2053.~家族の営み~

2053.~家族の営み~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをエレファースブログでご紹介しています。
 それを広く皆さまと共有できますように、本ブログでは Elephasブログにワンポイントメッセージを加えさせていただいています。

 ・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。
 

◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ「年賀状作り」(11月13日)
・・・来年の干支はさる。年賀状に、生徒さんお一人お一人の今年の成果、ひらがな、数字、漢字を 
   詰め込んでいます。お正月、届いた年賀状を見て微笑んでいただけるように・・・。

11月、郵便局では年賀はがきが売り出され、もうそんな時期ですね。
親御さん方ともそんなお話しをしていると、
「来年、この子は年女(男)なんです」という方も何人かいらっしゃいました。
一瞬「24才?」と思ったら、3廻りめ。時の経つのは、早いものです。
そろそろ4廻りめの生徒さんも出てこられます。

ということは、年賀状作りもほぼそれだけの巡り行ってきたこととなります。
親御さん方は、毎年の年賀状をストックしてくださっているそうです。

「もったいないから、出しません」という方も、
「喪中ですけど、年賀状作りはお願いします」という方も。
絵や文字をPCに取り込んで、ご家庭の年賀状としてお使いの方もいらっしゃいます。

嬉しいことですね。
生徒さん方も、自信の作品が重宝されて鼻が高いことでしょう。

これから少しずつ、あわただしい年末へと向かいます。
家族の楽しい営みの時期の始まりでもあります。

 

造形リトミック研究所
>>発達障害 知的障害 Elephas/エレファース
公式サイト http://www.zoukei-rythmique.jp/

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2052.~ひと言、詳しく~

2052.~ひと言、詳しく~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

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日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。
 

◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ「二行日記へ」(11月12日)
・・・一通りの行事を終え、 同じ内容が続きました。そこで、一行日記を二行にして、
   その時の気持ちをプラスして書くように提案してみました・・・。

良いアイディアですね。「どんな気持ちだった?」「どんなふうに感じた?」の問に行き詰ったときは、
二行目には、具体的説明を加えるのもひとつです。

例えば、2行目には下記のどれかを加えてみましょう。
調理実習をしました。
 ・○○を作りました。
 ・○○と○○と○○を入れました(材料)。
 ・僕は、○○で○○を切りました(道具・作業)。

ラーメンを食べました。
 ・○○と○○が入っていました。
 ・僕は○○ラーメンで、お父さんは○○ラーメンを食べました。
 ・今度は、○○ラーメンを食べたいです。

ひと言詳しく書くだけで、気持はより伝わってくるものです。
ほのかに、味も、においも、湯気も感じられてきます。
プラス一行を促すとき、講師もイメージを膨らませ、その出来事に興味を持って聞いてあげましょう。

しかし、聞き過ぎずに、あっさりと。

 

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2051.~少ない量をすらすらと~

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ「音読」(11月11日)
・・・音読の練習をする生徒さん。長文をすらすら読めるようになったり、登場人物の言葉を感情を込めて読んだり、
   と嬉しい変化が見られるようになりました・・・。

ご家庭でも音読を楽しんでいらっしゃいますか?
音読の宿題はいかがですか?負担になっていませんか?

読む力は、子どもによって異なります。
どの子どもも同じ量を読むとしたら、音読に費やす労力はその能力によって大きく異なります。

大きな声でスラスラと読める子どもは、まるで歌っているかのように音読を楽しむことgあできるでしょう。
しかし一文字ずつ拾い読みをしている段階の子どもは、一行読むにも数分かかってしまいます。

単語を読む段階での一字読みは3文字から数文字読めば、何か意味を把握することができるので、それなりの面白さはありますが、
文を読むとなると大変です。それが文章となり、何段落、何ページともなれば、音読が嫌いにならないことの方が不思議なくらいです。

音読の力を成長させるためには、音読の量を適切に調整してあげましょう。
ピアノなどの楽器でも、PC入力でも、すらすらとできればとても気持ちのいいものです。
逆に途切れ途切れでは、イヤになってしまいます。それは、何であって、誰にとっても同じでしょう。

