4034.~待つ~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「素敵な笑顔を向けて」(3月23日)
おはようございます。花小金井教室の小山です。
通勤途中の車内ではスマホを見て過ごすのですが、
駅に着くと、スマホから顔を上げ、窓の外の景色を見ることにしています。
晴れた日には、雄大な富士山がくっきり。
ほんの一瞬ですが、今日も頑張ろうと思えるパワーをもらっています。
中学1年のT君が、花小金井教室に来て半年がたちます。
ルーティンの手洗いうがいをすますと、席につきます。
決められた手順は納得してしっかり行うのですが、
挨拶を促しても、下を向いたまま斜めを向き顔を上げません。
文字を書く時も、もう一方の手で隠してしまいます。
そんな様子なので、なかなか表情がわからないのですが、たんたんと、授業を進めます。
それでも、授業が終わった後には、お迎えのお母さまに素敵な笑顔を向けていつも満足そうです。
そんな笑顔をぜひともいつか、正面から見てみたい。
学習を積み重ねると共に、もう一つの講師のひそかな目標になっています。
◇ワンポイント・メッセージ◇
T君、家庭ではお話しをしても、学校など外ではそれが難しい、という場面緘黙のような傾向でしょうか?相手に視線を向けることや、相手の視線が自身に向かうことに抵抗があるようですね。でしたら、それを無理に促すことはなく、「坦々と授業を進める」というのは、とても良い対応です。耳を澄まして講師の説明を聞いている可能性があります。ちらっちらっと講師を見て確認している可能性もあります。T君なりの授業への参加スタイルです。「お迎えのお母さまに素敵な笑顔を向けていつも満足そうです」、それが何よりのその証拠です。