4218.~絵、言葉~

4218.~絵、言葉~

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「想像力豊かに」(10月25日)

おはようございます。国立北口教室の鵜澤です。

教科学習と同様、絵や造形が大好きなSくん。

先日のエレファース絵画展には、

1枚の用紙にたくさんの犬を描き、1匹ずつ色も塗り分けた、

大好きな犬の作品を出展されました。

Sくんは普段から想像力豊かで、1輪の花や1匹の虫からも物語を展開します。

国語の読解や音読も得意です。

たくさんの犬を描きながら、

「この犬は赤、それとも紫がいいかな」、「背景は夕暮れの色にしたい」、

「何かの時に犬が助けに来てくれるかもしれないよ」などと、Sくんの話が弾みます。

講師も「どうして夕暮れ時がいいの?」などと声かけをしていきます。

教室での絵画制作も国語力や表現力につながる言葉を引き出す時間になっていると感じます。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ

本当に、そうですね。絵の制作過程にも言葉があり、作品自体にも言葉があります。そんな目で、もう一度Sくんの作品を観てみたいものですね。

 

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4216.~日常の絵画~

4216.~日常の絵画~

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 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「3年ぶりの開催、Elephas絵画展」(10月22日)

おはようございます。国立北口教室の今村です。

3年ぶりの開催となったElephas絵画展。

国立北口教室からも多くの生徒さん方が作品を出展されました。

初めての絵画展の生徒様も多く、

「絵画展って何?」というところからのスタートでした。

仕上がった作品に丁寧にていねいに個票を貼り、

題名から溢れる思いを感じながらリスト順に並べました。

ほんとうに、素敵な作品が揃いました。

絵画展当日、これらの作品を多くの皆様に観ていただけたのは本当に嬉しいことでした。

自分の作品を見つけたときの生徒さん方のお気持ち、

エレファース全教室からたくさんの作品を観る機会。

それぞれの感想が、とても楽しみです。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ

先週15日(土)~16日(日)の2日間にわたる第7回Elephas絵画展、お蔭さまで盛況のうちに無事終えることができました。生徒さんとそのご家族、関連の皆さま、通りがかられたたくさんの皆さまより、温かいお言葉をいただきまして大変ありがとうございました。生徒さんはじめ、スタッフ一同、表現活動への意欲をさらに増しております。造形リトミック、「100万人に1人の天才画家を育てるためではなく、残りの99万9千余人を落とさないための教育」という理念で50年近くに亘って絵画の実践を行ってまいりました。この度のご来場を心より感謝申し上げます。

 

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4215.~言葉と工作~

4215.~言葉と工作~

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 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「うん いいお部屋!」(10月21日)

おはようございます。国立北口教室の御供です。

先日授業の最後に「おうち」を作りました。

大きなテレビは家族みんなで見られるように。

お客様がいらしたときのために、ソファはたくさん。

妹さんが触らないようにおもちゃ箱は壁際に。

完成させて、窓を開き、そうっと中を覗き込み、

「うん いいお部屋!」

「おじい様やおばあ様も、楽しそうにお話ししてる?」と講師が尋ねると、

「もう宿題終わったから、一緒にご飯に行けるねっていってる!」との回答。

きっと以前、実際に交わされた会話なのでしょう。

宿題に対し、ご家族の皆さんが励ましてくださっている空気が伺えました。

おひとりで取り組める課題をやり切れる量だけ、この日も宿題にしました。

 

◇ワンポイント・メッセージ

楽しそうに、”おうち“づくりができましたね。絵にも対話があるように、工作にも対話があります。自分との対話もあれば、誰かとの対話もあります。この生徒さんも、言葉を発しながら、イメージがどんどん膨らんでいっていますね。逆に、イメージが言葉をどんどん引き出しているのかもしれません。

 

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4211.感性を育む~~

4211.感性を育む~~

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 ~今日のElephasブログ:「工作、心を動かす」(10月17日)

おはようございます。武蔵境教室の清水です。

エレファースの教室を訪れる生徒さんの多くが、教室の入り口でふと、足を止めます。

ドアを入ったところに、いつも可愛らしい造形作品が飾ってあるからです。

少し前のお話ですが、この夏は「かき氷」が並びました。

イチゴ、メロン、ブルーハワイとカラフルです。

スポンジに絵の具を付けてスタンプのように紙に当てて、いかにも「かき氷」にかかったシロップのように色を着けています。

暑い日差しを浴びて汗をかきながら教室のドアを開けると、真っ先に目に入るのが冷たく美味しそうな「かき氷」。

小学生の皆さんには大人気で、「作りたい!」というリクエストをとても多く、楽しく取り組みました。

中学生の生徒さんは、工作より学習優先ということを良くわかっていて、工作のリクエストはあまりありません。

ところが…! ある中学生の生徒さんが、教室で取り組んでいる作文に「かき氷」のことを書きました。

飾ってある作品がインスピレーションを与えてくれたようです。

紙なのに、なぜかとても本物らしく見えるエレファースの創造造形。

生徒さんの心を動かす魅力があるようです。

 

