3961.~作文、そのためには~

3961.~作文、そのためには~

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「一歩手前の文づくり」(12月28日)

おはようございます。武蔵境教室の小泉です。

小1の生徒さんと、作文の一歩手前の文づくりに取り組んだときのことです。

単語を使って1文を作成しました。

「金(きん)」では「金メダルが、かがやいています」。

「赤」では「赤鉛筆が、みじかくなります」。

単語を見た途端、悩むことなく文が出てきます。

そして、「赤」の作文を講師が書き留めている間に「青」も言い終え、講師が「赤」の一文を書き終えたところで、

「青」の一文をもう一度繰り返して、講師を助けてくれます。

短文ではありますが、よどみなくすぐアイデアが出てくるところや、「かがやく」などの言葉から、

豊かな語彙を持っていることがうかがえます。

書くことに抵抗があるのに、長い作文を書かせたり、書字について注意したりしたら、

この生徒さんの良いところが失われてしまうように感じました。

学校でのお困りごとに慌てて対策するのではなく、

学力に見合った方法を採ることによって、もともとお持ちの力を伸ばせるのではないかと実感した授業でした。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ

そうですね、指定された文字の作文ができるためには、一文一文が確実に書けること、またそれに先立ち、語彙を持ち備え、発想が湧くことが必要です。学校では「○○の作文を書きましょう」とまずテーマが与えられがちですが、書くためには何が必要であるかを講師は心得ておくことが大切ですね。

 

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3945.~時に復習も~

3945.~時に復習も~

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 ~今日のElephasブログ:「忘れてしまってはいないか?」(12月9日)

おはようございます。 所沢教室の佐藤です。

教室での学習で、向上した課題については一旦取り組みを終わりにし、

新しい課題をやり始めることがありますが、暫く行っていないと、

「忘れてしまってはいないか?」と気がかりになります。

そんな心配が頭をよぎる時、数カ月前に使っていたプリントを、再度授業で行ってみることがあります。

今年も終わりに近づくこの時期、もう長くお通い頂いているSくんとKくん、

それぞれに久しぶりのプリントを何回かに分けて行いました。

Sくんは、カタカナの読み(日常でよく使うものや身の周りにあるもの)、

Kくんはエレファース式教材の漢字。

「やってみましょう。覚えているかな?」と、机の上に出したとき不安でしたが、2人とも9割は正解でよく出来ていました。

繰り返し学習してきた事が身についたと感じられ、安心してまた目の前の課題に取り組んでいこうと思いました。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ

復習は、とても大切ですね。一度行えば確実ということは、まずます難しいものです。時を経て、必ず復習を。らせん状に昇っていくように。たとえ、忘れないでいたとしても、1回目よりは2回目、3回目の方が理解が深まっていくはずです。同じところでいつまでも足踏みしていては先に進めませんが、先に進んだらまた少し戻り、課題を巡りながら理解を深めていきましょう。

 

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3941.~きっかけを~

3941.~きっかけを~

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 ~今日のElephasブログ:「苦手が、楽しいことや大好きなことに」(12月4日)

おはようございます。相模原教室の小口です。

世界児童画展へ応募するために・・・

まず「何を描こうか?」「何を描きたい?」というお話しから始まります。

「何を描いたらいいのか分からないな~絵を描くことは苦手、あんまり好きじゃないなあ」と少し消極的な姿勢。

それでも、ちょっと気になり描いてみたい気持ちから、描きたい対象が見つかると、次々に挙げていきます。

でも・・・描きたい対象が難しいと感じると、また、

「描けないよ~無理、無理」、「やっぱり難しいよ」と躊躇してしまいます。

このような会話をくりかえしながらも、描く対象が決まり、いざ画用紙へ。

すると、今度は、

「どこから描く?」、「どこに描く?」と・・・不安な声。

「とりあえず、描いてみよう!大丈夫、大丈夫!描けるよ」

「ここから描いてみたら」と声をかけ、徐々に促しながら描き進めていくと・・・

「ここには何を描く?」「何色にする?」「ここはピンク~!」「あっ!これも描かなくちゃ」「ここにも描きたい」等々、

気持ちがどんどん変化し、積極的に取り組めるようになっていきました。

「こうでなくてはいけない」「こうあるべき」という既存の色や概念に拘らず、のびのびと自由に描くことで自信が着きました。

そして個性的に仕上がった絵は、自分でもお気に入りの作品となりました。

課題が「絵」に限ったことではありませんが、

「大丈夫!これでいいんだ!」と安心できる様々な体験や経験を通し、「苦手」と思っていることが、楽しいことや好きなことになり、積極的に取り組む生徒さんたちが、たくさん増えてくれるといいなあと思います。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ

