4110.~学力、身体、心の成長~

4110.~学力、身体、心の成長~

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「子ども椅子から大人椅子へ」(6月20日)

おはようございます。武蔵境教室の清水です。

エレファースの教室には椅子が二種類あります。

大人サイズのものと、子どもサイズのものです。

小さい椅子に座る生徒さんの姿は可愛らしく、対面する講師の気持ちもほっこりします。

生徒さんの成長はとても早く感じられます。

エレファースに通い始めた頃は、椅子に座るときにも、

机との間隔を調整するときにも講師の手助けが必要だったのに…。

いつの間にか子どもサイズの椅子に一人で上って座り、

机と椅子の間隔も自分で調整できるようになるのです。

そして、大人サイズの椅子を使い始める時が近づいて来ます。

鉛筆の使い方が上手になった、九九の新しい段に進んだなど、

学習については講師には毎週何かしらの気づきがあります。

けれども身体の成長には、ある日突然気づき驚かされます。

生徒さん方の成長にしっかり寄り添える者になりたいと思う一瞬でもあります。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ

そうですね。時に、色々な教室を巡って突然お顔見知りの生徒さんに出会うと、その成長に驚きの目を見張ることがあります。毎週お顔を合わせている講師にとっては、何かをきっかけに突然驚かされる、ということですね。学力の向上、身体の成長、それに加えて心の成長もあります。心の成長は外からは見えにくい分、講師は小さな言葉や素振りや行動からそれを感じ取れることが必要ですね。

 

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4109.~友達として、第3の大人として~

4109.~友達として、第3の大人として~

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 ~今日のElephasブログ:「思いに寄り添い」(6月18日)

おはようございます、武蔵境教室の萩谷です。

以前、生徒さんと「目標」を共有する、と書きました。

他にも、生徒さんと共有したいものがあります。

それは、生徒さんの困りごと、悩みごとです。

もちろん、共有したからといって、すぐに解決するものではありません。

しかし、生徒さんがお一人で抱えている、重苦しい気持ちは、

講師と共有することで、軽くすることができるかもしれません。

講師は別の角度から見ることもできます。

また、教室としての事例の積み重ねから、今後を予測すること、場合によっては面談をご案内することもあります。

このようにして講師は、生徒さんの思いに寄り添い、一緒に進んで行きたいと考えています。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ

そうですね。誰でも人に話すことによって、気持ちを整理したり、事態を客観的に見直したりすることができます。何か話の出来る友達を持たない生徒さんもいらっしゃいます。また中学生や高校生以上になりますと親御さんとの会話が少なくなりがちです。そんなケースにおいて、講師は友達代わりであったり、第3の身近な大人であったり、という立場でお役に立てることが少なくありません。

 

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4108.~小さな対話の積み重ねで:2~

4108.~小さな対話の積み重ねで:2~

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 ~今日のElephasブログ:「リラックスして楽しんで、笑顔でいること」(6月17日)

おはようございます。武蔵境教室の塩谷です。

A君を担当するようになって4年目になります。

高校3年生になり、随分大人に成長されました。

A君は、計算などの問題を解き続けるのはとても得意です。

準備した数学や国語の読解、英語のプリントはほとんどやり終えることができます。

その反面、コミュニケーションに課題をお持ちです。

苦手なことや今までと違うことをすると、戸惑って動きが止まってしまうことがあります。

得意なプリントをやった方が授業はスムーズなのですが、

これからの彼のことを考えて、人とのコミュニケーション課題を優先しています。

少し前のブログに書いたこともありますが、簡単なイラストを見て「はい」「いいえ」が言えるようになりました。

今では違う場合は、

「いいえ、○○です。」と答えられるようになりました。

さらに最近では、

「今日は晴れですか?」と聞くと

「いいえ、雨です。」とイラストがなくても日常的なことを言えるようになりました。

質問に答えながら笑顔が見えることも多くなりました。

この受け答えをするにあたって、講師自身がリラックスして楽しんで笑顔でいることを心がけています。

人といることは怖くなくて安心できてちょっと楽しいのだと、A君が思えるような雰囲気でこれからも進めていきたいと思います。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ

小さな積み重ねの実践で、コミュニケーション力を育む。きのうのブログに続き、きょうもこの穏やかで柔らかい空気がとても良いですね。気持ちが育つ、心が育つことで、コミュニケーションの力も伸びていきます。その証のようなケースが2日続きました。「人といることは怖くなくて安心できてちょっと楽しい」、ひとり一人がそのように成長されることを願っています。

 

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4107.~小さな対話の積み重ねで~

4107.~小さな対話の積み重ねで~

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 ~今日のElephasブログ:「おもちゃ屋さんじゃなくなった」(6月16日)

