4064.~家庭に学習コーナーを~

4064.~家庭に学習コーナーを~

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「家庭学習を」(4月27日)

おはようございます。東中野教室の井上です。

4月から5年生の生徒さん。

普段はzoomでの授業ですが、春季講習は来室され、対面での学習をすることができました。

春季講習からは受験を視野に、家庭での学習習慣を身に付けることに取り組みはじめました。

講習の初日は、宿題に抵抗感を持ち、全く気の進まない様子でした。

そこで、スタートとして取り組みやすいように、宿題はその日にエレファースで学習したものと全く同じものにしました。

すると、次に来室した時には、

「宿題やったよ!」と元気にプリントを持ってこられました。

春季講習をきっかけに、新学期をよい調子でスタートしています。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

ご家庭でのzoom授業の開始は、家庭学習スタートのチャンスです。zoom授業のために家庭に学習の場が設定され、そこでも楽しく学習できるということが体験できるからです。スムーズに家庭学習に取り組めるように、まずは学習環境を整えてあげましょう。小さなコーナーでもOKです。いつでも教科書やノートを広げられる整理整頓された状態にしておいてあげること。お気に入りの鉛筆や消しゴムなどを用意して楽しそうな場にしてあげることも効果的です。

 

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4063.~興味に潜む力~

4063.~興味に潜む力~

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「興味を切り口に」(4月26日)

おはようございます。東中野教室の吉野です。

4年生のTくんは、大きな動物が好きです。

特に恐竜の種類には詳しく、いつも感心して話を聞いています。

先月は、かばに続いてバッファローの絵を描きました。

頭の形がとりにくかったのですが、納得いくまで10回近く描き直していました。

自分で少しずつ気を付けるポイントを設定しながら描き直す姿に感動しました。

先日は、象を色画用紙で創りましたが、鼻の下には口があるはずだからと言って、

自分で口を作り、切り貼りしていました。

興味のあることに対する完成度の高さにいつも驚かされます。

教科学習においても、Tくんの興味のある切り口から導入できるように、

講師も引き出しを増やしていっています。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

恐竜をはじめ動物は、電車と並んで多くの生徒さんの興味の対象です。好きなものへの集中力、探求力は大切に育てていってあげたいものです。そこには、視る力、描く力、書く力、表現する力、読む力、感じる力、伝える力、コミュニケーションする力、・・・教科学習にも直結するさまざまな力を育む動機づけが潜在しています。子どもの好きな世界とそれへの思いを共感しながら、教科学習など行うべき課題とのバランスを取りながら授業を進めています。

 

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4062.~歌で楽しく心地よく~

4062.~歌で楽しく心地よく~

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 ~今日のElephasブログ:「歌が導く」(4月25日)

おはようございます。武蔵境教室の撫養(むや)です。

エレファースの歌唱造形、絵を描いていると心が温かくなります。

生徒さんも絵を描きながら、表情が柔らかくなり楽しそうです。

絵を描くだけではなく、歌で言語の練習をする生徒さんもいます。

講師も歌うと楽しくなってきます。

それは、「教える」「教えられる」という学習の流れだけでなく、

「歌が導く」ことの心地よさがあるのだと思います。

その楽しさを生徒さんと共有しています。

一緒に歌いながら、もっと楽しい時間を生徒さんと過ごしたいと考えています。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

歌が導く、・・・そうですね、歌が導き、歌に導かれ、歌による連鎖的流れが心地よさをもたらしてくれるのでしょう。造形リトミックのメロディはElephasのオリジナルで、玉野良雄と玉野摩知佳によるものです。玉野良雄はオペラ「夕鶴」や歌曲「花の街」、また童謡「ぞうさん」「おつかいありさん」「カタツムリ」「やぎさんゆうびん」などの作曲で知られる團 伊玖磨氏に師事した作曲家です。曲想に共通のものが感じられる作品があります。生徒さんも講師も歌で楽しく学習できることは、創始者の何よりの願いです。

 

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4061.~創造造形~

4061.~創造造形~

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 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「工作のディスプレイ」(4月23日)

おはようございます。武蔵境教室の清水です。

武蔵境教室の入口では、いつも工作のディスプレイが生徒の皆さんを迎えてくれます。

12月には煙突とサンタクロース、新年には虎の工作…

季節は巡り、今は菜の花が並ぶ上を蝶が飛んでいます。

黄色い小花や色とりどりの蝶が風で揺れるのを目にすると、春への期待が膨らむようです。

これらのディスプレイは、生徒さんの目を楽しませるだけではなく、学習の動機付けという役目を持っています。

飾られているのは、その月の工作です。

工作に取り組む日には、ブースに入る前に講師から生徒さんに、

「菜の花、可愛いでしょう。作りましょうか」などと声をかけます。

「うん!」と元気な声が返って来れば、集中力をもって授業に取り組める予感がします。

講師の心にもエンジンがかかります。

工作が終わっても、ディスプレイには役目があるようです。

工作をした翌週、教室のディスプレイを見て、

「これ、お家にあるね」と親御様に話しかける生徒さんもいます。

ご家族が作品を喜んで下さって、お家に飾って下さったのでしょう。

この様な会話を耳にするとき、講師はとても幸せな気持ちになります。

ディスプレイを見て、作品を作った達成感や、ご家族にほめてもらったときの嬉しさを思い起こす…それは生徒さんにとって大切な経験だと思うのです。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

