1985.~意欲の源~

1985.~意欲の源~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをエレファースブログでご紹介しています。
 それを広く皆さまと共有できますように、本ブログでは Elephasブログにワンポイントメッセージを加えさせていただいています。

 ・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。
 

◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ『先生の特技見つけたよ』(8月26日)
・・・Iさんはとても絵が上手です。「先生ももう少し絵がうまく描けるといいんだけど」と云った講師に向かって、
   「先生の特技見つけたよ。先生はパソコンが上手だよ」。うれしい一言でした・・・。

Iさんは、絵日記もさらさらと仕上げるほどの腕前とのこと。
Elephas Plus の生徒さんですので、教室では教科学習のみ。絵の指導は受けていませんが、
作品を教室に持参しては、披露されるそうです。

この絵の腕前が、Iさんの自信と活力になっているようですね。
その上に、ひとの特技を見つけてあげられるやさしさも持ち合わせているとは、
すばらしいですね。

特技は大いに活かしましょう。自他ともに認められることにより、意欲の源となります。
将来に向かってこれからの道を歩むとき、ちょっと大変なことがあったとしても、がんばる力となることでしょう。

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1984.~知恵をしぼる~

1984.~知恵をしぼる~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ『風邪を引く方法は?』(8月25日)
・・・「先生も風邪をひいて、お仕事お休みして、一緒に映画にいこうよ!。ぼくと一緒に映画を見て、
    そのあと恐竜のお人形を買うほうが楽しいよ」と、風邪の引き方を次々に教えてくれました・・・。

この知恵者のMくんは、小学校1年生。

「そんなことしたら風邪を引く、お腹をこわす、体に悪い」と、
日頃言われていることをすべて動員して、先生が仕事を休める方法を考えてくれたようですね。

よく、そう次々に出てくること!

これが、問題解決の原点です。
算数の問題を前に、「よく、考えて」と言われてもなかなか頭が働かない。しかし、
自身の大切な課題についてだったら、誰でもこんなに良く頭が回転しだすのです。
ことばもスラスラ出てきます。

すべて、トレーニング、トレーニングです。

でもMくんは途中で、「先生が昼間から映画を見ていたらMくんの授業ができない」ことに気づきました。
しかもMくん、お仕事をお休みするほどの風邪を引いたら、映画にもいけないよ!

そこで、Mくんはまた知恵を絞るでしょう。
こうして、思考力は鍛えられていきます。

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1982.Elephas サタデーブログ ~「8月第4週:今週の心に残ったE・Blog」~

1982.Elephas サタデーブログ ~「8月第4週:今週の心に残ったE・Blog」~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

8月第4週のE・Blogは、「読み取る」(8月20日up)。
みなさまは、いかがでしたでしょうか。

このブログに感じたことは、2つありました。
その一つは、”適正評価”ということ。それについては、その当日に触れました。
もう一つは、”驚く”ということ。きょうは、そのことについて。

『ひとつの花』の読み聞かせに、
「こんな体の弱い人も戦争に行かされたんだね」と、感じ入ったYくん。

このテキストを理解し、深く感じることができたのですね。驚きです。
同じ意味合いで、担当講師二人も”大喜びしました”とのこと。
ほんとうに、驚きです。

その前日の「うちわ片手に」のブログでは、”意外性を大切に”と書かせていただきましたが、
意外性も驚きも生徒さんと向き合う上でとても大切なものです。

そこには、生徒さんの”ほんとう”があります。
それは、生徒さんの中のほんの一部かもしれませんが、真実であることは確かです。

Yくんは、本当に感じることができたのです。かっといって、
この単元のテストでいい点が取れるわけではないかもしれません。しかし、
そこにはYくんとテキストとの出会いがあったのです。それだけで、
充分いいではありませんか。
Yくんの理解する力と感じる力に驚き、その力を信頼しましょう。

ひとり一人の子どもに、望むなら、望むだけの教育を与えてあげましょう。
良いものをていねいに与え、出会いのチャンスを用意してあげましょう。
教育を選ぶ権利は、子ども自身とその代理者である親御さんにあります。