◇ワンポイント・メッセージ

工作を楽しむポイント、それは、講師もその工作を楽しめること。きょうのブログ講師は、「かき氷」に魅せられたのでしょうか?“暑い日差しを浴びて汗をかきながら、真っ先に目に入るのが冷たく 美味しそうな「かき氷」”、実はこの感触、講師自身のものだったのかもしれません。それで、いいのです。すばらしいことです。創造造形をはじめ、造形リトミックの目的の一つは、感性を育てること。感性は、教科学習においても求められるものです。漢字を覚えるのにも、表音文字であるひらがなの一文字一文字を覚えるのにも、感性は有用です。

一昨日、昨日と第7回Elephas絵画展を盛況のうちに無事終了することができました。生徒さんおひとりお一人の大好きなこと、大好きなもの、興味のあること、興味のあるものが、それぞれに表現されていました。元気で、明るく、楽しい作品いっぱいで、好評をいただきました。ご来場の皆さま、どうもありがとうございました。コロナ禍、今回は3年ぶりの開催でしたが、次回に向け表現活動への意欲がまた新たに湧いてきました。

 

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4205.~Elephas絵画展 10/15~

4205.~Elephas絵画展 10/15~

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「マルから、かおへ」(10月11日)

おはようございます。武蔵境教室の小泉です。

K君とはリズム造形でマルを何回も何回も練習してきました。

いったい何個のマルを描いてきたのか、数えきれません。

絵画展の開催が発表される頃、マルが始点と終点を合わせて描けるようになってきました。

そこで、歌唱造形の「かお」を繰り返し練習することにしました。

「顔を描けるようになるのが目標だった」とお母さまからお聞きして、絵画展の題材が決定しました。

その後もマルと「かお」を何度も何度も描きました。

講師「疲れましたか?」

K君「つかれた~」

この会話も毎週です。

でもK君の顔は疲れていませんし、笑顔です。

実際に疲れは感じているかもしれませんが、毎週楽しんで授業を受けておられます。

「かお」の次は何を繰り返し描こうか、とても楽しみです。

 

◇ワンポイント・メッセージ

いよいよ今週末から、第7回Elephas絵画展が開かれます。2年振りです。たくさんの生徒さん方が楽しみにしていてくださいました。今年は特設コーナーも設け、ひと趣向。K君の作品も楽しみです。“数えきれない”程のマルの練習を経て、作品『かお』へ。ひとつ、目標に到達されましたね。

 

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4189.~Elephas絵画展 作品制作中~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

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 ~今日のElephasブログ:「ちぎり絵の手法で」(9月21日)

おはようございます。相模原教室の北村です。

教室のあちらこちらで絵画展の絵を制作している様子が見られます。

毎回、参加されるOさんとお母さまと今年の題材や手法を考えていた時のこと、

Oさんのうちわ作りのことを思い出しました。

赤や緑の折り紙に講師がガイドラインを書き、Oさんはそれをちぎってスイカを作り描(えが)きました。

切った紙を重ねて絵にした所、Oさんの作ったスイカは何とも味わい深い素敵な絵になりました。

Oさんは手先が器用で決められた作業を集中して丁寧に美しくこなすことができます。

折り紙を細く、小さくちぎることもとても上手でした。

ちぎり絵の手法で絵画展作品を制作したら、Oさんの得意なことを活かしたOさんらしい作品になるのでは・・・?

お母さまも、

「いいですねぇ」と賛同してくださいました、真っ白な画用紙にちぎり絵で。

そして今、Oさん、楽しく取り組んでいます!

 

◇ワンポイント・メッセージ

Oさんは、ちぎり絵で作品制作中とのこと。題材は? 完成が楽しみです。味わい深い、Oさんのスイカも是非見てみたいものですね。皆さまもどうぞ、Elephas絵画展にお越しください。Oさんのちぎり絵をはじめ、たくさんの生徒さんの作品をお楽しみいただけましたら、大変嬉しく思います。

 

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4187.~Elephas絵画展(第7回)

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

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 ~今日のElephasブログ:「作品制作」(9月19日)

おはようございます。相模原教室の小口です。

絵画展へ向けて準備を進める時期となりました。

「何を描く?」の問いかけに、

「う~ん…」と、なかなか題材を決めることが難しい生徒さん。

また直ぐに、

「○○描きたい!」、「○○がいい!」と、答えが返ってくる生徒さん!