Elephasの工作は、造形リトミックメソッドの中のサブメソッド「創造造形」の一環です。基礎描画トレーニングの「リズム造形」、平面絵画の「歌唱造形」に立体化の要素を加えるものです。生徒さんは作品を手に持って眺めることで、対象の存在感を感じ、自ずと対象に対する親しみを湧かせます。気持ちを育てること、感情を育てることはすべての教育の基礎です。それは学習への動機づけでもあり、探求力の育成でもあり、記憶力の形成でもあります。こういった意味で、Elephasでは、造形リトミックは教科教育の基礎であると捉えています。

 

 

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4060.~能動的対象として~

4060.~能動的対象として~

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 ~今日のElephasブログ:「目標を意識して」(4月22日)

おはようございます、武蔵境教室の萩谷です。

新年度、講師はそれぞれの生徒さんの目標を確認します。

志望校を目指す、就労を目指す、という大きな目標や、漢検、英検などの級の取得、さらにもっと具体的に、

作文を書く、漢字を覚える、計算を正確に行う、など、生徒さんお一人ずつの目標があります。

目当てや、課題と言ってもいいかもしれません。

そしてその目標を、講師と生徒さんで共有します。

そうすることで、日々の学習が、その目標を意識したものになっていきます。

さらに、生徒さん自身が意識することで、目標達成のための自主的な学習へと、つながっていきます。

もちろん講師は、生徒さんをサポートし、励まします。

こうして、生徒さんと講師は、一緒になって目標達成を目指すのです。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

そうですね、“何を目指すのか”という目標を明確にすることによって学習意欲が増しますし、その意欲を目標達成まで持ち続けることも可能となります。生徒さんを受動的な対象として捉えるのではなく、能動的な対象として目標を共有することはとても大切です。それは、学習効果を高めることにつながります。

 

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4059.~臆せず、チャレンジ~

4059.~臆せず、チャレンジ~

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 ~今日のElephasブログ:「I君、いよいよ高校1年生」(4月21日)

おはようございます。武蔵境教室の塩谷です。

去年の3月に、I君はエレファースに入会されました。

その翌月の4月からは中学3年、受験生です。

しかしまだ、志望校も全くわからず先の見えない状態でした。

講師とは数学をとても熱心に学習しました。

夏休みを過ぎ、秋になると志望校を自分で決めました。

I君はその学校について積極的に調べ、見学にも参加しました。

志望動機、自分の長所・短所、中学生活での思い出、高校でやりたいこと等、

自分の言葉でまとめ、はっきりと言えるようになりました。

学校に提出するべき課題も、言われなくてもできるようになりました。

受験前には面接練習も嫌がることなく、注意されたことはきちんと修正しました。

そして無事合格

I君に、

「合格おめでとう」と伝えると、

「ありがとうございます」とはっきりと答えました。

1年前とは全く違いました。

I君はこの1年間で自分の将来について考え向き合うことで、本当に精神的に成長しました。

入学式を迎え、ひとまわり大きくなったI君が充実した高校生活を送ることを心から願っています。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

「I君はこの1年間で自分の将来について考え向き合うことで、本当に精神的に成長しました」、とのこと。さあ、次は皆さんの番です。臆せず、チャレンジしていきましょう。

 

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4058.~言葉と行為とその意味が~

4058.~言葉と行為とその意味が~

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 ~今日のElephasブログ:「マスクのお願い」(4月20日)

おはようございます。武蔵境教室の伊藤です。

「今日は、みんなにマスクを着けてとお願いする掲示物を作ろう」、そう言ってKくんとパソコンの学習をはじめました。

ふだんのKくんは笑顔いっぱいで、マウスもキーボードもいきいきと動かしています。

けれどもその日は、操作のひとつひとつ、指先にためらいがあるように感じました。

「Kくん、作りたくない?」

すぐにKくんは、

「作りたいです」と答えていましたが、

もう少し質問をすると、

「マスクでコロナが長くなる」と伏し目がちに話をしてくれました。

講師は大きなミスをしていました。

自粛期間が長引き、好きな旅行にも行くことができなくなったKくんにとって、そのような状況をもたらしている新型コロナウイルスに関連する掲示物を作成することには、大きな抵抗があったのです。