おはようございます。武蔵境教室の伊藤です。

授業のはじめ、Nくんに一週間の出来事を聞きます。

最近はNくんから話しだすことも多くなりました。

「映画を見に行った」、

そう教えてくれたNくんに、映画の内容や登場人物について質問をします。

「誰と見に行ったの?」、

「どこの映画館に行ったの?」

質問をつづける講師にNくんは言いました。

「おもちゃ屋さんじゃなくなった」

たまたま講師も知っている場所で、

映画館近くのおもちゃ屋さんが別の店に変わったことをNくんが言っているのだと気づきました。

「そうだね、ゲーム屋さんに変わったね」。

「おもちゃ屋さんのほうがよかった。先生はどっちがよかった?」

「Nくん! すごいねその質問!」

Nくんの質問に答えなければいけないのに、講師の口からは別の言葉が出ていました。

数年前のNくんは、講師が質問をしても

「わからない」、「言わない」、「今日は何をするの?」ばかりでした。

答えたくないというよりも、答え方がわからないといった感じでした。

それが今は多くの言葉を得て、さらにそれらの言葉を操る技術を得て、

講師とのあいだに複雑で豊かな会話をつくりあげています。

Nくんの世界が時間的にも空間的にも、想像力を駆使してぐんぐんと広がっているのを感じます。

「先生もおもちゃ屋さんのほうがよかったかな。Nくんといっしょだね」

 

 

◇ワンポイント・メッセージ

Nくん、すっかり対話を楽しめていますね。話したい、伝えたい、そんな気持ちがコミュニケーションの基礎です。自分の気持ちに加えて、相手(先生)の気持ちにも関心を持ち、それを言葉にして尋ねることができる、すばらしい成長ですね。授業の初めの対話の積み重ねがこのように発展するとは、やはり積小為大。

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4106.~成長~

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 ~今日のElephasブログ:「名前、きれいに書くことができたんです!」(6月14日)

おはようございます。武蔵境教室の小泉です。

小学1年生のAちゃん、小学校生活を楽しくスタートすることができました。

学校で板書を写すことに課題があるとお母様から伺ったので、

毎回授業の時間割を写してから学習を始めることにしています。

眼前の透明パーテーションに講師が書いた時間割を貼り、Aちゃんが写しています。

机の上にある紙から写すより難しいはずですが、短時間でほぼまちがいなく書き写すことができます。

そして、回を追うごとに誤字脱字が減るだけでなく、文字を枠に収めることができるようになってきました。

先日お母様が

「今日学校で名前をきれいに書くことができたんです」と写真を見せてくださいました。

そこには、名前の枠に大きすぎず小さすぎずの文字が均等に収まっていました。

しかもとても丁寧に書かれていました。

名前の書字は就学前から取り組んでいましたが、こんなに急成長なさるのかと驚きました。

生徒さんはゆるやかな傾斜で成長されるときと、急な傾斜で成長されるときがあるのだと知らされました。

そしてその急成長には、ゆるやかな成長の積み重ねが不可欠であるのだとも感じました。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ

「ゆるやかな成長と、急な傾斜での成長がある。急成長にも、ゆるやかな成長の積み重ねが不可欠」、その通りですね。Aちゃんの順調な成長。無理なく、楽しそうに成長され、Aちゃんの笑顔が目に浮かびます。

 

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4105.~私立中学校ならではの~

4105.~私立中学校ならではの~

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 ~今日のElephasブログ:「先生、うちの学校を勧めてね!」(6月13日)

おはようございます。武蔵境教室の丸山です。

私立中学に通う1年生のNさん。

受験後は少し学習ペースをセーブしながらも、さっそく進学後の準備を整えていきました。

入学されたNさんいわく、

「中学の授業は小学校の時と比べて書く量がとても少ないし、みんなと同じレベルまで追い付かないといけない、というプレッシャーがないから、安心できます!」とのこと。

一斉授業というより各々のペースで学習が進むようです。

教室でも学校の教材を用意して、学校の進度を考慮しながら進めていくことにしました。

分数の復習、単語の練習も、無理のないペースで行えそうです。

「先生、今度中学受験する小学生に、うちの学校を勧めてね!」と

アピールする笑顔はすっかり中学生らしいものでした。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ

Nさん、前向きに中学校生活を過ごしていらっしゃるそうです。お友達との小さなトラブルで3日間学校を欠席し気持ちを落ち着かせたということもあったと聞いておりますが、そんな時も学校の先生が穏やかに介入してくださったとのこと。今、「この学校に入って良かった」と心から感じているそうです。学習面でも、コミュニケーション面でも私立中学校ならではの良さが感じられます。

 

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4092.~変化を楽しむ~

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 ~今日のElephasブログ:「“高学年”なんだよ」(5月25日)

おはようございます。相模原教室の安倍です。 

5年生になったKくん、実は3月頃から、

「先生、僕は4月から5年生になるでしょう。高学年なんだよ。お兄さんになるってこと」と、

進級をとても楽しみにしていたのです。

“高学年”という言葉が魅力的だったのでしょう。

エレファースのお教室では今、規則のある計算の学習を行っています。

「高学年だから難しい算数になった?」

「高学年だから新しいこと、たくさんチャレンジしないと」、

“高学年”のKくんは、毎週元気に頑張っています。

 

