4119.~創意工夫で問題解決~

4119.~創意工夫で問題解決~

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「積み重ね」(7月1日)

おはようございます。越谷教室の菊地です。

部活動を終えたあと、そのままエレファースに来られるA君について。

A君は中学1年生になりました。勉強にとても熱心です。

しかしその一方で、自分は「どんなに頑張っても公式を忘れてしまう」と焦る生徒さんでもあります。

自分の気持ちを吐露しつつ、また学校の宿題を毎回こちらで取り組みつつ、復習と予習に励む日々を過ごしています。

学校のスピードと、宿題と、エレファースでの学習と…一生懸命になり過ぎて疲れた時、

「毎日提出する自主勉強ノートに、エレファースで取り組んだ問題をもう一度書き込んで、

復習するのはどうだろう」と

提案しました。

そうすれば、一度解いた問題を今一度確認することができ、かつ学校の宿題も出すことができます。

迎えた中間テスト、

結果は学校の平均点ほどになりました。自分が復習し、一緒に繰り返し学習してきた問題はほぼ正解!

こうしたことを繰り返し、また一つ、一つ、「できた」と笑顔を増やしていける授業を

生徒さんと共に積み重ねていきたいと思います。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ

グッドアイデアでしたね。困った時は創意工夫で問題解決。学校の宿題+エレファースでの学習+復習、3つが一つにまとまりました。時間の効率化、繰り返し学習で効果アップ。気持ちも充実してくることでしょう。何よりの学習ができましたね。

 

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4118.~認知力・言語力~

4118.~認知力・言語力~

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 ~今日のElephasブログ:「かえる問答」(6月30日)

おはようございます。国立北口教室の鵜澤です。

今日で6月も終わりますが、今月の読解ワークには、かえるが登場しました。

ワークを終えた後も、

「おたまじゃくしのシッポはどうなるの?」、

「おたまじゃくしはどこにいるの?」などと講師が問いかけます。

生徒さんは答えながら、考えや興味を膨らませます。

時には、図鑑を広げて確かめます。

これらの問答は一人で学習していたのではなかなか難しいでしょうし、これからも学習に欠かせない時間です。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ

興味のあるものについて、または新しく知ったり触れたりしたものについて、互いにお話ししたり、絵を見たり、写真を見たり…。読解問題でただ正解だったかどうかに終わらないことは、すてきですね。最近は教材も優れていますので、写真(半動画)の中にカエルの卵を見つける、卵の中のオタマジャクシの成長を見る、あしが生えてくる直前に足が外から透けて見えているのを発見する…。びっくりしたり、共感したり。こんなやり取りの中で、認知力や言語力が育まれます。

 

 

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4117.~積み重ねとなるように~

4117.~積み重ねとなるように~

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 ~今日のElephasブログ:「スラスラ解いて、全問正解!」(6月29日)

おはようございます。国立北口教室の八箇です。

小6のRくんの理解の速さと問題を解くスピードに驚かされることがあります。

講師が、プリントに載っている図形と同じ形に切って、各頂点の内側にA~Hと記入したものをプリントの図形に重ね180度回転させて、

「点Aと点Eが重なるから点Aに対応する点は点Eとなります。点Bと・・・」、

「先生、もうわかったから大丈夫」。

(講師の説明が最後まで必要のない様子))

「え~っと、点Gと対応する点はCで、辺BCに対応する辺はFGで、辺EFの長さは5cmで・・・。出来ました」、

スラスラ、スラスラと解いて、全問正解!

「分数の割り算は、÷の後ろの分数の分母と分子を入れ替えて、さっき行った掛け算と同じように・・・」、

「先生、もうわかったから大丈夫」。

(再び講師の説明が最後まで必要のない様子)

「え~っと、÷3分の5だから5分の3にして・・・。出来ました」。

スラスラ、スラスラと解いて、再び全問正解!!

これからも、スラスラ解ける問題を少しずつ一緒に増やしていきましょう。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ

Rくん、スラスラ解けてどんなにか気持ち良かったことでしょう? 「対称な図形」のような、これまでの積み重ねを余り必要としない単元は、自信回復のチャンスです。「対称な図形」で手応えをつかめれば、「他の単元にも挑戦してみよう」という意欲が湧いてきます。私たち講師にとって大切なのは、ここで得た自信を失わせないようにすること。基礎学習をしっかりと継続的に進めて一つひとつが積み重ねとなるように焦らずに進めて行きましょう。

 

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4116.~3年後には社会人~

~3年後には社会人~

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 ~今日のElephasブログ:「まさに青春」(6月28日)

