3581.~間違えを通して~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「先生が間違えちゃった・・」(9月30日)

おはようございます。東中野教室の渡邉です。

小学5年生のKさん。算数が得意な生徒さんです。

自信がある教科だけに、間違えに敏感になり問題に取り組むことに不安になってしまいます。

気持ちはとてもわかります。

しかし、間違えることは誰にでもあることです。

その時に気持ちをどう切り替えるか、そのためにどうしたらいいかの行動が大切です。

「ここで間違えたから、苦手なところがわかって練習できるからよかったわね。」

マイナスではなくプラスに考える。

「もう一度、一緒に解いてみましょう。」

どこで間違えたのか調べて、次に間違えないように見直しをする。

その場面になった時は繰り返し話すようにしています。

こんなことがありました。

小数の掛け算の筆算の問題に一緒に取り組み、解き合戦をしました。

ある問題で二人の解答が違いました。

「私だ・・」とKさんどこが違っていたか一緒に計算し直し・・・

講師の計算間違いでした。

「先生が間違えちゃった・・」、Kさん、少し驚いた表情です。

「先生も、間違えることがあるのよ。やっぱり見直したほうがいいわね。」

失敗や間違えを経験することで成長します。

怖がらず、どう活かすかを伝えていきたいと思います。

 

◇ワンポイント・メッセージ

“先生が間違えた”、それは間違いを恐れるKさんにとってとても良い経験でしたね。時には、故意に講師が間違える場面を作ることも有用です。「間違えても大丈夫」ということを事実として示すためです。生徒にとって先生は、何でもできて立派に生きている人という像ですから、その先生も間違えるのだということは生徒さんに安心感を与えることできます。その後のKさんに何か変化はあったでしょうか?

 

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 ~今日のElephasブログ:「先生が間違えちゃった・・」(9月30日)

おはようございます。東中野教室の渡邉です。

小学5年生のKさん。算数が得意な生徒さんです。

自信がある教科だけに、間違えに敏感になり問題に取り組むことに不安になってしまいます。

気持ちはとてもわかります。

しかし、間違えることは誰にでもあることです。

その時に気持ちをどう切り替えるか、そのためにどうしたらいいかの行動が大切です。

「ここで間違えたから、苦手なところがわかって練習できるからよかったわね。」

マイナスではなくプラスに考える。

「もう一度、一緒に解いてみましょう。」

どこで間違えたのか調べて、次に間違えないように見直しをする。

その場面になった時は繰り返し話すようにしています。

こんなことがありました。

小数の掛け算の筆算の問題に一緒に取り組み、解き合戦をしました。

ある問題で二人の解答が違いました。

「私だ・・」とKさんどこが違っていたか一緒に計算し直し・・・

講師の計算間違いでした。

「先生が間違えちゃった・・」、Kさん、少し驚いた表情です。

「先生も、間違えることがあるのよ。やっぱり見直したほうがいいわね。」

失敗や間違えを経験することで成長します。

怖がらず、どう活かすかを伝えていきたいと思います。

 

◇ワンポイント・メッセージ

“先生が間違えた”、それは間違いを恐れるKさんにとってとても良い経験でしたね。時には、故意に講師が間違える場面を作ることも有用です。「間違えても大丈夫」ということを事実として示すためです。生徒にとって先生は、何でもできて立派に生きている人という像ですから、その先生も間違えるのだということは生徒さんに安心感を与えることできます。その後のKさんに何か変化はあったでしょうか?

 

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おはようございます。東中野教室の渡邉です。

小学5年生のKさん。算数が得意な生徒さんです。

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気持ちはとてもわかります。

しかし、間違えることは誰にでもあることです。

その時に気持ちをどう切り替えるか、そのためにどうしたらいいかの行動が大切です。

「ここで間違えたから、苦手なところがわかって練習できるからよかったわね。」

マイナスではなくプラスに考える。

「もう一度、一緒に解いてみましょう。」

どこで間違えたのか調べて、次に間違えないように見直しをする。

その場面になった時は繰り返し話すようにしています。

こんなことがありました。

小数の掛け算の筆算の問題に一緒に取り組み、解き合戦をしました。

ある問題で二人の解答が違いました。

「私だ・・」とKさんどこが違っていたか一緒に計算し直し・・・

講師の計算間違いでした。

「先生が間違えちゃった・・」、Kさん、少し驚いた表情です。

「先生も、間違えることがあるのよ。やっぱり見直したほうがいいわね。」

失敗や間違えを経験することで成長します。

怖がらず、どう活かすかを伝えていきたいと思います。

 

◇ワンポイント・メッセージ

“先生が間違えた”、それは間違いを恐れるKさんにとってとても良い経験でしたね。時には、故意に講師が間違える場面を作ることも有用です。「間違えても大丈夫」ということを事実として示すためです。生徒にとって先生は、何でもできて立派に生きている人という像ですから、その先生も間違えるのだということは生徒さんに安心感を与えることできます。その後のKさんに何か変化はあったでしょうか?

