2043.~待つゆとり~

2043.~待つゆとり~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをエレファースブログでご紹介しています。
 それを広く皆さまと共有できますように、本ブログでは Elephasブログにワンポイントメッセージを加えさせていただいています。

 ・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。
 

◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ「興味関心を大切に」(11月2日)
・・・生徒さんにはそれぞれ、大好きなものがあります。ある生徒さんは恐竜の本、ある生徒さんは宇宙のお話。大好きなことにあえて触れさせ、
   心を十分満たしてから課題に戻るようにしています・・・。

そのゆとりが大切ですね。
もう随分と前のことですが、教室に来るとまず初めに、どうしてもアンパンマンを描きたいという生徒さんがいました。
「どうしたら良いでしょうか」と相談を受けました。
何分間ぐらいそれに時間を使うかと尋ねてみると、ものの数分なのです。

「また、アンパンマン…?」「1回だけよ」「もう終わりよ」と思うと、その数分も長く感じます。
でも、「そんなにアンパンマンが好きなんだ」と思うとその生徒さんの心の内に触れられるような気持ちになりますし、
筆具の持ち方や、大小の丸の練習と思えば、その数分も有効になります。

時には、まったく意味を持たないことや失くさせたい行動に執着している場合もあります。
その時には、毎回数十秒ずつでもその時間が少なくなるように仕向けます。
しかしその場合でも、まるで”つまらないこと””早く、終わらせなさい”という対応は禁物です。

造形リトミック研究所
>>発達障害 知的障害 Elephas/エレファース
公式サイト http://www.zoukei-rythmique.jp/

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2042.Elephas サタデーブログ ~「10月第5週:今週の心に残ったE・Blog」~

2042.Elephas サタデーブログ ~「10月第5週:今週の心に残ったE・Blog」~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

10月第5週のE・Blogは、「左手で歯磨き」(10月30日up)。
みなさまは、いかがでしたでしょうか。

少し引用すると、
「簡単な動きなのに上手く力が入らずになかなか大変です。
 嫌になり右手に替えてしまうことも」。

そうですね。生徒さんも本当にそのもの。
筆具を利き手から、ベつの手に持ち替えたりすることがあります。

利き手が確立されていない場合もありますが、
疲れたから持ち替える、
上手く描けないから持ち替える、ということがあるのでしょう。

その時、「ちゃんと右手で!(または、左手で!)」とすぐに持ち直しをさせたら、
生徒さんの気持ちは萎えてしまいます。

鉛筆の持ち方の場合も同様です。
正しい持ち方を練習させていても、何分か経つと崩れてしまうことがあります。
これも、”中休み”と捉えたらよいでしょう。

何れの場合も、ただちに直させないことです。

数分おいて、また促します。
そうすれば、疲れも収まるでしょうし、
「また、こっちの手(利き手)でやっみようか」という気持ちにもなるでしょう。

これも楽しく取り組ませる一つの方法です。
楽しくは、また”楽に”の意でもあります。、

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2041.~機能を知る~

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ「左手で歯磨き」(10月30日)
・・・頭の刺激になるのではと、利き手とは反対の手で歯磨きをすることがありますが、上手く力が入りません。
   生徒さんが最初の頃に筆圧がなく、線がフラフラしてしまうときの気持ちが、とてもよくわかるように思いました・・・。

面白い!
とても良い試みですね。

生徒さんの気持ちを追体験できることも大切です。
また生徒さんを評価するには、結果(たとえば、描かれた線)を見ただけではいけないということが分かります。
機能を知ることが必要です。

そうすると、たとえ1本の線を描くにも、生徒さんがどれほど努力しているかがわかります。
その努力がわかれば、プログラムを進めるスピードや間の取り方も変わってきます。

「繰り返しの練習を飽きさせず、楽しく工夫して練習内容をレベルアップ…」、
生徒さんの機能と心理を感じ取りながら授業を進めていきます。

講師が共に、そんな感覚を共有できることはとても嬉しいことです。

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2040.~描く(書く)~

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ「今日はなにかこうか?」(10月29日)
・・・7月に入会される前は、文字も絵も、すべて『かく』ということに自信がなかった年中さんのMくん。
   今では名前を書いてご家族に披露したり、お願いして絵の具を買ってもらったり・・・。

Mくんはこれまで、クレヨンや鉛筆を持つ機会が少なかったそうです。
描く(書く)ことを好まなかったのでその機会が少なかったのか、その逆なのかは分かりませんが、
就学直前に「なまえが書けない!」と慌てる前に、描く(書く)ことが大好きになって
ほんとうに良かったですね。

ほんとうに良かった、心からそう思います…これは決して大げさまことではありません。
ここがネックとなって、文字嫌いや学習嫌いになってしまうケースが少なくないのです。

上手に書けなくても良い。嫌いにさえ、ならなければ良いのですから、
ぐるぐる描きをしたり、かんたんな絵を描いたり、色塗りをしたりして、筆具になれることから、始めましょう。

授業前のMくんを見て、「嬉しそうにお部屋に入っていくね。」とお母さまが言われたそうですが、
その様子はとても微笑ましく、印象的ですね。

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2039.~”大好き”と”固執”~

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ「Aくんの好きなもの!」(10月28日)
・・・Aくんは、電車とオレンジ色が大好きです。現在制作している児童画展の作品には3つの電車をのびのびと描き、
   その時教室にいた3人の講師を乗せました・・・。

もちろん、一番大きな電車は綺麗なオレンジ色、とのことです。
絵や工作だけではなく、プリントにもオレンジ色の文字と電車のイラスト。
相当お気に入りのようですね。

でもきょうのブログからは、Aくんが適切に会話に応じられていること、周りの人に適切な関心が持てること、
言葉かけに対して適切な対応ができることが伺えます。とても楽しそうで、コミュニケーションに柔らかさが感じられます。

