4873.~ことばが広がる~

4873.~ことばが広がる~

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「くらべる」(11月26日)

おはようございます。Elephas 所沢教室の榎戸です。

小学1年生のSくんは学校帰りに週2回、ランドセルを背負って来室します。

もうすぐ国語で「じどう車くらべ」というお話が始まるので先取り学習を計画しました。

「お家でじどう車くらべの音読をしましたか?」と尋ねると

「え?じどう車くらべって? 引き算のこと?」と何のことを言われたのかわかりませんでした。

「比べるのは引き算なんでしょ?」

算数のどちらがいくつ多いの文章題に苦戦していた先月。

「比べる問題は多い方から少ない方を引く」と唱えながら取り組みました。

Sくん、「比べる」と聞き取り「引き算」とつながったようです。

理由がわかると納得でした。そしてしっかり覚えていることが確認できました。

これからもSくんとスモールステップで課題に取り組んでいきたいと思います。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

数を比べる、用途や形態を比べる。小学校1年生のこくご「じどう車くらべ」は、後者ですね。「くらべる」の概念がSくんの中で広がりましたね。

 

 

4872.~作文 スモールステップで~

4872.~作文 スモールステップで~

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 ~今日のElephasブログ:「声を弾ませ…」(11月25日)

おはようございます。Elephas 西国分寺教室の髙須です。

Kさんは、とても慎重な生徒さんです。

授業では毎回、作文に取り組みますが、Kさんは慎重すぎるくらい慎重なため、

頭の中に思い浮かべる事象を「言葉で表現すること」が課題の一つになっています。

講師があてはまりそうなケースをいくつか提案して、どれがいちばんイメージすることができるかを確認します。

「こんなことあったかな?」、「こんなふうに感じたことないかな?」等々質問してはふるいにかけ、メモを作ります。

次に文章に仕立てていきますが、これもまた講師の誘導型質問による作業です。

数か月間、そのスタイルで進めてきました。

3か月ほど前から、一人で考えてみましょう、とKさんの背中を押し始めました。

ある部分だけを自分で考えて書く練習です。一行だけでもいいから、と宿題にしました。

「難しかった…」と言っていたKさんが、このごろ、

「書いてきました~」と声を弾ませることが出てきました。

「いいね、すごくよく伝わってくる!」講師の声も弾みます。

促されて書いた文章より、ずっと言葉が生きています。

自分ひとりで書いた=Kさん大躍進です。

これからも背中を押し続けますね。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

無理のない導入から、目標に向けたスモールステップでの指導。このスモールステップも計画の通りにいくものではありません。生徒さんの到達度や心理を把握しながら、微調整をしながら進めていきます。ここでは講師の力量が求められます。ところでKさん、作文のひとり書き、お家でも成功したのですね。“声を弾ませ…”、そんなKさん、すてきですね。

 

 

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4871.~お勧め 国語の教科書~

4871.~お勧め 国語の教科書~

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 ~今日のElephasブログ:「物語そのものを楽しむ」(11月23日)

おはようございます。Elephas 西国分寺教室の横山です。

小学4年生のMくんとは、毎回の授業の初めに国語の読解問題に取り組んでいます。

今月のお話は『山ねこ、おことわり』です。

そして3回目を迎えたとき、Mくんが急に思い出したように、

「あれっ、松井さんはあの『白いぼうし』の松井さんだよね。

そうだ、蝶を逃がした後にタクシーを走らせて、今度は山ねこを乗せたんだよ」と興奮気味に言いました。

Mくんは毎週行っている読解の時間を楽しみにしていて、このお話にも興味が出てきたようです。

「先生。この話はまだ先があるよね。山ねこはどうなるの」と先が気になってしょうがないようです。

読解の問題に取り組みながら物語そのものを楽しむ。

それがMくんの国語の時間です。

Mくんは前に読んだお話もよく覚えていて、どんなお話だったかを講師に教えてくれます。

そして、その話はいつも「要するに」で始まります。

前回行った『ごんぎつね』は、「要するに、ごんはいいやつだった」というのがMくんの『ごんぎつね』でした。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

教科書の作品をこんなに楽しめる生徒さんがいるでしょうか、Mくんは豊かな物語の世界を持っていらっしゃいますね。物語と物語のつながりもおもしろい、ですね。Mくんとこのように物語を味わっていると、講師としても気持ちが和んでくることでしょう。ご家庭でも是非、教科書をお楽しみください。

 

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4870.~心理を推察~

4870.~心理を推察~

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 ~今日のElephasブログ:「初めてのプログラムにも…」(11月22日)