 

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3580.~評価は積極的に~

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 ~今日のElephasブログ:「長所、見つかりました!」(9月29日)

おはようございます。東中野教室の新野です。

就業技術科受験を目指している中学2年生のMちゃんは、毎回授業で作文の練習をしています。

その中の「自分の長所と短所」という題の作文、書くことがなかなか思いつきません。

「Mちゃんはいいところたくさんあるよ。ゆっくり見つけていこうね」と話していました。

アニメや漫画が大好きなMちゃん。

ある日、好きなアニメの話になった時、登場人物の名前や性格、関係性、そのキャラクターの声優の名前、さらには出身地や誕生日まで、全て覚えて教えてくれました。

いつもは無口なMちゃんが、少し早口で楽しそうに… その記憶力は驚くほどです。

「そんなにたくさん、よく覚えてるね?。Mちゃんすごいね!」と講師が感心すると、

ふとMちゃんが、

「じゃあ、私の長所は自分の好きなことはたくさん覚えられるってことだ」と嬉しそうに言いました。

Mちゃんの素晴らしい長所、見つかりました!

 

◇ワンポイント・メッセージ

自分の長所、それは他者(ひと)から評価されないとなかなかそれに気づかないということがあるものですね。アニメは日本の財産ですが、まだまだ自身としても社会通念的にも評価されにくいかもしれません。Mちゃんが自身の長所に気づけたときの笑顔を思うと、どんなことでも、また小さなことでも積極的に評価してあげることはとても大切なことだと気づかされますね。

 

 

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3579.~選択~

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 ~今日のElephasブログ:「算数、上のクラスへ」(9月28日)

おはようございます。東中野教室の北本です。

年少からずっとお通いのNちゃん、先日うれしい報告がありました。

9月に入り学校の算数クラスでゆっくりコースから普通コースへの打診があったそうです。

入会当初、通常級への就学にお迷いがありご相談があったこと思い出しました。

就学前には造形リトミックによるビジョントレーニングや手指の巧緻性トレーニングを意識的に行いました。

それに伴って学習に対する意欲が高まり、スモールステップで楽しく一歩ずつ定着を図っていきました。

今、Nちゃんは探究心旺盛で、想像力が豊かです。

教室でもご家庭でも、毎日コツコツと課題に取り組んでいます。

今までにもたくさんの課題に色々な方向から 様々な工夫を凝らして取り組みクリアしてきました。

また少しずつ得た自信とご両親の温かい対応によって、素敵な循環が形成されています。

現在5年生のNちゃんの成長は、私たち講師に力を与えてくれます。

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

「学校の算数クラスでゆっくりコースから普通コースへの打診が」、それはそれはすばらしい出来事ですね。どなたにも、そのようであることを願います。Nちゃんにとって、功を奏したのは何だったのでしょう。その分析が、とても大切です。また、ここで上のクラスへと変わることが良いのか、今のクラスで更に基礎の習得を目指す方が良いのか、Nちゃん自身の個に即しての熟慮が必要です。

 

 

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3578.~目標を明確にすれば~

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 ~今日のElephasブログ:「タイピング学習」(9月26日)

おはようございます。統括本部の山下です。

授業の中でタイピング学習を行うことがあります。

生徒さん方、特に小学校低学年から中学生はみんな目を輝かせます。

入力には、かな入力とローマ字入力とありますが、かな入力ではキーボード上で「あ」~「ん」、「っ」等の平仮名や濁点「゛」、「゜」、「ー」等、さまざまな記号を探し回ります。

これにより自分が打とうとしている仮名の音と形が目で見て一致するので、まだ仮名遣いがあやふやな生徒さんには正確なものが頭に入って行くようです。

また、ローマ字入力はアルファベットの各文字を覚えるのに適しているだけでなく、ローマ字表記の学習を紙教材で並行して行うと相乗効果でなかなか良い成果が得られます。

もちろん、授業時間全部をタイピング学習に費やす訳ではありません。

あくまでも授業内容の一部として行うのです。

年齢の高い生徒さんたちの一部では授業の必須項目となります。

学校で勧められて、ワープロ検定やビジネス文書検定を受験することがあるからです。

この場合は担当講師も本格的な受験対策としてのアプローチを行います。

一つひとつのステップを焦らずに正確に着実に登って行きます。

各ステップをクリアしたときの生徒さん方の嬉しそうに喜ぶ顔を見ると講師も嬉しさ一入です。

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

タイピング学習は、ひとり一人の生徒さんにとっての学習の目的を明確にすることによって、とても有効な学習の一分野となり得ます。検定試験へのアプローチは元より、視知覚や巧緻性の機能トレーニングとしてまた補足機能の獲得しての効果も大いに望めます。しかも生徒さんが楽しみながら意欲的により組めることは何よりですね。

