3524.~時刻、経過を実感~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

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 ~今日のElephasブログ:「70分は“おかしい”!」(7月25日)

おはようございます。武蔵境教室の小泉です。

「時刻と時間」、苦戦する生徒さんが多い算数の単元です。

春期講習で「時間」の学習にオンライン授業で取り組んだ生徒さんと、対面授業で「時間」の問題に取り組みました。

「○○さんは午前9時40分に家を出て、30分歩いて駅につきました。駅についたのは何時何分でしょう」

ひっ算で足し算をします。答えは9時70分。

生徒さんは、70分がこのままでは答えにならないことに気づきました。

この後の「70-60」の処理はまだ自力では難しいのですが、

70分のままでは“おかしい”ということをマスターしていました。大きな成果だと思います。

オンライン授業での「時間」の学習、生徒さんも講習担当のⅠ講師も諦めずににコツコツと学習を重ねました。

「70-60」も繰り返し学習し、習得を目指します。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

「70分は“おかしい”」、とよく気づきましたね。でも、どうしてそう気づいたのでしょう?「70分では、おかしいよ」と繰り返し先生に言われていたからでしょうか。それとも、時刻の分は60までと理解していたからでしょうか。「どうして、おかしいの?」と尋ねてみたいものですね。どんな答えが返ってくるか、とても楽しみです。その上で、ではどのようにしたら良いのかと学習は進んでいきますが、60進法の学習と並行して、ぜひアナログの時計で実際に30分経過するプロセスを見せてあげてください。そして、9時が10時になる瞬間を一緒に確認してあげてください。その瞬間の後に、10時1分、2分、3分・・・、10時10分に至ります。数字の処理だけではなく、時刻の変化するプロセスを実感していくことができると良いですね。

 

 

発達支援教室Elephas(エレファース)

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