5153.~やがて発語へ〜

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

今日のElephasブログ:「ことばのストックが」(10月20日)

おはようございます。Elephas国立北口教室の鵜澤です。

小学2年生のOくんは、言葉で気持ちを伝えるのに時間がかかるときもあります。

しかしながら、授業を積み重ねる中で成長を感じる場面が増えました。

先日は、授業のはじめに「よろしくおねがいします」と講師に伝えてくれました。

初めてのことでしたので少々驚きましたが、Oくんの中で言葉や表現のストックが増えていたことを知り嬉しくなりました。

また、普段は読解ワークを講師が音読していましたが、ある時、Oくんが急に音読を始めた場面もありました。

どちらも突然の出来事でしたが、Oくんの中には「言葉や表現のストック」が少しずつ積み上がっていたのでしょう。

授業の中での講師の問いかけや言葉かけも重要な「ストック」です。

これからもOくんの成長のプラスになる言葉を選んでいきたいと思います。

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

そうですね、言葉の発達プロセスではまず理解言語として言葉が蓄えられ、発語器官の発達に伴って言葉が表出されます。発語以前のこの言葉を蓄える期間がとても大切です。丁寧に豊かに、言葉を投げかけていきましょう。

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5152.~反復〜

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今日のElephasブログ:「スラスラ、全問正解」(10月18日)

おはようございます。Elephas国立北口教室の八箇です。

Ⅰくんは、いつも真面目に課題に取り組んでいます。

反復練習ですでに何度も取り組んでいる問題であっても、手を抜くことなくまた適当に流すこともなく、

とても真面目に取り組んでいます。

以前、約分の課題に取り組み始めたころ、最初は、

「分母も分子も2で割れるから2で割って」とか、

「分母も分子も5で割れるから5で割って」といった講師のアドバイスに従って解いていましたが、

繰り返し行っていくうちに少しずつアドバイスなしに解ける問題が増えていきました。

そして、一度の授業で1~2回同じプリントを繰り返し、トータル20回を超えたあたりからは、

全問自力で解けるようになりまた。

先日、久しぶりに約分のプリントを出すと、

「え~、覚えているかな?」といいながらスラスラ解いて全問正解でした。

Ⅰくん、これからも一緒に頑張って、自力で解ける問題をどんどん増やしていきましょう。

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

Ⅰくん、がんばっていますね。“トータル20回超えあたりから″、ということは今はもうそれ以上繰り返されているのでしょう。100回に到達しているかもしれませんね。ここまで繰り返させるということ、講師の指導としても見事です。その場しのぎではなく、飽きさせることもなく、しかも理解を深めながら、反復させる。課題を体得させ、定着させるためには、これくらいの反復は必要です。Ⅰくんの学力が確実に向上していくのであれば、本当に嬉しい反復です。”積小為大“、無理なく楽しみながら、積み重ねていきましょう。

 

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5151.~生きたSSTを〜

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今日のElephasブログ:「宿題忘れた…」(10月17日)

おはようございます。Elephas国立北口教室の大木です。

О君は、とても真面目な中学2年生です。

問題を解くのも音読も、いつも一生懸命に取り組んでいます

そんなО君は、もちろん宿題も毎回きちんと提出します。

ある日、「それでは始めましょう」と待合室に呼びに行くと、О君の様子がいつもと違っていました。

どうやら、お母さんに宿題を取りに行ってもらうよう頼んでいる様子。

担当してから初めてのことでしたが、頑張って取り組んだ宿題を家に忘れてきてしまったのです。

席についても、なかなか気持ちを切り替えられず、О君は目に涙を浮かべてとても悲しそうでした。

「来週持ってくれば大丈夫だよ」と何度か声をかけると、少しずつ気持ちを切り替え、一生懸命に勉強を始めました。

О君の真剣な思いに応えたい――、

改めて、授業のプログラムをしっかりと考え、意図をもって宿題を出すことの大切さを感じた出来事でした。

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

O君の宿題、授業時間内に無事に届いたのでしょうか?届いたとしたら、その時のO君の嬉しそうな、安堵した表情が見たいものですね。一緒に胸をなでおろすような気持ちになります。O君、とても純粋ですね。でも、これをチャンスとして、失敗してしまった時の対処の仕方を一つずつ学んでいきましょう。個に即した生きたSSTです。

 

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5150.~妹思い〜

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今日のElephasブログ:「妹は、数の概念が分かっていないんだよ」(10月16日)

