3939.~自由に、楽しく、クリエイティブ~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「絵が動き出す、効果音のようで」(12月3日)

おはようございます。所沢教室の吉住です。

絵を描くことが大好きな小2のYくん。

まだ、ひらがなを完全にはマスターできていませんが、用意したプリントを次々とこなしていきます。

所々空欄になっている単語に文字を入れたり、ひらがなしりとりをしたり、反対言葉を探したり…

あいうえお表を見て、文字を探し出すことなどを楽しく学習しています。

そして最近のYくん、自分で描いた絵の中に思いついた文字を書き入れていくようになりました。

「ぎぎぎぎぎ」、「だだだ」、「するするする」

書いた文字は、一緒に声に出して読みます。

すると描いてある絵が動き出す効果音のようで、楽しくなってきます。

Yくん! 「ぴゃぴゅぴょ」が書けるようになると、もっと面白くなりそうだね!

 

◇ワンポイント・メッセージ

Yくん、絵と文字で、思いっきりあそんでいますね。あそびとは、ふざけていたり、いい加減だったり、ということではありません。むしろ、その逆。自由に、楽しく、クリエイティブに、だからある意味真剣に。Yくんと先生との、やわらかな感性が絵と文字あそびを一そう楽しくしていますね。

 

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3938.~思考と作業~

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 ~今日のElephasブログ:「プログラミング:スクラッチ」(12月2日)

おはようございます。所沢教室の鹿間です。

社会人2年目のYさん。

授業には、買い物の際のお金の出し方、料理のレシピ作りなどさまざまなことを取り入れています。

この秋から新しく始めたのはプログラミングのスクラッチです。

まず講師が、

「制御のカテゴリーからこのブロックを使って・・・」というようにパソコンを操作して手順を説明し、

その後Yさんが一人で作業をします。

Yさんは少し考えながらも、それぞれのカテゴリーから正しいブロックを選んでプログラムを作っていきます。

まだ数回の学習ですが、

「左矢印キーを押すとシンバルの音がなり、コスチュームが変わる」までプログラムできるようになりました。

自分でプログラムを組んで、その通りに音がなったり動いたりするのが楽しいようで、

理解も早く、授業はとても順調です。

次は音階を設定することにチャレンジ。

そして最終目標は迷路ゲームの作成です。

頑張りましょうね。

 

◇ワンポイント・メッセージ

コロナ前の1~2年間をかけて、定期的に学んできた『スクラッチ』。講師も習熟してきたようですね。Yさんもその面白さを理解できたようで、すばらしいことです。プログラム的プロセスをワークで学ぶドリルも市販されていますが、プログラミングをPCで確実に実践していくこと、やはり本来の形での学習は手応えがありますし、実践へと効率よく結びついていきます。アルゴリズム的思考に操作を伴わせていく、思考と作業のマッチングは大変有効な機能トレーニングとなり得ています。

 

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3937.~説明次第で、納得!~

3937.~説明次第で、納得!~

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 ~今日のElephasブログ:「分数の足し算、折り紙で」(12月1日)

おはようございます。所沢教室の増原です。

通分の学習をスタートしたHちゃん。

最初は説明を聞く前に、

「1/2+1/3=2/5だね!」と、分子、分母をそれぞれ足し算してしまいました。

“1を2つにわけた1つ分と1を3つにわけた1つ分は大きさが違うこと、

大きさが違うとそのままでは足し算できないので、分母を同じ数に揃えてから計算すること” を説明して、

先程の計算の答えを確かめることにしました。

2枚の折り紙をそれぞれ1/2、1/3に切って、別の1枚は2/5分を赤で塗ります。

「切った紙をのせると2/5になったかな?」、

「あれー?多くなってる…まちがえた……」、

「じゃあ今度は一緒に通分してから計算してみよう。分母を同じ数にして分子だけ足し算すればいいね」。

その後、再び折り紙を使って答えが合っていることを確認しました。

以前は間違えると自信を無くして手が止まってしまいがちでしたが、

最近は講師の言葉を受け入れ、すぐに気持ちを切り替えられるようになりました。

 

◇ワンポイント・メッセージ

Hちゃん、通分を楽しく学習できましたね。間違えても、理解できる説明が簡潔に行われれば、子どもは納得します。子どもがイライラしてしまうのは、言葉だけの理解できない説明と納得のいかない答です。Hちゃん、これからは分数の足し算となるとこの“折り紙のできごと”が頭に浮かぶのではないでしょうか。そして、“そのまま足したらダメなんだ”と思い出すのではないでしょうか。

 

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3936.~探求心をもって~

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 ~今日のElephasブログ:「歌唱造形、大好き!」(11月30日)

