3648.~テンポアップで~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「電卓より速い?」(12月18日)
おはようございます。所沢教室の佐藤です。
来年、高等部を卒業するSくんと足し算の学習をしていた時のことです。
いつもは、お金の計数と絡め、コインを各桁ごとに縦に並べて筆算の式と対応させながら計算していますが、
その日は、打つ練習を兼ねて電卓でやってみることにしました。
「Sくん、電卓で計算してみる?」と尋ねると、
「うん!」と、嬉しそうな声が返ってきました。
「学校で使っているの?」
「そうそう」ということで、やってみたところ、打って→書くという2つの操作により、思いのほか 時間が掛かります。
しばらしくて講師が
「電卓を使わない方が速くできる?」と声を掛けると、
Sくん、パッと電卓を置いてすらすらと計算を終えました。
その取り組みがあってから以後は、以前のように足し算のプリントに取り掛かる際の
「えーと」と 考える時間が短くなりました。
「あ、あれか」という具合です。
取り組みが容易になったので、今は、次の段階の足し算へ進めています。
◇ワンポイント・メッセージ
思いがけないところに、メリットがありましたね。電卓との関連で、足し算操作にスイッチが入りやすくなったようですね。入力⇒書く、という作業に多少時間は掛かるものの、さすがに電卓の計算は速いもの、その速度に魅力を感じたのかもしれませんね。テンポアップは、脳機能トレーニングとしても効果的です。