◇ワンポイント・メッセージ

生活環境や学校環境が変わることに対して誰しも不安を感じることがありますが、Kくん、頼もしいですね。進級という変化を楽しみ、喜び、難しいことへの挑戦にも意欲的。この安定性はどのように育まれたのでしょう。言葉がけ、事に対する捉え方と対処の仕方、周囲の人々との関わり方、これら日々の生活様相によって心理的構造は形成されていきます。

 

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4091.~計画的に~

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 ~今日のElephasブログ:「基礎を積み上げて」(5月24日)

おはようございます。相模原教室の北村です。

中学3年生のN君。

中学に入って勉強が難しくなりましたが、英語や数学に着いていけるようにとElephasに通っていらっしゃいます。

去年は、授業とテストの対策を目標に頑張りましたが、

今の中学3年生というのはコロナの拡大と同時に中学生になり、

突然の休校やリモート授業で学校生活が始まった子ども達です。

学校の中でじっくり授業を受けることもできず、きっとたくさんのことが駆け抜けていったのではないでしょうか。

どの子どもにとっても、中学校の授業の難しさと理解、定着の難しさを感じる日々であることでしょう。

そこでN君の英語の学習では、今一度1年の基礎からやり直そうと考え、

学年末試験が落ち着いた春休み前から始めることにしました。

大文字小文字の読み書き、単語や短文を見たり声に出したり、1からのスタートでした。

でも一緒に書いたり読んだりしていると、確かにN君が理解してくれていることが増えています。

少し遠回りになるかもしれませんが基礎を積み上げながら、しっかりと学校の授業の補習をしていきましょう。

 

◇ワンポイント・メッセージ

3年生になるに向け、前学年の学年末試験後からのスタートとは、すばらしい計画でしたね。春休みは短いのですが、学年末試験後から次学年の始業式までとすると、その間はひと月近くあります。きっと有効に基礎固めができたことでしょう。ちょうど今、1学期の中間テスト中かその結果が出るころですが、成果はいかがでしょうか?一息入れたら、そこからまた期末テストへとつなげていきましょう。

 

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4090.~リカレント学習としても~

4090.~リカレント学習としても~

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

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 ~今日のElephasブログ:「アプリで理科や社会も」(5月23日)

おはようございます。相模原教室の小口です。

新年度から導入された、新しいアプリ。

今まで、算数や国語の主要教科が中心だった生徒さんも、

他の教科や課題に興味を持ち、目を向けるきっかけになっています。

学校を卒業された生徒さんやお仕事をされている生徒さんの授業にも

内容を選択して行えば十分使用が可能です。

興味のある事柄について、

「学生の時には学習できなかったけれど、今、学んでみたいと思う」、こんな感想が聞こえてきます。

歴史が好きな生徒さん、中でも戦国時代に興味があり、

「あ~そうそう、そうだった~!」「へぇ~そうなんだ~」と、再確認ができ、理解も深まり、

「他の時代もやりたいなぁ~」と興味の幅も広がっていきました。

 

◇ワンポイント・メッセージ

学校の進度に合わせてアプリを利用することも、またこれまで積み重ねてきた学習の総整理として利用することも、さらに今日のブログにあるように興味ある分野を学び直したりと、活用の仕方はさまざまです。生徒さんとアプリの間に講師が介在することにより適切にプログラムを選んだり、言葉を添えたり、補助シートを用意したり、教室独自の方法で授業に活かしています。長くお通いの生徒さん方のリカレント学習としても今回導入のアプリは大変有効です。

 

 

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4089.~コミュニケーション、第一歩~

4089.~コミュニケーション、第一歩~

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「気持ちを伝える」(5月21日)

おはようございます。花小金井教室の小山です。

T君と、学習しています。

前回のブログで、お話しましたが、少し変化があったので、その後の様子をお話しさせていただきます。

たんたんと、授業を行なっていく中で、どう、T君と、コミュニケーションを取るかということが、

学習を進めることと共に、もう一つの講師の課題となっていました。

授業では、毎回まず、1時間の授業の予定表をT君と、共有するのですが、

ある日、その予定表に、珍しく、何かを書き込んでいました、

「かばはいやだ」。

前回まで、国語の読解問題で、「かば」のお話を読んでいました。

その課題が、イヤだと言う意思表示でした。

どうして、イヤなのか、までは、その時点ではわかりませんでしたが、

T君が気持ちを言葉で、伝えてくれたのは初めてのことだったので、

とても、嬉しくなって、急遽、課題を「春の花」に、変更しました。

「かば」がなぜイヤなのかは、又新しい課題となりましたが、

T君との、距離が少し縮まったように、思えた出来事でした。

 

◇ワンポイント・メッセージ

T君、「かば」のお話しはイヤだったのですね。でも、明確なコミュニケーションの第一歩。話せば分かってもらえる相手である、と講師を認めることができたのでしょうか。これは、大きな一歩です。来週の授業での対応が楽しみですね。

 

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