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1981.~思い描く~

1981.~思い描く~
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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ『学校の先生に感謝していることは?』(8月21日)
・・・作文課題です。中3のSくんは大きく頷くと、「○○先生です。知らないことをたくさん教えてもらいました」と、
迷いなくどんどん書き進めていきました・・・。

Kくんが教わった「知らないこと」とは、
「敬語の使い方とか、こんなときはどうしたらいいかとか、あと6年後、社会人になった時、役立つこと」だそうです。

Kくんは中学校でのその学習において、社会人になった自身を思い描くことができたのでしょう。
学習の意味づけが自身の中でなされ、生きた学習となっているのですね。

Sくんの感性がすばらしいのか、○○先生の生徒への思い(教育への思い)がすばらしいのか。
きっと、その両方ですね。

○○先生の「数年後は、こうなってほしい。そのためには・・・」という思いが、Sくんにも伝わったのでしょう。
数年後の自身の姿を思い描きながら、学習に取り組んでいるSくんの今。
目標や希望があれば、日々の行動に意味づけが生じ、自ずと充実したものとなりますね。

ダウン症児の早期教育プログラムである「ワシントン大学法」を開発されたV.Dmitriev(V.ドミトリーヴ博士)が
来日されて京都の寺社を訪れたときに「教育とは」と禅問答となり、博士は「HOPE」と答えられたそうです。
(初代所長エピソードより。・・・初代所長の墓所には、「希望」の文字が大きく刻まれています。)

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1978.~意外性を大切に~

1978.~意外性を大切に~
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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ『うちわ片手に』(8月18日)
・・・元気にKくんがやってきました。しかしその日は、右手にうちわを持って。授業の初めにうちわを受け取ろうとしたのですが、
   手放すまいと全力なのです。そこで授業は、左に持ち替えて・・・。

Kくん、一つの課題が終わるごとにうちわを眺めてはニコニコっとしていたそうです。
うちわの何がそんなに気に入ったのでしょう。
どんなきっかけで、その日はうちわを持ってくることになったのでしょう。

Kくんとうちわ、その関係は意外です。
意外なことの背景には、生徒さんの知らなかった面を知る手がかりがあります。
親御さんにいきさつを尋ねてみましょう。何かヒントになることが伺えるかもしれません。

講師が無理やりうちわを手放させなかったのも良かったですね。
信頼関係が深まったことでしょう。

「何が生徒さんの琴線に触れるのか分からないものだなぁと興味深く感じました」、
その通りですね。

うちわ片手に進めたその日の授業は、いかがだったのでしょう。
左右の手の協応性、意識の集中ということからも、大変興味があります。
思いがけない効果が得られたかもしれません。

意外性を大切に。

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1975.~力を知る~

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ『新聞投書、書けたよ!』(8月14日)
・・・学校で新聞投書を書くことになった、小学生6年生のKくん。何をテーマにするかアイディアを出し合い、骨組みをつくり、
   続きと仕上げはお家で。立派に完成させました・・・。

テーマは「新国立競技場」にしました、のこと。
それにしても、Kくんの見解のしっかりとしたあり様には、ほんとうに驚きました。

「僕は、開閉式の屋根には賛成。たくさんの人が集まると湿気がすごいし、オリンピックが終わっても音楽のイベントで使えるから。」
「まず、予算の見直しが必要だと思う。あとは、一時だけオリンピック税を作る。」(’15.8.14 Elephas Blog~)

学校で、新聞記事についての話し合いの時が持たれたのでしょうか、
それともご家庭でニュースを見ながら、日常的にそんな会話があるのでしょうか。

いずれにしても、Kくんの底力を知りました。
よりいっそう、Kくんの力に見合った学習プログラムを展開させていきましょう。
Kくんにとっても、この投書への取り組みが何か転機になるような気がします。

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1974.~気持ちが変化を促す~

1974.~心から、楽しい~
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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ『切りたい!混ぜたい!』(8月13日)
・・・やる気満々のYくん。何をするのも自分でやりたくて、「やりたい!」と要求します。それが気付くと、
  「やりたい」では無く、「切りたい」「混ぜたい」と具体的な言葉に変わってきていました・・・。

