5069.~褒められる環境?

5069.~褒められる環境?

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「夏休みはチャンスです!」(7月11日)

おはようございます。エレファース武蔵境教室の丸山です。

先日体験授業の様子をご覧になったお母さまが

「本人もたくさん褒められて嬉しかったようです。間違いを指摘せず、でも流さずに指導してもらえて、本人がいい気持ちで勉強できてよかったです」

とおっしゃいました。

生徒さんが回答を間違えたとき、「惜しい!次こそ正解しよう!」と楽しくリトライする場合もありますが、

「よし、がんばりましたね!では、先生がもう1回!」と言って、再度講師がやって見せることもあります。

自分が否定されたように感じることのないように。

エレファースのこんな学習環境で、夏休みのそれぞれの学習課題を設定して、この長い自由な期間を有効に過ごしましょう。

学習課題の設定や、進め方、スピード、褒め方、繰り返し方は、生徒さんによって異なります。

夏休みは復習に頑張る生徒さんもいらっしゃれば、予習に取り組む生徒さんもいらっしゃいます。

楽しく勉強を継続し、それが習慣になって自信につながるように。

夏休みはチャンスです!

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

間違えること、注意されることに非常に敏感な生徒さんが少なくありません。生真面目であり、常に完璧をのぞむ、間違えを受容することが難しい。気質的な要因もあれば、環境によって気質が助長されることもあります。間違えの指摘や修正など、その対応の仕方は“生徒さんによって異なります”。そうですね、そこが大切です。間違えを直接的には指摘せずとも学習課題としての理解へと導く、またやがては自身の間違えを受容できるように導く、その2つの目的をもって講師は指導に当たっていきます。

 

 

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4824.~造形リトミック 作業を通して~

4824.~造形リトミック 作業を通して~

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「切る、描く」(9月30日)

おはようございます。Elephas 所沢教室の増原です。

歌に合わせてハサミを使うのが大好きな社会人のD君。

でも途中で

「もういいよ」というようにハサミを置いてしまうことがあります。

「じゃあ今度は先生がお手伝いね」と言うと、

ちょっと甘えたような表情で切りかけのパーツとハサミを講師の方へ移動させます。

いつもきちんと刃を閉じてからハサミを置いています。

カレンダーに貼るぶどうの丸を切る時も、数が多いので途中で交代するつもりでいました。

が、予想に反して全て1人で切り終えました。

別の日には、用意していた創造造形ではなくクレヨンケースを手に取り、

絵を描きたいというはっきりした意思表示がありました。

動画を見ながら、『うさぎ』と『お月見』の絵を一緒に描いて満足げなD君。

その時々に自分のやりたいことをはっきりと伝えられるようになってきました。

様々な取り組みを通じてコミュニケーション力を高めていくのも大切な課題のひとつになっています。

 

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

D君は、Elephas絵画展に毎回欠かすことなく出展されていますね。造形リトミックを存分に楽しんでいらっしゃいます。その造形作業を通して、表現力だけではなく、コミュニケーション力も育まれていきます。来年度4月には第10回Elephas絵画展を開催いたします、一つの区切りです。D君の作品、また楽しみにしていますね。

 

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4805.~社会人として~

4805.~社会人として~

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 ~今日のElephasブログ:「メール 学習の一環として」(9月7日)

おはようございます。Elephas 武蔵境教室の伊藤です。

数名の社会人の生徒さんとメールのやりとりをしています。

授業のお休みや振替の相談など事務的な連絡に使用しています。

もちろん親御様には事前に許可を取り、CCでメール内容の共有もしていただいています。

社会人としてのふだんの生活に少しでも役に立つことができればと、学習の一環としてメールの送受信に取り組んでいます。

メールをはじめる前は、生徒さんそれぞれの学生時代の数行の作文にも苦労していた姿を思い出して心配をしました。

「言葉づかいなど気にせずに」と、あえて書き加えて送信をしたこともあります。

けれどもどの生徒さんからも、初回から現在まで簡潔で要領を得たメールが即座に送られてきます。

連絡事項の前後には挨拶の言葉も添えられています。

特別な内容が書かれているわけではありません。

しかし言外の、それぞれの生徒さんの時間の経過を思うと、特別なメールを受け取っていると講師は考えています。

 

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

「どの生徒さんからも、初回から現在まで簡潔で要領を得たメールが」、・・・それぞれの生徒さんの成長、真剣さと真面目さ、そして少しの緊張。社会人として真摯に生きている様子が、このお話から伺えます。講師とも良い関係性が成立しているのでしょう。人と人との関わり方、あり方、職場をはじめ、いろいろな場でそれが般化されると良いですね。

 

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4683.~SSTとして~

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 ~今日のElephasブログ:「生活課題、さまざまな場面~」(4月18日)

