5081.~遊び歌として?
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース、
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「九九は、魔法の言葉!」(7月25日)
おはようございます。エレファース東中野教室の秋笹です。
夏まっさかり。
「あつ~い!」と言いながらも、いつもニコニコ元気いっぱいにお教室に入ってくるのは小学3年生のMさんです。
お母さまから「掛け算がなかなか覚えられなくて…」というご相談があり、今は一緒にかけ算の練習に取り組んでいます。
歌唱数量法の♪「かけ算の歌」を取り入れてみると、
「わーい!」と声をあげて、楽しそうに歌います。
そこで「お皿にクッキーを入れていくね」と言いながら、積み木を使って、1枚のお皿に3個ずつ、5皿並べました。
「3個のクッキーが入ったお皿が5つあるね。全部でクッキーはいくつになるかな?」すると、目をキラキラさせながら、
「いーち、にぃ、さーん、しー、ご、ろーく……」と楽しそうに数え始め、
「15個ある!」と元気いっぱいに答えました。
「正解!じゃあ、先生が特別な魔法をかけるよ。“さん・ご・じゅうご(3×5=15)!”」
お皿を指さしながら歌にのせて言うと、
「ええー!」と驚きながらも、すぐに一緒に3の段を歌い始めます。
「かけ算を使えば、何個あるかすぐにわかっちゃうね!」
「さん・し・じゅうに、さん・ご・じゅうご!」と、魔法のようなかけ算の世界に夢中です。
数える楽しさとわかる喜びがいっぱい詰まった、そんな楽しい授業のひととき。
生徒さんの小さな成長を見るたびに、講師の心はあたたかくなります。
◇ワンポイント・メッセージ◇
テンポよく、楽しそうに授業が進行されていますね。学習は、楽しいのが一番!楽しければ、“やってみたいな”と気持ちが動きますし、何回も繰りかえしたくもなります。九九を追われて覚えるのではなく、遊び歌のように体得しましょう。“魔法の言葉である、九九”は、日本人の知恵です。大いに楽しみましょう!