4226.~学ぶ~

4226.~学ぶ~

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「気持ちに、響いた」

おはようございます。越谷教室の田中です。

読解ワークでSDGsについての学習をしていた時のことです。

A君と一緒に17の目標を確認していきました。

その中の「安全な水とトイレの確保」の項目で、講師が、

「家に水道がなくて遠い水汲み場まで毎日通わなくてはいけない地域がまだまだたくさんあります」説明したところ、

すぐに、

「お風呂はどうしているのですか」との質問が来ました。

「毎日入れることはないかもしれませんね。決まった水源以外の水を飲むと病気になってしまいます。

汲んできた水は飲食用に使うので、お風呂にまでは使えないかもしれません」と答えました。

A君の気持ちにはそのことが大層響いたようで、

「飲んだら病気になるような水しかないなんて、知らなかった。そんな大変なことがあるんだ」と、

話しながら学びを得ることができました。

帰り際に、

「来週はもっと○○について知りたい、勉強させてください」と言っていました。

高校生活も半分過ぎたA君。

今まで知らなかったことにも関心が持てるような課題を今後も選び、

時には互いに話し合いながら、学習を深めていきたいと思います。

 

◇ワンポイント・メッセージ

「知りたい」「勉強させてください」とは、A君、すばらしい。A君には、感じる心がありますね。”飲んだら、病気になるような水”、文字面だけでなく、また他人ごとではなく、リアルな感覚をもって講師の話を捉えることが出来ているようですね。学習心、探求心の基はそこにあります。A君、さらに良い学びができますように。

 

 

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4225.~作品を味わう~

4225.~作品を味わう~

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 ~今日のElephasブログ:「作品、それぞれ」(11月2日)

おはようございます。エレファース越谷教室の森田です。

エレファース絵画展に出品された、それぞれの作品。

・まだ暑い夏の時期から、その絵に取り組んでいた生徒さんは、

アサガオが大好きで大きなピンク色のアサガオがつるに巻き付く絵を画用紙いっぱいに大きく描きました。

真っ青な空に白い雲。その対比に夏の臨場感が伝わってきて、生徒さんらしさが溢れています。

・2月に鬼の絵を描いてとても褒められたのを覚えていた生徒さんは迷うことなく、鬼を描きました。

ご覧になったお母さまから思わず笑みがこぼれるような、怖いけれども、少しかわいらしさのある鬼の顔です。

・今年に入ってから四季について勉強してきた生徒さんは四つの季節を絵にしました。

それぞれの季節の中で、生徒さんが描きたいものを1つずつ選びました

特に力を入れていたのが夏のひまわりです。

ひまわりの黄色い花びらを一枚一枚、何度も丁寧に色付けをしていました。

優しい生徒さんの人柄がうかがえる温かい絵に仕上がりました。

・京都に修学旅行に行かれた時の思い出が忘れられない生徒さんは京都の風景を紅葉と共に描きました。

もみじが、山いっぱいに大きく描かれて、山そのものが赤と黄色に染まっています。

 

エレファースの生徒さんの描く絵は、本当に心のままに自由に描いていて素敵です。

造形を通して、対話し、気持ちを取り上げ、表現する。

今後も造形リトミックの良さを取り上げ、子どもたちと共に成長を続けていきたいと思います。

 

◇ワンポイント・メッセージ

「心のままに、自由に描く」、造形リトミックの生徒さん方の絵は本当にそんな感じですね。初代の玉野良雄所長は、「音楽は見るもの、絵は聴くもの」と申していました。作品についての解説やコメント、また作品から聞こえてくる音や言葉。また改めて、生徒さんの作品に触れてみたくなります。Elephas絵画展、すばらしい機会でした。

 

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4224.~伝える~

4224.~伝える~

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 ~今日のElephasブログ:「心配したね」(11月1日)

おはようございます、越谷教室の西です。

常に挨拶や、待合室での態度など大変立派なOさんです。

学習中はしっかり集中し、言葉は少ないOさんなのですが、ある授業のとき、いきなり、

「心配したね」という言葉を2、3回。

何かあったのかなと思い、

「何を心配したの?」と伺うと、

「お母さん入院です」とおっしゃり、

「それは、心配ね。家族でお手伝いをしているの?」と伺うと、

「手伝いをしています」とのお返事でした。

Oさんは以前から、幾つもの家のお手伝いをされていて、お母さまから、

「しっかりと手伝いをしてくれるので、大事な家族の一員です」とのお話を聞いていました。

今回のお母さまのご入院で、Oさんはさらに お米の軽量,コメ洗い、水加減、押し麦を加える事をしっかり覚えて

家族全員のご飯炊きを任され、お母さまの退院後も継続されているそうです。

Oさん、更に家族のために重要な役割を担っていて素晴らしいですね。

私たちは、いつもの授業の中で、生徒さんの些細な行動や言葉等を受け止め、

それを学習に反映させていきたいと思いました。

 