おはようございます。所沢教室の榎戸です。

幼稚園年長のNちゃんは、歌唱造形が大好きです。

最近お気に入りの3つのことがあります。

椅子に座るとまず講師に尋ねます。

「ルンルン 今日は何を描くのかな」、

「ルンルン わかりました。トラですね」。

楽しいことを話すときにルンルンをつけることがブームのようです。

そしてもう一つは歌唱造形の絵に隠れている形を見つけること。

「ここは 四角」、

「ここは 大きな丸」、

「ここは つぶれちゃった丸」(今度は楕円を課題にしましょう)、

「ここは 斜めと斜め。あ!ギザギザだ」など、次々に見つけていきます。

それが終わると、クレヨンで描き始めます。

出来上がると にっこり。

「じゃあねレインボーで塗るね」。

以前は同じ色で彩色していたのですが、今はできるだけたくさんの色を使おうとします。

ここ数ヶ月のNちゃんの作品は、とてもカラフルで素敵な仕上がりです。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ

Nちゃん、歌唱造形を大いに楽しめていますね。Nちゃん自身から、いろいろなことに気づいていけることもすばらしいですね。“これはなんだろう”“なんの形かな”どうなっているのかな“、疑問も少しずつ広がっていくことでしょう。春からは小学校1年生、教科の学習にも楽しく、探求心をもって取り組めることでしょう。

 

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3935.~先生と一緒なら~

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 ~今日のElephasブログ:「中2生、E模擬を体験」(11月29日)

おはようございます。津田沼教室の有藤です。

H君は、現在中2生です。10月に行われたエレファース模擬に挑みました。

受検本番までに、未だ1年ありますが、外部模擬に早めに慣れておきたいと、本人と親御さまのお考えでした。

授業で、国語・数学の教科学習の他に作文、面接の練習をしました。

H君にとって、面接は初めてのことです。

自分のことを相手に伝えるのは、難しいことです。

話し方は?姿勢は?声は?

お喋りが好きなH君ですが、普段とは勝手が違います。

毎回の注意点を懸命に覚えていきました。

エレファース模擬後の授業で、「緊張しました」とH君。

講師は、

「H君だけではありません、みんな緊張します。よく頑張りましたね」と褒めて迎えました。

今回の経験が、よい刺激になったことでしょう。

模試評価コメントをさっそく授業に取り入れ、実践しています。

1つ1つ確実に『できる』を増やし、自信につなげて、1年後に備えたいと思います。

 

◇ワンポイント・メッセージ

H君、これから本格的に受検対策に取り組む上で、とても良い経験になりましたね。模擬検査によって、今後の課題が明確になる上に、自身の受検への意識も明確なものとなります。緊張感からは、もう回復されたでしょうか。受検年度は、自信を失ったり、不安になったり、プレッシャーを感じたりすることもあるかもしれません。でも先生と一緒なら、大丈夫。時に気持ちを緩め、時に気持ちを引き締めて、目的の達成へと無理なく歩を進めていきましょう。

 

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3934.~1枚のテストから~

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 ~今日のElephasブログ:「昆虫博士!?」(11月28日)

おはようございます。国立北口教室の八箇です。

昆虫好きのKくんが「テストが返ってきました」と言って少しはにかみながら、

答案用紙をカバンから出してきました。

点数をみると100点、タイトルは「こんちゅうの世界」でした。

講師が「お~、すばらしい」と伝えると、とてもニコニコして喜んでいました。

Kくんは夏の間は、クワガタ・セミ・カマキリ・トンボなど良く観察していて、

授業の前後にその日に観た昆虫の様子を話します。

絵を描くのも上手く、特徴を良く捉えています。

先日、東大大学院の昆虫博士のことがテレビで放送されていました。

Kくんも将来昆虫博士として活躍しているかもしれませんね。

これからも昆虫の話を色々聞かせて下さい。

 

◇ワンポイント・メッセージ

Kくん、理科のテスト100点とは、すばらしいですね。好きなことなら、頑張れる。テスト100点ということは、単にその分野の知識が優れていたというだけではなく、紙ベースのテストという手段に対応できた、ということもあります。1枚の100点のテストから、Kくんを分析的に把握することができます。得意なこと、好きなこと、どんどん伸ばしていきましょう。

 

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3933.~証明問題、スモールステップで~

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 ~今日のElephasブログ:「できそう⇒できた!」(11月27日)

おはようございます。津田沼教室の千山です。

Eさんと数学の証明問題に取り組みました。

初めは何から記述すればいいのか、戸惑ってしまい筆が進みません。

そこで、穴埋め問題を作成しました。

「2つの△って、どれだと思う?」

「仮定って?」

「合同条件ってどれがあてはまる?」

など、ひとつずつ問いかけながら進めていきました。

最初は、少なめの穴埋めでしたが、だんだんと穴を増やしていきました。

また、声かけをしなくても埋められるようになりました。

Eさんが「できそう」と思う課題から、徐々にステップアップしたことで、

Eさんも積極的に課題に取り組むことができました。

これからも、「できそう」「できた」を繰り返してステップアップするEさんをしっかりサポートしていきたいと思います。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ

正に、スモールステップですね。証明問題は、論理思考のトレーニングです。しかも考えるだけでなく、それを一行ずつ記述していきます。プログラミング的思考に基づく作業です。目的(結論)に向かって、まずどこからスタートすれば良いか、次にどうするか、またその次は、・・・それを講師がスモールステップで導くことによって、Eさんは、みごと結論に辿りつけました。

 

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3932.~子どもの質問~

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 ~今日のElephasブログ:「何故?寅年と書くのだろう?」(11月26日)

おはようございます。津田沼教室の堀です。

今、教室では年賀状作りをしています。

毎年11月に来年の干支を描いたり干支の動物の工作をしたりしています。

干支の順番を歌にして覚え、干支の漢字を学習します。

来年は寅年です。

「何故?寅年と書くのだろう?」と疑問を持った生徒さんとは干支の漢字の意味を調べて昔の人々の知恵や願いを知ることが出来ました。

最近は年賀状を出す人も少なくなってきたようですが、そうした年中行事に季節を感じ、今年を振り返りまた来年を楽しみにすることをとても大切に感じています。

手描きの絵や文字、手作りの年賀状は、今はむしろ新しく温かい贈り物になりますね。

生徒さんの年賀状を毎年楽しみにしている親御さんも多く、講師としても楽しい課題のひとつです。

 

◇ワンポイント・メッセージ

干支の動物を表す漢字は、もともと中国で天文学での星の位置や、暦での年や月、時刻などを示すもの、特に1年のの12カ月を表すのに用いられたそうです。時の順番を示す12の漢字が先にあり、分かりやすくするために、後から動物を当てはめていったとのこと(https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1904/18/news013.html)。子どもの質問から、なかなか面白いことに出会えます。ご家庭でも、”知る”ことを楽しめると良いですね。

 

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3741.~好きな世界を~

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 ~今日のElephasブログ:「楽しい気分で、算数も」(4月17日)

おはようございます。花小金井教室の小山です。

Kちゃんは新4年生です。

やりたいこと、やりたくないことがはっきりしています。

虫は大嫌いだけど、お花は大好き。

春になり、桜、チューリップと、お花の工作が続き、ご機嫌で作業を進めます。

桜の花には、嫌いだったはずの、ちょうちょもとまっています。

出来上がると、まっさきに、お母さまに見せにいきます。

聞くとその日は、教室に来る前に、お花を買ってお庭に植えてきたそうです。

工作が終わったら、算数の時間です。

お花を作って、楽しい気分のまま、算数もがんばります。

きらいなことが、少しでも、好きに近づいていけますように。

 

◇ワンポイント・メッセージ

お花が大好きなんて、いいですね。折しも今は、お花あふれる春。チューリップの花びら6枚、おしべは6本、真ん中めしべ、工作しながら一つひとつ確認できますね。ほんもののお花も植えて、今日はお花づくしでしたね。好きな世界のあることはすばらしい、算数だって楽しくなりますね。Kちゃんの世界を大切に育てていきましょう。

 

 

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3740.~理解へと~

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 ~今日のElephasブログ:「何分後・何分前」(4月16日)

おはようございます。所沢教室の佐藤です。

今月から高等部2年生のK君。

「時計の学習もやって頂けると嬉しいです」というご家庭のご希望を受け、

この一年間は「時刻と時間」の学習を進めてきました。

「何時何分」は習得していたので、

「何分後、何分前は何時何分を時計の針を見て答えられるようにする」という課題に取り組みました。

最初に用意したのは、「今、3時です。10分後は□時□分です」という文章だけのもので

時計盤を使って行ってみたのですが、どうもピンとこない様子でした。

そこで何分後は足し算、何分前は引き算として計算で求められる形式にしてみると、

しだいにこの考え方が定着してきました。

けれども、計算上はできても意味は分かっていないと思われたので、集合時間(何分後に集まる)や電車の時刻(何分後に到着)など、日常で使われる場面の絵をつけて問題にしてみました。

そして、再び最初の時計盤の問題に戻ってやってみるという繰り返しを続けた後、

何回目かで、K君は迷いなく目で針を見て答えられるようになりました。

今は、午前・午後、一日は24時間を学習中です。

これについても、生活に役立てることができるような工夫をしていきたいと思います。

 

◇ワンポイント・メッセージ

問題文と時計、問題文と計算、問題文にイラスト(具体化)、ステップを踏んで学習を進めていったことが良かったですね。計算で答えを求められたから云って、そこで学習を終わらせなかったことがポイントです。教えられた操作でできただけのことは、少し時が経てば忘れてしまいます。いかに理解に至らせるか、講師は常にそれを念頭に置いておきたいものですね。

 

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