おはようございます。Elephas国立北口教室の今村です。

少し前に小学3年生のTくんから、小学1年生の妹さんが算数の勉強が分からなくて宿題をやりながら泣いている…と

相談がありました。

「僕はエレファースで分かり易く勉強を教えてもらって全然困らなかったのに…」とのこと。

「Tくんが教えてあげればいいんじゃない?」

「どうしても難しければ季節の講習に来てくれたら先生が教えられるよ」と話しました。

その後、なにも言っていませんでしたが、昨日、お母さまより、

「妹を冬期講習でお願い出来ますか?」とお問い合わせをいただきました。

家では、親御さまよりTくんのエレファース式の教え方が分かりやすいと、

Tくんが妹さんに勉強を教えているとのこと。

♪「10をつくろう」の歌をTくんが歌って聞かせ、妹さんもやっと10の分解が覚えられたとのこと。

その話を横で聞いていたTくんは、

「妹は、歌は覚えたけど、まだ数の概念が分かっていないんだよ」とのこと、Tくんから『概念』という言葉が飛び出し、

お母さまと顔を見合わせ笑ってしまいました。

教えられるほど学習が身についているTくん。

頼もしいお兄さんで感心いたしました。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

ほんとうに…、小学3年生の言葉でしょうか。それにしても、なんと妹思いのお兄さんなのでしょう。Tくんのやさしさと、的をついた気づきと発想に感心するばかりです。すばらしいご兄妹、すばらしいご家庭ですね。

 

 

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5149.~受験意識を〜

5149.~受験意識を〜

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

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今日のElephasブログ:「目指すものは?」(10月15日)

おはようございます。Elephas所沢教室の塚田です。

この冬、いよいよ受験を迎えるN君。

夏期講習では、3時間続く授業が何日か続きました。

3時間のうち、2時間を過ぎる頃にはどうしても集中が切れてしまうことがありました。

そんな時には授業を区切って小休憩。深呼吸をしたり、軽くストレッチをしたり、水筒のお茶を飲んで気分を切り替えます。

それでも気持ちが乗らない時には、N君に「目指すもの」を紙に書いてもらいました。

――「来年、高校生になる!」――

その紙を机の横に置いて勉強すると、不思議とやる気が戻ってくるようでした。

最近ではもう紙に書かなくても、

「もうすぐ高校生だ。頑張る」と独り言をつぶやきながら、自分で自分を励ましています。

そんなN君の姿を講師は心から応援しています。

これからも全力で、受験勉強を支えていきたいと思います。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

N君、あの猛暑の期間を頑張って乗り越えたのですね。すばらしい!誰にとっても3時間は、長い。適度な休憩で効率UPを。目標を紙に書いて明確にしたことは、受験への意識づくりとしてとても良かったですね。

 

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5148.~造形リトミック 歌唱造形2〜

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今日のElephasブログ:「歌唱造形 おにぎり」(10月11日)

おはようございます。Elephas 所沢教室の増原です。

少し前の授業で小1生のSくんと歌唱造形の♪「おにぎり」を描きました。

「なにおにぎりにする?」

「うーん…」

「梅おにぎりは?」

「えっ!?梅はキライだよー」と、悩んだ末、ツナマヨの具にして、4角い海苔で完成です。

リズム造形の3かく、4かくは書き順通りにできるのですが、

それ以外の時は気持ちが先走り、一筆描きになりがちなSくん。

でもあえて指摘せず「おにぎり屋さんにしよう!」と6種類の具を考えながら、6個のおにぎりを描きました。

「おにぎりいくらにする?」

「うーん…」、

「じゃあ梅は160円ね」と言うと、おにぎりの下に3桁の数字をスラスラと書いていきます。

その後50円玉を含めたお金の取り出しにも取り組み、とてもスムーズにできることがわかりました。

造形課題から、沢山の学びや発見があります。

学校の単元学習と合わせて楽しみながら進めています。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

そうですね、造形リトミック『歌唱造形』は、認知教育のためのサブメソッドです。「描くことを通して見る目を育てる」。描く対象を認知し、構造(構成要素)を分析し、知識を得、探求する。同時に描くことによって巧緻性を養う。もちろんそこには、言語の要素も豊富に含まれています。講師は、それらの多数の目標を踏まえて、各項目をピックアップし、組み合わせて指導にあたります。生徒さんは、絵画として楽しみながら取り組んでいます。楽しんでこそ、身に付きます。

 

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5147.~造形リトミック『歌唱造形』〜

5147.〜造形リトミック『歌唱造形』~

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今日のElephasブログ:「歌唱造形で、おはなし」(10月10日)

おはようございます。Elephas 所沢教室の榎戸です。

Mちゃんのリクエストでうさぎの絵を描きました。

大きな顔に、くるくる、目が描けました。

「おみみはここから。長く描くよ」、前回講師が声掛けをした言葉です。

「あしはここから。こんくらい」。

長さや太さも上手に描けました。

可愛いうさぎが描き終わると、

「にんじんだよ」、「リンゴも食べて」と口のそばに描いていきます。

「ぴかぴか(太陽)と、もくもく(雲)もあるよ」。自ら説明しながら絵を完成させました。

普段は自分からお話しをしないMちゃん。

楽しい笑顔あふれる時間になりました。

歌唱造形を中心にMちゃんの世界がもっともっと広がっていきますように。

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

絵は見るもの、絵は聴くもの。子どもの絵からは、たくさんのおはなしが聞こえてきますね。絵を描く、という作業(行為)が言葉を引き出してくれます。造形リトミック『歌唱造形』(えかき歌)が目指すところのひとつです。

