5083.~夏期講習 ”分かる“体験を?
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース、
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「ちょっと待って、ひらめいた!」(7月28日)
おはようございます。エレファース中野坂上教室の梶谷です。
Iくんは小学5年生の元気な男の子。
正直なところ、勉強はあまり好きではありません。
特に算数は苦手で、なかなか自分から積極的に取り組むことはありませんでした。
そんなIくんとの「割合」の授業で、嬉しい出来事がありました。
「割合」を身近に感じてもらおうと、「何割引きならいくら?」「何%引きならいくら?」といった、
日常生活でよく使うシチュエーションから学び始めました。
最初は「%」や「歩合」の関係等いろいろと戸惑っていたIくんですが、少しずつ理解が深まってきました。
すると突然、「先生、ちょっと待って、ひらめいた!」とIくんが声を上げ、
「50%が〇〇円の場合、100%はいくら?」と、なんと彼から講師に質問を投げかけてきたのです!
これには本当に驚きました。
自分から問いかけてくるなんて、初めてのことでした。
さらに、「割合」と並行して学習していた「角度」の学習でのこと。
角度の教材(2つの円を組み合わせて角度を表すもの)を使いながら、
「勉強やりたい気持ちはこのくらい…」と、自分の「やる気」を角度で表現したのです。
まさに「気持ちの割合」を円グラフで表したようで、彼のユニークな発想に感心しました。
「わかった!」という喜びの体験が、Iくんの秘めていた積極性を引き出し、また講師との距離を縮めてくれたように感じます。
生徒さん方の一人ひとりの「わかった!」という瞬間を大切に、工夫しながら指導に取り組んでいます。
◇ワンポイント・メッセージ◇
I君、分かる楽しみを得たようですね。今、Elephasは夏期講習の真っ最中です。この夏は、どの生徒さんにもそんな体験をしていただきたいものですね。