4393.~日々、活き活きと~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「高校入学、2つの変化!」(5月16日)

おはようございます。相模原教室の吉野です。

A君はこの春高校に進学しました。

大きく変わったことが二つあります。

一つ目は電車通学です。

電車が大好きなA君にとって、新型の車両に乗れた!試運転の車両に遭遇した! と、わくわくすることが多いようです。

そして二つ目はお弁当作りをするようになったことです。

見せてくれた写真には薄焼き卵をのせたケチャップご飯や、トルティーヤ風の巻き物もありました。

彩りが良いところも感心しました。

部活は家庭科部を考え中とのことです。

充実した高校生活になることを願っています。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

A君の大きく変わった2つとは、学習についての変化かな?と思って読み進めると、意外や意外!電車通学と、お弁当作りとのこと。特にその1つが“お弁当作り”とは、びっくりです。フレッシュで、ハリのある高校生活のスタート、すばらしいですね。2022年12月に小中学生の発達障害の割合が8.8%と発表されたところ、小児脳科学者の成田奈緒子医師はそのすべてが本当に発達障害なのか、生活習慣の乱れによる“発達障害様”の症状なのではとコメントされていますが、明るく、元気で活き活きとした日々、とても大切ですね。

 

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4394.~伝える~

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 ~今日のElephasブログ:「作文学習」(5月17日)

おはようございます。相模原教室の須藤です。

K君は中学2年生です。

国語を担当するようになって2カ月程経ちました。

物語文や説明文の読解、文法、作文などに取り組んでいます。

「相手に言いたいことをわかりやすく伝えられるようになってほしい」という親御さまの希望もあり、

作文は必ず毎回取り組んでいます。

課題に対して、まずは自分の考えをメモします。

そして講師も一緒に考えて補ったり、整理したりします。

それを再度自分で考えて文を書いていきます。

とても落ち着いて、しっかりと集中して学習に取り組んでいるK君、学習の時間が終わり、

「頑張りましたね」と声掛けすると、K君はこっくりとうなずきました。

身長もすくすく伸びているこの頃ですが、今後の成長が楽しみです。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

毎週作文に取り組んでいるとは、かなりの頑張りですね。実際に書き始める前に書く内容をメモすること、またそれについて講師と対話すること、この前段階がとても大切です。いきなり書き出すと、「次は何て書こうか・・・、」と行き詰ってしまいがちです。作文嫌いになってしまう要因はそこにあります。その点、K君はこのプロセスを踏まえ、すばらしいですね。

 

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4392.~点数で手ごたえを~

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 ~今日のElephasブログ:「定期試験、回を重ねるうちに」(5月15日)

おはようございます。相模原教室の北村です。

中学生や高校生の定期試験。

生徒さん方は、毎回試験前になると対策プリントを持って教室にやってきます。

“試験のためならば、いつもより頑張らなくちゃ”、という意気込みが感じられます。

こうして定期試験経験を繰り返していくうちに、各個人に成長が見られるようになりました。

“良い点が取れたから”、“前より成績が上がったから”、

また“テスト勉強を経るたびに今まで分からなかったことが分かるようになってきた”と

それぞれに手ごたえを感じているようです。

定期試験はその回数を重ねるうちに、力と自信をつける機会になっています。

これからも各個人のやる気や頑張りを応援していけるようにありたいと思います。

 

 

ワンポイント・メッセージ◇

定期試験を経るごとに学習への取り組みに成長が現れるのは、すばらしいことですね。それは、頑張った成果を感じることができているからでしょう。たとえ数点の伸びであっても、成果を実感できる時に生徒さんは“やりがい”を感じることができ、次への意欲を持つことができます。やってもやっても成果が見られなかったり、逆に下降したりしてしまっては、やる気を失ってしまいます。テスト結果を分析して、次の目標を妥当なラインで数字で明確に立てることが、大切ですね。

 

 

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4391.~英語の学習で~

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 ~今日のElephasブログ:「英語、“指さし点検!”」(5月13日)

おはようございます。相模原教室の安倍です。

中学2年生のYさんは、

「英語って難しいね」と言いながらも、確実に語彙力がつき

読むことも上手になりました。

3人称単数現在形のsをつけるのを忘れることが未だ多く、「指さし点検」をするようにしています。

自分を指して「私、I、一人称」、相手を指して「あなた、you、二人称」、「それ以外(ふたつ以上ではない)、3人称単数」、の確認です。

文の主語を探し、動詞にsをつけるのか、つけないのか、自分で確認して正しい英文を書くことができるようになりました。

Yさんには、

「英語を得意科目にしたい」という気持ちがあります。

ゆっくりでも確実に定着して前に進んでいけたらと思っています。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

「英語を得意科目にしたい」、この気持ちが大切ですね。そして、ここからがスタートです。“指さし点検”、唱えて覚えるのは、歌で覚えることに近いですね。動作をともない、フレーズで覚えていく。主語が見つかれば、そのフレーズによって、動詞の処理方法も自ずと連動してきますね。楽しく繰り返し学習していきましょう。唱えながら作業を繰り返すことによって、文法も感覚的に体得されていきます。

