1233.Elephas サタデーブログ ~「6月第3週:今週の心に残ったE・Blog」~

1233.Elephas サタデーブログ ~「6月第3週:今週の心に残ったE・Blog」~
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

今週のE・Blogは「先生と一緒だと」(6月13日up)。今週は、迷いました。みなさまは、いかがでしょう。

これは、講師のあるべき姿を語っています。

「先生と一緒だと、出来ちゃうんだよね~」。

「先生が手伝ってくれるから、できちゃうんだよね~」とのちがいを感じていただければと思います。

前者、生徒さんは”自分でできた”、という達成感を言葉でいう以前に得ています。
ただ先生といるだけで、この安心感が生徒さんの自信を育てます。
大切なのは、この空気です。

教育でもっとも必要なのは、安心感。

その逆が、不安です。
・難しいこと聞かれたら、どうしよう。
・間違えたらどうしよう。
・出来なかったら、叱られる。

この生徒さんは、先生の存在を魔法の力ほどに感じているかもしれません。
安心感は、魔法の力です。

発達支援教室Elephas・造形リトミック研究所
>>発達障害 知的障害 Elephas/エレファース
公式サイト http://www.zoukei-rythmique.jp/

>>お問い合せメール 

nan

1226.Elephas サタデーブログ ~「6月第2週:今週の心に残ったE・Blog」~

1226.Elephas サタデーブログ ~「6月第2週:今週の心に残ったE・Blog」~
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

今週のE・Blogは「Kくんの冊子」(6月5日up)。みなさまは、いかがでしょう。

引用・・・・・
先日、Kくんのお母さまから「Kの取説を作ったので見てください」と冊子を渡されました。中には、家族構成から現在に至るまでの個人情報が細かく記載されていました(Elephasブログより)。

親御さん亡き後も幸福に生きていかれるようにと、お子さんについての情報をまとめられたものです。
その後に関わる人に少しでもKくんのことを理解してもらいたいというお母さまの気持ち。
それがあれば、Kくん本人も関わる人も楽でしょうから、という思いで作られたそうです。

かけがえのない親心でありながら、なさったことは客観的でありながら科学的。
その意味で”取説”なのかもしれません。

ここで不要な説明を加えるよりも、どうぞブログ自体をご覧ください。

発達支援教室Elephas・造形リトミック研究所
>>発達障害 知的障害 Elephas/エレファース
公式サイト http://www.zoukei-rythmique.jp/

>>お問い合せメール 
nan

1223.~ユーモアの力~

1223.~ユーモアの力~
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをエレファースブログでご紹介しています。
 それを広く皆さまと共有できますように、本ブログでは Elephasブログにワンポイントメッセージを加えさせていただいています。

 ・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。

◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ『Kくんの冊子』(6月5日)~Kくんのお母さまは、ご自身の万が一の時のためにKくんについての冊子

を作られました。少しでもKくんのことをわかってもらえればと・・・。

親御さんのお子さんを思う気持ちがひしひしと伝わってきました。

「わかってほしい」「わかってあげてほしい」、
人間だれでも、わかり合えればコミュニケーションはうまくいくはずです。
日常生活の基本的なことから、気持ちや表現の機微まで。

好きなことや大好物が分かれば、何かの時に元気を取り戻すこともできるでしょう

またこれまでにいたる出来事の記載があれば、時には思い出を話題にして気持ちを和ますこともできるでしょう。

お母さま曰く、これは「Kの取説」だそうです。
初めはちょっと驚きましたが、お母さまの思いをうかがい知ると、
深い心のこもったユーモア、この気持ちのゆとりが行動力となって冊子を完成されたのでしょう。

多くの方が実践されるとすばらしいことだと思います。

造形リトミック研究所
>>発達障害 知的障害 Elephas/エレファース
公式サイト http://www.zoukei-rythmique.jp/

>>お問い合せメール 

nan

1217.~認知から美術へ~

1217.~認知から美術へ~
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをエレファースブログでご紹介しています。
 それを広く皆さまと共有できますように、本ブログでは Elephasブログにワンポイントメッセージを加えさせていただいています。

 ・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。

◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ『デッサン力』(5月30日)~長年、造形リトミック・歌唱造形をくり返し楽しんできたTくんは、このところかなり写実的なデッサン力がついてきました・・・。

造形リトミックのサブメソード、歌唱造形。

それは、認知と表現の基礎教育として機能することもあれば、美術教育としての要素が強まることもあります。
認知教育から美術へ、その変化はまさにスペクトラム。認知教育と美術教育とをどこかで一線を引いて分けることはできません。

