3535.~逆の方向に~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「理解、適応」(8月7日)

おはようございます。国立北口教室の今村です。

長く休みが続く…という誰も経験したことの無い1学期が終わりました。

登校出来ない中でもしっかり学習を進めていたので、

生徒さん方の様子や学習の進み具合は、例年に比べて遅れてしまったという感じがありません。

本当に良く努力されたと思います。

短い夏休みに…お出かけの予定がないことに…不満の声も聞こえません。

皆さんそれぞれに現状を良く理解し、適応されていることに関心いたします。

生徒さん方の応援になるよう、教科学習で、造形で、会話で、気持ちが解放できるような

思い切り楽しい瞬間が作れたら…と思います。

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

長期にわたった学校の休校、その後の再開、学習の遅れを取り戻すためのハードスケージュール、短い夏休み、・・・子どもたちの心的負担は大きい、と報道されています。その上に、先の見えないコロナ禍が私達の不安を増大させ、それが子ども達にも浸透します。これら、こんな空気が流れる中、気持ちは益々負のスパイラルを生んでしまいます・・・・・。しかし、このマイナスの気持ちを、少し逆の方向に回転させてみましょう。休校中は、追われる生活からゆとりを取り戻すことができました。本当の意味で、ひとり一人に合ったペースで学習を進めることができました。オンライン授業で新しい学習形態を経験し、家庭学習のスタイルが生まれつつあります。良かったこと、楽しいことを一つひとつ、見つけ、感じていきましょう。気持ちが明るく、軽くなれば、コロナ禍の中にもいいことが見えてきます。

 

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3534.~夏休み、目標をもって~

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 ~今日のElephasブログ:「夏休みに九九」(8月6日)

おはようございます。国立教室の御供です。

小2のKくんは、先取り学習で九九に取り組んでいます。

九九の歌を一緒に歌っていくことから始めました。

初めて取り組むのにちょうど良いテンポの歌です。

九九カードを使って、かるたのようにカード取りもしました。

また100マス計算ならぬ、25マス計算で陣取り風のゲームも。

高得点を狙うには、大きな数字の九九を答えなくてはなりません。

そして正解した分だけ、たし算で勝負です。

勝敗がかかると2桁のたし算も真剣です。

「もう、先生のたし算、おそいよ。ぼくが計算するよ」

「やった!ぼくの勝ちだ!」

この調子でこの夏休み中に全部の九九をマスターして、

自信を持って新学期を迎えて欲しいと思います。

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

今年の夏休み、学校によってその期間はまちまちのようですね。8月1日から中旬までのところもあれば、今週末から始まるところもあるようです。それにしてもKくん、夏休み中に九九をマスターとは、すばらしい計画ですね。今年は短めの夏休みですが、その分集中して目標達成を目指しましょう。目標を達成出来たら、それはもう2学期が楽しみですね。学校で九九を学ぶときは、もうゆとりですね。楽しく学んで、勢いを増していきましょう。

 

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3533.~遊びを通して~

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 ~今日のElephasブログ:「言葉で伝える」(8月5日)

おはようございます。東中野教室の渡邉です。

オンライン授業で大切だと感じているのは言葉です。

対面のコミュニケーションでは、言葉だけではなく表情や様子、空気感で伝えること、伝わることも沢山あります。

オンラインでは言葉が主で進めていくので授業ではわかりやすく、簡潔に伝わるよう心掛けています。

小学3生のHさんとの授業では課題の合間に言葉でわかりやすく伝えることを目的にクイズをしています。

初めは動物をテーマに「私は誰でしょう」クイズをしました。

しかし、頭に思い浮かべるものの特徴の何を選んでどんな言葉で伝えるのかを考えるのは難しいことです。

そこで少し変えて、次の回は「3ヒントクイズ」にしました。

テーマを果物に決め3つのヒントは色・形・味(どうやってたべるか、料理名など)。これを書いたものを画面に提示してそれに沿って相手が正解できるヒントを考えます。

まずは講師から・・

「色は赤です。 三角で小さいブツブツの種があります。 甘くて、よくケーキの上にのっています。」

即答で「いちご!」、見事正解!

