3241.~宿題サポート~

3241.~宿題サポート~

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「寄り添う」(8月28日)~

おはようございます。所沢教室の小山です。

先日、友人と話していた時、中学生時代の夏休みの宿題の話になりました。

その友人は苦手科目があり、当時、親からやりなさいと、何度も言われたのですが、どうしても、課題を進めることが出来なかったそうです。そして、未提出のまま、やり過ごしていたそうです。

今となっては、笑い話であり、その友人も社会人となりましたが、当時の気持ち、どうして欲しかったか聞いてみました。

「うーん、一緒にやって欲しかったかな。」

誰かが一緒にやってくれたら、自分でもできたかもしれないと友人は言いました。

難しいことも、苦手なことも、そばにいて、寄り添うことで、生徒様が、前に進めるように、心がけて、これからも授業にのぞみたいと思っています。

 

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◇ワンポイント・メッセージ◇

いい思い出話ですね。「寄り添う」、これもいい言葉ですね。「うーん、一緒にやって欲しかったかな」、・・・まさに生徒さんの気持ちの代弁です。今がその時、宿題をまだ終えていないお子さんがいたら、その窮地からやさしく救ってあげましょう。これが今後の学習への意欲へとつながることも大いにあるのです。宿題サポートは、積極的に。

 

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3240.~工夫~

3240.~工夫~

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 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「カンタンだね~」(8月27日)~

おはようございます。所沢教室の増原です。

4年生のHちゃん。

今年の夏期講習は、まず苦手意識の強かった3桁×2桁の筆算に取り組みました。

順序を確認する矢印を書きながら計算を進めていきますが、数の大きな九九や繰り上がりが続くと少し混乱してしまいます。

繰り上がりの数を書く場所を決め、計算したら○印をつけることと、

大きな数の問題が続かないように、0や1のある筆算を入れて繰り返し練習しました。

「0や1があるとカンタンだね~」

笑顔が見られるようになると数の大きな問題も「自分で考えるから待って。」と

一人で解けるようになり、自信もついてきました。

今はまだ講師の声かけが必要なわり算の筆算も、余りのないものからあせらずに練習しています。

「あまりのないわり算ってカンタンだね!」という声が聞けるのを楽しみにしています。

 

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◇ワンポイント・メッセージ◇

「カンタンだね~」って、イイですね。そのことばを引き出すために、上のブログからだけで講師はいくつ工夫をしているでしょう。数えてみると、・・・4つ。そこに、言葉がけの工夫も加わります。他にも、言葉がけの間や視線、態度、雰囲気、問題の文字の大きさ、分量、・・・。理解へと導くためのいろいろな工夫、講師はそれを楽しみながら授業を進めていきます。

 

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3239.~この1週間を大切に~

3239.~この1週間を大切に~

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

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 ~今日のElephasブログ:「夏休みの目標、達成」(8月26日)~

おはようございます。所沢教室の榎戸です。

7月のある日、幼稚園年少のKちゃんに「今日幼稚園に行きましたか」と聞いてみると

「いってないよ。ながーいおやすみなんだって」。

そうですね。4月に入園したKちゃんにとっては、初めての長いお休みです。

 

さて、夏休み前、それぞれの目標を生徒さんと相談して決めました。

「かけ算を1日3回 ご飯の前に大きな声でお母さんと一緒に言う」と約束したYくん。

「日記を毎日一人で書く」と決めたのはRくん。

「3年生の漢字を全部覚えて、漢字を使ってお話を作る。挿絵も自分で描いて24色の色鉛筆で塗るね。楽しみだ」と笑顔のTくん。

正負の計算をマスターしたいS君からは、真剣な面差しで「毎日5問ずつ宿題を出して下さい。問題文字は大きめで」とのリクエスト。

それぞれの生徒さんの目標を達成するために、工夫を凝らした教材と心を込めた応援をした夏休み。小さな目標もありましたが、お一人お一人結果を出すことができました。

長いと思っていた夏休みもあっという間に終わりです。

 

