5193.~SEOLEO読解ワーク〜
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
今日のElephasブログ:「夢は生物学者」(12月10日)
おはようございます。Elephas 東中野教室の秋笹です。
教室に入るといつも元気に、「こんにちは!」と挨拶するKくん。
しかし先日、「本を読んだんだ」と少し悲しそうな表情を見せました。
その本には、人間による自然破壊や環境汚染が動物の生息地を奪っていることが書かれていて、
そのことに心を痛めているようでした。
将来、生物学者を目指す彼にとって、自然や動物の苦しみはまるで自分の痛みのように感じられたのでしょう。
繊細な心が傷つかないよう配慮しながら、ぴったりの題材、
SEOLEOの読解ワーク(T&W)「日本の森とクマ」を一緒に読み進めました。
なぜクマは里山に出てくるようになったのか、なぜ作物を荒らしたり、人を襲ったりするのか――。
環境省の資料なども参考にしながら、「人間とクマの共存」について深く考えました。
「クマも自然も人間も、みんなで仲良く住めたらいいのに……」
彼の切実なつぶやきに、講師は大きくうなずきました。
「〇〇くんが生物学者になって、そんな世界を実現してね! そのために必要な知識と知恵を、今の勉強でしっかりと身につけていこう」。
これからも、子どもたちの「なぜ?」や「どうにかしたい!」という気持ちを大切にしながら寄り添い授業を進めていきます。
SEOLEOのT&WはKくんにとって、知的好奇心を満たし考えを深めるための大切なツールとなっています。
◇ワンポイント・メッセージ◇
Kくん、心から動物のことを考えているのですね。そんな心ある人が生物学者になってくれたら、すばらしいですね。「クマも自然も人間も、みんなで仲良く住めたらいいのに…」、ほんとうに。
