2012.Elephas サタデーブログ ~「9月第4週:今週の心に残ったE・Blog」~

2012.Elephas サタデーブログ ~「9月第4週:今週の心に残ったE・Blog」~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

9月第4週のE・Blogは、「何事もなかったように」(9月23日up)。
みなさまは、いかがでしたでしょうか。

今週前半は、シルバーウィークでした。中2日をはさみ、また今日、明日と連休ですね。
心身共に、寛いでいらっしゃいますか。

連休明けの街頭インタビューで、
「また学校や仕事が始まると思うと、恐ろしいです・・・」という声がありましたが、
こう言い切ってしまうと、本当に恐ろしい(!?)日々になってしまうかもしれません。

「忙しい、忙しい」という日常が始まることは、事実でしょう。
でも、そう言い切ってしまうと、その言葉によっていっそう日常を多忙のものとしてしまいます。

「タイヘン」「ムズカシイ」「ツライ」「ツカレタ」に加えて、「イソガシイ」という言葉も発しないことを、
私としてはお勧めします。ことの最中に発する言葉は、マイナスの気持ちを強め、事態を深刻化してしまうことがあるからです。
「イソガシイ、イソガシイ」とリズムを取りながら、仕事に励むのなら別ですが。

できれば、それらの言葉を発するのは何かをやり終えた時、またはひと段落した時にしましょう。
一日の終わりの時もいいですね。そこで発する言葉は、満足と感謝の気持ちの言葉に変わります。
しかもそれらは過去形で語られ、時には共感性とねぎらいを伴います。

気持ちのどこかにゆとりをもって、坦々と、楽しくはげみましょう。

造形リトミック研究所
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公式サイト http://www.zoukei-rythmique.jp/

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2011.~感性を磨いて~

2011.~感性を磨いて~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをエレファースブログでご紹介しています。
 それを広く皆さまと共有できますように、本ブログでは Elephasブログにワンポイントメッセージを加えさせていただいています。

 ・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。
 

◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ『自分の言葉で』(9月24日)
・・・高校3年生のHさんは、学生最後の夏の思い出を自分の言葉で記録しました。
   おばあちゃんの家、飛行機、ホテルから見た景色、温泉、台風の影響で飛行場のロビーで待っていたこと、等々・・・。

次々に、たくさん出てきましたね。
短くてもいいので、たくさん書いて、たくさん話して。

言葉にすることは、自身との対話であり、他者との会話です。
また周囲とのコミュニケーションです。

周囲の出来事が情報として入ってきてこそ、記述や語りは生れます。

全てコミュニケーション。感性をより柔軟に、磨いておきましょう。
そして楽しく、生き生きと。

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nan

1962.~自己意識・他者意識~

1962.~自己意識・他者意識~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

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 ・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。
 

◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ『お洒落が大好き』(7月30日)
・・・Eさんは、小学3年生。学校やご家庭でも植物に興味を持ち、最近は花の絵を描くことに凝っています・・・。

植物、お花の絵、お洒落。Eさんの中で、それらはつながっているようですね。
かわいらしいものやきれいなものに惹かれ、美的感覚の芽が育ち始めているのでしょう。

Eさんは、どんなお洒落を楽しんでいますか。
お洒落には、そこにまつわるいろいろな要素があります。
色合わせや、形のバランス、時や場をわきまえる・・・。

大人の目からすると、「えっ」と思うようなことも時にはあるかもしれませんが、
「いいな」と思えるときに、やさしく評価してあげましょう。
そして、楽しくお洒落のセンスをみがいていきましょう。

お洒落は、ポジティブに生活するひとつの姿であり、他者への意識の表れであり、
自己とのまた他者とのコミュニケーションそのものです。

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1939.~共同作業から~

1939.~共同作業から~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

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 ・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。
 

◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ『苦手意識が自信へ』(7月3日)
・・・入会当初は工作や絵が苦手だった生徒さんも、授業を進めていくうちに、
   表現することの喜びや自信を得、表情も豊かになってきています・・・。

