5143.~感心、感心〜

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース、

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

今日のElephasブログ:「国語が大好き」(10月6日)

おはようございます。Elephas相模原教室の安倍です。

小学4年生のYくんは、感心なほど上手に音読します。

フレーズを上手く区切り、聴きやすく読むことができます。

そのため内容もきちんと理解できており、読解力もついてきました。

もう一つ感心することがあります。

習ってない漢字も、文章の中に出てきたら、必ず書いてみようとします。

そして自分が書いた漢字の横に、必ずひらがなで読み方を書きます。

そして声に出して読みます。

この流れを習慣にして、国語学習が目に見えて上達しました。

教室ではまず算数をして、その後大好きな国語の学習。

もっともっと読むことが上手になって、一緒にいろんな文章に触れていきたいと思います。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

Yくんの国語学習への取り組みは、模範的ですね。音読、読解、漢字、3拍子揃って流れができているとは。本当に、感心、感心。Yくんのこれまでの学習プロセスに、とても興味が湧いてきました。もちろん、この先もとても楽しみです。

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5141.~待つ〜

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今日のElephasブログ:「「成長してるな~」(10月3日)

おはようございます。Elephas西国分寺教室の小川です。

以前ご紹介したYくんは、今でも教室の入口自動ドアが開く音と同時に、

「こんにちはぁ~!」という元気な挨拶と笑顔での入室を継続中です!

当然に講師もその声に呼応した、

「こんにちは~!」で迎えるルーティーンは変わらず実践中です!

そんなYくんの当面の課題は、

「授業開始時の態勢を整えること」ことでした。

授業ブースに入り席につくと、元気と笑顔が消えて、しばらくの間は泣きながら取り組む状況が続いていましたが、

初回の授業から5カ月が過ぎた頃から徐々に改善傾向に向かい始めました。

それまでは落ち着くまで待ったり、プログラムの順番を変更したり、

毎回様子をみながらペース配分を調整して授業を進めていました。

夏休みに入ると通常授業に加えて、期間限定の「特別講習」も受講し、

しっかりと学校の宿題や復習に取り組むことができました。

この夏の酷暑の中、汗だくで来室しても頑張って取り組む姿に、講師も、

「成長してるな~」と思わず笑顔になりました。

新学期が始まったYくんは、大きなランドセルを背負って、元気に通室しています。

たまに少しお疲れモードのときもありますが、一緒に頑張ろうね、Yくん!

講師として、改善傾向にあるYくんの態勢をしっかりと安定できるようにサポートしていきます。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

入会されて5カ月を要しましたが、ここが安心できるところ、楽しいところ、ということをKくんが体得できたのでしょう。この間の、講師の“待つ”態勢が功を奏しましたね。しかも、ただ手をこまねいて待つのではなく、さまざまに工夫しながら。講師は「どうしたらよいのか」「なにが問題なのか」と模索、分析しながら、方法を講じます。講師の中の焦りはゼロではないかもしれませんが、楽しく、穏やかに生徒さんに対応を続けます。ブースの中のそんな空気が、「だいじょうぶだよ」「それでいいんだよ」・・・とKくんに伝わっていったのでしょう。

 

 

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5140.~個別指導だからこそ〜

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今日のElephasブログ:「これならできる!」(10月2日)

おはようございます。Elephas Elephas東中野教室の松村です。

Elephasには、‘勉強するのが苦手‘、 ‘勉強が嫌い‘と感じている生徒さんがいらっしゃいます。

Iさん(小学校5年生)もその一人です。

当初よりIさんは、

「勉強はあんまり好きじゃない。算数より国語のほうが好き」と語っており、全般的に苦手意識を算数にお持ちでした。

算数のどの部分が苦手なのか、より詳しく把握するため、原点である「たし算・ひき算」まで遡りました。

2桁までのたし算、ひき算はOK。筆算も出来ます。

出来ない要因は、「くり上がり回数」にあったようです。

くり上がりが2回以上あった時、次の桁へのくり上がりが完璧に理解出来ていませんでした。

これについて、ホワイトボードに筆算のかたちで3桁+3桁を。

「くり上がった数」にはいろいろな色のマーカーを使って強調して示しました。

総仕上げとしてPCアプリを使い説明しながら進めました。

すると、「これならできる!」と言って、その後、黙々とたし算プリントを進めることができました。

◇ワンポイント・メッセージ◇

生徒さんの躓きのポイントを講師が把握し、そこに焦点を当てて講師がひと工夫することによって解法を獲得することのできた好例ですね。これも、完全な個別指導ならではのメリットです。

 

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4360.~3つの愛~

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 ~今日のElephasブログ:「得意な科目は数学です」(4月7日)