おはようございます。国立北口教室の今村です。

4月から職業学科に通う生徒さん方。

受検のころに学習していた18時からの開始時間には間に合わないだろうと19時からに変更していました。

しかし、それぞれに部活動に入りどの部活動も水曜日以外には活動があり、19時にも間に合わなくなってしまいました。

そこで20時からに変更して教室に通い続けています。

早起きをして1時間くらいかけて電車通学をして、部活動の後また1時間かけて帰宅して20時に教室に来ることは容易では無いと思いますが、皆、受検を通して学習することの大切さを学んだから両立しようと一生懸命です。

中学校3年間、サッカー部で頑張ったY君は職業学科でもサッカー部に入部しました。

彼は、きつい練習の後に教室に来るのは大変だと、部活の無い水曜日の20時に通ってきます。

しかし、彼の乗ってくる自転車のかごにはいつも泥だらけのサッカーボールが入っています。

教室に来る前に公園で自主練習をして来るのでしょうか…。

きっと若い皆さんは大人が思うほど体力的には大変でないのかもしれません。

まさに青春。体力の全てを使い、学校生活と教室での学習を頑張っています。

そして、忙しい皆さんを見守り、教室での学習の必要性を理解していただいている親御様方に感謝しています。

 

◇ワンポイント・メッセージ

職業学科の受検を経験されると、生徒さんには「努力する」という態勢が身に付きます。日々坦々と行うこと、諦めないこと、真剣に取り組むこと。と同時に心身統一、体力的にもタフになって来られます、この3年間で社会人として成長されるのですから。きびきびと働く社会人、教室の生徒さん方にもそんなイメージが少しずつ重なってきます。

 

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4115.~モデリング~

  1. ~モデリング~

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 ~今日のElephasブログ:「味のあるカエルに」(6月27日)

おはようございます。国立北口教室の御供です。

梅雨とはいえ、夏の日差しが連日続いています。

そろそろ梅雨明けでしょうか?

教室では6月のテーマとしてカエルの絵や工作に取り組みました。

同じテーマで皆さん楽しみますが、実は課題や目的は生徒さんごとに異なります。

その日のT君のカエルの工作の課題は、曲線切りでした。

曲線切りは左手の動きも重要になります。

目の部分の小さな円を講師がお手本として切るところを見せ、

成功するイメージを持たせてから、顔の部分の大きな円はT君が切り進めました。

出来上がりはT君らしい、味のあるかわいらしいカエルになりました。

 

◇ワンポイント・メッセージ

他者の行動を見ていると、見ている人の脳がそれを学ぶと言われています。ですから、モデリングはとても大切です。モデリングは、「やってみなさい」といきなり言われるより安心感が持てるという心理的利点に加え、予習効果があるということです。誰かが行っているのを見ていて、自分もできるなと思ったら手を出すことができる。このような生徒さんが少なくありません。安心して授業に取り組めるように、モデリングを適切に、また有効に行っていきましょう。

 

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4115.~これこそ、SST~

  1. ~これこそ、SST~

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 ~今日のElephasブログ:「約束守って、学習」(6月25日)

おはようございます。中野坂上教室の福沢です。

いつもMくんの授業では、驚かされることがたくさんあります。

Mくんは、学習態勢がまだ思うようにとれない生徒さんです。

でも、着実に一歩一歩前に進んでいるように感じます。

今日は思い切ってMくんと算数のアプリを使って、練習問題を解いてみることにしました。

まず、Mくんと一つ約束をしました。

それは、

「パソコンの操作は先生がやります。Mくんは、答えの数字だけタッチしてください」ということでした。

最初は、すぐに自分でアプリの操作をしようとしましたが、約束を伝えているうちに、

(何回かですが)答えの時だけパソコンをタッチするということができるようになりました。

「やったね、Mくん。これでアプリも使えるよ」と、心の中で手をたたきました。

それからMくんは、じっと座って

「なんばんめ?」という練習問題に取り組むことができました。

画面に集中できた時間は5分ですが、約束を守って学習することができたということに驚かされました。

 

◇ワンポイント・メッセージ

せっかくの有効な教材も、生徒さんがその教材に上手に対応できることが必要です。アプリ教材もその一つです。手当たり次第に操作したのでは、学習が進展しません。

ですから、学習を進める前にきちんと約束を明示したことはとても良かったですね。これこそ、SSTです。Mくんも、一歩一歩、すばらしいですね。

 

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4114.~学究力を育てる~

  1. ~学究力を育てる~

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 ~今日のElephasブログ:「お楽しみがあれば」(6月24日)