きょうのTくんは、美術教育としての歌唱造形の域に入って来られています。
しかし、そこに認知の要素がなくなっているわけではありません。

実物や写真からテーマの詳細を見て取ることは、まさに認知の働きです。
基礎認知からレベルがアップしたものです。

やがては、目に見えないものを感じたり、見ることもできるでしょう。
いえ、Tくんはもうその楽しみを味わっているのかもしれません。

歌唱造形、いわゆる”絵かきううた”は子どもの絵を画一化すると言われたこともありました。
あれから40~50年が経ちます。

Tくんに見られるような、歌唱造形メソードの昇華はとてもうれしいことです。

造形リトミック研究所
>>発達障害 知的障害 Elephas/エレファース
公式サイト http://www.zoukei-rythmique.jp/

>>お問い合せメール 
nan

1215.~引き出す~

1215.~引き出す~
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをエレファースブログでご紹介しています。
 それを広く皆さまと共有できますように、本ブログでは Elephasブログにワンポイントメッセージを加えさせていただいています。

 ・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。

◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ『身振り手振りで』(5月28日)~動物知識。生徒さんが講師に問題を出しました。一生懸命にヒントを伝えてくれます・・・。

必要性こそ、いろいろな力を発揮させます。

「日記も作文も何行かで終わってしまうんです」、という相談を時折受けますが、
文章力やテーマへの関心以上に、書くことによって「伝えたい」とか「書きつけておきたい」、という必要性が自分の中にあるかどうかが
問題としてあります。

今日のブログのお話、講師に一生懸命ヒントを出す生徒さんの姿は健気ですね。

「先生におしえてあげよう。先生が、ちゃんと答えられるように・・・」という気持ちが、自分の中から言葉を引っ張り出すような努力に
結びついているのですね。そこに、必要性があります。

先生のために、という思い。生徒さん、優しいですね。

私たち講師も、授業で生徒さんの理解を促すために、大いなる必要性を感じ、優れた方法を引っ張り出す努力をしていきましょう。

造形リトミック研究所
>>発達障害 知的障害 Elephas/エレファース
公式サイト http://www.zoukei-rythmique.jp/

>>お問い合せメール 
nan

1057.Elephas サタデーブログ ~「気配り」~

1057.Elephas サタデーブログ ~「彼の気配り」~
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸
ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

本日は19:40~終電まで、JR中央線の国分寺・立川間の大幅運休が予告されていました。
皆さん、お帰りの足は確保できましたでしょうか。

駅にあったパンフレットを見て今回の運休のことは私も一週間ほど前から知っていました。が、そういった時に必ずパ
ンフレットを教室に届けて知らせてくれる生徒さんがいます。

いつもすばらしい気配りです。彼に教えてもらって、初めて大幅運休のことを知ったこともありました。あの時は、
おかげで助かりました。

彼の気配りは、教室に対してだけではありません。彼が務めている会社にも。ティッシュペーパーが切れていれば、
5箱入りを下げて行きますし、トイレ掃除用の洗剤、メガネをかけている人にはメガネクリーナー、風邪を引いてい
る人にはマスク、クリップ、同僚や上司の方へのプレゼント・・・も。

とかく、ドラッグストアでの買い物が多いようです。

彼の課題は、”気配り”と”プレゼント過多”のバランスです。
「ふつう、そこまでは・・」というラインをいかに獲得していけばよいのか。
今のところは、ケースごとの評価、お相手の反応を通して、実践的に学んでいっています。

でも、常識から少々外れていても、彼の気配りは生きることへの積極性の表れです。
周りの人のことを、いつも気にかけています。この意識の張り巡らし方には感心します。

あしたはちょうど彼の誕生日。おめでとうございます。ますます、生き生きと、元気よく、と願っています。

発達支援教室Elephas・造形リトミック研究所
>>発達障害 知的障害 Elephas/エレファース
公式サイト http://www.zoukei-rythmique.jp/

>>お問い合せメール 
nan

1056. ~しごと意識~

1056. ~しごと意識~
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをエレファースブログでご紹介しています。それを広く皆さまと共有できますように、本ブログでは Elephasブログにワンポイントメッセージを加えさせていただいています。

 ・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。

◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ『大事なのは、ホウレンソウ』(12月14日)~社会人のSさんと、高校生のHさんの会話。先輩の実感のこもったアドバイスに・・・~

授業の合間に、こんな会話が行われているのですね。思っていた以上に成長されたお二人、別の側面を垣間見たような気がします。

Sさんの「相談!大事だよ。ちょっと怖い人にもね、ちゃんと相談すれば、叱られないよ」の言葉に、
仕事場のリアルな緊張感を感じました。Sさんの頑張りも職場の教育力も知りました。

Hさんも高校1年生で、「職場では笑顔が大事なこと」「ホウレンソウ」を知っているとは。職業意識が既に育ち始めているのですね。学校での教育も大したものです。

楽しく学んでいくことのできる意欲、多少のきびしさも乗り越えていかれる強さ、先輩後輩も含めた仲間意識、
お二人は社会人として、また生活者としての大切なベースも持ち合わせているようで安心もし、頼もしくも感じます。

発達支援教室Elephas・造形リトミック研究所
>>発達障害 知的障害/エレファース
公式サイト http://www.zoukei-rythmique.jp/