おはようございます。武蔵境教室の丸山です。

この春高校に進学のKさんは、今や数学が得意な女の子です。

幼稚園でのご入会当初は、数字を見るとカクッと寝てしまうこともありました。

数を数えることは好きだけれど、5の補数、10の補数の理解には時間がかかりました。

具体物を使い、また九九は歌のように覚え、単元ごとに対応して、取り組んできました。

それが中3になってから、

「なんか数学、わかってきたかも」と、分数を含めた連立方程式も解けるようになりました。

「高校では、上のクラスに行きたい」と意欲が高くなっています。

この春、自己紹介では、

「得意な科目は数学です」という予定だそうです。

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

Kさん、高校進学おめでとうございます。いよいよ高校生ですね、幼少の頃のKさんを今も覚えています。あの頃から、教科の学習をコツコツと積み重ね、・・・そして今があります。「得意な科目は数学です」、と云えるまでに成長されたとはすばらしい。まさに焦らない、諦めない、甘やかさない、ですね。「3つの愛」の実践、親御さまも良く待ってくださいました。更に新しい一歩のスタートですね。

 

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3441.~初めてのオンライン授業~

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※4月13日より、オンライン授業を開始いたしました。

 ~今日のElephasブログ:「PCの中から先生が」(4月20日)

おはようございます。Elephas西国分寺教室の丸山です。

いつもは、書字や歌唱造形を教室で一緒に取り組むAさん。

初めてのオンライン授業では、黄色いタンポポを中心として授業を行いました。

画面での対面に初めは照れていたAさんですが、いつもの歌が流れると一緒に楽しく歌い、タンポポを描きました。

貼り絵工作ではタンポポの半立体も楽しみ、

リズム造形の「ギザギザ」にあわせて葉も描きこみました。

枠にぶつからないように、きれいに「たんぽぽ」と題名を書き、いつものように文字学習にも取り組みました。

PCのお近くにおられたご家族と何度もハイタッチ。

ご自宅で、いつもの歌が流れたことは、とても新鮮だったようです。

講師も、ご家庭にお邪魔するような気持ちで、画面でのつながりのみでなく、生活が豊かになるような授業を心掛けています。

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

「お母さまが糊付けなどにご協力くださいまして、ご家族で楽しんでいただけました」、と講師のコメントにありました。Aさん、先生が突然PCモニターに現れてびっくりだったことでしょう。お教室でおなじみの曲も流れてきて、またびっくりですね。授業の後も、ご家庭で“タンポポ”を話題に再び楽しんでいただければ、何よりです。たまには散歩に出て外の空気を吸いながら、タンポポをさがしてみてくださいね。

 

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3440.~表出まであと一歩~

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※4月13日より、オンライン授業を開始いたしました。対面授業での記述は、3月末までに行われた授業によるものです。

 ~今日のElephasブログ:「絵を通してお話し」(4月20日)

おはようございます。津田沼教室の千山です。

Yくんは、絵を描くのが大好きです。

課題の絵を1枚、他に自分で描きたいものを一枚描きます。

2枚目の絵は、小さく色々な物が並びます。

「これは誰?これは何?」

と講師が質問しても、なかなか答えてくれません。

それが、先日、描くことが一段落すると、講師の人差し指をつかんで、

「象、キリン、レッサーパンダ、ぼく、パパ、ママ」

など、1つずつ教えてくれました。

質問にちゃんと答えられたことに感動して、お母さまに報告すると、

「先週、動物園に行ったんです」

と、嬉しそうに話してくださいました。

これからも、絵を通してYくんとたくさんお話ししていきたいと思います。

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

Yくん、質問に上手に答えられましたね。今までお答えできていなかったとしても、きっと質問に答える最後のところ(表出)にあと一歩というところまで到達していたのでしょう。それが動物園に行ったばかりという新鮮な気持ちが後押ししてくれて、上手にお答えできたのでしょう。表出に至るまでのプロセス、目で耳で確認できないとその到達度は分からないところがありますが、それでもくり返し問いかけてあげることは大切ですね。と同時に楽しい体験は子どもを大きく成長させてくれます。

 

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3439.~感得~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

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※4月13日より、オンライン授業を開始いたしました。対面授業での記述は、3月末までに行われた授業によるものです。

 ~今日のElephasブログ:「時には脱線も」(4月18日)

おはようございます。津田沼教室の酒巻です。

Aくんは描画の時間が大好きで、何を描こうかと毎週楽しみにしています。

先日、足し算と引き算に取り組んでいましたが、何やら楽しそうに数字で絵を描き始めました。

数字の形から色々な絵のイメージが浮かんできたようです。

もちろんその後、算数の学習にも集中できました。でも、

Aくんは漢字には苦手意識が強く、なかなか書字練習には取り組もうとしません。

ところが、Aくんの大好きな恐竜の絵を描くために図鑑を開いてみたところ、その図鑑に出ていた「地球」という漢字がAくんの目に飛び込んだようで、とても丁寧に一生懸命練習して覚えようとしていました。

