そうだね、ゾウだね。じゃあゾウをかぞえてみよう」、・・・「1」

丸いシールに1から5までの数字が書いてあります。

ここでもSくんから質問があります、「1はどれ?」

「1は、いまSくんの指についているよ」

Sくんは1を知っています。すでに1のシールを選んでいます。けれども質問をして確認しています。

「すごいねSくん。もう1を持っていたね。正解だね」

講師は拍手をし、Sくんはゾウの横に1のシールを貼ります。

「2はどれ?」「5はどこ?」、Sくんの質問はつづきます。

講師も答えつづけます。拍手をします。

Sくんといっしょに3羽のペンギンをかぞえました。

そしてSくんは3のシールをさがしはじめました。

「3はどこ?」また質問です。

けれどもすぐに、今度はもう少し大きな声でおなじ質問がありました。

「3はどこ!」、どこをさがしても数字シールの中に3はありません。

講師が3のシールを作り忘れていたのです。

「3がない!」、Sくんはもっと大きな声で言いました。

講師の質問にまたSくんが答えてくれる日も遠くないかもしれない、そう思いながら、大急ぎで3のシールを作りました。

 

◇ワンポイント・メッセージ

Sくん、分かっているのだけれど、質問せずにはいられない。そして、そこにあるべきもの(3のシール)がないと、気持ちが少々動揺してしまう。Sくんは、年長さん。もうじき、就学です。学校選び、学級選びで、この一年間は少々落ち着かない年であったのでしょう。Sくんのようすがこれまでとは、ちょっと異なります。そんな時、そっと寄り添ってあげることが大切です。Sくんの質問に答え、できたことを拍手で褒める。さりげない対応が、Sくんを安心させることでしょう。

 

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3713.~ほんの少しのリードで~

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 ~今日のElephasブログ:「なーんだ、できちゃった」(3月16日)

おはようございます。武蔵境教室の小泉です。

中学入学を間近に控えた6年生と、数学の予習をしています。

「中学校の数学を少しやってみましょう」

講師の声掛けに、最初は身構えたように、難しい顔をしていました。

しかし、数直線を使って負の数を理解した後は、表情も柔らかくなって学習を続けてきました。

混乱してきたら数直線に戻って、ゆっくり、同じところを繰り返し取り組みました。

その後、ワークの問題にもチャレンジしました。

すると、中間テストの予想問題や、高校受験の過去問も解いてしまいました。

「小6なのに、高校受験の問題解けちゃったね」と興奮している講師に、おだやかな笑顔を見せてくれました。

「なーんだ、できちゃった、簡単」という経験は、学年が上がるごとに減っていくかもしれませんが、

生徒さん一人ひとりに合った授業を心がけていきたいと思わされました。

 

◇ワンポイント・メッセージ

ほんの少しのリードで、大きな自信が付いたようですね。入学して初めて数学の教科書を開き、「正負の数?」とびっくりしてからでは、慌ててしまうばかりです。ゆとりのあるときなら分かることも、慌てると混乱してしまいます。良いスタートを切るためには、まさに“今”が大切ですね。

 

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3712.~個性を生かし~

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 ~今日のElephasブログ:「独自の世界間で、ストーリー構築」(3月15日)

おはようございます。西国分寺教室の山下です。

A君、独自の世界観でキャラクターを創造し、物語世界を構築しストーリーを紡いでいきます。

仮に『伽羅くん』としましょう。

次々とA君の中で伽羅くんのストーリーが出来ていったようです。

こちらとしては、何か渡りに船といった感じで、M君に授業の課題により集中してもらうために伽羅くんを借用して各教科の解説を進めました。

「伽羅くんのお小遣いの75%が弟のお小遣いの金額で二人で協力してお母さんの誕生日プレゼントにバッグを買ったらお釣りが5000円でした。さて・・・」

「伽羅くんが寒い夜に冬の大三角をみつけようと夜空を仰ぎました。先ず探すのは南東の空にオリオン座を・・・」

普段から素直に課題に取り組めるA君ですが、解説の話中に伽羅くんを登場させると、彼の集中力は俄然上がりました。

比や百分率の計算も文字式を解く(つまり方程式)も確実に最後まで解答を書き上げます。

彼曰く「伽羅くんの世界は完璧じゃないといけないからね」

その後、学校の宿題ノートに描かれ続けていた伽羅くんはストーリー仕立てとなり、担任の先生とやり取りする中で登場人物も増え、家族や友人、はたまた敵や味方まで入り乱れ波乱万丈のストーリー展開を見せて一大ドラマが完結したようです。