 

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5146.~世界児童画展 出品〜

5146.~世界児童画展 出品〜

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今日のElephasブログ:「奈良公園の鹿、秋」(10月9日)

おはようございます。花小金井教室の鹿間です。

中学3年生のSさんは毎年、世界児童絵画展に作品を出展しています。

応募できるのは中学生まで。

今年はいよいよラストイヤーです。

「動物もいいけど、風景画もいいし・・・」と、何を描くか決めるところから楽しんでいます。

たくさん候補をあげた中から、今年は修学旅行で訪れた奈良公園の鹿を描くことに決定しました。

「修学旅行は7月だったので紅葉が見られなかったのが残念です」というので、作品の中では色づいた紅葉を描きいれることにしました。

絵の具は遠くの背景から順に塗っていきます。

空、山、紅葉、鹿・・・ふんわりとしたSさんらしい色使いです。今年も素敵な絵になりそうです。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

年に1回、四つ切の画用紙に描きます。画題を決めるところから楽しんでいるとは、きっと描きたいものがいろいろあるのでしょう。画題が決まったら、構図を考えて、そして初めの一筆へ。ここが、なかなか勇気のいるところですね。でもSさん、そこはもう越えて彩色に入っているのですね。・・・楽しみながら、ていねいに、ていねいに。完成が、楽しみですね。

 

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5145.~プログラムを明確に〜

5145.~プログラムを明確に〜

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今日のElephasブログ:「やくそく」(10月8日)

おはようございます。Elephas花小金井教室の横山です。

小学3年生のTくん、

授業の初めの挨拶をして筆箱を空けると、目に入った消しゴムで遊びたくなってしまいます。

計算問題を始めても、1問も終わらないうちにプリントの端に絵を描きたくなってしまいます。

そんなTくんですが、最近少し様子が変わってきました。

授業の初めに今日行うことの約束をします。

「今日は、かけ算の筆算と指示語と音読をやります」と講師が言うと、Tくんは黙ってそれを聞いています。

そして授業を始めるといつもの様に遊びたくなってしまうTくんですが、

「やくそく」と独り言を言いながら気持ちを立て直せるようになりました。

音読も一人で4ページしっかり読むこともできました。

勉強したい気持ちと遊びたい気持ちが頭の中でくるくる回っているTくんだと思いますが、

少しずつ自分をコントロールできるようになってきました。

約束はお互いに守るものです。講師もTくんの頑張りに、きちんと応えられるように約束を守っていきます。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

1回、1回の授業プログラムの明記は、とても大切です。どのくらい授業が続くのか、何を、どのくらい学習するのか、・・・それらが不明であっては生徒さん自身心づもりができません。例えば訪れたレストランが混んでいると、待たなくてはならないことがあります。既に待っている人の数を見て待つかどうか判断し、待つとしても待つ人の減り具合であと何分位待てば良いかがおおよそ分かります。Tくんもプログラムが知らされていたら、「あと、音読で終わりだな」と分かり、「あとひとつだから、がんばろう」という気持ちにもなれるものです。Tくん、よかったですね!

 

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5144.~選ぶ〜

5144. ~選ぶ~

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今日のElephasブログ:「プリント学習」(10月7日)

おはようございます。Elephas相模原教室の北村です。

1枚のプリントを前に、そこに生徒さんそれぞれの取り組み方があるなぁと感じます。

プリント学習に苦手意識が強いTくんはプリントに取り組む態勢になるまでに数分、ようやく取り組んでも1枚を終わらせるためにまた・・・。

そんな時、

宿題や試験対策のプリントを前に、

本人に“今日はどの1枚をやろうか?” “どのプリントなら頑張れそうかな?” と聞いてから取り組む時もあります。

時間的にあれもこれもできなくて、時間がないことに焦ってしまう時もありますが、こちらの提案と、生徒さんの意思を踏まえて、その日の1枚のプリントを大切に取り組むように心がけています。

思いがけずあっという間に終わって2枚目3枚目に行ける日もあったり、じっくり1枚に取り組んで1時間が終わってしまう日もあったりしますが、それぞれのペースに合わせて1枚のプリントに達成感を持たせることが出来たらな、と思っています。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

“自分で選ぶ“という行為は、モチベ―ションをグッと高めます。たとえ、プリント1枚であっても、その声掛けは大変有効です。1枚のプリントが活かされるか否かが、その声掛けにかかっている、という場合があります。たとえプリント1枚であっても、次は講師の問題の選択が大切です。そのプリントから何を学ばせるか? 全てを学ばせると、生徒さんの負担になることもありますから、ポイントを絞って指導しましょう。そして何よりも、”できた“という達成感を持たせましょう。

 

 

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