3028.~工作、感性をもって~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをエレファースブログでご紹介しています。それを広く皆さまと共有できますように、本ブログでは Elephasブログにワンポイントメッセージを加えさせていただいています。
・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。
~今日のElephasブログ:「工作で、ごっこあそび」(12月22日)~
おはようございます。所沢教室の榎戸です。
幼稚園年中のTくん、工作が大好きです。
出来上がった作品を「ぼくが持っていく」と大切に持ち帰ります。
家に帰るとすぐにそれを使ってごっこ遊びをするそうです。
そして次の週には、その遊びに加えたいものをリクエストします。
動物の工作が続いていた時期に、図鑑で色や模様を確認する学習を行いました。
今では図鑑が大のお気に入りです。
「ずうっと前にも生き物がいたんだ」と恐竜やアンモナイトにまで
どんどん世界が広がっています。
今月はクリスマス工作。
これらは遊ぶのではなく、きれいに飾ってクリスマス当日を楽しみにしているそうです。
サンタさんへのお手紙には「あんもないとのおもちゃ」と書きました。
「サンタさんのお返事はOKでした」とお母さまからのご報告。
クリスマスの朝、アンモナイトが海の生き物の工作を使ったごっこ遊びに
加わります。わくわくのクリスマスはもうすぐです。
◇ワンポイント・メッセージ◇
Tくんは、対象への意味づけが豊かにできているようですね。
Tくんのように工作がごっこ遊びに発展することもあれば、作った動物に名前をつける生徒さんもいらっしゃいます。いずれも、自身との関連が成立していることの証です。作品が、単なる”モノ”ではないのです。子どものそのイメージ力、心の柔軟性、豊かさを私たち講師も持ち続けたいものですね。