今度はHさんの番です

「色は黄色です。 ゴツゴツしています。 味は酸っぱいし、甘いです」

「黄色くて酸っぱいだとあの果物・・でも、ゴツゴツしてるものは・・パイナップル!」

「正解!」

「レモンと思ったけどゴツゴツしてないものね。形のヒント出し方がとても上手だったわ。」

言葉で伝えることができた嬉しさは画面からも伝わりました。

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

クイズとなると、がぜん集中力が高まりますね。Hさんの、パイナップルについての3ヒントは見事でした。聞くにしても語るにしても、両方向のやり取りで言語力が磨かれますね。楽しく、続けてみて下さい。

 

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3532.~学習できる、こと~

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 ~今日のElephasブログ:「すくすくと成長」(8月4日)

おはようございます。東中野教室の新野です。

東中野教室でも対面授業が再開され、久しぶりにお会いする生徒さん方の中には、進級・進学を経て様々な変化が見られました。

今まで女の子らしい色や服装が好きだったNちゃんは、髪を短く切り、短パンにスニーカー、とボーイッシュなスタイルに変身。色の好みも変わりました。

今年高校に入学したS君は、あどけなさが消え、受け答えも大人びて、すっかり高校生の顔に。

難しい問題にあたると、今までは気持ちが折れてなかなか先に進めなかったHちゃんは、

「もう中学2年生。次は3年生だよ!」と粘り強く問題に取り組むようになりました。

大人にとっては、世の中が停滞してしまったような感覚になった2ヶ月でしたが、その中でも生徒さん方はすくすくと成長されている姿を改めて感じました。

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

休校中、自粛中は、何かとマイナスの話題が多い中、生徒さん方は、毎日すくすくと成長を続けていらっしゃったのですね。昨日の生徒さん及び今日の生徒さん3人、それぞれの成長の形がそれぞれですね。皆さん、久しぶりの教室が、新鮮だったようです。学習できることの喜びも、しっかりと実感しているのではないでしょうか。

 

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3531.~通常であること~

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 ~今日のElephasブログ:「積み上げてきたものは」(8月3日)

おはようございます。東中野教室の北本です。

先日、オンライン授業でずっと頑張っていたSくんと、久しぶりに対面授業をすることが出来ました。

Sくんは年少時に入会され、様々な学習や経験を積んで来ました。

久々の教室、ドアのロック解錠、覚えているかな?

ドキドキしていましたが、覚えていました。

「おはようございます」と丁寧な挨拶から始まり、

「先生会いたかったよ。お話したいことたくさんあるんだよ」、

怒涛の勢いで靴を脱ぎながら会話が始まりました。

「Sくん待って、先ずおはようございます!先生も会えてうれしいよ。

鍵の番号もよく覚えていたね」。

「あたりまえでしょ、忘れるわけないでしょ!エレファースだよ」。

会話のキャッチボールができるようになったこと、またその答えに嬉しくて胸が温かくなります。

その日Sくんは教科学習にも楽しく取り組み、創造造形に取り組みながらふと過去に思いを馳せ、

「ぼく、あのころの自分に会ったら、“情けないぞ”と言いたいよ」と、

過去の自分を客観視することまでができていました。

外出自粛の中、登校の制限もあり、これまで積み上げてきたものが停滞するのではと不安がありましたが、

コツコツと積み上げてきたものは、紛れもなくそこにしっかり根付き、彼自身が成長し続けていると実感しました。

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

Sくん、まだ小学校低学年ですね、「あのころの自分に会ったら、“情けないぞ”といいたいよ」とは、何を意味しての言葉なのか、発言の大人っぽさにびっくりです。久しぶりにElephasの教室に来て先生に会え、これまで通りの授業ができたことが思いの外うれしかったのでしょうか。時には学習から逃げたかった頃の自身を思い起し、そんな言葉が出たのかもしれません。「あたりまえでしょ、忘れるわけないでしょ!エレファースだよ」、Sくんのこの言葉にSくんのうれしさいっぱいの気持ちが凝縮されているように感じます。

 

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3530.~会話が、詩に~

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 ~今日のElephasブログ:「いいことあるといいな」(8月1日)

おはようございます。武蔵境教室の丸山です。

就業技術科、職能開発科の入学をめざしている生徒さん方は、面接に、作文に、一生懸命です。

T君と面接練習をしていたときのことです。

「中学校へはどのように通っていますか?」の問に

「今日もいいことあるといいなあ、と思って、期待しながら通っています。」と答えが返ってきました。

講師は、この前練習した通りに「徒歩」と答えられるかな。

「歩いて」と答えるかな、と待ち構えていたのですが、虚をつかれました。

でも、「いいことあるといいな」と楽しく思えるのは素敵なことだと思います。

でも、「いいこと」を待つだけなんて、もったいないです。

これからは待ってるだけでなく、自分でいいことを起こしていけますように。

T君なら、たくさん「いいこと」が作れるし、周りを幸せにすることで、進路も開かれてくいくイメージが湧きました。

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

中学ヘは、どのように通っていますか?