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4390.~継続~

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 ~今日のElephasブログ:「大人になっても、続けることで…」(5月12日)

おはようございます。相模原教室の小口です。

相模原教室には、幼少の時から現在まで、長い間通われている生徒さんがいらっしゃいます。

Yさんもそのおひとりです。

安心して取り組めるよう、課題の内容は、あまり変えず、少しずつ少しずつ積み重ねてきました。

同じ課題を何度も何度もくり返し練習します。

問題の内容にも慣れ、理解できたかな~と、確認をするためにも、同じような問題に移行していきます。

初めは、また同じ答えを言ってしまうなど、小さな問題の変化に戸惑いを感じてしまうこともあります。

けれども、「あっ、もしかしたらこれは違うのかな?」ということに気付き、考える様子が感じ取れるようになりました。

同じ課題を行う作業が早く正確になったこと、時間が短縮されたこと、明らかに意識を持って課題に取り組み、

練習ができるようになったことの成果だと思います。

お母さまにその様子をお伝えすると、それは、Yさんの日常にも表れているとお聞きしました。

大人になっても、少しずつでも、続けることで、成長を感じ、成果が見られることを実感でき、

お母さまといっしょに喜べたことを嬉しく思います。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

課題の獲得と向上、それをどのように進めて行くか。まさに、スモール・ステップ。一つひとつステップを上り、さらにまたそのプロセスを繰り返す。それに伴い、講師は内容を少しずつ変化させていく。そして、その積み重ねを、20年、30年、・・・と。生徒さんが飽きることなく、いつも喜びをもって課題に取り組むことができるのは、一見、同じことの繰り返しであるようでありながら、そこには変化があり、そこに新鮮さを感じることができるからでしょう。Elephasでの成果が日常の生活において般化され、それを親御さまも感じ取り喜んでくださることは、何より嬉しいことですね。

 

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4389.~指導法、ひと捻り~

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 ~今日のElephasブログ:「dとb」(5月11日)

おはようございます。花小金井教室の塚田です

英語の学習でdとbを間違える生徒さんを多く見かけます。

習いたてで区別することは、とても難しいと思います。

両者の区別をするため、考え抜いて1番効果的だった方法があります。

まず、” dog”と紙に書いてdのoの部分に目と鼻を描き入れます。

そして、Iの方に耳を2つ描き足すと犬の顔にやや似たイラストになります。

それから”bog”という単語を書き、同じようにbに目、鼻、耳を描き入れます。

同じく犬のような顔のイラストができます。

ですが後者の方は犬が顔を背けた様になってしまいます。

生徒さんには、

「犬がこちらをみている方が”dog”犬だよ。つまりこちらが”d”。犬がそっぽ向いている方はスペルが違うから嫌がっているんだね。これは”b”ね」と伝えます。

これでbとdを間違える頻度が減りました。

生徒さんの

「なるほど!」という笑顔が見たくて、試行錯誤考することが日課になっています。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

講師も頭をひねって、アイディアを捻出。その努力と工夫、視覚的意図が生徒さんに伝わったようですね。「生徒さんの笑顔がみたくて、日々試行錯誤」、講師としていつもそうありたいですね。しかもそれを楽しみながら、しかも論理的に。

 

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4388.~感性~

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 ~今日のElephasブログ:「工作で、春のお庭」(5月10日)

おはようございます。花小金井教室の鹿間です。

花小金教室は教室に入ってすぐのところに季節に合わせた創造造形を飾って、

生徒さんや保護者様をお迎えしています。

そんな造形作品が大好きな小学2年生のMちゃん。

毎週帰り際に飾ってある作品をながめながら、お母さまと、

「かわいいね」とお話しをされています。

Mちゃんはとても丁寧に造形の作業に取り組みます。

講師をまねてきれいに折り紙を折り、口頭での指示もしっかり理解して作業を進めます。

「タンポポの葉っぱはギザギザだね」、「チョウのあしはどこにつけたらいいかな」などの会話も楽しみます。

出来上がった作品をMちゃんは形を崩さないようにやさしくカバンに入れ、時には大事そうに手に抱えて帰ります。

花をたくさんつけた桜の木、ニワトリのお母さん、カラをかぶったヒヨコたち、

黄色のかわいいタンポポ、その周りを飛んでいるチョウチョ…素敵な春のお庭ができあがりましたね。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

Mちゃん、作品を楽しみ、その世界に入り込んでいくことができているようですね。すばらしい感性で、春を満喫。巧緻性を要する造形作業を楽しみ、言葉で表現し、今度は自分の世界を創り出していく。造形リトミックは、そこに音楽も伴います。多感覚を統合することによって、楽しみは複層的に重なりあっていきますね。

 

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4387.~成長~

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 ~今日のElephasブログ:「・・・気持ちを立て直す」(5月9日)