 

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3577.~漢字を感じる~

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 ~今日のElephasブログ:「学ぶことの喜びが」(9月25日)

おはようございます。武蔵境教室の井上です。

Yくんは8月からエレファースでの学習を始められた生徒さんです。

授業を重ねるごとに、教室に慣れてきているご様子に、ほっとしています。

先日の授業では「田」という漢字について、「田んぼに似ているね。」とYくん。

初回の授業で「かん字のできかた」について説明し、漢字には物の形からできたものがあることを学び、「山」「川」「日」「木」「目」「口」「手」「人」などについて確認したことが、この発言に繋がったのではないかと推測できました。

ひとつの学びが別の学びに繋がり、それを自らのひらめきによって発見したときのうれしい気持ち。

短い発言からでも、学ぶことの喜びが、その様子から伝わってきました。

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

「田んぼに似ているね」、ほんとにそうですね、象形文字って楽しいですね。漢字を見て、柔軟なん想像力で「~に似てるね」とイメージを膨らませていくなんて、すてきですね。漢字には成立に意味があります。それを知識だけでなく、感性で捉えていくことができる。ことにその柔軟さは、子どもの特権ですね。

 

 

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3576.~心を鍛えて~

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 ~今日のElephasブログ:「今年度は」(9月24日)

おはようございます、武蔵境教室の萩谷です。

夏休みが早めに終わり、前倒しで二学期が始まっています。

講師は、この早いペースに、まだ戸惑うこともあります。

しかし、生徒さん方は、早くも新しい日常に馴染んでいると感じます。

特に、受験生たち、自分の目標をしっかり見据え、苦手にも目をそらさず、頑張って取り組んでいる姿勢は、伸びていく瑞々しい樹木を見るようです。

そして、今年度が、どのようなものであっても、どの生徒さんにとっても、学生生活の中の唯一の年度なのだ、と思います。

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

今年度、・・・特別な年度でありながら、例年と変わりのない年度でもあります。大学のAO入試(総合型選抜)は始まり、続いて職業学科の適性検査への準備も本格化していきます。毎年、ここからが駆け足の日程で、次から次へと3月末ぎりぎりまで入学試験が続きます。志望校を絞って既に目標へまっしぐらの生徒さんもいれば、進路に立ちはだかる壁に後ずさりしてしまいそうな生徒さんも。でも毎年、行き場のない生徒さんは、ひとりとしていません。「困難は、乗り越えるためにある」と緒方貞子氏は言われました。受験(受検)を通して、心も鍛えられますね。

 

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3575.~促す~

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 ~今日のElephasブログ:「成長」(9月23日)

おはようございます。武蔵境教室の柿沼です。

長雨から一転し、酷暑となった今年の夏。

コロナの影響で通常より早く2学期が始まった学校もありました。

そんな中、子どもたちはしっかりと成長を続けています。

目で見える成長といえば、生徒さんの身長です。

1学期の終わりにはお母さまや講師の目線は確かに下を向いていたはずなのに、

1週間後には並び、2学期の今ではすっかり逆転された生徒さんがたくさんいらっしゃいます。

精神面での成長も見受けられます。

高学年になり、巣立ちの準備を始める気配が感じられてきているのです。

それまではお母さまにべったりだった生徒さんがお迎えの時に手をつながなくなったり、

促されていた帰りの挨拶を自ら行いさっとドアに向かったりと頼もしい姿です。

一方で、言葉や所作が荒っぽくなることも見られるようになりました。

講師は生徒さんに、

「自分で思うより手足も伸びていて、これまで届かなかったところまで当たってしまうことがある。

自分が思うよりも声も力も強くなっているので、相手のダメージが大きくなる」ことを話します。

体と精神の成長のバランスが難しい成長期。

感情的になることなく、気付きを促すように対処しようと思います。

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

「促す」、すばらしい対応ですね。療育の仕事に就いた若き日に、私はある師から学びました。「一度言って理解されるものではありません。繰り返し促すことです」と。「いくら言っても分からないからと叱るのではなく、促し続けることです」。Elephasの教育理念である、「あせらない、あきらめない、あまやかさない」とも通ずるものです。事あるごとに、講師にも親御さまにも伝えさせていただいています。