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◇ワンポイント・メッセージ◇

もう、夏休みを振り返る時期になりましたね。計画通りに進んだ方も、少々思い残しのある方も、終わりよければすべてよしです。夏休みは、ちょうどあと1週間、あります。この1週間を充実させましょう。①規則正しく過ごすこと。②目標としたその日その日の課題をこの1週間、確実に実行すること。焦ることなく、坦々と行いましょう。

親御さんもお子さんを焦らせることなく、積極的にサポートしてあげましょう。この1週間は、2学期への助走期間です。学習態勢も新学期準備も、気持ち良く整えていきましょう。良い気持ちで、2学期をスタートできますように。

 

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3238.~安心・自信~

3238.~安心・自信~

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 ~今日のElephasブログ:「楽しく買い物」(8月24日)~

おはようございます。東中野教室の渡邉です。

高校生のAさんは何に対しても、課題に丁寧に一生懸命取り組む生徒さんです。

社会に出る準備のため、いろいろな課題に取り組んでいます。

 

品物を買って、お金を払う。買いたいものを買うこと、持っているお金で買えるもの。

プリント学習ではなかなか実感できません。

そこで、スーパーのチラシからいろいろな品物を切り抜いてきてもらいました。

それを、スーパーの売り場の図をみながら

肉は精肉、魚は鮮魚、野菜や果物は青果など売り場カテゴリーに分類します。

 

今日のメニューはスパゲッティミートソース。まずは、レシピ検索。材料をメモして

1000円持って、さぁ、買い物に出かけましょう!

 まずはひき肉。精肉のページを出して探します。ひき肉は2つあります。

「こっち買う。」「どうして?」「こっち安いよ。」  とても買い物上手です。

 1000円でまず材料を買い、余った金額で大好きなお菓子かデザートを買うことにしました。

「どれが買えるかな?」「これ、買えるよ。」

「残念、買えないの。この小さく出ているのが税が入った値段。ここを見てね。」

 「これ買える。」「家族は3人でしょう。みんなの分も買いましょうよ。」

電卓で計算、残念・・3個は買えません。「3つセットのがあるわよ。」「そうする。」

 

会話も弾み、楽しい買い物ができました。

 

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◇ワンポイント・メッセージ◇

材料は?、何人分?、買える・買えない?、・・・実用に合わせて、また家族のことも意識しながら、実践的な買い物のシミレーションができましたね。他のお客さんのいない状況で講師と安心してお買い物の練習、この経験をたくさん繰り返して自信がついてくれば、自らお店に足が向くことでしょう。まずは安心と自信を、それから実践へ。

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3237.~客観的に~

3237.~客観的に~

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 ~今日のElephasブログ:「とことん向き合い…」(8月23日)~

おはようございます。東中野教室の新野です。

小学校も中学年くらいになると、自我の芽生えや自己主張など、心がどんどん成長してくる時期になってきます。

中には自分の気持ちが自分でコントロール出来なかったり、こだわりが強くなったりする生徒さんもいます。

 

学習を一緒に進めていくと「どうして?なんで?」と質問責めにあったり、

「自分のやり方で全部やりたいの!」と頑なになったり…。

 

そんな時こそとことん向き合い、話を聞いて付き合います。

本人の満足するやり方を一緒に探したり、

時には先生役と生徒役を交代して学習したりする事も…。

そうして納得すると、生徒さんは落ち着きを取り戻します。

 

多感な時期、心の成長に寄り添いながら学習を進めていきたいと思います。

 

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◇ワンポイント・メッセージ◇

小学3、4年生、第2の反抗期ですね。ギャングエイジとも言われます。自己認知が高まる一方、自身の思うようにいかない、また自己認知と周りの関わりや評価との間にギャップがある、そこでの“もがき”が 反抗期という形で現れる時期です。これは成長への大切なプロセスです。そんな時期にも、講師は親御さんより客観的になれるところがあります。客観的であればこそ、子どもに「とことん向き合い、話を聞いて付き合う」ことができますね。

 

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3236.~納得、実感!~

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 ~今日のElephasブログ:「一緒に大笑い」(8月22日)~

おはようございます。東中野教室の藤生です。

小3のHくんと、算数の長さの単位を勉強していた時の話です。

mm、cm、m、kmのいずれか?を考える問題です。

・鉛筆の長さは、14cm。

・背の高さは、130cm。

・プールの長さは・・・25cm?