時にはその返答に、

(えっ!難しい!大丈夫?描ける?!)と講師の心の声。

それでも、生徒さんの「描きたい!」と思った気持ちを尊重し(叶えてあげたい!)と、

「よ~し、描いてみよう!」と声にし、参考資料を探したり、選んだりと作業を始めていきます。

なかなか題材が思い浮かばない生徒さんも、好きなものや興味のあること、

季節、食べ物、植物、動物、風景、思い出等、選択肢をあげながら会話を通して進めていきます。

そして作業につなげます。

制作の中では、描いた一本の線や形に、

「何かこれはちがう。おかしいなあ~」と自分が思ったように描けないことから、

何度も何度も消しては書き直し、消しては描き直してしまうこともあります。

けれども、そんな繰り返しをしながら完成した作品は、

生徒さんの思いがいっぱい詰まったすばらしい作品になると期待しています。

楽しみです。

 

◇ワンポイント・メッセージ

Eleohas絵画展、2年の間を経て、今年10月15日(土)、16日(日)に武蔵野市武蔵野プレイス(JR中央線、西武多摩川線:武蔵境駅より徒歩1分)で開催いたします。今日のブログと同じような絵画制作が、この時期全Elephasで行われています。時間をかけ、気持ちを込めて取り組んだ作品、是非たくさんの方々にご覧いただけますように。お待ちいたします。

 

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4177.~本当のところは~

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 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「面接練習」(9月7日)

おはようございます。津田沼教室の千山です。

T君は、普段とても無口で、雑談もあまりしません。

学校のことなどを聞いても、一言返事をして済ますということが多い生徒さんでした。

最近、T君と面接の練習を始めました。

自分のこと、家族のことなどについて質問すると、いつもよりがんばって答えます。

自分についてどう話したらいいかわからない、といったことも素直に言ってくれました。

そこで、答え方を一緒に考えたり、いくつか例を挙げた中から選んでもらったり、家族に聞いてみるよう促したりしました。

まだ、スラスラと答えられるわけではありませんが、一生懸命、話をするようになり、成長を感じています。

 

◇ワンポイント・メッセージ

「自分についてどう話したらいいかわからない」、T君の本音を聞くことができましたね。話し嫌いなのでもなく、人を避けているのでもなく、自分のことは秘密にしておきたいのでもなく、実は無口なタイプであるのでもなく、・・・。本当は、すべてこれらの反対であるのかもしれません。受験に備えての面接練習が、コミュニケーションの門戸を開くことにつながったとしたら、すばらしいことですね。対話を楽しみましょう。

 

 

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4173.~工作を楽しむ~

4173.~工作を楽しむ~

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「」(9月2日)

おはようございます。越谷教の田中です。

Nくんと歌唱造形「ワニ」を描いた次の授業で、ワニの工作をしました。

「今日は先週描いたワニを作ってみるよ」と声がけし、Nくんの前に見本を置き、作業手順を話してから始めました。

作業中は淡々とした表情でしたが、いざ出来上がるとパァッと笑顔に。

授業後にお母さまにお見せする時もずっと笑顔のままで、大切に持って帰られました。

大好きなワニを作ると分かっていたら作業がより一層進むのではと思い、

「つぎの授業の時に、もう1頭友達のワニを作るよ」と声をかけ、視覚的に分かりやすく伝えました。

そうするとNくんはその翌週もすぐに笑顔になり、ホチキス止めやシール貼りなど、

前回と同じ作業内容にも、スムーズに楽しそうに取り組むことができました。

作ってみたいという気持ちが湧く、だから作業もスイスイと進められる。

工作の導入と展開、大成功でした。

 

◇ワンポイント・メッセージ

Nくんが、そんなにワニを楽しみ、喜んでくれるなんて、嬉しい限りです。工作のワニにワニを感じられること(対象を捉える感性)、指示の理解、手順に従って作業に取り組むこと、作業における巧緻性と視知覚機能の駆使、表現力の習得、講師との、また親御さまはじめご家庭でのコミュニケーション、工作にはさまざまな学習要素が含まれています。・・・しかしそんなことはさておいて、楽しむこと。それが、1番です。

 

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4135.~エレファース絵画展~

4135.~エレファース絵画展~

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「2年分の力を入れて」(7月20日)

おはようございます。相模原教室の小口です。

コロナ禍で、2年間開催ができなかったエレファース絵画展が、今年の秋、開催されることが決まりました。

これは、とてもうれしいお知らせです。

いつもは、授業課題や内容によって、絵を描く機会があまり無い生徒さんたちも楽しみにしています。

出品に向けて描いていく過程の授業は、目的に向かって気持ちがひとつになっている感じがとても楽しく

講師も夢中になります。

また、

「何を描こうか~」から始まる会話を通して、気付きを得たり新たな発見をすると、そこに成長を感じます。

完成した描画からは、生徒さんそれぞれの思いや感性が伝わります。

「やった~描けた~」、「完成~」、「がんばったね~」の言葉からうれしさや達成感を感じ取ることもできます。

生徒さん一人ひとりの個性を引き出し、生徒さんの思いがいっぱい詰まった作品が描けるよう、

2年分の力を入れて取り組んでいきたいと思います。

生徒さん一人ひとりの顔を思い浮かべながら、取り組む日が待ち遠しく楽しみです。

 

◇ワンポイント・メッセージ

「2年分の力を入れて」、この強い思いがすばらしいですね。講師にこれほどの気持ちの高まりがあれば、それが生徒さんにも浸透し、きっと楽しく、面白く、個性的な作品がそれぞれに生まれることでしょう。楽しみです!

 

 

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