4139.目標値を定める~

4139.目標値を定める~

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「目標ピッタリ、60点!」(7月25日)

おはようございます。相模原教室の吉野です。

A君にとって初めて全9科目を受ける定期試験が終わりました。

試験前の授業では特に大事なところに重点を置いて繰り返し練習しました。

目標とする点数も決めました。

「数学は平均点がいつも50点くらいだから60点を目指すよ」。

とても具体的にイメージしているようでした。

計算ミスを減らせば充分に可能性があると思いました。

実際返ってきた答案は60点ぴったり。「試験前は11時まで勉強したんだよ」

と誇らしそうなA君でした。

 

◇ワンポイント・メッセージ

「なんだ、60点?!」と思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし、目標は、個々に応じて適切に定めることが大切です。一般に、成果の上がらない指導では、学力とは関係なく満点を目指すような指導が行われています。ワークは端から端まで行う、つまり基礎から応用まで。基礎の理解が十分でない段階で、応用問題に当たっても理解は望めません。たとえ目標60点であっても、それが学力に見合って適切な目標であれば、そのための学習は有効であるはずです。しかも目標の得点を達成できたA君、素晴らしい成果でしたね。次は同じく60点か、プラス10点を目指しましょう。着実な成果を期待しています。

 

 

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4138.~自力学習、第一歩~

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 ~今日のElephasブログ:「今日分からなかったことを、今日分かるように」(7月23日)

おはようございます。相模原教室の北村です。

中学生のN君はエレファースの日は学校の帰りに直行で教室に来ます。

先日は、教室に着くなり、

「今日、学校でやった数学、テストに出るって言ってたけど全然わからない!」と、

その日の授業内容のプリントを出しました。

その時期はテスト前だったので、対策の授業内容を準備していましたが、

今日分からなかったことを、今日分かるようにしておくことが大事だと思い、急遽対応することにしました。

因数分解の解き方は、いきなり説明することは難しく戸惑いましたが、N君と一緒に学校のおさらいするつもりで、

ゆっくりと説明を進めて行きました。

N君もところどころ、数時間前に、学校で先生が説明された授業の内容が理解できた様子で、

「それ、先生が言ってたことだ!」、「そういう意味だったのかー」と良い感触を示してくれました。

そのおかげで、その日のうちにN君は因数分解の大筋を理解できました。

 

◇ワンポイント・メッセージ

「自分が、理解できていない」ということを認識できること、これは自力学習の第一歩です。そして、その上で問題解決の対策をとれることがその第二歩。N君、そこまで既に到達していますね。N君の積極的意欲、講師はすぐに喜んでサポートします。「今日分からなかったことを、今日分かるように」、この姿勢を生徒さんも講師も徹底させていきましょう。

 

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4137.~音楽に合わせて~

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 ~今日のElephasブログ:「はさみ、リズムに乗って」(7月22日)

おはようございます。相模原教室の安倍です。

小学1年生のIくん、はさみの練習を始めて3カ月。

初めてのはさみは、正しく持つことから始めます。

介助をしてゆっくり短い線を切る練習。

その次は、自分の力ではさみの刃を持ち上げる練習をします。

これはとても難しいのですが、少しの練習でできるようになりました。

左手で紙を持って、♪「はさみできろう」の歌に合わせて切っていきます。

♪「じょき じょき じょき じょき はさみで きろう」に合わせてリズムよく切るのが大好きです。

細かく切った紙をまとめて貼ってお花にしたり、どんどん楽しくなります。

先週からは、曲線切りに挑戦しています。

大きな円を切って、小さな円を切って、カエルを作りました。

初めての大作、嬉しくてうれしくて、大切に手にもって帰っていきました。

毎週、創作がとても楽しみになったIくんです。

 

◇ワンポイント・メッセージ

Iくんはリズムに乗って切るのが大好きとのこと。リズム感が育っているようですね。リズムは言葉を伴い、切るという動作を脳に指示していきます。そしてお花ができたり、カエルができたり、しかも楽しくそれができるのですから、音楽の効果はすばらしいですね。造形リトミックの根幹です。

 

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4136.~学習、達成感がゆとりを~

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 ~今日のElephasブログ:「温かく穏やかな生活に」(7月21日)

おはようございます。相模原教室の小口です。

いつも思います。それは、生徒さんの「できた!」が見られた瞬間の嬉しさです。

課題を選択し授業内容を考え、教材や資料を準備し、いざ授業へ・・・。

くり返しの練習の中、どんなに些細なことでも、

「うわっ!できた」、「できてる」が見られたときの生徒さんの喜びは、小さな成長や変化が感じられ、

何度見てもいつ見ても嬉しく思います

また、生徒さん自身が喜びに触れることによって、生徒さんの心に喜びを育てます。

これは、とても大切なことだと感じています。

こうした喜びに触れ、そこから生まれる心のゆとりによって、

生徒さんも、講師自身も温かく穏やかな生活になるのではないでしょうか。

これからもひとり一人の生徒さんと向き合う時間を大切にし、喜びをもってあい対し、喜びのうちに受け入れる、

この自然な心の働きを大切にし、授業を行っていきたいと思います。

 

