5148.~造形リトミック 歌唱造形2〜

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 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

今日のElephasブログ:「歌唱造形 おにぎり」(10月11日)

おはようございます。Elephas 所沢教室の増原です。

少し前の授業で小1生のSくんと歌唱造形の♪「おにぎり」を描きました。

「なにおにぎりにする?」

「うーん…」

「梅おにぎりは?」

「えっ!?梅はキライだよー」と、悩んだ末、ツナマヨの具にして、4角い海苔で完成です。

リズム造形の3かく、4かくは書き順通りにできるのですが、

それ以外の時は気持ちが先走り、一筆描きになりがちなSくん。

でもあえて指摘せず「おにぎり屋さんにしよう!」と6種類の具を考えながら、6個のおにぎりを描きました。

「おにぎりいくらにする?」

「うーん…」、

「じゃあ梅は160円ね」と言うと、おにぎりの下に3桁の数字をスラスラと書いていきます。

その後50円玉を含めたお金の取り出しにも取り組み、とてもスムーズにできることがわかりました。

造形課題から、沢山の学びや発見があります。

学校の単元学習と合わせて楽しみながら進めています。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

そうですね、造形リトミック『歌唱造形』は、認知教育のためのサブメソッドです。「描くことを通して見る目を育てる」。描く対象を認知し、構造(構成要素)を分析し、知識を得、探求する。同時に描くことによって巧緻性を養う。もちろんそこには、言語の要素も豊富に含まれています。講師は、それらの多数の目標を踏まえて、各項目をピックアップし、組み合わせて指導にあたります。生徒さんは、絵画として楽しみながら取り組んでいます。楽しんでこそ、身に付きます。

 

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5147.~造形リトミック『歌唱造形』〜

5147.〜造形リトミック『歌唱造形』~

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今日のElephasブログ:「歌唱造形で、おはなし」(10月10日)

おはようございます。Elephas 所沢教室の榎戸です。

Mちゃんのリクエストでうさぎの絵を描きました。

大きな顔に、くるくる、目が描けました。

「おみみはここから。長く描くよ」、前回講師が声掛けをした言葉です。

「あしはここから。こんくらい」。

長さや太さも上手に描けました。

可愛いうさぎが描き終わると、

「にんじんだよ」、「リンゴも食べて」と口のそばに描いていきます。

「ぴかぴか(太陽)と、もくもく(雲)もあるよ」。自ら説明しながら絵を完成させました。

普段は自分からお話しをしないMちゃん。

楽しい笑顔あふれる時間になりました。

歌唱造形を中心にMちゃんの世界がもっともっと広がっていきますように。

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

絵は見るもの、絵は聴くもの。子どもの絵からは、たくさんのおはなしが聞こえてきますね。絵を描く、という作業(行為)が言葉を引き出してくれます。造形リトミック『歌唱造形』(えかき歌)が目指すところのひとつです。

 

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5146.~世界児童画展 出品〜

5146.~世界児童画展 出品〜

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今日のElephasブログ:「奈良公園の鹿、秋」(10月9日)

おはようございます。花小金井教室の鹿間です。

中学3年生のSさんは毎年、世界児童絵画展に作品を出展しています。

応募できるのは中学生まで。

今年はいよいよラストイヤーです。

「動物もいいけど、風景画もいいし・・・」と、何を描くか決めるところから楽しんでいます。

たくさん候補をあげた中から、今年は修学旅行で訪れた奈良公園の鹿を描くことに決定しました。

「修学旅行は7月だったので紅葉が見られなかったのが残念です」というので、作品の中では色づいた紅葉を描きいれることにしました。

絵の具は遠くの背景から順に塗っていきます。

空、山、紅葉、鹿・・・ふんわりとしたSさんらしい色使いです。今年も素敵な絵になりそうです。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

年に1回、四つ切の画用紙に描きます。画題を決めるところから楽しんでいるとは、きっと描きたいものがいろいろあるのでしょう。画題が決まったら、構図を考えて、そして初めの一筆へ。ここが、なかなか勇気のいるところですね。でもSさん、そこはもう越えて彩色に入っているのですね。・・・楽しみながら、ていねいに、ていねいに。完成が、楽しみですね。

 

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5145.~プログラムを明確に〜

5145.~プログラムを明確に〜

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今日のElephasブログ:「やくそく」(10月8日)

おはようございます。Elephas花小金井教室の横山です。

小学3年生のTくん、

授業の初めの挨拶をして筆箱を空けると、目に入った消しゴムで遊びたくなってしまいます。

計算問題を始めても、1問も終わらないうちにプリントの端に絵を描きたくなってしまいます。

そんなTくんですが、最近少し様子が変わってきました。

授業の初めに今日行うことの約束をします。

「今日は、かけ算の筆算と指示語と音読をやります」と講師が言うと、Tくんは黙ってそれを聞いています。

そして授業を始めるといつもの様に遊びたくなってしまうTくんですが、

「やくそく」と独り言を言いながら気持ちを立て直せるようになりました。

音読も一人で4ページしっかり読むこともできました。

勉強したい気持ちと遊びたい気持ちが頭の中でくるくる回っているTくんだと思いますが、

少しずつ自分をコントロールできるようになってきました。

約束はお互いに守るものです。講師もTくんの頑張りに、きちんと応えられるように約束を守っていきます。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