音読は一行でもいいですから、少ない量をすらすらと読めるようにさせてあげることです。
すらすらと読めることの気持ちよさを体験させてあげたら、きっと、音読が好きになることでしょう。

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2050.~”時”を待つ~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ「得見守る」(11月10日)
・・・「左手でtabを、右手で数字を押す」。そう声をかけた直後は左手を使っていても、やはりどちらも使い慣れている右手に。
   でもせっかく楽しんで入力しているので、見守ることにしています・・・。

「見守る」、良い言葉ですね。
左手で押すべきTabキーを右手で押しても、ことごとく注意をせずに、見守る。

これは決して、あきらめてしまったのではありません。
一つひとつの課題をクリアすることを期待しているからこそ、
その時は黙って見守るのです。

良い気持ちで楽しく取り組んでいれば、他の機能は上達していきます。
他の機能が上達していけば、指示されている課題にも気を配る余裕ができ、それをクリアできるのです。

まだその段階に達していないのに、ことごとく注意されては、やる気が削がれてしまいます。
その課題をクリアするどころか、伸びるべき力も伸びずに終わってしまいます。

見守るとは、期待して待つことですね。あせらず、あきらめず、
講師は工夫を加えながら、その”時”を待っているのです。

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2049.~”楽しい”~

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ「得意なことたくさん」(11月9日)
・・・運動会の結果を数週たってもひきずっていて、「運動会は嫌い」という生徒さん。「でも他にたくさん得意なことあるよね?」と声をかけると、
   「あるよ!エレファースのお勉強!」と元気よく答えてくれました・・・。

たった一言の言葉かけで、元気を回復できて良かったですね。
気持ちって、そんなところがありますね。

週に1回(または2~数回)のElephasの学習が1週間の元気の源になれたら、
それは願ってもないことです。

授業が、楽しい時間であること。
しかしその”楽しい”も、好きなアニメやゲームの話ではなく、
手応えのある楽しさを求めていきたいと思います。

学習態勢を作るきっかけは”楽”(らく)であっても、生徒さん方もやがて、
手応えのある本当の”楽しい”を獲得していかれます。
本当の”楽しい”とは、達成感や充実感、自信につながるものです。

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2048.Elephas サタデーブログ ~「11月第1週:今週の心に残ったE・

2048.Elephas サタデーブログ ~「11月第1週:今週の心に残ったE・Blog」~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

11月第5週のE・Blogは、「びみょうな表現」(11月6日up)。
みなさまは、いかがでしたでしょうか。

幼児との言葉のやり取りが、あらためて言葉の意味や使い方について「あれっ」と、
ふり返るきっかけになることがあります。

きのうのElephas ブログでの、「さっき」という言葉。こんな文章がありました、

   別の日、午前中に雨が降った日がありました。
   「さっき、雨が降ってたね。」
   「さっき、降ってないよ」、意見が合いません。
   講師の「さっき」は数時間の意味でしたが、
   Yくんの「さっき」は数分前のことのようでした。

「さっき」とは、「先」が促音弁化した言葉とのこと。
どんな場面で使うでしょう。

「さっき、食べたばかりです」
「さっき、電話がありました」
「さっき、荷物が届きました」

私にとって「さっき」は、数分から数十分前、せいぜい1時間以内の出来事について使う感があります。

心理的時間という言葉もあるように、人によってまた状況によって時の長さの感覚は異なります。
それに加えて、言葉のニュアンスの解釈も異なりますから、
「さっき」ということば、その捉え方は、なかなか微妙です。

時に言葉に敏感になるのも、面白いですね。

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2047.~お天気も感じるもの~

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ「びみょうな表現」(11月6日)
・・・曇り空だったある日、年長クラスのYくんにお天気を尋ねたところ、「晴れです」と答が返って

きました。当時のYくんの認識では、雨が降っていないことが「晴れ」だったようです・・・。

ほんの少し前のYくんは、「晴れか雨」の二者択一だったのですね。
でも先週はもう、曇りの日に「くもり!」と答えられたそうです。

どうやって「くもり」の認識を得たのでしょう。

3つの空模様を絵か写真で一緒に並べて見せてあげると良いかもしれませんね。
そして絵や写真に、言葉を添えてあげましょう。
「雨が降ってるから、きょうのお天気は雨」
「お日さまが出てるね、だからきょうのお天気は晴れ」
「雲がいっぱい。お日さまが見えません。だからきょうのお天気はくもり」