◇ワンポイント・メッセージ

Oさんの言葉を聞き洩らさず、Oさんの気持ちに応えることができましたね。言葉少なめのOさんが、一心に伝えたかったこと、・・・お母さまの入院。よほど、心配されたのでしょう。Oさんにとって、一大事でしたね。言葉は、気持ちが動く時に出ます。大きく動けば動くほど、出ます。Oさんの心配の度合いが窺えます。Oさん、お母さまが無事に退院されて良かったですね。

 

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4223.~講師の工夫で~

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 ~今日のElephasブログ:「積み木を積む」(10月31日)

おはようございます。越谷教室の菊地です。

8月よりご入会されたNくん。

2才の笑顔が素敵な男の子です。

いつも教室に入るときには、必ず笑いながら入ってきます。

ある日、お母さまより、

「積み木が積めるようになってほしい」というお話をいただきました。

本人にとって家にある積み木とは、投げるか口に入れるかだそうです。

遊んで学ぶ幅を広げたい…というご希望でした。

そこで次回の授業時、積み木がちょうど入るような筒を作りました。

初めは平皿の上に積み木を置く→縁があるさらに入れる→大きな筒に入れる→細い筒に入れる…と順番にスモールステップで課題を設定していきます。

最後の細い筒は、わざと最後の積み木の1つは上に自力で置くような長さで制作しました。

結果はうまくのせられて、筒を外して、

「ほら、上手にのせられましたね」と一緒にできた喜びを共有しました。

今は筒の長さを短くして、3つまでは自力で上にのせられるようになりました

 

◇ワンポイント・メッセージ

Nくんの積み木課題、講師の工夫が大成功でしたね!発達課題においても、教科学習課題においても、一つひとつの課題において、講師としてこうありたいですね。

 

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4222.~どこかにゆとりを~

4222.~どこかにゆとりを~

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 ~今日のElephasブログ:「継続は力なり」(10月29日)

おはようございます。津田沼教室の有藤です。

Sさん、真面目で頑張り屋さんの中学2年生です。

学校の早い授業ペースに板書を書き写すのが精一杯の様子ですが、丁寧にノートを書かれています。

エレファースの授業で、ノートを見て類似問題で復習をして、理解を深めます。

そして、もう一つ中1の時から続けていることがあります。

計算問題です。

正負の数・文字式、中2に上がり式の計算・方程式を進めてきました。

毎週授業の初めに行います。

挨拶の後、「今日も頑張りましょう」とプリントを1枚渡します。

今では、−(マイナス)の計算も( )のある計算もできる様になりました。

?継続は力なり?と講師は思っています。

 

◇ワンポイント・メッセージ

?継続は力なり?、まさに、そうですね。しかし、その実践はなかなか難しいものです。それを坦々と続けることのできているSさん、すばらしいですね。学業で忙しい中にも、先日のElephas絵画展に出品なさっていました。4羽のカラフルなオウムの作品でしたね。やさしい色づかいが印象的でした。絵画作品に取り組む、どこかにそんな気持ちのゆとりも持ち続けられると良いですね。

 

 

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4221.~将来につながる学びを~

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 ~今日のElephasブログ:「良い循環に」(10月28日)

おはようございます。津田沼教室の千山です。

Eさんは、4月に高校に進学し、半年ほどたちました。

今、とても楽しく通っています。

教室でやる予習、復習もとてもがんばっていて、学校の授業も良くわかるようになったそうです。

学習への姿勢もとても前向きにひたむきになり、それが理解と点数につながり、

またやる気をもたらすという良い循環になっています。

Eさんに合った高校に進んだこと、本当に良かったと思います。

Eさんの成長をこれからも見守っていきたいと思います。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ

「Eさんに合った高校」、本当に良かったですね。小学校、中学校における教育も本来こうあるべきですね。9年間からの脱出。今のこの良い循環を生かし、将来につながる、Eさんの力となる学びを進めていきましょう。

 

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4220.~創る~

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 ~今日のElephasブログ:「絵を描くことが得意です」(10月27日)

