4336.~充実~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「バレンタインデー、少し前のこと」(3月10日)

おはようございます。所沢教室の吉住です。

小学4年生のNくんは、いつも元気に教室に入ってきます。

当日の学習予定の順番を自分で決め、すぐに取りかかります。

算数はプリントと学習アプリの2本立てで取り組みます。

プリントに向かう時は真剣そのもの。

アプリで解く時はニコニコ笑顔で。

国語は、漢字を書くことに課題があるとのことでしたが、やはりきちんと向きあいます。

初めての漢字を練習した後は、小テストで確認テストをし、おさらい。

授業の最後は大好きな造形で。

毎月のテーマになっている季節感のある作品を色画用紙、色紙などを使い丁寧に仕上げていきます。

バレンタインデーに近づいたある日。

チョコを入れる箱が作りたいとのこと。

ちょうど直方体、立方体を学習した後だったので、

まずはどんな箱が作りたいかを考え、展開図を一緒に考えていきました。

Nくんの選んだ色画用紙で組み立て、箱の中を九つに分ける仕切りを作り出来上がり。

後日、

「チョコレート、美味しいのもらったよ!持ってこようか?ひとつあげるよ」

いつも温かい気持ちをプレゼントしてくれるNくんです。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ

通常級に在籍のNくん、Elephasでの教科学習も充実していますね。算数も国語も時に真剣に、時に笑顔でとのこと。そこに造形活動も加わり、生活との関連で楽しめているとは、本当にすばらしいですね。

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4335.~物語を楽しむ~

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 ~今日のElephasブログ:「自作の物語が10冊に」(3月9日)

おはようございます。所沢教室の増原です。

中1生のHちゃん、今では毎週1人で宿題に取り組み、授業の最初にファイルに入ったプリントを講師に渡します。

少し自信のない問題も自主的に“?マーク”を付けて答えを書くようになりました。

低学年の頃は、お母さまと一緒の家庭学習でも不安になってしまうことが多かったため、

無理をせず漢字練習と本をたくさん読むことを課題にしました。

お母さまと一緒に図書館や本屋さんに足を運ばれることで、本を読む楽しさが自然と身に付いたのでしょう。

高学年になると、宿題ワークの中から、

「このお話、全部読んでみたいな」というリクエストが出るようになりました。

説明文より物語文で、話の面白さや想像することの楽しさを感じているようです。

先日はお母さまが、

「家で自作の物語を書いているんです」と登場人物のイラスト付きのノートを見せてくださいました。

すでに10冊ほどにもなっているそうです。

いつかお借りして読ませてもらうのを楽しみにしています。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ

Hちゃん、すばらしい成果ですね。無理をしないこと、楽しく興味関心を育てていくこと、そして芽生えてきた力を大切に丁寧に育てていくこと、・・・その成果が10冊の物語集ですね。どんなお話でしょう?

 

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4333.~満足~

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 ~今日のElephasブログ:「少し疲れた、でもちょっぴり満足そう」(3月7日)

おはようございます。西国分寺教室の髙須です.

昨秋入会されたSさんは、小学3年生。

学校での授業進度に合わせた学習と、これまでの復習に励んでいます。

毎回、その日の予定表を机の隅において進めています。

先日、この予定表を見ながら、

「今日は何から始めましょうか。どれがいい?」と投げかけてみました。

Sさんは迷うことなく「引き算」と答えました。

最近、繰り上がり、繰り下がりのある計算に慣れてきたところです。

前回より計算のスピードも出てきました。

「Sさん、すごい。計算早くなったね。じゃ、次はどれにする?」

次は足し算です。

問題数が多かったので、「半分だけ解いてみましょう」と提案したのですが、

「ううん、最後までやる」と言って、足し算も全問解きました。

「Sさん、がんばるね。素晴らしい」と講師が感心していると、

「次、分数」ときました。

その日は、ひとつ終わる毎に次のメニューをSさんが決めていきました。

さて、終了後のSさん、少し疲れた様子でしたが、ちょっぴり満足そうでもありました。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ

Sさん、頑張っていますね。仕事もそうですが学習も、頑張った後の疲労は心地よいものです。同じ“疲れた~”でも、不満の“疲れた~”と、満たされた“疲れた~”とがありますね。Sさんは、もちろん後者ですね。授業の後の講師も、Sさんと同じ。疲れるほど頑張れるなんて、すばらしい!