あれ?プールが25cmだったら、顔しか入らないね。そうしたら今日のプールは顔をつけたら、「はい、終わりです」、になっちゃうね?

それを聞いたHくんは、思わず吹き出して、一緒に大笑いしました。

確かにそんな短いプールがあったら、誰も泳げませんね。

算数の問題をやっていると、生徒さんは時々そういう間違いをしてしまいます。

ですが、25cmのプールのように、その場面を想像しながらやっていくと、すぐに間違いに気がつきます。

生徒さんたちが苦手に思いやすい文章題も、そのストーリーを想像しながら考えていくと、案外楽に解けるかもしれません。

 

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◇ワンポイント・メッセージ◇

笑いながら算数ができるなんて、すばらしい。25cmのプールだったら、ノートに描いてみることもできますね。描いてみたら、「こんな小さなプール!あり得ない!」って、納得、実感できますね。それではまるで、アリのプールです。Hくん、きっと、もう間違えませんね!

 

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3235.~評価・自信・目標~

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 ~今日のElephasブログ:「次は、どこやるの?」(8月21日)~

おはようございます。東中野教室の北本です。

Sくんは小学1年生で、小学校での初めての夏休みを過ごしています。

入会当時はとても控えめで恥ずかしがり屋さんでした。

1学期は、良い成績ととても良い態勢を学校の先生から褒められたそうです。

それがとてもうれしくて、教室に入室するなり「ジャジャーン」と成績表を見せてくれました。

「すごいでしょう」と言った時の誇らしげな顔がとても印象的です。

その日を境に、Sくんは今までやったことのない新しい学習にも積極的で、「

次はどこやるの?どこやるの?」ととても意欲的に取り組むようになりました。

 

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◇ワンポイント・メッセージ◇

Sくん、小学1年生でありながら、自身の成績表を見て自己評価もできているのですね。成績を意識することによって、自信を持つことと同時に、目標も持てるようになりなります。目標が持てれば、ガンバルこともできるようになります。しかも他者から言われてではなく、また何かに追われてでもなく、自分自身の思いでガンバレルことはすばらしいことです。学習内容も楽しみながら、元気に学んでいってください。2学期が楽しみですね。

 

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3234.~少し先を~

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 ~今日のElephasブログ:「目標を共有」(8月20日)~

おはようございます、武蔵境教室の萩谷です。

日々、生徒さんと向かい合って授業を進めていくとき、心がけていることがあります。

それは、生徒さんそれぞれの目標を、生徒さんと講師が共有することです。

生徒さんご自身としっかり目標を立て、それに向けて学習を進めていく。

講師は生徒さんに寄り添い、励まし、共に進みます。

でも、時に、目の前の課題でいっぱいになってしまうこともあります。

そんな時こそ、この生徒さんにとって、大切なのは何だろう、目指すことは何だろう、と、

講師が振り返り、全体を見まわします。

そして、その生徒さんの目標を、講師が心に改めて描き出します。

そうすれば、見通しが立ち、生徒さんを導くことが出来るようになります。

また、生徒さんにかける言葉も、その目標に向かう、前向きで積極的なものになります。

それと同時に、生徒さんが、その目標を改めて思い描くことができたら、

それはとても強い、前進する力になります。

これからも、生徒さんと、ともに進みたいと思います。

 