「え? そう言えば、宿題ノートに描いた伽羅くんの一大ドラマ、めでたく完結したんだね! 担任の先生が『凄い! 感動した!』って書いてるじゃない。」

「これも先生がお勉強の話の中でアイデアいろいろくれたからだよ。」

「ん?!」

聞いてみると授業で解説に伽羅くんを引き合いに出して、算数や国語や理科や歴史の解説をしていた中にM君のストーリー世界構築に刺激を与える要素が多々あったとのこと。

確かに集中してくれるA君に楽しく聞いてもらえるよう力は入れてましたが・・・。

担当講師として、A君からのこの嬉しい一言に喜び一入なのでした。

 

◇ワンポイント・メッセージ

A君、担当の講師と相性ピッタリですね。個性が損なわれることなく、むしろ伸び伸びと成長され、成績も手応えの感じられるものとなり、今春はいよいよ中学進学です。小学校入学の時と比べ、見違えるようです。親御様もご本人も、次なるステップへと夢を膨らませていらっしゃいます。

 

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3711.~小5 英検3級合格~

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 ~今日のElephasブログ:「繰り返し学習」(3月13日)

おはようございます。東中野教室の福沢です。

とてもうれしい報告を受けました。

zoomで学習を続けているAさんが、授業を始める前に、

「先生、英検3級に合格しました!」と報告してくれたのです。

Aさんは、小学校5年生です。

zoomではありましたが、

「よかったね、おめでとう!」と大きな声で本人以上にはしゃいでいる、自分がいました。

Aさんの表情は、自信に満ち溢れていて、「やったね」、というような表情でした。

小学校卒業までに受かれば、とお母さまは考えていらっしゃいましたが、

3級の学習を始めて半年で合格したのです。

昨年9月から今年の1月まで、Aさんとライティングの練習とヒアリングの練習を繰り返しました。

Aさんは、お母さまと一緒に過去問も繰り返し練習していました。

そんなAさんの努力と合格したいという思いが実を結び、今回の英検3級合格となったのです。

Aさんの頑張りと今回の合格という結果を見て、繰り返し行う学習の大切さを痛感しました。

同じ問題でも、単語や答え方を変えながら練習することで、単語力も応用力もついていきました。

今回の合格は、次に待っている中学受験にも、きっと良い影響を与えてくれると思います。

来年の春にも、Aさんからうれしい報告を受け取れるように、「繰り返し学習」を続けていこうと思います。

 

◇ワンポイント・メッセージ

Aさん、英検3級合格、おめでとうございます!小学校低学年の時から、家庭学習と教室での学習を地道に積み上げられてこられた生徒さんです。学校の進度に合わせた学習と、将来の受検に向けての学習、それに加えて英検対策、・・・時には学習がストレスになった時があったかもしれませんが、今回の合格で、スッキリと次への意欲も湧いてきたことでしょう。「自信に満ち溢れた、“やったね”というような表情」、この合格はこれまでの努力への大きなご褒美ですね。

 

 

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3710.~安心感~

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 ~今日のElephasブログ:「学校にも行けると思う」(3月12日)

おはようございます。西国分寺教室の丸山です。

高校受験にはいろいろな受験があります。

Sさんは中3、地域の中学校に在籍し、通信制の学校でオンライン授業を受けていました。

毎日通学することの不安、勉強についていくことの不安、友人関係の不安等があったようですが、

学習を進めていくにつれ、

「オンライン授業より対面授業をうけたい」。

会話をするうちに、

「学校に行ったら、趣味の合う友達にも会えるのではないか」、そんな思いを強くしていきました。

通信制の学校の内進が決まったこと、それがきっかけになったようでした。

「私やっぱり、○○高校を受けたい。学校にも行けると思う」。

もう受験期間は終わっていましたが、学校に問い合わせ、準備し、挑戦することができることになりました。

内進という「合格」、そして不安を覆す自分への自信が、本人の表情を明るくしています。

「学校に毎日登校しなきゃいけないと思うけれど、行けない」と言っていた入会当初とは、お顔が違います。

よい春が訪れるように、準備中です。

 

◇ワンポイント・メッセージ

Sさんの心理的変化のプロセスが、読み取れます。安心できる関係での、安定した学習環境において、

学習がルーティーンで進められることによって、不安は少しずつ解消されていったようですね。そこに内進合格という事実がさらに後押しして、通学制の高校へと気持ちが向いていったとのこと。受験期間終了後であっても受験対応をしてくださるという高校、今、高校の門戸は随分開かれてきています。ですから、来年度の受験生の皆さんも慌てることなく高校選びを行い、目標を定めてゆったりと準備をしていきましょう。安心感が、成功へとつながります。

 

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