おはようございます。所沢教室の吉住です。

小学生のYくん。

その日は来室前にご機嫌斜めになることがあったらしく、

「今日は勉強はしないから!」と、少し涙目です。

「そうだよね。そんな日もあるよね」と会話しながら、絵を描くことから始めました。

Yくんの表情が少しずつ柔らかくなり、そのうち自分から、

「ちょっとやろうかな」とプリントに取り組み始めました。

帰る時には、用意した宿題とは別に、

「もっと (宿題を)下さい。おうちでやる」とのリクエストがありました。

授業中に進められなかった分を取り戻そうとしているYくんの気持ちがひしひしと伝わってきました。

以前は、思い通りにいかなかったり、間違えたりすると泣くこともあったYくんですが、

最近は一生懸命、自分で気持ちを立て直そうとしている様子がよくわかります。

確実に成長が見られ嬉しい日々です。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

まずは講師が、「そうだよね」とYくんの気持ちを肯定して同調してあげられたことが良かったですね。共感を得て、Yくんは気持ちが少し和らいだのでしょう。自分で自分の気持ちを整理すること、むずかしいですよね。それでも、気持ちを立て直そうとがんばれるようになったYくん、すばらしいですね。

 

 

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4386.~特別講習では~

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 ~今日のElephasブログ:「道順を書く」(5月8日)

おはようございます。所沢教室の増原です。

高2生のN君。

特別講習の時は高校の学習に加え、作文や場面に相応しい会話の練習にも取り組んでいます。

今回は所沢駅から教室までの道順をわかりやすく書くことを課題にしました。

「改札を出たらどちらに行くの?」、「左です」、「その後は?」…と頭の中で思い出しながら箇条書きにしていきました。

教室までの行き方は何パターンかあり、一番わかりやすい道は若干遠回りになります。

N君が通っているのは最短の道でしたが、途中から目印になる建物がなくなるためか、鉛筆が止まってしまいました。

そこでPCで所沢駅東口の地図を見ることにしました。

最初はあまりピンときていない様子のN君でしたが、拡大の仕方を教え、建物の名前が表示されると、

「あっ、ここ知っています!」、

「ここで左に曲がります」と、再び文を書き進め、一緒に地図をたどりながら、無事教室に到達しました。

次回は高校までの道順を書いてみることにしています。

また、地図を使って方角の確認をしたり、英語で道を聞かれた時を想定して簡単な単語を使って答えたり、そんな練習にも取り組めればと思っています。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

季節ごとの特別講習は、通常授業ではなかなか時間の取れない課題に取り組むことのできる貴重な場です。N君も講習を有効に活かしていらっしゃいますね。ゆったりと時間の取れる講習では、PCの活用の範囲も広げていくことができます。気持ちにゆとりが持てる状況で、“考えること”、“調べること”、“最後まで諦めずに達成すること”を丁寧に体験することによって、休暇後の学習態勢はより充実したものとなります。

 

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4385.~日常を描く(書く)~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

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 ~今日のElephasブログ:「パパへのバースデーカード」(5月6日)

おはようございます。所沢教室の榎戸です。

保育園年長のAちゃん。ご入会1カ月、顔の絵が描けるようになりました。

先週はお祖母さまと2人での来室。

「明日は父親の誕生日なんですよ」とお聞きしたので、バースデーカードを作成することにしました。

「今日はパパの顔を描こう」との声かけに、

「いーよー」とニコニコ。

歌唱造形の動画を見ながら描きました。

「パパは眼鏡をかけていたね」と言うと、

「そうだった!!」と言わんばかりにクレヨンを取り、目の周りに大きな円を描くこともできました。

それを講師が切り抜き、一緒にのりをつけて色画用紙に貼りました。

左右が空いているのを見て、

「ここ ママする」(ママを描いて貼る)、

「ここぼく」、家族3人のお顔が並びました。

モデリングでの書字学習も進めているので、

「パパ」、「おめでとう」と鉛筆で書きました。

いつもはクレヨンなので、初めての鉛筆に少し戸惑った様子でしたが、補助具を使用てし書くことができました。

初めてのパパとママの顔、初めての鉛筆、初めてのパパへのプレゼント。

“初めて” がいっぱい詰まったカードを大事そうにお祖母さまのバッグに自分で入れていました。

「上手。ママもパパもびっくりするね」とお祖母さまに褒められたAちゃん。

とても誇らしげでした!「来週はおばあちゃんのお顔を描きましょう」。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

Aちゃん、描画が日常のリアルな対象と結びついているようですね。既に“表現” の域にあり、そこにはストーリーも芽生えていることでしょう。これは、単なる形態の描写とは異なります。描画を通して、言葉や感情も育まれます。となると、文字にも感情が伴われます。文字も単なる記号ではなく、例えば「パパ」には”パパ”との日常や思い、「おめでとう」には”パパ”へのそんな持ちが伴われます。

 

 

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