おはようございます。エレファース所沢教室の増原です。

支援学級から普通科高校へ進学されたN君も3年生となられました。

卒業後も将来を見据えて様々なスキルを学ぶことを希望されています。

特別講習では数学の予習に加え、実生活に即したワークに取り組みました。

英数の定期テストはいつも平均点を上回る高得点を維持しているN君ですが、

調理材料の増減、レストランでの割り勘、レンタルや宅配便の料金表の見方、

さらに仕事の分担や段取り等、経験のない問いには最初戸惑いが見られました。

しかし、説明やヒントを減らしつつ、回を重ねていくことで理解が深まっていきます。

同シリーズの国語のテキストにも、電話のかけ方や上手な断り方、メールの注意点など、

身につけておきたいことがまとめられています。

自ら状況や理由を説明できることを目標に、音読、話し合いを交えながら学んでいます。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

教科学習とはまた別に、生活課題へのアプローチの積み重ね。将来の社会参加に向けて欠かすことのできない分野ですね。ブログに挙げられた一連の課題を見ると、日頃何気なくクリアしているように思われることではありますが、それらを一つひとつ確認していくことが必要です。経験の無さや理解のずれは、すぐにコミュニケーションロスにつながってしまいます。これも積小為大、SSTの一環として確実に一つずつ学習を積み上げていきましょう。

 

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4440.~安心感と信頼感~

4440.~安心感と信頼感~

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

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 ~今日のElephasブログ:「どうして、先生になったの?」(7月10日)

おはようございます。相模原教室の小口です。

「どうして、先生になったの?」と、よく聞かれることがあります。

「それはね、○○さん(ちゃん)と、いっしょにお勉強がしたかったから」と答えます。

すると、みんな「にっこり」微笑みます。

もちろん、具体的な理由は、他にもたくさんあります。

けれども、一つひとつ、理由を思い巡らせ、ふと、気が付きました。

「そうだ!理由はたくさんあるけれど、これがすべての理由につながっているのだと・・・」。

一人ひとり、生徒さんたちとの出会いから始まり、学習を通して生まれるつながりは、貴重な時間の積み重ねであり、

信頼関係を築きます。

そして、その時間は、講師自身も学んでいると気付きます。

「先生っていいな~」と、将来なりたいと思う職業のひとつになるよう、これからも魅力的な指導が行える講師を目指していきたいと思っております。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

「どうして、先生になったの?」、この質問に生徒さんは予め、「・・・・といっしょにお勉強がしたかったから」、そんな答えを予測し期待していたのかもしれません。講師が生徒さんに感じている信頼感は、生徒さんも同様に感じているように思います。信頼関係とは、双方のそんな思いがあってこそ成立するものですから、当然かもしれませんが。講師と一緒にいることの安心感、そんな空気のような関係性が自然に成立していたら、講師として本当に幸福なことです。

 

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4320.~コミュニケーション、そのベースには~

4320.~コミュニケーション、そのベースには~

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

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 ~今日のElephasブログ:「コミュニケーション力、向上」(2月20日)

おはようございます。越谷教室の森田です。

もうすぐ高校生になるYさん。週に2時間、色々な学習に取り組んでいます。

その中で毎回、授業の最初に『歌唱言語法』の数曲を大きな声で歌っています。

「もう1回ひとりで歌う」という意思表示もするほど大好きなようです。

それから、マッチングカードで絵を見て文字を選ぶ、またはその逆で文字を見て絵を選ぶという、

方法を取り入れてきました。

今では1回目からほとんどのマッチングができるようになりました。

また、声に出して読むことも出来ます。

それだけ、語彙がたくさん増え、発語も出来るようになっているということですね。

この学習成果もあり、Yさんは、意思表示やコミュニケーションがとれるようにもなってきました。

先日、講師が手の怪我をしていたら、

「どうしたの?痛い? (バンドエイドを)貼って薬塗れば良くなる」と自らジェスチャーも取り混ぜて、

一生懸命心配してくれていることが伝わってきました。

Yさんが、講師を気遣ってくれる優しい気持ちを表現しているのを見て、感動した出来事でした。

Yさんは、他にも色々な学習に取り組んでいますが、

歌唱言語法とマッチングカードは引き続き、続けていきたい基本の軸になっています。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ

コミュニケーション、色々な方法をもってスキルのトレーニングを行っていきますが、ベースにあるべき最も大切なものは、コミュニケーションを求める意思です。伝えたい、相手とのやり取りが楽しい、嬉しい、相手への思い、気持ちの動き、・・・。では、そのベースとなるものをどのように育てるか。それは日々のやり取りの中で、簡潔に言葉を掛けながらもそこに気持ちを適切に載せていくこと、またコミュニケーション以前と思われるような表現にも、本人の意思を感じとってあげること。

 

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4264.~年賀状制作~

4264.~年賀状制作~

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

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 ~今日のElephasブログ:「人とのつながりを」(12月17日)

おはようございます。越谷教室の御供です。

年賀状を作成しながら、社会人のYさんが言いました。

「〇〇さんが、エレファース絵画展に絵を見に来てくださったのが、嬉しかったです」。

そこで、〇〇さんの年賀状には『エレファース絵画展に来てくださって、ありがとうございました』と一言添えました。

その後、職場のいろいろな方のお話になりました。

お母さまにそのことをお伝えすると、いつもは定型文だった年賀状に、「お家でも一言添えることを試みてみます」とのことでした。

コロナ禍とはいえ、人とのつながりが継続されていることを実感し、また来年もよい関係が続くことを祈っています。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ

Yさんは小学生の頃からElephasに通われ、造形リトミックを楽しみながら教科学習にも継続的に取り組まれ、今もお仕事の傍ら検定試験等にチャレンジしていらっしゃいます。職場でも、よいコミュニケ―ションがなされていらっしゃるようですね。Yさんの生活にYさんらしさがあり、その分、話題も豊かになられることでしょう。

 

 

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3984.~コミュニケーション学習~

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 ~今日のElephasブログ:「power point、イラストをちりばめて」(1月21日)

おはようございます、越谷教室の西です

毎日欠勤することなく、職場に出勤されているKさん。

心の中に豊かな感性、多くの知識を秘めているのですが、それが発語として表れにくいところがあります。

そこで、パソコンのパワーポイントの画面にひとつずつの質問を出し、それに答える練習をしています。

ヒントとして、Kさんが答えそうな内容のイラストをちりばめておきます。

Kさんは、その画面を嬉しそうに見て、

インタビューを受けているかのようにニコニコとした表情で答えています。

その時の言葉使いはとても丁寧です。

年末に頂いたお手紙には

「造形リトミックの皆様へ、毎週お世話になり、今日は今年最後の日ですが、お元気で過ごして下さい。良い年を迎えて下さい」と綴られていて、とてもうれしかったです。

今年もコミュニケーションの学習を続けていきましょう。

 

◇ワンポイント・メッセージ

講師の積極的工夫で、Kさんも積極的に、しかも楽しみながら学習を進められているようですね。年末のお手紙も、すばらしい。社会人として、立派なものです。豊かな感性と知識、それに加え誠実さによって、コミュニケーション力の伸びはますます期待できそうです。

 

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3594.~共感~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

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 ~今日のElephasブログ:「共通の話題で」(10月15日)

おはようございます。花小金井教室の小山です。

小学生の頃からエレファースに通っているTさんは、去年、成人されました。

いつもはお父さまと車で来室しますが、先週は、電車での来室でした。

いつも乗っている西武線ではなく、地下鉄に乗って、病院まで行ってきたそうです。

少し興奮気味に、その様子をお話ししてくれました。

「うるさかった。」

何がうるさかったかというと、コロナ対策で、窓を開けて走っているので、音がうるさかったんだと、お父さまが解説してくれました。

数日後、講師自身も地下鉄に乗る機会がありました。

会話も出来ないほどのうるささを体験し、Tさんの様子が、思い浮かびました。

翌週は、こちらから興奮気味に、Tさんに、うるさかった様子をお話しし、共通の話題で盛り上がりました。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ

お父さまの解説により、Tくんのお話が理解されましたね。そこで理解できたことによって、講師は体験を共有することができ、更に、Tさんと共通の話題で盛り上がることができました。共感できたことは、Tさんにとって、とても嬉しいことだったでしょう。気持ちの触れ合う体験ができましたね。「そうだね」「ほんとにね」、と言い合える関係性、コミュニケーションの喜びはこんなところにありますね。

「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいるあたたかさ     俵 万智

この短歌が、ふと、思い出されました。

 

 

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3459.~オンラインでの成果を~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

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※4月13日より、オンライン授業を開始いたしました。

 ~今日のElephasブログ:「僕は受験生ですから」(5月12日)

おはようございます。所沢教室の鹿間です。

Tさんは中学3年生、受験生です。

去年の秋から週1に授業回数を減らしていたTさん、3月か4月には週2回にもどす約束でした。

2月の終わりころTさんに「週2回にするのは来月からにしますか? 4月からにしますか?」と講師が尋ねると、

「来月からにします。僕は受験生ですから」と力強い返事が返ってきました。

言葉の通り一生懸命に勉強に取り組み、週2回の授業に慣れてきたところに緊急事態宣言に伴う休室。

お母さまの「学校が休みなのでエレファースまでお休みになると困ります」とおっしゃっていたことが思い出されます。

でもすぐにオンライン授業が始まりました。

Tさんも週2回、ペースを崩すことなく学習に取り組めています。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

Elephas/朗豊ゼミナールでは、4月7日の緊急事態宣言以降、5日間は完全に授業をストップといたしましたが、13日からはオンライン授業を開始いたしました。休校の期間、せめて教室の授業は継続をという親御さまのご要望に応えられたのは、何よりでした。教科学習中心の朗報ゼミナールの生徒さん方は、日頃以上に授業の進行に協力的で、積極的にコミュニケーションを図ろうと努め、講師は生徒さんの新しい側面を見るような思いです。Elephasの生徒さん方の授業では、親御さまはじめご家庭が授業の進行にご協力くださり、生徒さんの頑張りや成果を共に喜んでくださっています。教室での対面授業の再開を待ち望んでいる日々ではありますが、オンライン授業での思いがけない成果を嬉しくも感じています。

 

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