4290.~時間の中で~

4290.~時間の中で~

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「集中」(1月16日)

おはようございます。相模原教室の吉野です。

Yくんは授業中よく時計を確認するようになりました。

その日のスケジュール表を見ながら、

「算数に移るのはあと○○分」

「工作を始めるのは○○時○○分」

「お迎えまであと○○分」など。

一時間という限られた授業の最後までしっかり頑張ろうとしているのが伝わってきます。

文章の読み取りを第一の課題としているYくんですが、聞かれている内容を集中して考える時間が長くなってきました。

そして前後の文章から正解を導き出す力が少しずつ付いてきたように思います。

そのような変化を感じる時は、とても嬉しいです。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ

Yくん、しっかりと学習態勢ができてきているようですね。時刻や時間の理解が進んだことも、そこに関与しているのでしょう。自身の行動を時間の中でコントロールできることは、がんばる力につながります、「あと〇分だから、がんばろう!」というように。いつまで続くのか、いつ終わりが来るのかが分からない、というのはかなりシビアな状況です。時間の理解が未だの生徒さんには、学習作業の分量で終わりを示してあげましょう、「あと、〇問」「あと、〇枚」というように。

 

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4289.~お金の学習、実践先行で~

4289.~お金の学習、実践先行で~

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 ~今日のElephasブログ:「現金? 電子マネー?」(1月14日)

おはようございます。相模原教室の北村です。

成人のOさんは、授業でお金の扱いかたを勉強しています。

毎回、普段使っているお財布を持ってきてもらっています。

練習の成果で、最近は3桁の金額がスムーズに出せるようになってきたので、今は千円以上の金額を練習中です。

生活の中でも、お店屋さんで買い物をする時は自分でお金を払うようにしているそうです。

行きつけのお店では、少し時間がかかる支払いでも温かく待ってくれて見守ってくださるそうです。

何よりの学習になってとてもありがたいことだと感じています。

別の生徒さんでは、電車通学をしている中学生がいます。

最近の定期券は交通系の電子マネーと一体となっているので、いつもその中にはいくらかチャージされており、

学校の帰りにジュースやお菓子を買うことが楽しみのようです。

「電車賃なんだから、お菓子にばっかり使っちゃだめよ」と時々お母さまに注意されるそうです。

ピッとするだけで自由に買い物ができて本当に便利だと感じます。

お金の使い方を考えると、現金であれば、使ったら使っただけ減るので限られた金額の中で考えて買い物をする良さがあります。

電子マネーでは残金が見えにくくて打ち出の小槌のように物を買えてしまう怖さがあります。

しかし上手にお金を扱えなくても、買い物ができる便利さの恩恵もあります。

これからのお金教育は生徒さんに合わせて対応していく必要があるのだなと考えさせられました。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ

お金の学習は、社会生活のスキルとして欠かせない、トップクラスの課題ですね。今日のブログの両生徒さん、まだ学習のプロセスにあっても、既に実生活でお金を使っていらっしゃるとのこと、すばらしいですね。実践先行で、そこに教室での学びが知識として付いていく、同時進行のこともありますが、実践は欠かすことができません。地域のお店の方の温かい見守りも本当に嬉しいことですね。

 

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4286.~“解る“ということ~

4286.~“解る“ということ~

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 ~今日のElephasブログ:「休憩は無しで、大丈夫です」(1月11日)

おはようございます。花小金井教室の小山です。

K君は、中学1年生。10月から教室に通っています

冬季講習を担当することになり、初めて会いました。

挨拶もしっかりでき、受け答えもとても丁寧です。

数学の課題に、取り組みました。

授業の中盤で、講師が、

「ちょっと、休憩しますか?」と、問いかけると、

「僕、エレファースの勉強が嫌じゃないんです。休憩は無しで、大丈夫です」と、K君。

少し話を続けてみると、前の塾では、解らないままに進んでしまうのが、嫌だったということです。

「エレファースは解らないことを“解る”にするところだから、これから解らないことがあったら、“解らない”と言ってね」と

伝えたところ、

「はい!」と素敵な笑顔で答えてくれました。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ

K君、学習の楽しみを享受しながら取り組むことができているようですね。「解らないことを解るようにする」、まさにElephas の目指すのはそこです。K君が、そのことをしっかりと感じ取っているのはすばらしいことですね。一歩一歩進めて、進路を拓いていきましょう。

 

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4285.学習は、本来・・・~

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 ~今日のElephasブログ:「運転シミレーションゲームで英語を」(1月10日)