「みんなにマスクを着けてもらう」というだけでは、Kくんの作業の動機づけにはなっていませんでした。

「Kくん、先生の説明が足りませんでした。ごめんなさい。みんながマスクを着けて、感染がひろがるのを防いだら、コロナももっと早く収束するかもしれない」。

Kくんの指先に、いつもの力が戻りました。

それから数週間後、

「マスクのお願いを作って、みんながマスクを着けて、まん延防止も終わったね」と、

Kくんがいつも以上の笑顔で教えてくれました。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

”Kくんが「マスクのお願い」を作ったら蔓延防止期間が終わった〝、すばらしいタイミングでした!「みんながマスクを着けて、感染がひろがるのを防いだら、コロナももっと早く収束するかもしれない」という講師による説明が、これほど身体にピッとフィットしたことはないでしょう。言葉の意味と行為の意味が相伴って、身体にドーンと入り込みましたね。すばらしい体験でした。

 

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4057.~静かに落ち着いて~

4057.~静かに落ち着いて~

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 ~今日のElephasブログ:「ルールを守る」(4月19日)

おはようございます。武蔵境教室の小泉です。

PCで教科書の音読学習をしている小1の生徒さんがいます。

パソコン操作を任せることもあります。

ある日、音読スピードを調整する2つのマークで極端に早くしたり遅くしたりして遊び始めてしまいました。

そこで、その日の国語の学習はそこまでで切り上げました。

翌週の授業で、読み上げソフトを立ち上げる前に、

「スピードマークで遊んでしまう人は、パソコンを使えません」と伝えました。

すると、「じゃあ、やんない」と横を向いてしまいました。

そこで講師は、それ以上そのことには触れずに静かに別の課題を始めました。

しばらくすると生徒さんから、

「遊ばないから国語をやりたい」との意思表示がありました。

いらだちを抑え、自分で気持ちを立て直した生徒さんに、少し驚きました。

その後の国語の学習では、ルールを守って2年生の単元を楽しく読み進めました。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

生徒さんの自己調整と回復力、また講師の対応、良かったですね。お子さんがスムーズに行動できないことは、ご家庭でも日常茶飯事でしょう。そんな時の対応として、”さっと軽く受け流す”ことは良策です、「それ以上そのことには触れずに静かに別の課題を」というように。同じことを繰り返させないために、”はじめに注意を促す”ことも良策です、「~してしまう人は、~を使えません」というように。ポイントにおいては、きちんとルールを示しましょう。何れにしても大切なのは、周囲の者が静かに落ち着いて対応することです。

 

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4056.~PCの効果を活かす~

4056.~PCの効果を活かす~

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 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「PCでグラフ作成」(4月18日)

おはようございます。武蔵境教室の丸山です。

先日折れ線グラフの学習をしました。

グラフ作成ではPCでの学習がその機能を発揮して大活躍です。

27の目盛りに打点するとき、Tくんは、

「25から2つ多いところ…」といいながら、26に打点しそうになりました。

でも、

「ここだと25から1しか多くなってない!」と、即訂正。

その後も、

「ここから、1,2,3!」と講師と声を合わせ、打点位置に気を付けて進めました。

PCなら即座にきれいな折れ線グラフが仕上がります。

スピーディに作成できるので、理解がスムーズです。

慎重な手つきでボタンをタッチするTくん、集中していることが分かります。

「きれいなもの」が、「すぐ」、「簡単に」できることが、やる気を持続させるということを実感しています。

教室ではPCでの学習に講師が適切な言葉を加え、さらにプリント教材と連動させることで学習効果を高めています。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

視知覚的効果の高いPC教材は、課題の理解度を高めることができます。そのため学習者が誤ることが少なく、また誤ったとしても誤りに気づきやすく、しかもそれを簡単なPC操作によって訂正できます。そのため、学習者は自身のペースで安心して学習を進めることができます。Tくんの学習への取り組み態勢、集中力はすばらしいですね。間違えることを嫌うことが学習の妨げとなっている生徒さんにも、とても効果的です。

 

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4039.~集中で成果~

4039.~集中で成果~

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 ~今日のElephasブログ:「一次関数、集中的に」(3月29日)

おはようございます。相模原教室の吉野です。

A君は学校の授業に追いつくために一次関数を集中的に学習しています。

基本的な理解は進んでいるのですが問題を解く段階になると、

何から手をつければよいのか、と戸惑っている様子の時があります。

そこで問題文の中で分かっている仮定と、答えなければならない結論をいくつかのパターンに整理してみました。

仮定は一次関数の式、二元一次方程式など。

そして結論はグラフ、傾きと切片、傾きと一点の座標、二点の座標など。

仮定と結論が逆になる場合も示しました。

どれに当てはまるか考えた後、やるべきことがはっきりすると、黙々と鉛筆を進めていくことができました。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

“戸惑っている”状況から、“黙々と鉛筆が進む”状況へと進化できたのであれば、すばらしい。講師の言語/認識構造と生徒さんの言語/認識構造とが一致した時、または協応した時には・・・、成果が現れますね。

 

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