“はじめの一歩”は、なかなかむずかしいもの。でも上手にきっかけを作ってあげると、少しずつ流れ出します。毎日の生活の中での、学習もそうですね。“宿題は?””勉強の時間でしょう!“と口頭で指示するだけではなかなかはかどりません。学習用具の用意から手伝ってあげる、はじめの一問は一緒に取り組んであげる、なんらかのきっかけを作ってあげましょう。

 

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3938.~思考と作業~

3938.~思考と作業~

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 ~今日のElephasブログ:「プログラミング:スクラッチ」(12月2日)

おはようございます。所沢教室の鹿間です。

社会人2年目のYさん。

授業には、買い物の際のお金の出し方、料理のレシピ作りなどさまざまなことを取り入れています。

この秋から新しく始めたのはプログラミングのスクラッチです。

まず講師が、

「制御のカテゴリーからこのブロックを使って・・・」というようにパソコンを操作して手順を説明し、

その後Yさんが一人で作業をします。

Yさんは少し考えながらも、それぞれのカテゴリーから正しいブロックを選んでプログラムを作っていきます。

まだ数回の学習ですが、

「左矢印キーを押すとシンバルの音がなり、コスチュームが変わる」までプログラムできるようになりました。

自分でプログラムを組んで、その通りに音がなったり動いたりするのが楽しいようで、

理解も早く、授業はとても順調です。

次は音階を設定することにチャレンジ。

そして最終目標は迷路ゲームの作成です。

頑張りましょうね。

 

◇ワンポイント・メッセージ

コロナ前の1~2年間をかけて、定期的に学んできた『スクラッチ』。講師も習熟してきたようですね。Yさんもその面白さを理解できたようで、すばらしいことです。プログラム的プロセスをワークで学ぶドリルも市販されていますが、プログラミングをPCで確実に実践していくこと、やはり本来の形での学習は手応えがありますし、実践へと効率よく結びついていきます。アルゴリズム的思考に操作を伴わせていく、思考と作業のマッチングは大変有効な機能トレーニングとなり得ています。

 

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3933.~証明問題、スモールステップで~

3933.~証明問題、スモールステップで~

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 ~今日のElephasブログ:「できそう⇒できた!」(11月27日)

おはようございます。津田沼教室の千山です。

Eさんと数学の証明問題に取り組みました。

初めは何から記述すればいいのか、戸惑ってしまい筆が進みません。

そこで、穴埋め問題を作成しました。

「2つの△って、どれだと思う?」

「仮定って?」

「合同条件ってどれがあてはまる?」

など、ひとつずつ問いかけながら進めていきました。

最初は、少なめの穴埋めでしたが、だんだんと穴を増やしていきました。

また、声かけをしなくても埋められるようになりました。

Eさんが「できそう」と思う課題から、徐々にステップアップしたことで、

Eさんも積極的に課題に取り組むことができました。

これからも、「できそう」「できた」を繰り返してステップアップするEさんをしっかりサポートしていきたいと思います。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ

正に、スモールステップですね。証明問題は、論理思考のトレーニングです。しかも考えるだけでなく、それを一行ずつ記述していきます。プログラミング的思考に基づく作業です。目的(結論)に向かって、まずどこからスタートすれば良いか、次にどうするか、またその次は、・・・それを講師がスモールステップで導くことによって、Eさんは、みごと結論に辿りつけました。

 

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3722.~引き際も大切~

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 ~今日のElephasブログ:「分数、笑顔が回復」(3月26日)