おはようございます。東中野教室の井上です。

小学校1年生のKくん。

初めての学校生活でしたが、1学期もあとひと月。

ときに環境の変化や体力的な疲れがあるのか、やや落ち着きがなくなる様子がみられることもありました。

そんな時は、授業スケジュールを工夫しました。

①算数5枚 ②国語5枚 ③お楽しみ時間 

深海魚「デメニギス」の工作をあと少しで完成という状態にして用意。

以前Kくんが作った屏風状の「ぬまづすいぞくかん」とともに、すぐに目に付く位置に置きました。

するとその日は、とても集中して勉強に取り組み、あと5分というところでプリントを終えました。

そして工作を完成させ、次回のお楽しみ時間についての構想を生き生きと聞かせてくれました。

次の週にはプリントを8枚ずつに増やしましたが、これもやり遂げ、

家ではやらないという音読まで積極的に取り組みました。

時間が僅かで工作があまりできなくても、次回の約束にして来週を迎える、という良い習慣が出来ています。

充実した表情に疲れは見えず、頼もしさを感じています。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ

お楽しみを目当てに、教科学習にも頑張って取り組む。良い設定でしたね。Kくんの学習態勢、立派です。小学校1年生で、プリントを合わせて10枚~16枚とはすばらしい。1番大切なのは、学習嫌いにさせないこと。教科学習自体が目的でなくても全く構いません。深海魚への興味と相まって、学究力も育っていくことでしょう。

 

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4113.~「分からない」から「分かる」へ~

4113.~「分からない」から「分かる」へ~

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 ~今日のElephasブログ:「やる気が何より」(6月23日)

おはようございます。東中野教室の吉野です。

中3のH君、部活動をがんばっています。

少し眠そうな時もありますが、そんな時は計算問題でウォーミングアップをしてから、単元学習しています。

先日、テスト範囲の乗法公式、因数分解について取り組んだ際、手応えを感じたようでした。

授業終了2、3分前に

「もう少し問題を解きたい」との発言がありました。

また、帰り際に

「今日は帰ったら寝る前に学校のワークもやってから寝ようかなあ」とつぶやいていました。

本人のやる気が何よりです。

講師としても、嬉しくなりました。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ

H君、“やる気”の芽生えですね。「分かる」という手応えは、本当に大きな意欲をもたらすものです。逆に言えば、やる気が出ないのは、「分からない」から。頑張ろうと思っても、分からなければ手も足も出ません。教科書やノート、問題集を開く気にもなれません。講師は、そんな生徒さんの気持ちを理解できることがとっても大切です。H君、そのやる気がテストの数字に反映されると良いですね。やる気は更に確実なものとなります。

 

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4112.~直観的!~

4112.~直観的!~

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 ~今日のElephasブログ:「スペシャル ひらがなだ!」(6月22日)

“を”の練習中、Aくんはハッとした様子で顔を挙げました。

「先生、新幹線だ!“ち”に新幹線がつっこんでる!」と嬉しそうです。

3画目が新幹線の顔に見えたようです。

「スペシャル ひらがなだ!」とのこと。

その後、音読でも、ことさら丁寧に“を”を読んでいました。

実は“と”も「スペシャル ひらがな」なのではないか…

次回、Aくんに尋ねてみようと思います。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ

Aくん、スゴイ感性ですね、「“を” ちに新幹線がつっこんでる!」。この感性!“を”の三筆目は、まさに新幹線の頭の形、というよりAくんにとってそれは新幹線そのものなのですね。直観的!面白いですね。

 

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4111.~ときに先生、ときに探偵?~

4111.~ときに先生、ときに探偵?~

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 ~今日のElephasブログ:「マルつけ」(6月21日)

おはようございます。武蔵境教室の西岡です。

とても元気でお話し上手な生徒さん。よく学校やご兄弟のお話をしてくれます。質問すると直ぐに答えが返ってきます。

計算問題を解くのも早く、急ぎすぎてしまうときは、こちらから

「慌てなくて大丈夫だよ」、「見直してみよう」と声をかけています。

ある日の授業でわり算の計算練習の後、「(間違いを含む)計算の答え合わせをする」という問題に移りました。

学校で隣の友達と解答を交換してお互いにマルつけをすることがあり、生徒さんはその要領で採点までをしました。

注意深く答えをチェックして、間違いを見つけると小声で、「あ、ここ違うよね」。

鉛筆の色を変え、横に正答をゆっくり丁寧に書いていきます。

「間違えないのって難しいよね」、

「全部見直すのはたいへんだから、ひとつずつたしかめだな」、

「おっと。読みやすい字で書かないと」と話しながら。

生徒さんの慎重な一面と、日頃の優しい気遣いが伝わってくるひと幕でした。

正直な感想もうれしく、次に繋げていきたいと思いました。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ

マル付けには、ときに魔法のような効果がありますね。先生の立場になると、間違えに対して客観的になれるようです。一つひとつ確認して間違えを正していく呟きや想像されるその仕草は、探偵のようでもあります。実におもしろい、今度問題を解く時は、もっと慎重になれるのかな?

 

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