1回、1回の授業プログラムの明記は、とても大切です。どのくらい授業が続くのか、何を、どのくらい学習するのか、・・・それらが不明であっては生徒さん自身心づもりができません。例えば訪れたレストランが混んでいると、待たなくてはならないことがあります。既に待っている人の数を見て待つかどうか判断し、待つとしても待つ人の減り具合であと何分位待てば良いかがおおよそ分かります。Tくんもプログラムが知らされていたら、「あと、音読で終わりだな」と分かり、「あとひとつだから、がんばろう」という気持ちにもなれるものです。Tくん、よかったですね!

 

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5144.~選ぶ〜

5144. ~選ぶ~

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今日のElephasブログ:「プリント学習」(10月7日)

おはようございます。Elephas相模原教室の北村です。

1枚のプリントを前に、そこに生徒さんそれぞれの取り組み方があるなぁと感じます。

プリント学習に苦手意識が強いTくんはプリントに取り組む態勢になるまでに数分、ようやく取り組んでも1枚を終わらせるためにまた・・・。

そんな時、

宿題や試験対策のプリントを前に、

本人に“今日はどの1枚をやろうか?” “どのプリントなら頑張れそうかな?” と聞いてから取り組む時もあります。

時間的にあれもこれもできなくて、時間がないことに焦ってしまう時もありますが、こちらの提案と、生徒さんの意思を踏まえて、その日の1枚のプリントを大切に取り組むように心がけています。

思いがけずあっという間に終わって2枚目3枚目に行ける日もあったり、じっくり1枚に取り組んで1時間が終わってしまう日もあったりしますが、それぞれのペースに合わせて1枚のプリントに達成感を持たせることが出来たらな、と思っています。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

“自分で選ぶ“という行為は、モチベ―ションをグッと高めます。たとえ、プリント1枚であっても、その声掛けは大変有効です。1枚のプリントが活かされるか否かが、その声掛けにかかっている、という場合があります。たとえプリント1枚であっても、次は講師の問題の選択が大切です。そのプリントから何を学ばせるか? 全てを学ばせると、生徒さんの負担になることもありますから、ポイントを絞って指導しましょう。そして何よりも、”できた“という達成感を持たせましょう。

 

 

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5143.~感心、感心〜

5143.~感心、感心〜

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今日のElephasブログ:「国語が大好き」(10月6日)

おはようございます。Elephas相模原教室の安倍です。

小学4年生のYくんは、感心なほど上手に音読します。

フレーズを上手く区切り、聴きやすく読むことができます。

そのため内容もきちんと理解できており、読解力もついてきました。

もう一つ感心することがあります。

習ってない漢字も、文章の中に出てきたら、必ず書いてみようとします。

そして自分が書いた漢字の横に、必ずひらがなで読み方を書きます。

そして声に出して読みます。

この流れを習慣にして、国語学習が目に見えて上達しました。

教室ではまず算数をして、その後大好きな国語の学習。

もっともっと読むことが上手になって、一緒にいろんな文章に触れていきたいと思います。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

Yくんの国語学習への取り組みは、模範的ですね。音読、読解、漢字、3拍子揃って流れができているとは。本当に、感心、感心。Yくんのこれまでの学習プロセスに、とても興味が湧いてきました。もちろん、この先もとても楽しみです。

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5142.~受験意識が〜

5142.~受験意識が〜

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今日のElephasブログ:「課題に対して前向きに」(10月4日)

おはようございます。Elephas相模原教室の小口です。

2学期が始まり1ヶ月が過ぎ、受験生にとっては、だんだんと「受験」の文字が現実的なことになってきました。

新年度時は、

「受験するんだよ」といってもあまりピンと来ないようで、

対策課題や練習問題を進めていても受験生という意識は感じられませんでした。

夏休みを迎えた頃から、志望校の見学や面接、体験授業等に参加する中で

少しずつ受験生であるという意識が出始めてきました。

学習態勢や取り組み方に変化がみられるようになり、課題に対して前向きになりました。

もちろん、今でも問題を見ては、

「わからない、わからない、全然わからない」と、初めからあきらめてしまうようなことを言うときもあります。

けれども、分かりそうな問題から一つ一つ解いていくという耐性も育ってきています。

今後は、受験が近づく中で更に受験生であるという認識が出てくると思います。

目標達成に向けて最後まで、意欲ややる気が損なわれないように支えていきます。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

そうですね。4月、5月の頃は、「誰の受験?」というような雰囲気でしたね。それが夏休みを越える頃から変化が現れ、作文や面接練習を行う中で自己認識が高まり、自己省察を通して受験直前には表情が凛々しく、姿態にも神経が行き届いている、といった変化が見られるようになります。毎年、この変容には感動があります。

 

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5141.~待つ〜

5141.~待つ〜

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今日のElephasブログ:「「成長してるな~」(10月3日)

おはようございます。Elephas西国分寺教室の小川です。

以前ご紹介したYくんは、今でも教室の入口自動ドアが開く音と同時に、

「こんにちはぁ~!」という元気な挨拶と笑顔での入室を継続中です!