おはようございます。西国分寺教室の小川です。

毎週元気に明るく挨拶して来室されるAさん。

「こんにちはっ!」、・・・今日もいつも通りです。

「宿題やってきたよ。私一人で宿題やったよ!」と得意げに宿題プリントの入ったファイルを渡します。

かわいらしいアピールです。

「すごいね~、みんな正解だよ、100点です!」、

「やったー!」と嬉しそうに笑顔で答えてくれます。

ところが、「まずは算数、分数の勉強をするよ」と声をかけると・・・、

それまでの笑顔が薄れ、やや不安げな顔で「分数?何?知らない…」と小さな声になります。

そこで色画用紙を小さく切って作った紙を見せて、

『この1枚を2つに分けると、これが「2分の1」、この1枚を3つに分けると、これが「3分の1」・・・、

これが分数だよ』と説明。

「ふーん!?」と画用紙を触りながら少し関心を示しました。

「じゃあ、これはどうだろう?」と、その場で1枚を4つに切って、枚数を一緒に数えて質問すると、

迷いながらも「4分の…1…?」と返答あり。

「その通り、すごい、大正解です」、いつもの笑顔が回復しました。

その時の授業では、無理してそれ以上先には進みませんでした。

まず、Aさんが新しい課題ができたという達成感と自信を持つことで、次回も進んで取り組むきっかけになったと感じています。

Aさんは、今、しっかりと分数の学習に取り組み頑張っています。

 

◇ワンポイント・メッセージ

どの生徒さんも好きなことはがんばり、苦手そうなことやムズカシそうなことだと顔を曇らせ、気持ちは後退。分数と聞いて雲息があやしくなったAさんに、さっと色画用紙を出したのはとても良かったですね。あとは、作業です。「つぎはどうなるのかな?」とAさんは内心興味をもって見ていたことでしょう。手品のように、生徒さんの目を惹きつけることも講師に求められるところです。その上で、正解したところで分数を終えたのもまた良かったですね。続け過ぎて、混乱させてしまっては大変ですから。引き際も、大切です。

 

 

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3716.~気づく~

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 ~今日のElephasブログ:「小さな変化を」(3月19日)

おはようございます。武蔵境教室の柿沼です。

春は卒業や入学など変化の多い季節です。生徒さんの中にも、入学という大きな変化を迎えられる方もいらっしゃいます。

一方、エレファースに長年お通いの生徒さんの中には、社会人として働いている方もおられ、

安定した日々を送っていらっしゃいます。

そうなると、あたかも変化がないように思えますが、そうではありません。

学業を終えられ、興味のあることを中心とした学習を続けている中で、素晴らしい成長を続けていらっしゃいます。

ある生徒さんは、絵画の色の塗り方で、輪郭を取って塗る方法を行った翌週には自ら輪郭を塗り、線で塗る方法を行った翌週には見事な長い横線で色を塗っていきました。

色の選び方にも意思を示すことが多くなっていらっしゃいます。

また別の生徒さんは、最初はWEBサイトを写すだけだったものが、教室のPCとご自身のスマートフォンを使い分け、複数の情報を編集するようになりました。

更に書くだけでなく、持参の雑誌の情報を織り交ぜながら講師に説明をするようになり、

今では講師の理解する様子を見ながら、分かりやすい説明を考えるようになっています。

このような小さな変化を続けていくことによる成長が、大きな成果となり驚かされています。

 

◇ワンポイント・メッセージ

小さな変化に気づく力をもつこと。学習プログラムにおいて「スモールステップ」ということが云われますが、通常のステップをさらに細分化してハードルを下げ、目標に到達させるための手法です。しかし、いかにスモールステップであっても、これは予め用意されたものであり、実際にはさらにそれが細分化されることもあります。またそれだけでなく、予期しないあらたなステップが現れることもあります。新たなステップの創出、これはとてもクリエイティブなものです。生徒さん自らの行動として出現することもあれば、講師や親御様の気づきによって確認できることもあります。そうして、その小さな成長を共に喜ぶ、それは学習や生活に潤いをもたらすものでもあります。

 

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3688.~学習は、トレーニング~

3688.~学習は、トレーニング~

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「筆算も驚くほど速く」(2月15日)

おはようございます。所沢教室の増原です。

学校の算数ドリルを毎回少しずつゆっくりと進めてきたHちゃん。

授業で小数のかけ算の単元を行ったところ、桁の多い筆算も驚くほど速く、答えが出せるようになっていました。

入会以来、苦手意識の強かった算数を中心に学習してきましたが、

当初は少しでも分からなかったり間違えてしまうとパニックになり、

自己否定してしまうことの繰り返しでした。

負担にならないことを第一に、分からない部分は全面的にサポートし、

できるところから一緒にコツコツとがんばってきました。

次のページは小数のわり算でしたが、以前とは違い自発的にやり始めたHちゃん。

自信と集中力が備わり、この先の課題にも前向きに取り組んでいけそうです。

 

◇ワンポイント・メッセージ

Hちゃんは、小学校4年生。すばらしい成長ぶりですね。指導のポイントは正に、

・負担にならないことを第一に ・分からない部分は全面的にサポートし、

・できるところから一緒にコツコツと。

家庭学習においても同様です。安心感の中で、無理なく、根気よく、毎日学習を継続しましょう。

学習は、トレーニングです。

 