時にあまりに”大好き”が高じると、コミュニケーションに問題が生じることもありますが、
Aくんの場合は、その”大好き”がいろいろな興味関心を拡げ深めることにつながっていっているようです。

Aくんの”大好き”には、積極的に、また共感的に対応してあげましょう。
たとえ、”大好き”というよりも”固執”の傾向が強いケースにおいても、
その傾向を積極的に認めながら対応し、少しずつ変化を受け入れられる入り口を開いていってあげましょう。

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2038.~寛ぐ~

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ「音楽止めて、プリント集中」(10月27日)
・・・Y君はいつも授業で、教室の好きな歌を流します。ある時初めて学習する筆算のプリントを見たところ、興味津々。
音楽を自分で止めて問題に向かい、すばらしい集中力でした・・・。

Y君は小学生のころから教室に通われ、今はもう社会人です。
教室のオリジナルの音楽には、なつかしさと安心感があるのでしょう。

一週間のいろいろな出来事や思いをもって、週に一度、音楽で寛ぐ、
とても良いサイクルですね。

生徒さんには、教室に共にいる1時間~数時間を含め、毎日24時間×7日間という
過ごしているたくさんの時間があります。そこに、思いを馳せましょう。

共に音楽を楽しみ、プリント学習に取り組むべき時は取りくむ。

それが自ら自然に行えるようになってきたことは、すばらしい成長ですね。

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2037.~学力を伸ばすには~

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ「もっとやるーー」(10月26日)
・・・Kくんは、3才の男の子です。エレファースに通うようになって、ずいぶん言葉が増えてきました。
   授業の終わりに「また来週」の画面にすると、・・・。

Kくんは、授業が楽しくてたまらないようですね。
これが学習の本来の形。

・安心できる環境。
・整えられた環境。
・一目で興味を引く教材と学習課題。
・わかる、という手応え。
・できた、という達成感(笑顔、ほめられる)。

Kくんはまだ年少クラスですが、就学が近くなってくると焦ったり、慌てたりすることもあります。
しかしそんな時こそ、この本来の学習の形を実感をもって思い起こしましょう。

就学直前も就学後も、こんな学習が継続しますように。
”学習ぎらい”にさえならなければ、必ず学力は伸びます。

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2036.Elephas サタデーブログ ~「10月第4週:今週の心に残ったE・Blog」~

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10月第4週のE・Blogは、「応援したくなる」(10月21日up)。
みなさまは、いかがでしたでしょうか。

模擬試験で真剣に取り組む生徒さんの姿に、思わず「応援したくなった」という気持。
自然な気持ちの動きがいいですね。

とんと、心に響く感覚。
熱過ぎず、力み過ぎず、ウエットでなく。

日常の会話やコミュニケーションでは、かすかな気持ちの動きが自然な流れを作り出します。
如何にも”学習”っぽくなく、また大げさでない自然な会話の成立が、生徒さんのコミュニケーションの力を育てます。

それを可能にするのは、ささやかなことにも感じることのできる、細やかな感覚とイメージする力です。

さあ、今日土曜日はことにさくさんの生徒さん方が教室に訪れます。
どんなお話しがでてくるか、楽しみです。

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2035.~お金から、数理解へ~

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ「お金の取り出し、できた!」(10月23日)
・・・好きな物を買う時、お財布の中からその金額が出せることを目標にお金の勉強を続けていました。
   ある日、「それ わかるよ」と言わんばかりに、正確に出せました・・・。

お金を種類ごとに分ける学習からはじめ、
次はゼロの数を見定めながら、金額(数字)とお金を合わせる学習を積み重ねていたそうです。
そんなある日、まずは教室で成功。今度は、実践ですね

ここまで机上での学習が進んだら、積極的にどんどん使ってみることです。
しかし注意すべきは、なるべく失敗させないように、
金額の決まっているものを買うことから始め、財布には予めぴったりの金額を用意しておくこと。
財布は、お金が見やすく、指が何本か入るくらいの大きさが適当です。

実際にお金を使用することにより、「10円」「100円」という言葉や数字が
物の価値と一致して感覚的に備わってきます。
初めは、「10円」「100円」という言葉が単に名称であったとしても、
次第にそこに”数感覚”が伴ってきます。

そしてやがて、「1、2、3、・・・」と数えてたどり着く「10」と、「10円」の「10」とが
共通の意味を持つものとして結びついてくることでしょう。数唱とお金とは別物ではないのです。

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2034.~漢字もリズムで~

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ「漢字を分解」(10月22日)
・・・社会人1年目のTさん。一画一画、声をかけながら、漢字で氏名を書くことを練習中です。
   画数の少ないなじみの漢字に分解すると、「難しい…」と先入観を持たずに学習が進みます・・・。

”画数の少ないなじみの漢字に”、
となると、1、2年生の漢字の学習がいかに大切かということが分かります。
更に分解すると、そのままリズム造形です。

少なくとも1、2年生の学習段階の生徒さんは、漢字学習と同時に楽しくリズム造形を。
またそれ以上の学年の学習段階の生徒さんは、ためらうことなく1、2年生の漢字の学習を充分に行いましょう。

漢字は、画数を数えながら書くとグンと効果的です。
数えることによって、書字に勢いと流れが生じます。そして、一画一画バラバラではなく、
分解しながらも一つの文字としてのまとまりができます。

講師の皆さんも、是非ご自身で書いてお試し下さい。
そして、生徒さんにも書いているところを見せて上げたり(モデリング)、
同時に一緒に書いてみたり、リズミカルな運筆を感得させてあげましょう。

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