おはようございます。Elephas 西国分寺教室の小川です。

Aさんは来室の際、いつも元気に、

「宿題やってきました~!」と真っ先に講師にファイルを手渡します。

講師は「どれどれ、難しかったところはどこかな?」と声かけし、見直した後に当日の授業を開始していきます。

Aさんの課題は、初めて取り組む授業プログラムに対して、不安な気持ちを取り除き、普段通りの学習態勢を維持することです。

新しいプログラムに取り組む際は、「問題数は少なく」、「プリントは大きく」、「具体物を使った作業から」、

また、「普段よりもゆっくりとした声掛け」でAさんの反応を確認しながら慎重に進めていきます。

そして、頑張って取り組んだ時には、

「できたね~!よく頑張ったね~!また次も取り組んでみようね!」と声掛けし、達成感を一緒に分かち合います。

状況によっては、途中で取り組み慣れたプログラムに切替え、あまりストレスがかからないようにしています。

最近では、徐々にではありますが、初めてのプログラムにも落ち着いて、取り組もうとする姿勢が見られ、

Aさんの成長と頑張りがうかがわれ、講師としてとても嬉しく感じています。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

SEOLEOのElephas と朗豊ゼミナールは、何れも発達の特性を活かした個別指導を実践する教室です。初めてのプログラムに対して苦手意識を持つ生徒さんは少なくありません。そこで、講師は生徒さんの心理を推察しながら、方法を練り、アプローチします。アプローチの仕方は、生徒さん一人ひとり、微妙に異なります。ここが、講師の腕の見せどころ。講師も真剣です、しかし心理的成長を期待してどこか楽しみながら。講師にもその気持ちのゆとりが大切なのです。

 

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4869.~季節と共に~

4869.~季節と共に~

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース

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 ~今日のElephasブログ:「草花 アプリで学習」(11月21日)

おはようございます。Elephas 国立北口教室の鵜澤です。

社会人のTさんは、すべての課題に丁寧に取り組んでいます。

学習アプリで草花の名前を調べることも大好きな課題の1つ。

季節も意識して覚えていきます。

Tさんは普段の散歩でも、道路の草花によく目を向けているそうです。

エレファースの学習と日常生活が繋がり、Tさんの興味の範囲がさらに広がるのはとても嬉しいことです。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

Tさんは、小学生、中学生の頃からずうっと穏やかな生徒さんです。今は、草花に興味があるのですね。PCアプリも活用され、季節と共に草花の学習とはすばらしいですね。日々、豊かに生き生きと過ごされている様子、何よりです。

 

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4868.~反復練習~

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 ~今日のElephasブログ:「延べ100題以上」(11月20日)

おはようございます。Elephas 国立北口教室の八箇です。

H君は、連立方程式を学習し始めた頃はやや苦戦気味でした。

その原因は、解き方が分からないということにではなく、

加減の計算や移項の時の符号の変え忘れといった、ケアレスミスにありました。

ケアレスミスによって正解に至らず、連立方程式は難しいという感じになっていたようです。

正負の数の加減、文字式の加減に絞った問題では、各20問スラスラ解いて全問正解でしたが。

しかし、H君は途中で諦めることなく授業及び宿題などで粘り強く学習を継続していき、

延べ100題以上解いた頃には、正答率も上がり、先日は初めて行うパターンの問題もスイスイ解いて、

解いた問題は全問正解でした。

初めは難しいと感じた問題も反復練習をしっかり行い、自力で解ける問題が増えて、自信になったのではないでしょうか。

これからも一緒に頑張っていきましょう。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

H君、すばらしい努力ですね。延べ100題以上とは、その意欲と根気は見事ですね。先生とも、すばらしいコンビネーションなのでしょう。皆さんもチャレンジ、頑張りましょう!

 

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4867.~世界児童画展出品~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース

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 ~今日のElephasブログ:「好きな世界を描く」(11月19日)

おはようございます。Elephas 国立北口教室の今村です。

先日、第55回世界児童画展に国立北口教室の生徒さんの作品を送りました。

日ごろは学校の学習進度にしっかりと合わせて授業を行っていますが、

9月と10月は芸術の秋を楽しむように、毎年この児童画展に作品を出展しています。

たとえば、

Mくんは大好きな水中の生物を海と川に分けて描き、

Tくんはこのところ興味を持ち始めた歴史の戦国時代から川中島の戦いを描きました。

絵を描く時間を捻出するため、

「この時間までにここまで終わらせる…」という講師が示す学習計画通りにとても意欲的に学習します。

そうして絵を描きながら話す、好きな世界の話は、“小学生でこんなに!”と感心する知識量です。

好きな世界を広げて絵を描き、そのお楽しみと共にしっかりと学習するというエレファースの学習スタイル。

本当に素晴らしい授業が出来ています。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

認知力の発達と巧緻性のトレーニングを目的として、描画、絵画に取り組んできた生徒さんが、このように自由に自分の好きな世界を描かれるようになられます。見る力、描く力を音楽(歌)を伴って育んでいくのが、『造形リトミック』です。学業に日々追われる中、作品制作が却って学業への意欲を向上させているとは、すばらしいことですね。