こうしてみると、曇りの説明は他の2つと比べて難しいですね。
雨の日も雲はありますし、晴れの日も白い雲、ときには灰色の雲があります。
空全体が雲で覆われていて、しかも雨が降っていないのがくもり、とでも言いましょうか。

本来、お天気を認識するのは感性です。言葉で、叙述的に理解するのではありません。
色や空気や光の具合で、お天気は感じとるものです。
そこに言葉が伴われてきます。

そんな感性が育ちながら、言葉は意味を持ったものとして獲得されていきます。

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2046.~言葉を形に~

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ「歌いながら、お話ししながら」(11月5日)
・・・Tくんと歌唱造形「かめ」を歌いながら、絵を描きました。お話がどんどん広がりました。
   亀の家族のお散歩の絵になりました・・・。

子どもの絵には、お話があります。
作品1枚にひとつのお話の流れがある場合もあれば、
たくさんのお話がちりばめられている場合もあります。

Tくんの亀の絵は、いろいろな経験や気持ちを描き込みながら、
ひとつの場面にまとめられたようですね。

絵は、視覚と視覚の統合であり、言葉(聴覚)と視覚の統合でもあります。
教室の生徒さんには、ことに後者の機能が十分でないケースが多くあります。

「歌いながら、お話ししながら」の楽しい製作が、実は
教科学習や日常生活をスムーズに行う上での大切な機能を育てているのです。

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2045.~個別であること~

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ「私の”3つのM”」(11月4日)
・・・それは、”見つける 見逃さない 見過ごさない” です・・・。

「M-1 生徒さんの個性や志向を見つけ、どんどん力を伸ばせるようにする。
 M-2 生徒さんの様子をよく観て、どんな変化も見逃さない 。
 M-3 問題、課題をに気づいたら直ぐに対応し見過ごさない。」
 (詳しくは、Elephasブログをご覧ください)

単に集団に対する個別というだけでなく、
また単に個室というだけでなく。

形態ではなく、講師がひとり一人の生徒さんに、本当の意味で個別に対応できることがElephas の信念です。

熱意と迫力、講師共に、切磋琢磨していきたいところです。

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2044.~体感と言葉~

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ「平行って?」(11月3日)
・・・小学4年生のKくんとの「平行と垂直」の学習でのことです。教室いっぱいに2本の紙テープを延ばし、
   「バッテンにならないこと」を目の前で確認する作業を取り入れてみました・・。

「バッテンにならないね!」とKくんが平行を納得しました、とのことです。

このひと手間と工夫が、Kくんにとって「平行」をぐっと身近にしたことでしょう。
教科書の中の図を見ただけで、「これが平行」、「これは垂直」と言われても、
どちらがどちらなのか混乱してしまいます。

これらを紙面の上でのみ確実に捉えるには、2つの基礎的要素が必要です。
ものの位置を理解する空間認知の力と、言語と文字の感覚的理解力です。

前者は、遊びの中で体得していくものです。
縄跳びの縄を地面に平行に置いて飛んだり、ろう石で地面に線路を描いたり、
綾とりの糸も平行になる瞬間があります。

垂直の経験は平行にくらべると少ないのですが、日常的にはよく目にしています。
地面に平行な鉄棒に対し、支柱は垂直です。滑り台も階段と滑る面は斜めですが、支柱は垂直です。
垂直には安定感を感じ、平行には美しさとどこまでも続く感覚を得ます。

後者は、後に得る言語知識ですが、体験と言葉とは感覚的に一致していきます。
文字においても同様です。感覚的に把握されていれば、平行と垂直が行動されることはありません。
(これは、リズム造形で「ぎざぎざ」と「ゆらゆら」とが全く別物であることに通じることです。)

Kくんにとって、教室いっぱいに延ばした2本の紙テープと「平行」の言葉とは、
長く記憶に残ることでしょう。

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