4127.~楽しみで、活性化~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「日々、創意工夫」(7月11日)
おはようございます。西国分寺教室の小川です。
Sさんはその日の授業の予定表を自分で書くことにこだわりを持っています。
「先生、今日は何を勉強するの?」と白紙の予定表と鉛筆を持って、講師に質問します。
講師から、
「国語とわり算、それから創造造形(工作)だよ」と伝えると、しっかりとした大きな文字で上手に記入し、
それを机に設置された間仕切り板に貼って授業を開始します。
普段はお父さまと一緒に来室されることの多いSさんですが、
その日はお母さまと妹さんと来室され、教室の玄関先でお迎えすることになり、講師はSさんに、
「消毒して手を洗ったら授業するからね」と声掛けして、いつもの授業ブースに入ろうとすると、
「あれっ、先生は、外に出たのに手を洗わないの?」とかわいらしい指摘を受けました(笑)。
講師は、
「そうだね!ありがとう」と会話しながら手洗いと消毒を済ませることに・・・。
生徒さんが先生になる(教えられること・気づかされること)こともありますね。
Sさんが学校の授業で一番好きな科目は図工です。
特に絵を描くことが大好きで、エレファースの授業でも毎月の造形をいつも楽しみに、積極的に取り組む生徒さんです。
国語と算数の学習が終わると、ハサミも上手に使ってアジサイを作り、カエル、アジサイ、傘の絵を
あっという間に完成させました。
どの生徒さんも好きなことには積極的に取り組みます。
講師は生徒さんが授業を好きになり、関心を持って取り組んでもらうよう創意工夫の毎日です。
◇ワンポイント・メッセージ
Sさん、授業の最後の工作を楽しみに国語も算数も頑張っているのですね。好きなことは学習に限らず、生活全般の意欲を増します。季節を楽しみ、味わい、表現する。そのこと自体が十分に学習の目的となり得ることですが、その上で教科学習の活性化に結びついているとは、一石二鳥ですね。