それぞれの「大好き」や「興味」がどこかで学びにつながるかもしれないので、時々このような脱線に付き合うこともあります。

そしてこちらも、そこから色々な情報を得たりしています。

遊びながら学んでいき、興味のあることが学びの入り口になっていることもあるのだと思いました。

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

脱線による収穫は大きかったですね。恐竜図鑑の「地球」の文字、何か気持ちに響くものがあったのでしょう。漢字は部首の組み合わせ、どんな漢字でも大好きで書いていれば文字感覚が磨かれ、身に付きます。図鑑の中で、まだまだ色々な漢字に出会えそうですね。感情が動くと、記憶の機能も高まります。数字も漢字も含め、文字は単なる記号ではなく、個性をもったものとして感じとること(感得)ができます。大好きなもので、そんな感性が育つことはとても有意義なことです。

 

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3429.~着実に一歩を~

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 ~今日のElephasブログ:「自分でできる!」(4月7日)

おはようございます。東中野教室の渡邉です。

A君、いよいよ中学生。

この一年、心の成長を感じています。

「難しい」、と途中で諦めかけていた問題。

今では講師がヒントを出そうとすると、

「先生言わないで、自分でできる!」

自信を持って取り組んでいます。

一枚目で「もう終わり?」と聞いていたプリント学習。

今では決めた枚数までやり遂げようという気持ちが出てきました。

その姿を頼もしく思います。

夢に近づけるよういつも応援しています。

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

A君には、夢があります。そのためには、がんばれますね。それが、心の成長も促したのでしょう。「今では決めた枚数までやり遂げ」るというAくん。頑張れる力は、宝です。中学に上がられ、夢にも向かって着実に一歩を踏み出しましょう。

 

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3419.~逆転の発想~

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 ~今日のElephasブログ:「早口言葉」(3月26日)

おはようございます。武蔵境教室の小泉です。

教科書の音読で飛ばし読みをしたり、ドロボーがドボローになる生徒さんと、先月から早口言葉の練習を始めました。

「生麦生米生卵」「隣の客はよく柿食う客だ」「赤パジャマ青パジャマ黄パジャマ」の3つを毎回練習してきました。

「生麦~」は特に難しく、講師もつかえて笑いながら楽しんでいます。

1ヶ月経つと、つかえるもののかなりはっきり言えるようになってきました。

授業内のほんの短時間のトレーニングですが、やはり継続は力なりです。さらに2つの早口言葉を加えて練習を続けています。

音読や会話にすぐに成果は現れなくても、しばらく取り組んでいくつもりです。

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

読み飛ばしや読み違いがあるのなら、ゆっくり丁寧に読ませた方が・・・、と思われがちですが、そこが逆転の発想。早口言葉こそ、細部に気を付けないとうまく言えないものです。「なま」を正確にいうためには、2音目の発音によほど留意しなくてはなりません。その上に早口言葉のもたらす効果は、間違いに自分で気が付けるということ、だから他者に指摘されるプレッシャーがありません。また遊びの要素があるということ、だから楽しく取り組めます。さらに講師も間違えてしまうということ、「みんな頑張っているんだね、ぼくももう1回やってみるよ」、と挑戦する意欲が湧いてきます。

 

 

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3408.~言葉の体験~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

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 ~今日のElephasブログ:「はらはら?ぺらぺら?」(3月11日)

おはようございます。国立北口教室の今村です。

小学2年生と「ようすを表す言葉」を学習した時のことです。

先に学習した「音を表す言葉」では、

すらすらと簡単に答えていたSくんもMちゃんも

葉っぱが「はらはらと散る」「ぺらぺらと散る」

を選ぶ問題で自信満々に“ぺらぺら”に〇をつけました。

「正解は、“はらはら”」と言うと、目を丸くして驚いています。

講師は、折り紙で葉っぱのかたちを3枚切り、「見ていてよ~」と立って、伸ばした手を開きました。

3枚の葉っぱは、床に落ちるまでそれぞれとってもロマンチックな動きをみせてくれました。

目を輝かせる生徒さんの前で何回か繰り返すと、

生徒さんから、「ほんとだ~はらはらだ~」という言葉が。

日本語のようすを表す言葉、なんとその様子にぴったりのことか。

Mちゃんは「葉っぱ持って帰っていい?弟にも“はらはら”を教えてあげたい」と。

次は、「雪がしんしんと降る」を一緒に窓を開けて感じたいのですが、暖冬でその機会がなさそうです。

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

“はらはら”と“ぺらぺら”、実に面白いですね。子ども達が“ぺらぺら”を選んだことは、頷けます。紙や布や本、薄いものを形容する“ぺらぺら”は、子ども達もどこかで耳にすることがあったのでしょう。しかし、“はらはら”は、子どもの日常では耳にすることは稀ですね。そこで講師が、紙の葉っぱを実際に散らして見せたのは、グッドアイディアでしたね。「弟に“はらはら”を教えてあげたい」というMちゃんは、一生“はらはら”を忘れないことでしょう。ぜひ一度、Sくん・Mちゃんにほんものの木の葉がはらはらと散る様子を見せてあげたいものです。

 

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