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◇ワンポイント・メッセージ◇

目標を思い描きながら、日々の学習を進めていく、すばらしいことですね。とてもさわやかな感覚を覚えました。目先のことで煮詰まってしまうのではなく、少し先を見て、風を通す。胸のつかえが、スーッと下りるようですね。肩の力を抜き、少し先の目標や夢を楽しみに、日々コツコツと・・・。

 

 

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3233.~やる気を引き出す~

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 ~今日のElephasブログ:「もしも作文「」(8月19日)~

おはようございます。武蔵境教室の柿沼です。

4年生のCくんは、文章や文字を書くのがあまり好きではありません。そして、出来ることならば漢字を書かずに済ませたいのです。講師が「習った漢字だよね?」と促すと、「あ~、もう先生ったらしつこいんだから」と笑いながら、渋々消しゴムで消して書き直しています。

そこで、本格的な作文の前の練習として「もしも作文」を始めました。タイトルは「もしも<    >だったら」。

「最初に、〇〇をします。」「なぜなら××だからです。」を記入します。「次に〇〇をします。」「なぜなら××だからです」と数回続け。「最後に〇〇をします。」「なぜなら××だからです。」で締めくくります。

もしもの内容は自由です。空想好きのCくんは張り切って取り組みました。ある時は何かになりきり、ある時は独自の世界を作ります。

数回目の授業で変化が見えました。

「これで良いんだっけ?」と漢字を使ったり、「足湯はお風呂の何分の1?」と聞いたり、自分の考えを分かりやすく正確に伝えようとしているのです。

その日は「書き足りない、家でやってくる」と持ち帰りました。

かしこまった作文では何をどう書いてよいか悩んでしまいがちですが、この方法で、自分の考えを文章にする苦手意識を、楽しみながら克服できればと思っています。

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◇ワンポイント・メッセージ◇

講師発案の「もしも作文」、何がCくんのやる気を引き出したのでしょう。

・作文のスタイルが決まっているから

・自身の好きなテーマで書けるから

・簡単なところから、そして好きなことからスタートできたので、要領を得て苦手意識が消えたから

Cくん、楽しみながら、また空想しながらどんな作文ができたのでしょう。上記の答えは、C君の作文の中に発見できそうですね。

 

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3232.~感覚を育てる~

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 ~今日のElephasブログ:「形容詞の表すもの」(8月17日)~

おはようございます。武蔵境教室の塩谷です。

1年で最も暑い季節です。何もしなくても汗が出てきて、勉強するにはなかなか集中しにくい時期です。暑い中、いつもお子さんをお連れになるお母さまの姿を見て、講師としても充実した内容の授業をしていきたいと思うばかりです。

さて、授業で、“形容詞”の理解の理解を促すことの難しさをよく感じます。大きい・小さい、多い・少ない、太い・細い・・・。

ある生徒さん(中3)は、計算等は得意なのですが、数の大小(多少)がはっきりしていないことに気づきました。そこで数直線上で大小を示したり、数に合わせてシールを貼って比べてみたり、実際にものをカゴに入れてみて多少や量を感じられるようにしています。まだはっきりと理解しているわけではありませんが、継続して工夫していきます。

また、感情を表す形容詞はさらに難しさを感じます。例えば、楽しいや嬉しい、悲しい等の理解を促す時、話題にした出来事に対して特別な感情を持たない場合があるからです。SSTカード等を見ながら文章にしていき、その人がどう思うのかを考えたりもしますが、なかなか自発的な言葉が出てこないことがあります。そこで、なるべく生徒さん本人の状況に合った出来事等を取り上げ、少しでも理解しやすいようにしています。

 

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◇ワンポイント・メッセージ◇

そうですね。「話題にした出来事に対して特別な感情を持たない場合がある」「なるべく生徒さん本人の状況に合った出来事等を取り上げる」、その通りですね、ポイントはそこです。

感情を表す形容詞表現だけでなく、数や量的なことに対する形容詞表現においても同様です。そこが特殊教育の課題ですね。

 

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