◇ワンポイント・メッセージ

「できた!」という生徒さん自身の喜び、また生徒さんを見ていて講師が感じる「できた!」という喜び。双方が一致すれば、もう最高ですね。時に生徒さんはそれほど手応えを感じていないこともあります。しかし講師は小さな変化も見逃さずに生徒さんの成長を捉えていきます。そして、生徒さん自身が本当に手応えを感じて達成感を得られるように導きます。「できることから生まれる心のゆとり」、本当にその通りですね。学習は本来こうでなくてはなりません。

 

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4135.~エレファース絵画展~

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 ~今日のElephasブログ:「2年分の力を入れて」(7月20日)

おはようございます。相模原教室の小口です。

コロナ禍で、2年間開催ができなかったエレファース絵画展が、今年の秋、開催されることが決まりました。

これは、とてもうれしいお知らせです。

いつもは、授業課題や内容によって、絵を描く機会があまり無い生徒さんたちも楽しみにしています。

出品に向けて描いていく過程の授業は、目的に向かって気持ちがひとつになっている感じがとても楽しく

講師も夢中になります。

また、

「何を描こうか~」から始まる会話を通して、気付きを得たり新たな発見をすると、そこに成長を感じます。

完成した描画からは、生徒さんそれぞれの思いや感性が伝わります。

「やった~描けた~」、「完成~」、「がんばったね~」の言葉からうれしさや達成感を感じ取ることもできます。

生徒さん一人ひとりの個性を引き出し、生徒さんの思いがいっぱい詰まった作品が描けるよう、

2年分の力を入れて取り組んでいきたいと思います。

生徒さん一人ひとりの顔を思い浮かべながら、取り組む日が待ち遠しく楽しみです。

 

◇ワンポイント・メッセージ

「2年分の力を入れて」、この強い思いがすばらしいですね。講師にこれほどの気持ちの高まりがあれば、それが生徒さんにも浸透し、きっと楽しく、面白く、個性的な作品がそれぞれに生まれることでしょう。楽しみです!

 

 

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4134.~学習、作業として~

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 ~今日のElephasブログ:「」(7月19日)

おはようございます。花小金井教室の小山です。

Tくんは、天真爛漫、元気でおしゃべり大好き。小学2年生です。

ご両親と、二人のお兄さんに、とても、可愛がられている様子が伝わってきます。

工作が大好きで、自分で工夫をこらし完成した作品は、個性があふれています。

他方、読み書きに、苦手意識があり、なかなかプリント学習が進まないことがありました。

が、学習アプリを活用すると、

「ムリ?」と、言って拒んでいた算数の問題を、すいすいと、解いていきます。

アプリで理解した単元は、自信をもってプリントにも取り組めるようになってきています。

教科学習と工作、充実した1時間を過ごすことができています。

 

◇ワンポイント・メッセージ

分かれば、やる気が出る。昨日に続き、今日もその好例ですね。1時間の授業の中に、良い流れが作り出されましたね。プリント学習にも取り組めているとのこと。この学習作業自体が、読み書き能力のトレーニングともなり得ています。

 

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4133.~モデリング~

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 ~今日のElephasブログ:「ジャンジャン持ってきて!」(7月18日)

おはようございます。 所沢教室の佐藤です。

Kくんとの授業では、毎回割り算を行っています。

商の立て直しを考えなくてもよい問題は、

「ジャンジャン持ってきて!」と、やる気満々でスラスラと解くことができます。

けれども、立て直しが必要な問題になると、それが分かった途端に、

「あ~これやりたくない!」としり込みしてしまい、取り組むこと自体が難しくなっていました。

そこで、講師が、

「えーと、この商ではダメだから・・・」と試行錯誤しながら解いていくところを見せていくことにしました。

回を経るごとにだんだん、Kくんも参加して一緒に考えていけるようになっていきました。

最近では、自分で鉛筆を持って講師と同じ問題に取り組むようになり、

時には先読みして商を立てられるようになってきています。

自信を持って、

「ジャンジャン持ってきて!」と言えるようになるまでもう一息。

頑張りましょう。

 

◇ワンポイント・メッセージ

分かれば、やる気が出る。分かりやすいですね。みんな、そうです。Kくんが尻込みしてしまった時に、Kくんに“取り組むように”促すのではなく、さりげなく講師が解くところを見せる、しかも考え方を言葉にしながら。とても良い進め方でしたね。モデリングをしている時、見ている生徒さんの中でも、そのように脳が働きます。見ているだけでも脳は働き、学習しているのです。しかもその時は、“自分が解かなくては”というプレッシャーが無いので、安心して学習することができます。Kくん、もう一息とのこと。頑張ってくださいね!

