3488.~こんな空間も~

3488.~こんな空間も~

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

※4月13日より、オンライン授業を開始いたしました。

 ~今日のElephasブログ:「どんな状況でも」(6月15日)

おはようございます。津田沼教室の堀です。

コロナ感染対策として教室の机の上には対面シートが設置されています。

さて、圧迫感があるかな?

気になって叩いたりする子はいるかな?と心配しましたが、授業が始まるとまるで気になりませんでした。

授業の内容に集中していくうちに忘れてしまい思わず手をぶつけることがあったくらいです。

少し気になる様子の生徒さんには会話練習の質問カードを対面シートに貼り付けてみました。

すると、まるでテレビカメラ越しにインタビューをしている気分になったようでいつもよりまっすぐこちらを見ながら質問したり答えたり楽しく会話練習ができました。

どんな状況でも楽しめることは見つかりますね。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

またもや、対面シートが活躍。いつもとは違う、講師との空間が却って新鮮なようですね。対面シートに会話カードを貼る、これも新しい試み。工夫による初めての空間感覚に興味がそそられ、いつもより一層集中して楽しめたのは、何よりでした。

 

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3482.~伝える~

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※4月13日より、オンライン授業を開始いたしました。

 ~今日のElephasブログ:「“こそあど言葉”の答え合わせ」(6月8日)

おはようございます。武蔵境教室の伊藤です。

これはなんて読むんですか」

こっちの計算では…」

どっちにしようかな」

オンライン授業をしています。

パソコン画面の向こうから、生徒さんの「こそあど言葉」が聞こえてきます。

生徒さんと同じ教材が講師の手元にもあるため、

生徒さんが何について話しているのか講師もすぐにわかります。

でもあえて、

「どれのことだろう? 先生からプリントが見えないから、もっとくわしく教えて」と促します。

パソコンのカメラにプリントを近づけて、指差しで示す生徒さんがいます。

「りんごの絵の…」「右のページの上から…」と言葉で説明する生徒さんがいます。

「(講師への伝え方が)わからない」と言う生徒さんもいます。

ときどきは、「おかーさーんっ!」といった声も聞こえてきます。

「ありがとう。この問題のことだね」と講師は、生徒さんとは異なる方法で該当箇所を示します。

たとえば画面で示した生徒さんには言葉で、言葉で伝えた生徒さんには画面で、「こそあど言葉」の答え合わせをします。

「わからない」や「お母さん」と言った生徒さんには、

「わからない…、でも先生にはその気持ちがちゃんと伝わったよ」などと話しながら、

画面と言葉で「こそあど言葉」の答え合わせをします。

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

相手には見えていないものを、どのように伝えるか?言葉を使って、又は動作で、又は助けを求めて、又は示し方が分からないことを講師に伝えて、・・・それぞれに工夫していますね。期せずして、コミュニケーションの学習が成立。SSTですね。そのベースにあるのは、“先生に伝えよう””伝えなくちゃ“という生徒さん方の”思い”です。つまり、動機付けです。それがなければ、伝えるという行為は生じません。日頃の対面授業で培われた講師との関係威性がこのような時に明確に表れます。オンライン授業については、臨場感がないとか、年配の教師は不慣れであるとか、用意に手間がかかるとか、どちらかというとマイナス面が報じられることがありますが、オンラインならではの面白みもいろいろと見つかるものですね。

 

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3463.~体験を通して~

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※4月13日より、オンライン授業を開始いたしました。

 ~今日のElephasブログ:「思いっきりのびのびと」(5月16日)

おはようございます。相模原教室の北村です。

今年の春期講習、一斉休校中ということもあり、特別に午前中の早い時間に授業をすることもありました。

そうすると、教室の中で授業をしているのが一組だけの場合があります。

Yくんの春期講習は2年生のおさらいが中心です。

覚えた九九を思いっきり大きな声で言い合いっこをしました。

長さの勉強では、3メートルを実感してもらうために、誰もいない教室の廊下で紙テープを2人で持って、

「すっごく長いね~」と笑い合いました。

他の生徒さんがいる時には決してできないことですが、学校がお休みでのびのびと過ごす場が少なくなっていたYくんにとっては、楽しく学習できた貴重な時間だったと思います。

その時々の状況の中でいかに楽しく学ぶか…、これからの授業の中でも大切にしていきたいと思います。

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

教室の貸し切り状況ですね。普段できないことを試みて、大いに楽しく学習できて何よりでした。大きな声での九九の暗唱、唱えること自体が楽しくなると今後九九も一層定着し、国語の音読にも力が入っていくことでしょう。また3mの紙テープも貴重ですね。いつまでもとっておかれると良いですね。量を感覚的に捉えることは、体験を通してこそ可能となります。

 

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3448.~オンライン授業、可能性は~

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※4月13日より、オンライン授業を開始いたしました。

 ~今日のElephasブログ:「言葉と視覚情報の効果で」(4月29日)