おはようございます。花小金井教室の鹿間です。

小学6年生のRくん。

電車が大好きで、運転のシミレーションゲームをすることがあるそうです。

お気に入りのゲームは外国で開発されたもので、音声がほとんど英語だそうです。

驚いたことにRくん、そのゲーム内の英語を耳で聞いて覚え、

「This train is bound for …」、「The next station is …」など、その通りに再現することができます。

講師がRくんの英語を聞き取って、

「〇〇行きの電車です、って言ってるね」というと、

「じゃあ、これは?」と次々に英文が出てきます。

「何を言っているのかが分かると、ゲームが進めやすいし、楽しい!!」と言うRくん。

4月からは中学生です。

一緒に英語の学習を始めましょう。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ

学習は、本来こうでなくてはならないですね。大好きなものでの英語との出会い、初めての体験で、理解に至らなくても繰り返し耳にしているうちに、身に付いてしまう。そして、意味はその後から伴われてくる。実は私たちは、そうやって母語を獲得してきました。中学の英語学習の一つの契機になれば、それはそれで良いことですが、従来の教科書英語で、英語嫌いにならないよう、進め方には留意が必要ですね。

 

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4282.~就労に向けて~

4282.~就労に向けて~

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 ~今日のElephasブログ:「N君、職能開発科」(1月6日)

新年おめでとうございます。所沢教室の吉住です。

特別支援学校の職能開発科に通っているN君。

4月から3年生になります。

最近、「時間が過ぎるのが早いですね」と話すことが増えてきました。

来年卒業したら、社会人となるN君。

その自覚から時が過ぎるのが早いと感じるのでしょうか。

先日は自ら「面接練習をしたいです」との申し出がありました。

すぐに練習を行ってみたところ、部屋への入り方から、姿勢、受け答えなど、

キリリと緊張感を持って対応することができていました。

学校の課題にも、いつも真面目に取り組んでいるN君。

最終学年も充実した学校生活となりますように。

応援しています!

 

 

◇ワンポイント・メッセージ

N君の発言、大きな成長が感じられます。学習に、目的意識や計画性を持つようになられましたね。春からは3年生、学校でも就労への準備が本格的になってきているのでしょう。就業技術科や職能開発科におけるひとり一人の生徒さんの成長には、いつも目を見張るものがあります。教科教育、職業教育、インターンシップ、日々の教育の充実度の高さを感じます。今年も両科へ多くの生徒さんが合格されましたが、受検期の成長から、また更に大きく成長されることは本当に楽しみです。

 

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4281.~計画的に、着実に~

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 ~今日のElephasブログ:「高校でも、成績キープ」(1月5日)

新年おめでとうございます。所沢教室の増原です。

高校1年生のN君。学習内容もどんどん難しくなってきましたが、定期テストでも順調に良い点数をキープしています。

N君の学習に取り組む一つひとつの姿勢が結果につながっているのだと思います。

・エレファースでの授業はもちろん、学校の教科書にも書き込みや印が多くあり、

しっかり集中できていること。

・グラフを描いて確かめる、図形を描き換えて考えるなど、

ミスを減らす工夫を説明するとすぐにその方法でやり直せること。

・季節講習にも毎回参加され、宿題やテスト前課題にもきちんと取り組めること。

・それ以外にも自主的に単語練習などを継続していること。

今後とも努力を続け、更に前へ進んでいくことを期待しています。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ

N君、頑張っていますね。集中力、受容性、計画性、反復性、学習にとって大切な要素を兼ね供えていますね。既に、りっぱな学習者です。春からは、高校2年生。卒後の具体的な目標をもって計画を立て、このまま着実に進んでいきましょう。

 

 

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4280.~数字の力~

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 ~今日のElephasブログ:「驚くほどの急成長で」(1月4日)

新年おめでとうございます。所沢教室の榎戸です。

「明日テストだから 小数をもう一回やった方がいいと思うよ」、Hくんが言いました。

Hくんは小学4年生です。

「今日から算数は面積です」と説明し、学習スケジュール表に書き込もうとした時のことです。

翌日小数のテストがあること、

宿題のプリントで小数点の位置を間違えてお母さまにチェックされたことを伝えてくれました。

夏休み前までは、テストがあることを講師に伝えたり、点数を気にしたりすることはありませんでした。

Hくんに変化が現れたのは、夏休み明けの漢字テストで初めて100点を取ってからです。

実は夏休みは、漢字テストに向けて計画を立てて取り組んだのです。

それ以来、“テスト”を意識して学習することができるようになりました。

お母さまも講師も驚くほどの急成長、

学習する態勢がしっかり整った2学期でした。

さあ3学期、そして迎える5年生。

Hくんの「わかった!」を増やしていけるように進めていきたいと思います。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ

点数(=数字)の力は、大きいですね。頑張ったことの成果は、数字が最も如実に示してくれます。100点がとれたなんて、Hくんにとって大きな出来事であり、自己意識がガラッと変わったようですね。自身の力への信頼を得ることができた上に、“頑張れば出来る”という事実は、とても面白いことです。自分の働きかけで、対象が、また世界が変わるのですから。3学期、本当に楽しみですね。