 

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4132.~図を使って~

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 ~今日のElephasブログ:「引き算、繰り下がり」(7月16日)

おはようございます。所沢教室の吉住です。

小3年のYくん、最近繰り下がりの引き算の学習を始めました。

繰り下がりの引き算の方法として、

12−3ならば、まず10−3=7、 次に7に2を足す。

との説明をしてみたところ、いらいらとし納得できない様子が見受けられました。

そこで、繰り下がりの引き算のイメージができるよう、10以上の数字を10の位と1の位に分解し〇で表した図、つまり『枠で囲んだ四角の中に〇が10個+枠外に1の位〇個(12なら〇〇)の図』から引く数を消していき、いくつ〇が残るのか?を確認していきました。

〇の並んだ図の横に引き算の式を書いたものを並べ〇を×で消す→計算をする。

を何度か繰り返していくうち×を書かなくても式に答えを記入、という流れが出来てきました。

繰り下がりの引き算のイメージはつかめたようです。

11−○から始め、今14−○を学習中です。

引き算アプリも使いながら、しっかりと定着するように進めていきます。

 

◇ワンポイント・メッセージ

繰り下がりのひき算は、算数の中でも越えるべき山のひとつですね。「12−3ならば、まず10−3=7、 次に7に2を足す」、⇒「引き算なのに何で足すの?」というのがどうにも納得のいかないところ。しかし、「納得がいかない」というのはよく考えている証拠です。それがあるからこそ、次の図を使った方法に真剣に取り組めたのでしょう。作業を通して理解が進んできて良かったですね。

 

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4131.~問題、気づきと対策~

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 ~今日のElephasブログ:「時事問題」(7月15日)

おはようございます。所沢教室の鹿間です。

Y君は中学2年生。

少し前、定期テストの振り返りをしていた時のことです。感想を聞くと、

「社会のテストが難しかった」と答えてくれました。

問題と解答用紙を見てみると最初の大問が時事問題で、正解率がよくなかったようです。

担当の先生が変わって問題の傾向も変わったとのこと。

これから定期テストには時事問題が出るそうです。

「ふだんニュースを見たり聞いたりしない」と話すYくん。

時事問題は教科書やワークに載っているわけではなく、また毎日たくさんの出来事が起こるのでテスト前の対策は難しい問題です。

そこで次の授業までにニュースを2つピックアップして、キーワードだけでもいいから書きとめることを、

Yくんと講師、お互いの宿題にして毎回授業が始まる前にスモールトークをすることにしました。

今はテスト対策としてニュースに触れることに取り組んでいますが、

自分の回り、日本、そして世界で起きていることを知ることはとても大事なことです。

これをきっかけに社会の出来事に関心を持って考える習慣ができたらよいなと思います。

 

◇ワンポイント・メッセージ

時事問題対策、良いですね。1週間に2つのピックアップ、量としても適切ですね。今年度より高校の科目に加わった「公共」。どのように授業を構成したら良いか、高校の先生方も苦慮されているとのこと。教科書に書かれていることを学び記憶するという受容的な学習では、多くの情報の中から問題をピックアップし、それについて意見を持ち、問題によってはその解決力を持つ、ということはあまりにトレーニングされていないのが現状です。Y君との小さな一歩の踏み出し、継続されることを願っています。

 

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4130.~日々意欲的に~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

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 ~今日のElephasブログ:「着実に成長」(7月14日)

おはようございます。所沢教室の増原です。

社会人のD君。

エレファースが大好きで長年お通いいただいています。

かつて動画のシステムが導入されてからは集中して画面を見られるようになり、たくさんの歌を習得してきました。

最近はPCでカレンダーを作成し、大好きな数唱も30、50、100へと進んでいることから、

思い切って100までの数の入力にチャレンジしてみました。

講師の指示や時々のtabキーの補助を交えつつではありますが、最後まで集中力を切らせることなく、

特に40、50台の数では講師の数唱よりも先に手が動いていました。

ただ、ラストの100になると、促してもキーボードを押さないD君。

シールマッチングの課題でも最後の1枚を貼らないことがよくあります。

終わってしまうのが残念なようです。

授業の最後に♪「また来週」の歌が流れると、腕を目に当てて泣くジェスチャーをしていますが、

最近は自ら時計を見て時間を確認すると、帰り支度をするようになりました。

大人になってからも着実に成長されています。  

 

◇ワンポイント・メッセージ

「大人になってからも着実に成長されています」、すばらしいことですね。この十数行の記述からも、D君が意欲的であり、何かに興味津々であり、感情が豊かであり、しかもユーモアもあり・・・、といったことが分かります。このように生き生きとしていれば、自ずと変化成長されていくことでしょう。その源で、造形リトミックがお役に立てているとしたら、とても嬉しいことです。コロナでここ2年間はElephas絵画展の開催を断念してきましたが、今年秋には再開の予定です。D君、前に確か『ラーメン』を出品しましたね。

 

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