おはようございます。西国分寺教室の丸山です。

先日初めてAさんとzoom授業をしました。今日の読解テキストは、「てんとう虫」。

「指先からとびたつ」という表現から、「指先」はどこかという話になりました。

図鑑やネット写真を画面共有し、さらに「先生の指を見てください」と指先に赤い丸シールを移動させ、上に飛び立つように模しました。

「高い!」とAさんは驚き、「太陽にいくんだ!」と納得した様子でした。

画面は見せたいものをアップにして見せてあげられるので、わかりやすいようです。

言葉かけの効果を意識しながら進めること、視覚の効果を考えながら授業すること。

私たち講師は対面授業のスキルを持って授業をしてきましたが、zoomでもそれは同じことだと感じています。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

昨日のブログでもそうでしたが、限られた画面の中での情報の提供、それはそれとしてのメリットがあります。生徒さんは視線をそこに集中させやすいようです。また、アップとルーズで、見るべきところに視線を導くことができます。アップからルーズへ、ルーズからアップへ、こちらの調整で視線の移動のプロセスを体験させることもできます。オンライン授業、講師にとっても奥が深そうですね。

 

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3436.~はじめまして、ONLINE授業~

3436.~はじめまして、ONLINE授業~

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

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※4月13日より、オンライン授業を開始いたしました。対面授業での記述は、3月末までに行われた授業によるものです。

 ~今日のElephasブログ:「職業学科受験を目指して」(4月15日)

こんにちは、越谷教室の森田です。

3月に入会されたRくんは、とてもまじめで何事にも丁寧に取り組んでいます。

4月から中学3年生になりました。高等部職業学科受験を目指して数学と国語そして実技(ラジオ体操、運動、作業など)の学習を週2回行っています。

授業の最初はまず、ラジオ体操から始めました。

Rくんは教室の真ん中に立ってとても元気よく、見ていて気持ち良いくらいに一生懸命体を動かしています。

講師も後ろで一緒に参加していますが、ラジオ体操はかなり体力がいるのだと実感しています。

国語では、人物の気持ちを考えたり、状況を説明したりする時の独自の発想がとてもユニークで、きちんとした解答とは別に色々な楽しい話をしてくれます。

型にはまった考えだけではなく、想像力豊かで、講師も「なるほど」と頷いたり、時にはクスっと笑いたくなったりしています。

数学はこれまでの学習がとてもしっかりと身についており、Rくんのまじめな性格が日々の学習に活かせていると感じます。

このように一生懸命取り組んでいるRくんのこれからの成長が本当に楽しみです。

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

Rくん、中学3年生。今年度は、受験生ですね。既に目標が定まり、もう受験対策をスタートされているとは、とても良いスタートです。現在休校が続いていますが、受験期の1月は確実に日に日に近づいてきます。今しばらくはElephasもONLINE授業ですが、着々と準備を進めていきましょう。初めてのONLINE授業は、それはそれで新鮮ですね。講師達もPC機能をフルに活かして、日々効果的な授業を心掛けていきます。

 

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3233.~やる気を引き出す~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

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 ~今日のElephasブログ:「もしも作文「」(8月19日)~

おはようございます。武蔵境教室の柿沼です。

4年生のCくんは、文章や文字を書くのがあまり好きではありません。そして、出来ることならば漢字を書かずに済ませたいのです。講師が「習った漢字だよね?」と促すと、「あ~、もう先生ったらしつこいんだから」と笑いながら、渋々消しゴムで消して書き直しています。

そこで、本格的な作文の前の練習として「もしも作文」を始めました。タイトルは「もしも<    >だったら」。

「最初に、〇〇をします。」「なぜなら××だからです。」を記入します。「次に〇〇をします。」「なぜなら××だからです」と数回続け。「最後に〇〇をします。」「なぜなら××だからです。」で締めくくります。

もしもの内容は自由です。空想好きのCくんは張り切って取り組みました。ある時は何かになりきり、ある時は独自の世界を作ります。

数回目の授業で変化が見えました。

「これで良いんだっけ?」と漢字を使ったり、「足湯はお風呂の何分の1?」と聞いたり、自分の考えを分かりやすく正確に伝えようとしているのです。

その日は「書き足りない、家でやってくる」と持ち帰りました。

かしこまった作文では何をどう書いてよいか悩んでしまいがちですが、この方法で、自分の考えを文章にする苦手意識を、楽しみながら克服できればと思っています。

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◇ワンポイント・メッセージ◇

講師発案の「もしも作文」、何がCくんのやる気を引き出したのでしょう。

・作文のスタイルが決まっているから

・自身の好きなテーマで書けるから

・簡単なところから、そして好きなことからスタートできたので、要領を得て苦手意識が消えたから

Cくん、楽しみながら、また空想しながらどんな作文ができたのでしょう。上記の答えは、C君の作文の中に発見できそうですね。

 

発達障害の方のための塾(エレファース)
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