おはようございます。津田沼教室の堀です。

芸術の秋らしく、教室ではElephas絵画展に続き、世界児童画展への出展など、

絵を描く時間が多くなりました。

皆とても素晴らしい絵を描いています。

作品を創る時間は楽しそうですし、講師にとってもどんなものが出来るかとワクワクする時間になります。

これまで頑張ってきた成果を発表できることを嬉しく思います。

その中のお一人、Yさん。Yさんはもともと細かく鉛筆で描いていました。

授業を受け持った初めの頃は絵の具の彩色が難しかったのですが、薄い色から少しずつ重ねていく、

色を混ぜていろいろな色を作っていくことを繰り返していくことで、

今では一人でとても綺麗な彩色ができるようになりました。

親御さまや職場の方などにも絵が上手なことを褒められ、Yさんも、

「絵を描くことが得意です」と自ら言うようになりました。

今回の展示でさらに自信に繋がってくれたことと思います。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ

社会人のYさん、制作の積み重ねで、すばらしい水彩画を描かれるまでに成長されました。その作品は公的機関のカレンダーに採用されたり、公的機関紙に掲載されたり、少しずつ絵画経験を重ねていらっしゃいます。今回のElephas絵画展では特設コーナーに複数の作品が展示されました。絵画が、ご本人の表現方法となり、一つの世界をもっていらっしゃることは、すばらしいですね。

 

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4219.~言葉と感情~

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 ~今日のElephasブログ:「写真を使って」(10月26日)

おはようございます。津田沼教室の織戸です。

身近な日常生活から学習のヒントを得ることがたくさんあります。

R君は言葉や会話の学習時に、R君ご本人やご家族のお写真をお借りし使用しています。

「お父さんの名前は?」と質問すると自分の名前を答えてしまっていたR君。

お父様のお名前は覚えたのに、口頭で質問すると「お父さんの名前」の「名前」だけの印象が強いようで、

自分の名前を答えている様子でした。

そこで、お父様の写真を見せて質問をすると、お父さんの名前を答えることができるようになり、

口頭での質問でも答えることができるようになってきました。

今夏、コロナの影響で叶わなかった帰省を3年ぶりにされたとのことで、その際の楽しそうなR君のご様子を伺い、

お写真もお借りしました。

お写真とご家族のお話を参考に、どこに、だれと、何に乗ってお出かけしたか、などたくさんの言葉に触れて言葉の学習に取り組むことができました。

また、同じく3年ぶりの開催となったエレファース絵画展にも帰省の一場面を描いて出品しました。

写真を見るたびに嬉しそうなR君。

実際に見て、触れて、経験したことを言葉・文字だけでなく絵に描くことで、

R君の楽しかった思い出がより心に残ってくれたらと思います。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ

効果的な学習法で、成果に結びついたとのこと、何よりでした。その基盤には、家族や家族との旅行に対する、R君の楽しい思いや、嬉しい思いがあるということ、そこがとても大切なところですね。学習に効果がもたらされるのは、そこに明確な目標があるとき(=必要性)、もしくはそこに感情が伴うとき(=好き、楽しい、嬉しい…)です。R君の場合は、後者ですね。言葉は、安心できる、豊かな環境で育ちます。

 

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4218.~絵、言葉~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

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 ~今日のElephasブログ:「想像力豊かに」(10月25日)

おはようございます。国立北口教室の鵜澤です。

教科学習と同様、絵や造形が大好きなSくん。

先日のエレファース絵画展には、

1枚の用紙にたくさんの犬を描き、1匹ずつ色も塗り分けた、

大好きな犬の作品を出展されました。

Sくんは普段から想像力豊かで、1輪の花や1匹の虫からも物語を展開します。

国語の読解や音読も得意です。

たくさんの犬を描きながら、

「この犬は赤、それとも紫がいいかな」、「背景は夕暮れの色にしたい」、

「何かの時に犬が助けに来てくれるかもしれないよ」などと、Sくんの話が弾みます。

講師も「どうして夕暮れ時がいいの?」などと声かけをしていきます。

教室での絵画制作も国語力や表現力につながる言葉を引き出す時間になっていると感じます。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ

本当に、そうですね。絵の制作過程にも言葉があり、作品自体にも言葉があります。そんな目で、もう一度Sくんの作品を観てみたいものですね。

 

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4217.~成長~

4217.~成長~

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

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 ~今日のElephasブログ:「一緒にクリアしていきましょう」(10月24日)

おはようございます。国立北口教室の八箇です。

6年生の時に担当していたT君をおよそ一年半ぶりに担当しています。

以前担当していた時は、問題が思うように解けなかったり、間違えていたりすると

イライラが少し表にでることがありました。

中学2年生になったT君にはそれが見られません。

ごくまれにやや語気が強くなることがありますが、

講師が、どこが違っているかを示したり、解き方を説明したりすると、

「あっ、そうでした。」、「わかりました。」、「ありがとうございます」と言って、

また次の問題を解き進めていきます。

T君の成長を間近に見られてとても嬉しく感じています。

これからも、時に間違えてしまったり、わからない問題があったりするかもしれませんが、

一緒にクリアしていきましょう。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ

T君、すばらしい成長ですね。学力の向上はもちろんですが、心の成長、精神性の成長もElephasと朗豊ゼミナールの目指すところです。この成長、私たち講師として、本当に嬉しいものですね。

 

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