当然に講師もその声に呼応した、

「こんにちは~!」で迎えるルーティーンは変わらず実践中です!

そんなYくんの当面の課題は、

「授業開始時の態勢を整えること」ことでした。

授業ブースに入り席につくと、元気と笑顔が消えて、しばらくの間は泣きながら取り組む状況が続いていましたが、

初回の授業から5カ月が過ぎた頃から徐々に改善傾向に向かい始めました。

それまでは落ち着くまで待ったり、プログラムの順番を変更したり、

毎回様子をみながらペース配分を調整して授業を進めていました。

夏休みに入ると通常授業に加えて、期間限定の「特別講習」も受講し、

しっかりと学校の宿題や復習に取り組むことができました。

この夏の酷暑の中、汗だくで来室しても頑張って取り組む姿に、講師も、

「成長してるな~」と思わず笑顔になりました。

新学期が始まったYくんは、大きなランドセルを背負って、元気に通室しています。

たまに少しお疲れモードのときもありますが、一緒に頑張ろうね、Yくん!

講師として、改善傾向にあるYくんの態勢をしっかりと安定できるようにサポートしていきます。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

入会されて5カ月を要しましたが、ここが安心できるところ、楽しいところ、ということをKくんが体得できたのでしょう。この間の、講師の“待つ”態勢が功を奏しましたね。しかも、ただ手をこまねいて待つのではなく、さまざまに工夫しながら。講師は「どうしたらよいのか」「なにが問題なのか」と模索、分析しながら、方法を講じます。講師の中の焦りはゼロではないかもしれませんが、楽しく、穏やかに生徒さんに対応を続けます。ブースの中のそんな空気が、「だいじょうぶだよ」「それでいいんだよ」・・・とKくんに伝わっていったのでしょう。

 

 

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5140.~個別指導だからこそ〜

5140.~個別指導だからこそ〜

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今日のElephasブログ:「これならできる!」(10月2日)

おはようございます。Elephas Elephas東中野教室の松村です。

Elephasには、‘勉強するのが苦手‘、 ‘勉強が嫌い‘と感じている生徒さんがいらっしゃいます。

Iさん(小学校5年生)もその一人です。

当初よりIさんは、

「勉強はあんまり好きじゃない。算数より国語のほうが好き」と語っており、全般的に苦手意識を算数にお持ちでした。

算数のどの部分が苦手なのか、より詳しく把握するため、原点である「たし算・ひき算」まで遡りました。

2桁までのたし算、ひき算はOK。筆算も出来ます。

出来ない要因は、「くり上がり回数」にあったようです。

くり上がりが2回以上あった時、次の桁へのくり上がりが完璧に理解出来ていませんでした。

これについて、ホワイトボードに筆算のかたちで3桁+3桁を。

「くり上がった数」にはいろいろな色のマーカーを使って強調して示しました。

総仕上げとしてPCアプリを使い説明しながら進めました。

すると、「これならできる!」と言って、その後、黙々とたし算プリントを進めることができました。

◇ワンポイント・メッセージ◇

生徒さんの躓きのポイントを講師が把握し、そこに焦点を当てて講師がひと工夫することによって解法を獲得することのできた好例ですね。これも、完全な個別指導ならではのメリットです。

 

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5139.~分数であそぶ〜

5139.~分数であそぶ〜

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース、

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

今日のElephasブログ:「分数 チーズを食べます!」(10月1日)

おはようございます。Elephas中野坂上教室の近藤です。

O君は、非常に良く話し、多様な知識をお持ちの生徒さんです。

ただ数学が少々苦手です。

彼は新しいことを吸収する力はあるのですが、小学校時代に習得し切れていない分数などの単元があやふやなことから、中学で習う方程式を理解しても、最後の計算ができていないことがありました。

彼の性格から、物事を自分の感覚で理解できないと前に進めないのです。

たとえば、1/6+1/3=3/6(1/2)。

これを分母も足してしまい、2/9と計算するのです。

そこで、「6ピース入りチーズを1箱取り出して、それを食べます。

まずは1/6だから、1ピース。

次に1/3=2/6だから、2ピース食べます。全部で何ピース?」と聞くと

「3ピース」と答えます。

「ね。3/6で分母は足さないよね」

「分母は足さずに分子だけだなあ!理解できました!」と言った彼は、以後、分数の質問はなくなりました。

そして、分数を使った中学の方程式等についてもできるようになりました。

やはり、「理解する」という体感を持つことは非常に大切だと思いました。

O君、少しずつでよいので、理解できる喜びを味わいながら今後も一緒に勉強していきましょうね。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

6ピース入りのチーズの箱をイメージすることによって、1/6 が一気に具体化しましたね。次の1/3=2/6 は、いかがでしょう?もう一度6ピース入ったチーズをイメージさせてあげると、1/3は2/6であり、チーズ2ピースであることが分かりやすくなるかもしれませんね。・・・このチーズ1箱で、いろいろな分数の等式が作れそうですね。分数で大いに遊びましょう。