切りたい!混ぜたい!、・・・料理をしているわけではありません。
はさみで切る、絵具を混ぜる。
授業中、「~したい」をすべて、「やりたい」で通していたYくんの言葉に変化が見られたとのことです。

「言葉の学習、コミュニケーションは、自然な、動作を伴うやり取りを繰り返す中で習得されていくも」と
講師が記述していますが、その通りですね。

「そう、切りたいのね」「混ぜたいのね」という講師の言葉がけを繰り返し聞く中で、
その言葉がYくんの中に蓄積され、それが「切りたい」「混ぜたい」という気持ちの流れに乗ってアウトプットされたのです。
Yくんの「~したくて、したくて」という気持ちの強さが言葉の変化、成長を一層促したのです。

学習においては”楽しいこと””~したい”という気持ちがとても大切なのです。
何となく楽しいのではなく、心から楽しいのが本来の学習です。

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1969.~パワーを発揮~

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ『ヘラクレスを描く』(8月7日)
・・・生き物が大好きなSくんと、ヘラクレスオオカブトの模写をしました。図鑑と絵のパーツを定規で比較し、修整し、
試行錯誤して描き上げたヘラクレスは、格段に細やかで大人っぽい一枚となりました・・・。

Sくん、がんばりましたね。
角、体、6本のあし。全体のバランスや、各部分の太さ長さにも気を配って描きあげたそうです。
そもそも生き物が大好きであったことと、
「お教室でヘラクレスを描くのはSくんが初めてだよ」という講師の導入も良かったのかもしれませんね。

いずれにしても、Sくんのパワーは大したものです。
絵を描き上げるにも、作文を書くにも、10問の算数の問題を解くにも、読解のテキストを読むにも、
パワーが必要です。

ほんの”少しずつ””やさしいところ”、から積み上げた基礎力と、動機づけで、
Sくんのようなパワーを発揮することができます。

”少しずつ””やさしいところ”から、基礎力を確実に育てていきましょう。
動機づけは、適切な課題の提案と演出です。
実感できる成果によって、子どもは一段、また一段と成長していきます。

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1967.~幼児に見る学ぶ原点~

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ『一文字ずつ』(8月5日)
・・・年長さんのFくん。「一行でもいいから」と教材のテキストを読んでみることにしました。
   「今日はここまでね!」と言った講師を遮って、最後まで読みつづけました・・・。

Fくん、がんばりましたね。
初めから、無理をさせなかったことが良かったですね。
「ふっ」と気持ちを抜いて、リラックスして始めることができたのでしょう。

軽い気持ちで始めたら、読めた、読めた、読めた。
読み進めていくうちに、文字を音声に変換していくこと、自分が読めることが楽しくなってきたのでしょう。

幼児の生徒さんの授業では、”学ぶことがほんとうに楽しい”、という学習の原点の姿を垣間見ることがたくさんあります。

「楽しいことから」
「ちょっと簡単なことから」
「新しく知る喜びを」(新しくできる喜びを)

Elephasのこの教育方針そのものですね。

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1960.~方法を考える~

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ『普通級で良かったです!』(7月28日)
・・・小学1年生のRくん。入学の直前まで支援級か普通級か迷われましたが、普通級を選択。
   先日、支援級の先生から今の様子なら普通級で良かったですね、とのお話・・・。

Rくん、1学期が無事に終わりましたね。

「足し算の授業で10の合成分解に入った時、Rくんは一番に手をあげてすべて正解し、
とてもよく理解していると担任の先生に褒められました」、とのことです。

無事どころから、大活躍ですね。
ひとつの成功の周りには、他にもたくさんのいいことがあったことまちがいなし。
この出来事も大きな自信となっていることでしょう。

就学先の決定では、どなたも迷われます。
まず親御さんとしてはどうさせたいのか、希望を遠慮なく素直に整理してみてください。
それが定まったら、それが叶う方法を考えていきましょう。
Elephasでは、相談室でも対応させていただいております。どうぞ、お声をかけてください。

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