4922.~生き生きと~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「年賀状で、近況を」(1月21日)

おはようございます。Elephas 所沢教室の榎戸です。

今年もエレファースを卒業された社会人の生徒さん方から年賀状が届きました。

「お仕事がんばってます」の文とハートマークが可愛いMさん。

グループホームに入居して新生活を始めたと報告してくれたのはT君。

K君は、「おかげさまで社会人10年目を迎えることが出来ました」に続き、

近況を手書きで丁寧に綴ってくれました。

所沢教室から初めて就業技術科の受験にトライした生徒さんです。

15年前の夏、「行きたい学校が決まった」と学校名を聞きました。

「宿題は3倍にしましょう」と言った講師にすかさず

「2倍にしといて」と笑いながらもこつこつ努力を積み重ね、手にした合格通知。

片道1時間40分の通学も苦にせず皆勤賞を取った年もありました。

積極的に各種検定に挑戦。部活動も楽しみ、それはそれは忙しくも充実した高校生活でした。

就職先にはネクタイを締め、スーツを着て満員電車に乗って都心に出勤する。

そんな選択を自己決定した生徒さんも初めてでした。

10年ひと昔と言いますが、今は多様な選択肢があります。

今年も、お一人おひとりの“挑戦したい”を一緒に見つけていきたいと思います。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

社会人として生き生きと立派に生活していらっしゃる生徒さんの近況を伺うのは、とても嬉しいことです。まさに、お一人おひとりの道があり、生活の形があります。そうした先輩方の姿は、続く生徒さん方の希望となり、大きな安心感となります。

 

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4921.~創造造形~

4921.~創造造形~

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 ~今日のElephasブログ:「ほんとに できたー!」(1月20日)

おはようございます。Elephas 西国分寺教室の髙須です。

小2のKくんは、授業の最後に行う創造造形(工作)が楽しみになっています。

初めて作ったヘビ。

白い画用紙を机に置き

「これで作ります」と言うと、

「これでほんとにあれができるの?」といぶかしげな反応。

「あれ」とは、教室の入り口にディスプレイされているヘビの工作のこと。

「ここ切っちゃうの」、「また折るの」など、ひとり言とも質問ともつかない言葉を連発していきます。

作業を進めていくうちに、

「あ、なんかヘビっぽくなってきた」と、ちょっと安心した声音になり、目を付けて鼻を描いたら、

「ほんとにできたー!」と喜びの声になりました。

創造造形は、Kくんにとって謎解きの時間にもなっているようです。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

「これでほんとに あれができるの?」から、「ほんとに できたー!」までのKくんの中での変化が、とても興味深いですね。つぶやきながら(言語化)制作しているのもイイですね。作業を、言葉化する。そして手を動かしながらプロセスを追い、平面がやがて立体となり、対象の形が見えてくる。Kくんの頭の中でも、このプロセスが順に描かれているはずです。創造造形には楽しみに加え、発達における機能の形成としのてさまざまな意味合いが含まれているのです。

 

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4920.~積小為大~

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 ~今日のElephasブログ:「高校入試、最後の追い込み」(1月18日)

おはようございます。Elephas 西国分寺教室の横山です。

Aさんはすぐそこに迫った高校入試に向けて、最後の追い込みとして冬期講習で奮闘しています。

そして、今日は数学の立体図形の問題に取り組んでいます。

問題用紙には直方体を斜めに切った図が載っており、その斜めの部分の長さや面積を求める問題です。

Aさんはしばらくその立体図を眺めていましたが、ふと思いついたように補助線を入れて計算式を書き始めました。

講師が

「何か解く方法が見つかりましたか?」と尋ねると、Aさんは

「はい。この斜めの線は三平方の定理で計算できて、ここに補助線を入れると垂線になるので高さも三平方の定理で計算できそうです。」と答えました。

すばらしい洞察力です。

講師がAさんの担当をしてからもうすぐ一年になります。

その当時のAさんとは、引き算の筆算や約分や通分の復習から勉強を始めていました。

あれから一年。

春期講習や夏期講習もフルに活用して一つ一つ積み重ねてきた結果、今では入試問題に自力で向き合えるところまで来ました。

難しい問題でもすぐに諦めずに解こうと頑張る姿を見ていると、努力することにたくさんの時間を掛けてきたことが、

Aさんにとって大きな自信になったように思います。

入学試験までもう少しです。

一緒に頑張っていきましょう。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

Aさん、すばらしい成果ですね。1年前には、引き算の筆算や約分や通分の復習からのスタートだったとのこと。正に、「積小為大」、SEOLEOが大切にしている言葉です。入試ももう間近、努力が実りますように。

 

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4919.~楽しんで、ハイタッチ!~

4919.~楽しんで、ハイタッチ!~

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 ~今日のElephasブログ:「徐々に元気度アップ!」(1月17日)

おはようございます。Elephas 西国分寺教室の小川です。

Sくんはご入会間もない生徒さんです。

初回授業は朝早く、しかも寒い日。

ジャンパーを着込んでまん丸で、眠そうな顔でお父さまに抱っこされながらの登場です(笑)!

