4310.~一息ついて~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「課題乗り換え、合格!」(2月8日)

おはようございます。武蔵境教室の丸山です。

小6のHさんは、とても物静かな女の子です。

学校を休んでいた間の算数の学習に取り組む中で、少しずつ中学受験を意識、トライすることになりました。

体力との兼ね合いもあり、限られた学習時間の中で、2校受験作戦です。

朝起きられるかという課題も乗り越え、先日合格のお知らせを受け、ホッとしました。

確実に力がついていることは明確でも、結果が出たことで初めて得られる自信があります。

それがこれからのHさんを支えてくれるものと思います。

この後はゆったり、少しずつ、入学後の準備も、一緒に頑張りましょうね!

 

◇ワンポイント・メッセージ

この時期、日々、合格の報が届きます。これまでの努力の実り、生徒さんにとって大きな喜び、そして自信となります。課題を乗り越え、失敗も乗り越え・・・、まずは、一息つきましょう。そして、春からの学校生活を思い描きながら、少しずつ入学後の準備を進めていきましょう。

 

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4309.~言葉を得る~

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 ~今日のElephasブログ:「こんなに頑張っているのは初めてだよ」(2月7日)

おはようございます。東中野教室の井上です。

中学3年生のK君。

いよいよ試験当日が近づいてきました。

エレファースでは志望校の試験内容である、作文をメインに取り組んできました。

学び始めた春頃は、文章を構成する前段階として、

ひらがな・カタカナの書字からの取り組みが必要でした。

ですが、もともと話すことは得意。

また、書字も学習の機会が少なくなっていたことが主な原因でしたので、

取り組み始めてからはめきめきと書けるようになっていきました。

先日は提出書類にも時間をかけて丁寧に取り組みました。

今は、得意な面接の練習と作文の総まとめの時期。

「先生、僕こんなに頑張っているのは初めてだよ」、

「今まで、できないと思っていたけど、やっていなかっただけだったってわかったよ」。

実感のこもった言葉です。

 

◇ワンポイント・メッセージ

本当に・・・。こんな言葉を獲得できたこと自体が、最高の実りですね。当日までの日々は、気持ちゆったりと、態勢を整えていきましょう。

 

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4308.~練る~

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 ~今日のElephasブログ:「子ども目線は素晴らしい!」(2月6日)

おはようございます。東中野教室の安齋です。

Tくんは、乗物や動物などいろいろなものが好きで、好奇心旺盛な4年生。

講師の知らないことをたくさん話してくれます。

その日は、机に座ると、

「机が違うね!」と。

前日に、入れ替えがあったのです。

「あとね、これも場所が違うよ」、

「これも…、これも…」と次々出てきます。

Tくんの観察力、探索力には、いつも感心させられます。

子ども目線は素晴らしい!

算数・国語などの教科学習でも、生徒さんが楽しいと感じ、興味を持てることを原点と考え、

「わからなさ」に寄り添って「わかる」に変わっていくような授業を目指していきます。

これこそ講師のやりがいですね。

 

◇ワンポイント・メッセージ

そうですね。講師が子どもの目線に立てること、授業を進める上で肝要ですね。そこから、具体的な方法論が生まれてきます。“今日はこんな教材で”、と生徒さんごとのプログラムを練って生徒さんを待つ時間はとても楽しいものです。

 

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4307.~面接練習~

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 ~今日のElephasブログ:「課題は、大きな声で」(2月4日)

おはようございます。中野坂上教室の福沢です。

S君は、中学2年生です。

4月からは、中学3年生になり進路を考えていく年になります。

S君は、就業技術科を目指そうとしていますが、面接が課題となります。

面接の中でも、声を大きく出すのが一番の課題です。

小さな声で答えることはできますが、大きな声で答えることができません。

どうしたらS君が元気に大きな声で答えることができるか。

そこで、まずS君に「なぜ、大きな声で答える必要があるのか」ということをお話しすることから始めてみることにしました。

「S君、もうすぐ3年生になるね、いよいよS君が次の進路を決めていく年になるね」と話し始めると、

S君は大きくうなずきました。

「就業技術科を目指そう、と思っているS君に先生からお話しがあります。

就業技術科の検査の中に面接があるけど、面接は大きなお部屋で行うから、S君の小さい声は先生方に届かないかもしれないよ。届かないと、先生方にS君がどういう生徒さんなのかわからないよね。先生は、就業技術科の先生方にS君を知ってほしい、と思うけど、S君もそう思わない?だから、今日から少しずつ大きな声を出す練習をしていこうと思います」。