 

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4327.~学び、実体感をもって~

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 ~今日のElephasブログ:「伝えたい気持ちが育てるもの」(2月28日)

おはようございます。津田沼教室の堀です。

特別支援校に通う中2のK君にはある時から少しずつPC操作のお手伝いを学習に加え、しばらくすると課題名に合わせてマウスを操作することも問題なく出来るようになってきました。

漢字学習は小1の入門をしている彼が、PC画面の漢字をどんどん覚えていくことに感動します。

「次はお金の課題をやりましょう」と講師が声かけする時には、

さささっとカテゴリーの文字を読み、クリックして必要な画面をすでに準備しています。

とても驚いて、

「K君、『歌唱数量』や『お金』の漢字読めたんだね!」と言うと満面の笑みを浮かべたK君。

授業後のお母さまへの報告にも、そこは忘れずにお伝えします。

お母さまの喜びの声に、またまたK君の得意げな表情が見られます。

K君は何より喜んで、講師のお手伝いをしてくれているのでしょう。

「伝えたい気持ちが育てるもの」を多くの生徒さんから気付かせてもらっています。

 

◇ワンポイント・メッセージ

“歌唱数量” ”お金“・・・、PCのメニューにある漢字がどんどん読めるようになってきているのですね。自身にとって実用性のある漢字は、教科書に沿って学ぶ自身との関連性の乏しい漢字よりもはるかに習得しやすいのでしょう。というより、それらは自ずと身に付いてくるのでしょう。昨日のblogの”実体感を伴う算数学習”ではありませんが、漢字学習も同様ですね。

 

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4326.~数、具体化して~

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 ~今日のElephasブログ:「たしざん・ひきざん、楽しく」(2月27日)

おはようございます。津田沼教室の織戸です。

Rさんは足し算の学習に取り組んでいます。

音楽が大好きなRさんはたし算の歌に合わせて楽しそうに歌いながら答えることがお気に入りです。

Rさんの指と講師の指を、

「あわせていくつ?」と数えたり、たし算の計算式にドットを記入して取り組んだりと

様々な方法で学習しています。

先日は大好きなパンを使いました。

Rさんの前に3つパンを並べ、

「2つもらいます」と問題にあわせてパンを動かし、手元の数を確認します。

講師が「3+2」と式に書いてみせると嬉しそうに答えの5を記入することができました。

次は「1つ食べました」と言って講師が食べる真似をすると楽しそうなRさん。

「今度はRさんがやってね」と問題を出していくと、

Rさんはパンを数えて動かし、おいしそうに食べ真似をしていきます。

具体物を使うことで、数の移動を視知覚で学習することができます。

基本的な学習ではありますが、

アプローチを変えながら繰り返し、数概念の形成を大切にしたいと思います。

 

◇ワンポイント・メッセージ

“楽しい”、が一番です。歌を楽しみ、具体物を楽しみ、操作を楽しみ、講師とのやり取りを楽しみ・・・。数に対する実感、“気持ちや感情”を伴って数学習を進めて行きましょう。本人にとって数が具体化する時、つまり実体化する時、数概念は育っていきます。

 

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4325.~自身をもって~

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 ~今日のElephasブログ:「面接練習の成果が…」(2月25日)

おはようございます。国立北口教室の鵜澤です。

受験に向けてコツコツ努力をしている中学3年生のKさん。

先日、ご本人が国立北口教室に電話をする機会がありました。

顔が見えない電話は大人でも緊張するものです。

しかし、Kさんは落ち着いた様子で丁寧に用件を話すことができました。

今までの授業を振り返ってみると、面接練習を始めた当初は、講師が声の大きさを指摘する場面が度々ありました。

志望動機や長所などはしっかり答えられるのですが、声がやや小さかったのです。

講師と繰り返し面接練習を行っていくうちに、声も徐々に大きくなっていきました。

そして、電話でのしっかりした対応。

声の大きさも十分で大変聞きやすい話し方でした。

後日、Kさんにもその旨を伝え、

「面接練習の成果が電話にも出ていましたよ」と話しました。

このペースで入試までしっかり伴走したいと思います。

 

◇ワンポイント・メッセージ

Kさん、面接の成果が電話での対応に表れたとは、受験直前にひとつ大きな自信となりましたね。少々緊張する場面でも適切に用件を伝えることができたのですから、面接で求められる“話し方”が身に付いてきたと云えますね。受験会場となると更に緊張は高まるかもしれませんが、小さな出来事も自信につながります、大切にしていきましょう。

 

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4314.~同じ目線で~

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 ~今日のElephasブログ:「調べ学習」(2月13日)

おはようございます。武蔵境教室の塩谷です。

Kくんは公立小学校の4年生です。

Kくんが通う小学校では調べ学習が行われます。

先生がテーマを児童に伝え、それについてグループもしくは個人で調べて意見をまとめます。

Kくんは自分の意見を持ち、物事を的確に捉えることができますが、

強いお友達に押されて積極的になれなかったり、

またどのように調べてまとめていくのかわからなかったりということがあります。

1月の課題は、社会科で東京の伝統工芸について調べることでした。

Kくんは『東京本染ゆかた・てぬぐい』を選択しました。

講師も知らないことでしたので、Kくんと同じ目線で好奇心を持って二人で調べていきました。

最大の特徴は『注染(ちゅうせん)』という伝統的な技法でした。

土手を作って色を入れる作業を動画で見て、とても楽しそうでした。

元気で好奇心旺盛なKくんが、これからも、調べて分かることは楽しいと思えるように、

自然と興味が向かうように授業を進めたいと思います。

 

