4474.~数学習、導入~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「数、楽しみながら」(8月18日)
おはようございます。 越谷教室の田中です。
Tくんは1~10の数の順番を学習中です。
数カード、数字付きブロック並べなど色々取り組んでいますが、お気に入りのひとつは、
学習アプリの「スワンボート」です。
正しい数字にタッチすると、スワンボートがそこに移動しスタンプが押されていきます。
授業ではアプリでの学習の後、ランダムに数字が書かれた絵付きプリントに、数字スタンプを順番に押します。
スタンプを選んだ後プリントに押す前に、アプリのキャラクターと同じセリフ、
「よくできたね、スタンプを押してあげるよ」、または「ちがうよ」、
2種類のどちらかを講師が言うのを楽しみにしていて、「どっちのセリフかな?」と顔を覗き込むように待っています。
またスタンプが上手く押せなかった時は、
「インクのつけ方が弱いね」「もう少し力を入れよう」などという講師のアドバイスを聞いて理解でき、
自分で再挑戦できるようにもなってきました。
初めのうちはどうしてうまく押せなかったのかとイライラして、講師に押し直しを依頼していたのに、です。
「ちがうよ」をわざと言わせたいようなことをする時もあり、そんな時はいわゆる「いたずらっこ」の笑顔です。
内面的にも大きく幅広くなってきたと感じるTくんの成長ぶりを、とても嬉しく思います。
◇ワンポイント・メッセージ◇
Tくん、楽しく学習を進めていますね。楽しいことや好きなことは、理解を効果的に促します。「よくできたね」「ちがうよ」などのキャラクター的な言い方は子どもにとって抵抗が少なく、成否の受け入れを可能にします。間違えることに大きな抵抗のある生徒さんにとっても、ハードルを下げてくれる効果が期待できます。「インクのつけ方が弱いね」「もう少し力を入れよう」など、講師の物言いの工夫もイイですね。