表現することは、形にすることです。
絵も工作も、何もないところから何かを創りだすことには、誰しも一種のためらいを覚えます。
まっ白な画用紙への最初の一筆、まずどこに降り立ったらよいのか、そんなためらいです。

しかし、そのはじめのところをうまく導入してあげると、線は流れ出します。
多少意と異なるところがあっても、描き進めていくと形ができてきます。
そこに、各部分を加えていくと、面白みが出てきます。
さらに、詳細を加えていくと、味が出てきて、・・・やがてひとつの作品となります。

作品は、独立した存在です。
飽きずに眺め、手元に置いておきたいような愛着を感じる対象となります。

そんなプロセスを生徒さんと一緒に体験したり、サポートすることは
講師にとってとても楽しいことであり、密度の高いコミュニケーションです。

本当のコミュニケーションは、生活や創造、このような共同作業から生まれるものなのでしょう。

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1935.~言葉遊び~

1935.~言葉遊び~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ『Hちゃん、お話を作る』(6月29日)
・・・Hちゃんは、最近、自分でお話を作るようになりました。Hちゃんの感性が活かされたお話、
   とても楽しみです。先日は、少し不思議なお話になりました・・・。

不思議なお話とは、

 「どんなおと?」

  つくえから うみの おと
  ちゃぽん
  どあから しゃわーの おと
  じゃーじゃー
  いすから たたく おと
  とんとんとん
  まうすから おとが する
  かちかちかち

これはもう、詩ですね。それにしても、
つくえ、どあ、いす、まうす、
そしてそれに伴う擬音がよく次々にリズミカルに出てくるものですね。
こんな言葉遊びを、大いに楽しみましょう。

たしかHちゃんは、先日の絵画展に「Hちゃんとまぐろ」を出品されたのでしたね。
葛西臨海水族園でマグロが大量に死んでしまったという出来事が心に残っていて描いた作品、とのことです。
赤い浮き輪に入ったHちゃんが、1匹のマグロと泳いでいる絵です。

Hちゃん、このマグロは何て言っているのでしょう?

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1932.~コミュニケーション~

1932.~コミュニケーション~
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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ『声を出せば出すほど』(6月25日)
・・・F君は今、声を出すことを、とても楽しんでいます。
   声を出せば出すほど、音の区別が出来てきています・・・。

五十音、数唱、動物の鳴きまね、
指や手を動かしながら、発声、発語を楽しんでいるとのことです。

声を出せば出すほど音の区別が、・・・まさにその通りですね。
私たちも、構音を獲得する前から盛んに発声し、発声することを楽しみ、
その様子をほめられ、喜ばれ、
それが嬉しくて、いっそう盛んに発声することによって少しずつ構音を整えてきたのです。

この時期は、発語に向けての発声のトレーニング期であり、コミュニケーションの意欲と喜びの芽が
育つ時期です。

「講師もお母さまも、思わず拍手をしてしまう場面が何度もあります」、すばらしいですね。
と言っても、成果がすばらしいのではなく、この三者の構成するコミュニケーションの空間がすばらしいのです。

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1931.~表現の工夫~

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ『T君の出品作』(6月24日)
・・・T君はサファリパークの絵を出展することにしました。ハサミが得意なので、
   背景は先に描き、白のワゴン車ときりんの絵は貼り絵にしました・・・。

工夫して制作に取り組まれましたね。

こうすれば、重なりをうまく表現することができます。
例えば、木の前に車があると木の幹は見えません。
見えないところは描かない、というのは意外に難しいものです。
しかし、予め描いておいた背景の上に車を貼ることで、
それがいとも簡単にできます。

木とキリンにおいては、意図せずとも
木の生えている地面とキリンの立つ地面との間に距離感が生じたので、
何とも立体的に見えます。

とても良い作品になりましたね。

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1930.~挨拶も表現~

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ『ごあいさつ』(6月23日)
・・・教室のドアを開けると直ぐに「こんにちはー!」と元気な声で挨拶をする生徒さん、
 「こんにちは。」と少しはずかしげに挨拶をする生徒さん。毎回、会えるのが楽しみです・・・。