お母さまは

「今日はあまり機嫌が良くないので・・・」と、少し心配顔です。

消毒と手洗いを済ませて、こども椅子に腰かけると、確かに少しテンション低めです。

まずは講師から

「これ覚えてるかな?」と声掛けして、リズム造形♪「点描」のモデリングで反応を確認します。

少し関心を示したため、

「さあ、一緒にやってみよう!」と軽介助で取り組み、最後に葉っぱを貼って完成。

その後「まる」を描き、お皿に見立てて、好きな食べ物イラストを貼り付けながら、

「むしゃむしゃむしゃ!」と声掛けして発語と模倣を促し、徐々に元気度がアップ傾向です。

反応や変化の様子を見ながら、ゆっくりとプログラムを進めていくうちに、いつしか笑顔で元気に取り組む、

いつものSくんの姿に戻っていました。

そして、授業の終わりにはハイタッチで楽しそうに帰宅の途に。

これからSくんの特性をしっかりと把握し、楽しく取り組んでいきます。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

授業が進むにつれて“元気度アップ“とは、すばらしいですね。音楽の力、講師の言葉や働きかけの力、作業の力、素材の力、作品の力、・・・いろいろな力の総動員で最後はハイタッチ!!Sくん、楽しい時間、良かったですね!

 

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4918.~課題を切り替える~

4918.~課題を切り替える~

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 ~今日のElephasブログ:「急がば回れ」(1月16日)

おはようございます。Elephas 中野坂上教室の小田です。

いつも明るいIさん、算数の問題に取り組むのですが、お話ししたいことがたくさんおありのようで、

口は動くけれど手が止まってしまうことがあります。

そこで、その単元の学習内容について、学年を遡って取り組んでみることにしました。

すると、どうでしょう、手が動き始めました!

限られた時間の中で、何としてでも学年相当の勉強を進めなければ・・・という焦りは禁物です。

学年を遡って復習することで、現在の学年の学習に取り組むハードルを低くすることができ、

結果的に現学年の学習も速く進められました。

『急がば回れ』とは、よく言ったものです。

理解の段階は人それぞれ。それぞれの学習段階に合わせて学習を進めることが大切ですね。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

多弁は、多動傾向の一種です。とにかく話したくて、話したくて、言葉がどんどん出てきてしまう、ということもあります。それとは別に、課題に気持ちが向かず、課題逃避のために気持ちがお話しに走ってしまうこともあります。この時のIさんは、後者のようですね。そこで講師が、Iさんにとって気持ちの向く課題、パッと見て分かりそうな課題に切り替えたことはとても良かったですね。止まっていた手が動き出したとのこと。大成功ですね。

 

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4917.~自信をもって~

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 ~今日のElephasブログ:「いつものNくんに」(1月15日)

おはようございます。Elephas 中野坂上教室の福沢です。

中野坂上教室には、小学校低学年の生徒さんがたくさんいらっしゃいます。

Nくんは、小学校3年生の生徒さんです。

冬期講習での朝早い授業、眠そうな顔で、お教室にやってきました。

「朝早くからがんばっていますね。さぁ、始めましょう」と言うと、

「頭がふわふわしているから、もう少し寝たいな」と言いながら、椅子に座ります。

「計算からやって、頭のふわふわとりましょう」と言うと、鉛筆を持って始めていきます。

でも、ときどき鉛筆を持って、

「疲れた」と言って、動けなくなります。

講師は、かけるべき声を探します。

そして、講師は心の中で、

「朝早いからね、Nくんの気持ち、わかるよ」と声をかけながら、

Nくんには「2ケタ×2ケタ、むずかしくなってきたね。

先生もお手伝いするから、まず1問やってみよう。さぶろく(3×6)は、いくつだったかな。

繰り上がりは、どこに書こうかな」と、声をかけてみます。

すると、少しずつ、Nくんの手が動きだします。

しばらくすると、いつものNくんになっています。

疲れていても、少しずつでも勉強する、そんなNくんのがんばりに寄り添いながら、これからも一緒に勉強していこうと思います。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

朝早いと「頭がふわふわ」、Nくん、うまい表現ですね!でも、先生に導かれて、頭のふわふわも次第に晴れ渡っていったようす。冬休みに頑張って、いよいよ迎えた3学期。2週目に入りましたね。頑張った分、自信をもってよいスタートが切れたことでしょう。

 

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4916.~仲良し~

4916.~仲良し~

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 ~今日のElephasブログ:「夢は、恐竜の博士」(1月14日)

おはようございます。Elephas 東中野教室の秋笹です。

いつもお母さまと仲良く来室されて、元気に授業を受けるAくん。

待ち時間はいつも大好きな科学や恐竜の本を読んでいます。

彼は“1か月お勉強を頑張ったで賞”、で毎月造形を楽しみます。

講師のモデリングを見ながらもくもくと作業に没頭して、出来上がる作品は彼の個性がキラリと光ります。

そんなAくん、今月体調崩してしまい珍しくお休みをされましたが、

お休み明けには、いつものたくさんの宿題を仕上げてこられました!