S君は大きくうなずきました。S君が少しだけ納得できたように感じました。

「今日は、まず面接の答えを自分で書いてみましょう。名前と生年月日と通っている中学校名を書いてみましょう」。

面接の答えを書いた後、他の過去問に挑戦しましたが、いつもより答えを声に出す回数が多かったように思います。

S君の授業で、自分で納得をするということ、苦手なことからではなくできることから始めることの大切さに、

あらためて気付くことができました。

 

◇ワンポイント・メッセージ

S君、頑張っていますね。担当の先生のお話に大きく頷くことができたとは、もう既に一歩進むことができたと云えます。自身の課題を認識し、改善しようという気持ちの表れです。すばらしいスタートです。本番まで、10カ月。あと1年無いと思うと少々焦りを感じるかもしれませんが、時間は生み出すもの。目標を明確に持ち、後は坦々と学習を積み重ねていくのみ。先輩生徒さん方は、そのようなプロセスを経て合格へと歩を進めていかれました。この素直な前向きの姿勢をもって、頑張っていきましょう。

 

 

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4306.~感じる力~

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 ~今日のElephasブログ:「工作には命が・・・」(2月3日)

おはようございます。中野坂上教室の丸山です。

2才のNくんは元気に教室にやってくる男の子です。

講師のリードで画面いっぱいにクレヨンでたくさんの描画、シールや具体物を使ってあっという間の授業です。

この日も元気に来室。いつものようにブースまで走るかと思いきや、急に足を止めました。

ディスプレイのホットケーキの前に立つと、そうっとフォークとナイフ(これも工作物です)を持ち、

ホットケーキをフォークとナイフで切る動作をゆっくりそうっと繰り返しました。

発語はなくとも、ほかほかのホットケーキを大事に切り分けているNくんの感情が伝わります。

そのあとホットケーキを描き、ホットケーキの工作を講師が手伝いながら仕上げました。

完成品をそっと持って、お母さまの鞄にしまっていました。

工作には命が吹き込まれるのだと、感じています。

 

◇ワンポイント・メッセージ

Nくん、2才なのですね。工作をさっと見つけ、ホットケーキと認識。ナイフとフォークに気づく、ゆっくり切る、そうっと切る、繰りかえし切る。「工作には命が吹き込まれる」、本当にそうですね。ホットケーキの温かさも甘くやわらかいにおいも伝わってきます。「あっ、ホットケーキだ!こうやって、切るんだよ、ナイフと、フォーク。ゆっくりね、そうっとね、こうして、こうして。ほら、きれた!・・・」、くんの言葉が、聞こえてくるようですね。

 

 

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4290.~時間の中で~

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 ~今日のElephasブログ:「集中」(1月16日)

おはようございます。相模原教室の吉野です。

Yくんは授業中よく時計を確認するようになりました。

その日のスケジュール表を見ながら、

「算数に移るのはあと○○分」

「工作を始めるのは○○時○○分」

「お迎えまであと○○分」など。

一時間という限られた授業の最後までしっかり頑張ろうとしているのが伝わってきます。

文章の読み取りを第一の課題としているYくんですが、聞かれている内容を集中して考える時間が長くなってきました。

そして前後の文章から正解を導き出す力が少しずつ付いてきたように思います。

そのような変化を感じる時は、とても嬉しいです。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ

Yくん、しっかりと学習態勢ができてきているようですね。時刻や時間の理解が進んだことも、そこに関与しているのでしょう。自身の行動を時間の中でコントロールできることは、がんばる力につながります、「あと〇分だから、がんばろう!」というように。いつまで続くのか、いつ終わりが来るのかが分からない、というのはかなりシビアな状況です。時間の理解が未だの生徒さんには、学習作業の分量で終わりを示してあげましょう、「あと、〇問」「あと、〇枚」というように。

 

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4289.~お金の学習、実践先行で~

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 ~今日のElephasブログ:「現金? 電子マネー?」(1月14日)

おはようございます。相模原教室の北村です。

成人のOさんは、授業でお金の扱いかたを勉強しています。

毎回、普段使っているお財布を持ってきてもらっています。

練習の成果で、最近は3桁の金額がスムーズに出せるようになってきたので、今は千円以上の金額を練習中です。

生活の中でも、お店屋さんで買い物をする時は自分でお金を払うようにしているそうです。

行きつけのお店では、少し時間がかかる支払いでも温かく待ってくれて見守ってくださるそうです。

何よりの学習になってとてもありがたいことだと感じています。

別の生徒さんでは、電車通学をしている中学生がいます。

最近の定期券は交通系の電子マネーと一体となっているので、いつもその中にはいくらかチャージされており、

学校の帰りにジュースやお菓子を買うことが楽しみのようです。

「電車賃なんだから、お菓子にばっかり使っちゃだめよ」と時々お母さまに注意されるそうです。

ピッとするだけで自由に買い物ができて本当に便利だと感じます。

お金の使い方を考えると、現金であれば、使ったら使っただけ減るので限られた金額の中で考えて買い物をする良さがあります。

電子マネーでは残金が見えにくくて打ち出の小槌のように物を買えてしまう怖さがあります。

しかし上手にお金を扱えなくても、買い物ができる便利さの恩恵もあります。

これからのお金教育は生徒さんに合わせて対応していく必要があるのだなと考えさせられました。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ

お金の学習は、社会生活のスキルとして欠かせない、トップクラスの課題ですね。今日のブログの両生徒さん、まだ学習のプロセスにあっても、既に実生活でお金を使っていらっしゃるとのこと、すばらしいですね。実践先行で、そこに教室での学びが知識として付いていく、同時進行のこともありますが、実践は欠かすことができません。地域のお店の方の温かい見守りも本当に嬉しいことですね。

 

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4288.~不安を越えて~

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 ~今日のElephasブログ:「毎日、不安で、不安で仕方がない」(1月13日)

おはようございます。相模原教室の安倍です。

中学3年生のS君は第一志望校に合格することができました。

受験直前の授業は今でも印象に残る忘れられない授業でした。

いつもはあまり感情を表に出さず、口数の少ないS君が、

「毎日、不安で、不安で仕方がない」と、受験がとても怖いという気持ちをうちあけてくれました。

中3になってから、エレファースで学習した全てのプリント教材、作文を練習した原稿用紙を机に積み上げ、

「こんなに頑張りました。やりつくしたよね。自信をもって」と励ましたところ、プリントを触って、にこっとしたS君。

帰りに玄関で、「頑張ってきます」と明るい表情で帰って行きました。

何年も志望校目指して頑張ったS君は、今は次の目標に向かって毎週元気に通ってきています。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ

S君、合格おめでとうございます!「何年も志望校目指して頑張った」という、S君。これまでの積み重ねが実りましたね。長きに亘り一筋に頑張ってきた分、受験日直前の不安は、大きかったのでしょう。でも、自身の頑張りを形として改めて眺めることができて、良かったですね、講師にとっても感慨深いものがあったことでしょう。S君の、受験当日のはつらつとした表情が目に浮かびます。

 

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4287.~発達障害と造形リトミック~

4287.~発達障害と造形リトミック~

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 ~今日のElephasブログ:「やっぱり造形リトミック…」(1月12日)

おはようございます。 相模原教室の小口です。

生徒さんやお母さまへ、

「週にもう一回、お教室に来られるとしたら、何をしてみたいですか?」とお聞きしてみました。

すると、みなさまから同じお答えが返ってきました。

「やっぱり造形リトミック、描画や工作をしたいですね」と・・・

特にお教室の授業が学校課題優先で、宿題や試験対策が中心の生徒さんやお母さまからのご希望が多かったことが印象的でした。

また、具体的に日常生活におけるハサミやノリの使い方、色の選択や塗り方等、基本的なことの習得をしたいというお声もあり、改めて考えさせられました。

教科中心の学習の中でも、創意工夫をしながらアイデアを出し、授業の中で少しでも習得できるよう、必要課題として取り入れ、実践していきたいと、感じました。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ

ちょうど昨日の研修で、発達障害を有する生徒さんの一つひとつの学習機能の課題と造形リトミックメソッドが目的とする機能改善、機能形成との関連を再確認しました。造形リトミックでは、描画や絵画、工作を通して、視知覚機能や、巧緻性、記憶機能、多感覚統合の改善や形成を目的とするトレーニングを行っていきます。講師は、機能保障の観点から造形リトミックを学習プログラムに導入し、生徒さんは純粋に造形作業を楽しんでいます。

 

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4286.~“解る“ということ~

4286.~“解る“ということ~

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「休憩は無しで、大丈夫です」(1月11日)

おはようございます。花小金井教室の小山です。

K君は、中学1年生。10月から教室に通っています

冬季講習を担当することになり、初めて会いました。

挨拶もしっかりでき、受け答えもとても丁寧です。

数学の課題に、取り組みました。

授業の中盤で、講師が、

「ちょっと、休憩しますか?」と、問いかけると、

「僕、エレファースの勉強が嫌じゃないんです。休憩は無しで、大丈夫です」と、K君。

少し話を続けてみると、前の塾では、解らないままに進んでしまうのが、嫌だったということです。

「エレファースは解らないことを“解る”にするところだから、これから解らないことがあったら、“解らない”と言ってね」と

伝えたところ、

「はい!」と素敵な笑顔で答えてくれました。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ

K君、学習の楽しみを享受しながら取り組むことができているようですね。「解らないことを解るようにする」、まさにElephas の目指すのはそこです。K君が、そのことをしっかりと感じ取っているのはすばらしいことですね。一歩一歩進めて、進路を拓いていきましょう。

 

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