◇ワンポイント・メッセージ

「Kくんと同じ目線で好奇心を持って」、この姿勢がとても良かったですね。これこそ、調べ学習の“方法論”の伝授です。テーマを選択し、“なんだろう” “なんでだろう”と疑問を持ち、調べ、発見し、知を深め、驚いたり、感心したり、更に疑問を持ったり、・・・このプロセスこそが調べ学習の真髄ですね。2人で行えば、共感性も育まれます。

 

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4312.~気づき、発想~

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 ~今日のElephasブログ:「2023年 3連休の少ない珍しい年」(2月10日)

おはようございます。武蔵境教室の伊藤です。

K君はカレンダーが大好きです。

講師が手帳を取り出さなくても、何か月も先の日付や曜日を教えてくれます。

年末年始や年度替わりはとても楽しそうです。

そんなK君にとって、今年のカレンダーは特別なようです。

例年より早く、去年の秋ごろからK君は2023年のカレンダーを話題にするようになりました。

計算や漢字に取り組んでいてもいつのまにかカレンダーの話になってしまいます。

K君に、パソコンで作文を書くことを課題にしました。

タイトルは「2023年の祝日、連休について」。

K君は月ごとの連休の有無を示して、祝日が土曜日に重なることが多く、

振替休日の少ない、3連休の少ない珍しい年、ということを作文に書きました。

「休みが少なくてちょっと困ってしまいます」と言いながらK君は笑顔です。

「K君、休みを作ってしまおうか」、と講師は提案しました。

しばらく悩んだあと、K君は作文の最後に書きました。

「2023年の連休は2022年と違って少ないです。

例えば6月に雨の日を作って、祝日にするといいと思います。」

 

◇ワンポイント・メッセージ

「2023年は、3連休の少ない年」。言われて初めて、・・・頷きました。すばらしい気づきですね。K君がカレンダーが大好きであるのも、何だか少し分かってきました。好きなものがあり、楽しんでいますね。講師の「休みを作ろう」という発想もイイですね。その提案に応えて、祝日を発案できるK君もまたおもしろい。

 

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4309.~言葉を得る~

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 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「こんなに頑張っているのは初めてだよ」(2月7日)

おはようございます。東中野教室の井上です。

中学3年生のK君。

いよいよ試験当日が近づいてきました。

エレファースでは志望校の試験内容である、作文をメインに取り組んできました。

学び始めた春頃は、文章を構成する前段階として、

ひらがな・カタカナの書字からの取り組みが必要でした。

ですが、もともと話すことは得意。

また、書字も学習の機会が少なくなっていたことが主な原因でしたので、

取り組み始めてからはめきめきと書けるようになっていきました。

先日は提出書類にも時間をかけて丁寧に取り組みました。

今は、得意な面接の練習と作文の総まとめの時期。

「先生、僕こんなに頑張っているのは初めてだよ」、

「今まで、できないと思っていたけど、やっていなかっただけだったってわかったよ」。

実感のこもった言葉です。

 

◇ワンポイント・メッセージ

本当に・・・。こんな言葉を獲得できたこと自体が、最高の実りですね。当日までの日々は、気持ちゆったりと、態勢を整えていきましょう。

 

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4308.~練る~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「子ども目線は素晴らしい!」(2月6日)

おはようございます。東中野教室の安齋です。

Tくんは、乗物や動物などいろいろなものが好きで、好奇心旺盛な4年生。

講師の知らないことをたくさん話してくれます。

その日は、机に座ると、

「机が違うね!」と。

前日に、入れ替えがあったのです。

「あとね、これも場所が違うよ」、

「これも…、これも…」と次々出てきます。

Tくんの観察力、探索力には、いつも感心させられます。

子ども目線は素晴らしい!

算数・国語などの教科学習でも、生徒さんが楽しいと感じ、興味を持てることを原点と考え、

「わからなさ」に寄り添って「わかる」に変わっていくような授業を目指していきます。

これこそ講師のやりがいですね。

 

◇ワンポイント・メッセージ

そうですね。講師が子どもの目線に立てること、授業を進める上で肝要ですね。そこから、具体的な方法論が生まれてきます。“今日はこんな教材で”、と生徒さんごとのプログラムを練って生徒さんを待つ時間はとても楽しいものです。

 

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