 

 

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4278.~読む力~

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 ~今日のElephasブログ:「読み書き、目を見張る成長が」(1月2日)

新年おめでとうございます。西国分寺教室の小川です。

小学1年生のAさん、とても明るく、少しシャイな生徒です。

親御様からのご要望である「ひらがな学習(特に読み)」に取り組み、数カ月が経過しました。

当初は曲に合わせて描画学習を行うリズム造形に取り組みましたが、

Aさんは図形も文字も上手に書くことができ、あっという間に書字の課題はクリアしました。

最近では音韻処理の課題である、ひらがなの読みを習得することに重点的に取り組んでいます。

この点でも成長がみられ、当初の歌唱言語法による一文字読みの学習から、

現在は言葉カードによる単語読みへと進みました。

「カルタ遊びするよ」と声をかけ、「うさぎはどれ?」などと質問すると、

Aさんは少し考えながらも、しっかりと正しいカードを取り出すことができるようになりました。

「さ行」と「は行」に少しだけ課題が残りますが、この数カ月での成長には目を見張るものがあります。

学校でも担任の先生からひらがなの読みが上達したことをほめられたそうです。

これからもAさんの成長がとても楽しみです。

今後もあせらず、少しずつ進んでいけるようフォローしていきたいと思っています。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ

Aさん、学校の先生にも褒めていただけたのですね。どんなにか、嬉しかったことでしょう。ますます、学習への意欲が湧いてくることでしょう。療育は、課題の所在を適切に把握して、生徒さんにとって無理のない方法で、穏やかに進めること。Aさんは、その成功例ですね。一音読みから、単語読みへ、そして文読みへ。Aさんの歩み、ほんとうに楽しみですね。

 

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4271.~色彩であそぶ~

4271.~色彩であそぶ~

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

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 ~今日のElephasブログ:「彩色 青一色で」(12月26日)

おはようございます。越谷教室の田中です。

Nくんの好きな色は少し前までは黄色でしたが、今は青色です。

夏の頃に歌唱造形でひまわりを描いたときは、花は黄色、茎や葉は緑色、と実際の色と同じ色で彩色していましたが、

絵画展に出品した「ひこうき」を青一色で仕上げてからはどんなものも青で彩色します。

時に講師が、下描きの後に青以外の色を勧めても青でなくては嫌だという強い意志を示します。

彩色している様子ですが、ただ好きな色でべた塗りしているのではありません。

筆の運びの強弱や向きをこまめに変えながら、重ね塗りしたり点描を加えたり。

そして、途中で何度も絵を見る角度を変えて確認しながら、です。

その様子は、講師には、Nくんが彩色をしながら気持ちを大きく遊ばせているように感じられます。

今後Nくんの歌唱造形がどのように変化していくのか、とても楽しみです。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ

絵画展の作品制作で、何か“青”に感じるものがあったのでしょうか。ひまわりの彩色の様子からすると、色彩感に問題はないようです。ただ逆に、その時はまだ色への意識、 “この色にしたい”というものがなかったのかもしれません。つまり、促されるままに塗っていた、・・・しかし、絵画展をきっかけに色への意識が働き始めたのかもしれません。今の様子を“色であそぶ”という捉え方、いいですね。他の色を促しながらも、今の様子を見守ってあげてほしいと思います。

 

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4270.~葛藤を越えて~

4270.~葛藤を越えて~

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 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「高校最後の後期試験に向けて」(12月24日)

おはようございます。エレファース越谷教室の森田です。

エレファースに小学校低学年の頃から通っている

高校3年生のN君の高校は、提出する課題が沢山あります。

本当に量が多く、1年生、2年生の時はなかなか思っている様には進まず、色々大変な思いもしました。

でも、そんな経験を活かして3年生になったN君は今年の4月からとても具体的に計画を立てて、

そしてそれに沿って今年の課題は見事に先週すべてを終えることが出来ました。

その成長ぶりは本当に、素晴らしいものです。

そしてこの後は、高校生活最後の後期試験に向けてしっかりと対策をしていく予定です。

この3年間、色々な努力を重ね、課題も諦めずに最後までしっかりと取り組んだ実績を活かして

これからの人生も切り開いていってほしいと心から願っています。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ

N君は、めざましい成長を遂げた生徒さんのおひとりです。N君の中にはさまざまな葛藤もありましたが、講師と静かに着々と授業を進め、高校卒業まであと一歩のところまで到達しています。今は、就職活動にも取り組み始めているところです。本来のN君の力と良さにご本人自身気づき、実践することのできたこの3年間。そこで得た実績は、N君にとってこれからの歩みにおける礎、意欲の源となる宝ですね。

 

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