 

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3574.~穏やかに~

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 ~今日のElephasブログ:「解き方の違いを明確に」(9月22日)

おはようございます。武蔵境教室の塩谷です。

朝夕涼しい風が部屋に入るようになり季節の移り変わりを感じております。

現在、ある生徒さんに2ケタのくり下がりのあるひき算を教えています。

さまざまな段階を経て、あと少しのところまできました。

最初は、+と-の記号の区別をきちんと理解してもらわなければなりません。

これは生徒さん自身で+と-に○をつけてきちんと確認できておりました。

次にたし算の時にはくり上がりのところに□のマス目を書いて数字を入れられるようにし、ひき算はさくらんぼを書いてさくらんぼ算でするというようにし、解き方の差を明確にしました。

そしてくり上がりやくり下がりが分からなくなった時には、歌が好きな生徒さんなので歌唱数量の歌で確認します。

多少時間はかかりますが、生徒さん、そして講師自身も穏やかな気持ちになり気分転換になります。

生徒さんが段々解けるようになってきて、やりがいと喜びを感じます。

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

一歩一歩、歩を進めていらっしゃいますね。難しくなった時にこそ、イライラさせずに心穏やかに。歌唱数量法がそのお役に立っているとは、何より嬉しいことです。

 

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3573.~生活の美~

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 ~今日のElephasブログ:「静かに実を結ぶ」(9月21日)

おはようございます。武蔵境教室の伊藤です。

洗面台の前で生徒さんがうがいをしています。

ふと生徒さんが天井を見上げていることに気づいて驚きました。

これまでなら鏡に映る生徒さん自身の顔や、その奥に見える講師の顔を見て笑っているはずなのに。

そういえば聞こえてくる音も違います。

新型コロナウイルス対策がはじまったころ、生徒さんは紙コップの水を口にふくむだけで「うがい」を終わらせていました。

それがしばらくすると、ブクブクと音が聞こえるようになりました。

そしていま、たぶん真剣な眼差しで宙のどこかを見つめて喉をふるわせています。

ゴロゴロという音が洗面所に響いています。

変化に驚いていると、背中に気配を感じました。

振り向くと別の生徒さんが静かに立っていました。

この生徒さんは以前、洗面所が混雑すると、待合室と洗面所のあいだをあわただしく行ったり来たりしていました。

けれどもいま、じっと順番を待っています。

「ごめんね。もうすぐ終わるから」と講師が言うと、お先にどうぞと手のひらを講師に向け、ぺこりとお辞儀をしてくれました。

洗面台の紙コップやティッシュペーパーの箱がきれいに並んでいます。

洗剤の白い泡が蛇口や壁に飛び散っていたり、ティッシュペーパーがゴミ箱のまわりに落ちたりしていることもほとんどありません。

ご家庭や学校や教室での繰り返しが、静かに実を結んでいます。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

「生活の美」「暮らしぶりの美」ですね。しかもそれはうがいに限らず、意識やしぐさにも表れているとのこと。そもそも「しつけ」とは、身に美しいと書きますが、コロナ対策への真剣さと習慣が美をもたらしているようです。マスクも当初は耳からズレがちだったのが、今はしっくりと身に付くようになっているようにも感じます。

 

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3572.~ひらがなはじめ~

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 ~今日のElephasブログ:「“文字は使えてこそ”」(9月19日)

おはようございます。武蔵境教室の小泉です。

年中のMちゃんと、ひらがな書字の学習をしています。

ひらがなはほとんど読み書きできるので、書きにくい「れ」「わ」などを練習しています。

トレース、モデリングで書いた後、最後のマスにMちゃんは幼稚園のクラスのお友達の名前を書きます。

最初は好きなお友達の名前を書いているのだと思っていましたが、先日「る」の名前の付いたお友達の名前を書いていました。

“文字は使えてこそ”ですが、自主的に練習した文字を使っていたので驚いてしまいました。

これからもMちゃんとの学習が楽しみです。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

Mちゃん、書きにくい「れ」「わ」に続けて「る」を学習されたのですね。早速にその文字を使ってお友達の名前を書いたとは、すばらしい積極性と実践力をお持ちですね。幼稚園では、いろいろなところでお友達の名前文字を目にしていることでしょう。学習したばかりの「る」といつも見ているお名前文字の「る」とが呼応したのかもしれませんね。文字は単なる記号ではなく、漠然とでも人それぞれに文字ごとのイメージや具体物とのつながりを持っているものです。Mちゃんにとって、「る」=「る○○ちゃん」なのかもしれませんね。

 

 

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