元気な挨拶には、こちらもいっそう声が弾みますね。
その勢いで、どんな授業が展開されるのでしょう。
生徒さんはきっと、「きょうは、どんなことするのかな?」と毎週楽しみに来られるのでしょう。
帰りも、「さようなら!」と元気に帰られるのでしょうか。

はずかしそうにご挨拶をする生徒さんには、こちらも静かににっこり応えます。
静かに授業に導入し、少しずつリズミカルに、楽しく、授業を展開していきます。
帰りは、どんなご挨拶をされるのでしょう。

ドアを開けて入って来られるときの生徒さんの様子、言われてみれば十人十色ですね。
でも、それぞれがそれぞれに態度や勢いで明確に語っています。

「きたよ~」「来ましたよ~」「○○せんせ!」「宿題、がんばったよ~」「描く~」、
「お待たせしました!」、「レポート、見てくれましたか?」・・・と。

毎日ほぼ定時に、それぞれの教室でいろいろな挨拶が交わされていると思うと、
とても楽しくなります。

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1922.Elephas サタデーブログ ~「6月第2週:今週の心に残ったE・Blog」~

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6月第2週のE・Blogは、「美術部に入りたい」(6月10日up)。
みなさまは、いかがでしたでしょうか。

先週6月6日~7日に行われたElephas絵画展には、連日200名を越える方々にご来場いただきまして、盛会の内に終えることができました。
心より、感謝申し上げます。

さて、今週のE・Blog「美術部に入りたい」は、この絵画展の作品制作中でのひと言。
自ら題材を選び、構成し、・・・とその分一層楽しかったのでしょう。

何もなかった真っ白の画用紙にひとつひとつの世界が描き出される絵画制作、
本当に素晴らしい営みです。制作というプロセスと作品という結果、その楽しみをTさんも講師も共有できたようですね。

絵画展会場では、じっくり見入ってくださる方々や、微笑んでくださる方々、ご家族で写真を撮られる方々、入り口のカブトムシの絵に惹かれて奥まで進み、「電車だ!」「ぞうさんだ!」「サメさんだ!サメさんだ!」と歓声を上げながら見てまわる小さい子ども達、それぞれに楽しんでいただけ何よりでした。思わず、そっと触ってみるお子さんもいました。この辺りも、Elephas絵画展の特長です。みんなで経験できる、”分かりやすい”絵画展であることは、とてもうれしいことです。

こんな様子を生徒さんとも、親御さんとも是非またご一緒に楽しみたいと思います。
来年もこの時期に第3回Elephas絵画展を開催いたします。どうぞ、よろしくお願いいたします。

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1921.~対話を楽しむ~

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ『話す時間を』(6月12日)
・・・「また色々聞くから教えてね」と話すと、自分の行動に目を向け、どのように話したらいいのかと考えながら行動するようになるのか、
Kくんはとても良い表情で話してくれるようになりました・・・。

Kくんは、小学校3年生とのこと。
ちょうどお話しするのが楽しい時期、お話ししたい時期ですね。

きょうのElephasブログに、「自分のことを表現したい一心で」とありました。
授業前のほんの数分の対話の時間が、お話しのきっかけとなっているのはとても良いことですね。

お話しし始めの幼児期は、「そうなの」「そうなの」と共感しながら聞いてあげることがポイントです。

児童期前半は、共感に加え、より興味を持って質問することによって対話へと発展させることができます。
心から興味を持って、様子をイメージしながらお話しを聞いていると、質問も自然と湧いてきます。
杓子定規な質問(5W1H)だけではなく、共感的質問をすることによって、コミュニケーション力(能力・心)が育ちます。

個人差はありますが、その後児童期後半以降はあまり話したがらないケースもあります。
一人ひとりの心理的成長を感じながら、対話しましょう。
年齢的課題を心得て問いかけていくと、この時期の子ども達ならではの対話を楽しむことができます。

   

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