「すごーく頑張ったね」と声かけると、「コツコツやるのが僕の主義なの」。

立派です!!

先日は、3年生ながら漢検9級にもチャレンジし無事合格。

会場は知らない人でいっぱいでとても緊張したそうですが、「また次も頑張るよ」とのこと。

一緒に頑張りましょう。

算数も国語も少しずつ自分で考えて問題を読んで解いていく姿勢が身に付いてきました。

そんな彼には大きな夢があります、”恐竜の博士”になること。

教室は全力でサポートしていきます!

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

Aくん、お母さまと仲良しなのですね! 好きなものは科学、恐竜。造形を楽しみ、お勉強、宿題をがんばり、漢検にも合格、・・・そして、夢がある。充実していますね!♪「かぞく、なかよしだと 楽しいな!」(造形リトミック:歌唱言語法~)

 

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4915.~“偶然”に感謝!~

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 ~今日のElephasブログ:「ひょんなことから…」(1月13日)

おはようございます。Elephas 東中野教室の安齋です。

かけ算の筆算が苦手な生徒さんへのアプローチとして「数字カード」を使って授業をおこなっています。

Kさんは九九をしっかり覚えているのに筆算になると手が止まってしまいます。

例えば、2桁かける1桁なんですが、ホワイトボードで手順など説明しながらいっしょに取り組むと出来るのです。

いざ、自ら取り組もうとすると、「面倒くさい」「やりたくない」などの理由で、興味が沸いてこないようです。

ひょんなことから、2桁の数字(かけられる数)と1桁の数字(かける数)を、「数字カード」から選んでもらうやり方にたどり着きました。

カードを引き、その場で決まる数字を楽しみにするようになり、現在、繰り返し興味を持って取り組んでいます。

ホワイトボード上に「数字カード」をかけ算筆算のかたちに並べます。

最初のうちは1桁の数字を「1」、「2」、「3」と小さい数に設定して計算しやすくします。

習得していくにつれ1桁の数字を「7」、「8」、「9」と大きい数に設定することにより、繰り上りが多くなっていくので難易度が高まっていきます。

今では、かける数を2桁に設定して行っています。

最近は、Kさん以外でも活用しています。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

まさに“ひょんなことから”ですね。生徒さんの理解が進まなかったり、興味が湧かなかったりするとき、講師は常に他の方法を模索しています。経験を踏まえ2~3の方法でトライしていきますが、時には“偶然”に助けられることもあります。“やったー”とその“偶然”に感謝します。しかしその“偶然”は、実は単なる“偶然”ではなく、講師として一生懸命考えて取り組んでいることへのご褒美です。“偶然”は、降って湧いてくるものではありませんから。

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4914.~書く・描く~

4914.~書く・描く~

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 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「一つ一つのステップを」(1月11日)

おはようございます。Elephas 国立北口教室の鵜澤です。

小学生のTくんは、少し丸みを帯びた形で数字の「7」を書く傾向がありました。

そこで、リズム造形の♪「ななめに シャー」を授業の中で何度か取り入れてみました。

講師と一緒に楽しく歌いながら手を動かしていきます。

2~3週間続けてみたところ、「7」が綺麗な形に整いました。

「書けた!」という自信がTくんにも溢れていました。

まずは歌を聞きながら手を動かす…一つ一つのステップをこれからも大切にしていきます。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

“数字を書く!”となると、緊張してかえって線が思うように書けないことがあります。そこで、“書く”ことから一気に解放してあげて、“描く”ことを楽しむ。それが、リズム造形です。坂道、スキー、すべり台、いろいろな“ななめ″をイメージして、「ななめに シャー」の造形言語を。歌いながら斜線をくり返し描いていきます。「たて、よこ、シャー」で、目と手が上手に動いたのでしょうか、Tくん、「7」が書けて良かったですね。

 

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4913.~向上心~

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 ~今日のElephasブログ:「速い? 速いね」(1月10日)

おはようございます。Elephas 国立北口教室の八箇です。

いつも真面目に課題に取り組んでいるAさんは、とても向上心があります。

漢字検定の10級、9級と合格し、「次は8級に向けて頑張ります」と言って、8級の勉強を行っています。

「家でも勉強したいので、宿題をください」と言って宿題を持ち帰り、次の授業の時には大体持って来ます。

また、初めはたどたどしかったタイピングの指使いも繰り返し練習をしていくうちに大分スム−ズに打てるようになってきて、時々講師に、

「速い?」と聞いて来ます。講師が「速いね」と言うとニコリと笑顔を浮かべ再びタイピングを始めます。

Aさんの向上心は社会人になっても強い武器になると思います。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

Aさんは、高等部3年生。いよいよ、この春に就労です。すばらしい向上心、充実していますね。この態勢は、お仕事でもきっと生かされることでしょう。周りの方々も、きっと気持ちよく仕事を進められますね。良い環境で、ますます成長されることを願っています。

 

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