>>お問い合せメール 
nan

1052. ~生きた言葉を~

1052. ~生きた言葉を~
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをエレファースブログでご紹介しています。それを広く皆さまと共有できますように、本ブログでは Elephasブログにワンポイントメッセージを加えさせていただいています。

 ・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。

◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ『「先生、こんばんは~だよ!」』(12月11日)~もうすっかり日が暮れてから授業のはじまるTくんから、講師の「こんにちは」のあいさつにこんな答えが返ってきました・・・~

Tくん、今週のホリデーブログのケースとぴったり重なるようですね。
このような成長ぶりはとてもうれしいことです。

「こんにちは」と「こんばんは」
違いを知って使い分けがちゃんとできています。それがわかっていることにTくんも自信満々で、講師に教えてあげていっそう鼻高々なのでしょう。これもまた、ほほえましい。楽しい会話です。

講師の説明も、
「冬のこの時間は、もう真っ暗」
「夏のこの時間は、まだ明るくて・・・」

日常の生きた場面を切り取って言葉にすると、言葉はポーンと生徒さんの中に入っていきます。
「もう」「まだ」ということばのニュアンスも、「暗い」と「真っ暗」のことばの違いも。「冬」も「夏」も
ことばに実態を伴います。「冬」の「まっ暗」は「夏」の「真っ暗」とは異なり、寒さや夜の深さを感じさせます。

生徒さんがどこまで感じているか、どんなイメージを持つかは、さまざまです。でも、こんな小さな積み重ねが
言葉を育てます。生きた言葉は、いきた感覚を育てます。また逆に、生きた感覚は、生きた言葉を育てます。

日常の言葉を大切にしていきましょう。

発達支援教室Elephas・造形リトミック研究所
>>発達障害 知的障害/エレファース
公式サイト http://www.zoukei-rythmique.jp/

>>お問い合せメール 
nan

1051. ~見守る~

1051. ~見守る~
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをエレファースブログでご紹介しています。それを広く皆さまと共有できますように、本ブログでは Elephasブログにワンポイントメッセージを加えさせていただいています。

 ・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。

◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ『お手伝い、ほほえましい・・』(12月10日)~バスの中から、ホウキを持って落ち葉掃きのお手伝いをしている小さな女の子の姿を見かけました・・・~

ご両親に見守られながらお手伝いをしている様子は微笑ましい光景でした、とのこと。

”見守る”、これが大切ですね。見守る側が結果を急くと、見守ることがなかなか難しくなります。
「ああ」とか「こう」。「もっと」、「そうではなくて・・」と、つい指示がちになります。

”見守る”とは、何かに取り組んでいるそのこと自体を評価することです。
先にある結果ではなく、「今」が大切なのです。
「今」を見つめると、いろいろな側面や本人の心情が見え感じられてきます。

そんな視点とゆとりが学習の場においても大切ですね。
講師としてどうありたいか、そんなことを考え、そんな気持ちでいると、ヒントはいろいろなところにあり気づかされます。

発達支援教室Elephas・造形リトミック研究所
>>発達障害 知的障害/エレファース
公式サイト http://www.zoukei-rythmique.jp/

>>お問い合せメール 
nan

1051.Elephas ホリデーブログ ~心から、挨拶 ~

1051.Elephas ホリデーブログ ~心から、挨拶 ~
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

幼児期、「ごあいさつは?」と親御さんに促されて仕方なく挨拶してきたある生徒さん。
それが習慣化し、いつ頃からか促されなくても挨拶するようにはなりました。
しかし、その後も形式的な挨拶(ちゃんと言ったよ、的な)の時期がずぅーっと長く続いていました(・・・そんな生徒さんが少なくありませんが)。

「さようなら」の「さ」を言う時はこちらに顔を向けていても、「よ」を言うころからは少しずつ顔は帰る方向へと向きはじめ、最後の「ら」を言う頃にはもう完全に顔は進行方向に向いて、いつも風のように去っていきます。その一連の動きはとても素早いのです。

でも最近は、少しずつ挨拶らしくはなってきていたと思っていたところです。
他にも、いろいろな変化が現れてきていました。授業の終わりにちょっとした世間話があったり、それまでは聞かれてもぽつんと単語のみで答えていたのが、説明的になってきたり、相手に関心を示したり・・・。

そんな感触を得ていたある日、つい先日ですが、授業の終わり際に「ありがとうございました」と、気持のこもった挨拶が返ってきたのです。びっくりしました!例の形式的な挨拶ではなく、気持ちがピッとこちらに伝わりました。

10年来の指導、講師として、それは嬉しかったですね。

気持ちも育つ。高校生になって友達との関係も話の端々で感じられるようにはなっていたのですが、人との関係の心地よさ、話そうという気持ち、相手との気持ちの交流といった面が育ってきています。

サービス業を目指すこの生徒さん、良い兆しが見えてきました。

発達支援教室Elephas・造形リトミック研究所
>>発達障害 知的障害 Elephas/エレファース
公式サイト http://www.zoukei-rythmique.jp/

>>お問い合せメール 
nan