 

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4866.~デモを契機に~

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 ~今日のElephasブログ:「前向きな発言が…」(11月18日)

おはようございます。Elephas おはようございます。中野坂上教室の小田です。

ご入会間もないTくん。

初回は緊張された表情でしたが、回数を重ねるごとに緊張もとれてきました。

引き算は、足し算よりもハードルが高くつまずきがみられるところですが、

積み木を使って実際の数の変化を体験することによって、イメージを。

次に、数カード。最初はドットが描かれた面を使い、慣れてきたら数字が描かれた面に移行しました。

スモールステップで、着実に学習は進んでおり、

今は繰り下がりのある筆算での引き算も、講師の見守る中、自力で正解が出せるようになりました。

保護者の方のお話によりますと、学習に対しても前向きな発言が出てきたとのことです。

通塾も楽しみにしてくださっていて、講師にとってとても嬉しいご報告でした。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

Tくん、着実に伸びてきていらっしゃいますね。Elephas に楽しく通われているとのこと、何よりです。楽しければ、理解は深まり、理解できれば繰り返し学習することができ、繰り返し学習すれば定着度が高まります。定着度が高まることによって、次の学習を積み上げていくことができます。この良いサイクルを作ること、デモ(体験授業)がその契機となることをいつも目指しています。

 

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4865.~アイディア練って~

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 ~今日のElephasブログ:「やったー!」(11月16日)

おはようございます。Elephas 中野坂上教室の福沢です。

中野坂上教室には、幼稚園や保育園に通っている生徒さんもいらっしゃいます。

Kくんは、保育園に通っている生徒さんです。

プリント学習よりも、元気に体を動かすのが得意な生徒さんです。

そんなKくんの授業案は、まずはプリント以外を使って考えます。

たとえば、積み木が好きだから積み木を使って。

「5」という数の分解、合成をどのように声掛けしたら興味をもてるかなと、

Kくんの笑顔を思い浮かべながら授業案を作成します。わくわくする時間でもあります。

最近のKくんは、アプリを使って学習することができるようになってきました。

幼児用のアプリを使ってひらがなを書いたり、1年生のアプリを使って数を数えたり、

30分くらい集中して机に向かっていることができます。

もう一つ、講師が驚かされたことがあります。

以前は、講師が

「アプリの準備ができるまで、座って手を膝に置いて待ってください」と言っても、ぴょんぴょんはねていました。

でも、最近では、講師が同じように言うと、

「はい」と言って、椅子に座って手を膝に置いて待っていられるようになったのです。

初めてKくんのそのような姿に出会ったとき、講師は心の中で

「やったー!」と言ってうれしさをかみしめていました。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

生徒さんの成長は、講師にとって本当に嬉しいものですね。どんなに小さな変化でも、その一つひとつに対しての「やったー!」という気持ち、どの講師も同じですね。ひとり一人の生徒さんにとって最適な授業案と指導法を練る、講師のそのエネルギーが教室に漲ると教室は活気づきます。良いアイディアが浮かんだときほど、生徒さんの来室が待ち遠しいことはありません。初代の所長もよくそう申していました・・・。

 

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4864.~充実!学業&部活~

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 ~今日のElephasブログ:「日本語ワープロ検定、無事合格!!」(11月15日)

おはようございます。Elephas 東中野教室の秋笹です。

職業学科1年生のM君。

合格してからもエレファースに週1回通われています。

大きな声で話すことはあまりないのですが、講師が聞くと学校での出来事を微笑みながら話してくれます。

特に中学の時から大好きなサッカー部(フットサル)の話は熱がこもります。

1年生ながら大活躍!

フットサルではレギュラーに選ばれ予選を勝ち上がり、全国大会は名古屋で試合、ゴールも決めて6位でした。

先週もサッカーの試合後に

「ギリギリ間に合いました」と来室。

そんな彼が入学時から挑戦しているのが日本語ワープロ検定です。

最初はキーボードに触れるのも初めてと言っていましたが、アプリで練習を始めました。

指の使い方が難しく、小指や薬指が動かなくても辛抱強く寡黙に繰り返すことを続けました。

その後、時事ニュースを選んで書式を決めてタイピングしたり、読解ワークのテキストをタイピングしたり、

本人が楽しく臨めるよう工夫しました。

めきめきという音がするくらい打つことが早くなり・・・、

4級の問題集で時間内にできなかったことも、テスト前には2~3分残して仕上がるようになって、

無事合格!!

次は3級です!

そして勉強を続けている漢検にも挑戦しましょう。

これからも学校生活が豊かになるようサポートを続けます。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

M君、頑張っていますね。「辛抱強く寡黙に」、それがM君のスタイルですね。部活と学業、その両輪が良い回転をなし、まさに充実。M君の底力を感じます。

 

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