 

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3688.~学習を継続~

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 ~今日のElephasブログ:「筆算も驚くほど速く」(2月15日)

おはようございます。所沢教室の増原です。

学校の算数ドリルを毎回少しずつゆっくりと進めてきたHちゃん。

授業で小数のかけ算の単元を行ったところ、桁の多い筆算も驚くほど速く、答えが出せるようになっていました。

入会以来、苦手意識の強かった算数を中心に学習してきましたが、

当初は少しでも分からなかったり間違えてしまうとパニックになり、

自己否定してしまうことの繰り返しでした。

負担にならないことを第一に、分からない部分は全面的にサポートし、

できるところから一緒にコツコツとがんばってきました。

次のページは小数のわり算でしたが、以前とは違い自発的にやり始めたHちゃん。

自信と集中力が備わり、この先の課題にも前向きに取り組んでいけそうです。

 

◇ワンポイント・メッセージ

Hちゃんは、小学校4年生。すばらしい成長ぶりですね。指導のポイントは正に、

・負担にならないことを第一に ・分からない部分は全面的にサポートし、

・できるところから一緒にコツコツと。

家庭学習においても同様です。安心感の中で、無理なく、根気よく、毎日学習を継続しましょう。

学習は、トレーニングです。

 

 

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3641.~教科書に触れる~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「3者連携して」(12月22日)

おはようございます。相模原教室の北村です。

「今、学校で何のお勉強をやっているの?」と聞くと

「わりざんだよ」、「スイミーだよ」と元気に答えてくれる生徒さんもいれば

「わかんない・・」と答える生徒さんもいます。

宿題を教室に持ってきて、「わからないから教えて!」と言える生徒さんからは学校の様子が伝わってきますが、きちんと伝えられない生徒さんもいらっしゃいます。

その意味でも、親御様との連携はとても大切です。

学校での学習の進行、親御様からの情報、そして生徒さんご本人からの感触、

これらをうまく連携させてこそ、効果的な学習指導が可能となります。

日々、こんなことを感じながら、授業を進めています。

「できないことがあっても恥ずかしくないよ」と励まし、心を開いてもらえるように努めていきたいと思います。

 

◇ワンポイント・メッセージ

「今、学校で何のお勉強をやっているの?」と聞くと「わりざんだよ」、「スイミーだよ」と元気に答えてくれる生徒さん、・・・すばらしいですね。学校での授業がご本人にしっかりと届いているのでしょう。理解の確認はその上で必要となりますが、まずは授業に参加できている状況が何よりですね。学校で何を学習しているのか答えられない生徒さんには、学校の学習計画表(月ごと)に基づいて学習内容を一緒に確認をしてあげましょう。そしてそれに基づいて一緒に教科書を開いて、眺めましょう。教科書に触れること、それだけでも学校の授業への参加の度合いはグンと高まります。

 

 

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3604.~授業を組み立てる~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「キャンディボックス」(10月27日)

おはようございます。 相模原教室の臼井です。

小学生のYさんは、工作が大好きです。原型に、オリジナルのアレンジを加え楽しんでいます。

たとえば、ハロウィンのキャンディボックス。

元にはないリボンや蜘蛛の巣の装飾をし、素敵なキャンディボックスが完成しました。

すると、Yさん、「中に入れるキャンディも作りたい!」とのこと。

セロハンと丸めたティッシュで、色とりどりのキャンディを作りました。

さらに、そのキャンディを使って、買い物ゲームをしました。りんご味は100円、メロン味は140円……。

算数が苦手なYさんですが、頑張って代金とお釣りを計算していきます。

「買ったものは、この箱に入れて持ち帰れることにしよう!」

先ほど作ったキャンディボックスに、商品を入れてくれました。

ただし、ボックスは有料とのこと。

改めて代金を計算し、無事買い物を終えました。

工作も遊びも勉強も、素敵なアイディアでより楽しいものに変えてしまうYさん。

講師も毎回の授業を楽しみにしています。

 

◇ワンポイント・メッセージ

「ボックスは有料」だなんて、実生活が反映されていますね。数の獲得は、実際に体験することから始まります。それも楽しく行うことで一層効果は高まります。授業時間をうまくスケージュリングし、通常級の学習とこうした基礎学習とをバランスよく組み合わせて毎回の授業を効果的に組み立てていってください。

 

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