今日もいいことあるといいなあ、と思って、

期待しながら通っています。

 

これだけで、もう、詩ですね。これだけで、すばらしい。

 

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3529.~音楽、3つの要素~

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 ~今日のElephasブログ:「音楽の流れのまま」(7月31日)

おはようございます。武蔵境教室の井上です。

Mくんは歌が大好きな生徒さんです。

授業はいつも一緒に歌うことから始めています。

音楽によるポジティブな流れのまま、ひらがなとカタカナの練習と、数概念の理解に取り組んでいます。

明るく元気で、まるでちいさな太陽のようなMくん。

今のMくんを大事に見つめ、同時に未来のMくんを思いながら、Mくんの学びに適した授業を考えています。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

音楽はリズムによって、脳やからだに律動を生じさせ、メロディによって気持ちにも適度な起伏を生じさせてくれます。音楽に乗って行進する時と同じ効果が、ここにも認められますね。リズム、メロディ、歌詞、これら音楽(歌)の3つの要素を教育法に取り入れているのが、造形リトミックメソッドです。リズム造形、歌唱造形も大いに楽しみ活用していきましょう。

 

 

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3528.~プラスを見出す~

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 ~今日のElephasブログ:「マスクの下から、笑顔」(7月30日)

おはようございます、武蔵境教室の萩谷です。

長かった休校が終わり、学校が再開され、新しい生活が始まりました。

生徒さんたちにとっても、さらに講師にとっても、初めての経験に戸惑う日々です。

いろいろな心配事も、ストレスになるようなことも、数多くあるかもしれません。

そのような状況でも、マスクの下から垣間見える生徒さんの笑顔に、たくましさや、前に進む力を感じます。

だからこそ、かつてない事態であったとしても、その前に進む力を、止めることのないよう、さらに強くしてあげたい、と、生徒さんの笑顔が、そう思わせてくれました。

これからも、生徒さんと共に学習し、前を向いて進んで行きたいと思います。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

ネットニュースに、聴覚障害を持つ女児がオンライン授業を体験し手ごたえを感じたという記事がありました。オンライン授業のメリットとして、先生がその児童本人に語りかけるようなスタイルであること、また通常以上に大きく口を開けてはっきり話していること、更にほとんどの映像に字幕がついていることなどが挙げられていました。でも、女児ご本人は学校でお友達と一緒の対面授業が好きとのこと。その両方のメリットを生かすために、今は学校での対面授業と動画授業の併用を考えているとのことでした。どんな状況でもプラス思考であること、すばらしいですね。

 

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3527.~興味・探求~

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 ~今日のElephasブログ:「疑似体験や実験を」(7月29日)

おはようございます。武蔵境教室の柿沼です。

国語の教材に「どちらが生たまごでしょう」という説明文があります。

見た目ではほとんど違いのない生たまごとゆでたまごを割らずにどうやって見分けるか?

ゆでたまごと生たまごの回り方が違う理由はなぜか?という科学的なテーマの内容です。

Sくんと音読をしながら、知らない言葉や物をパソコン画像で確認しながら進めていきました。

たまごって、いろいろな種類があるんだね。

いつも食べているのは何のたまごか知ってる?

たまごは殻と白身と黄身に分かれるんだよ。

この画像はひよこがたまごからかえったところだね。

Sくんはおっかなびっくり、でも興味津々の顔で画像をみていました。

続けて実験です。実際のたまごの代わりに紙コップに消しゴムを入れて転がすと止まらずに机から落ちそうなりました。

次に消しゴムをテープでコップに固定して転がすとすぐに止まり「落ちない!」と驚いていました。

普段何気なく食べているたまごをいろいろな視点からみることで、世界が広がります。

「実験したよ」と楽しそうにお迎えのお母さまに報告していたSくんですが、生たまごを割るのは怖いからやったことがないと話していました。

そこでお母さまにグチャグチャになっても良いと約束して是非割らせてみてくださいとお願いしました。

紙上の学習だけでなく、疑似体験や実験を交えることで、視点や興味が広がっていくことを積み重ねていきたいと思っています。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

ゆでたまごと生たまごの代わりが、消しゴムの固定された紙コップと固定されていない紙コップとは、すばらしいアイディアです。教科書の説明にあったのだとしても、それを実際に行ってみたところがとても良かったですね。「“実験したよ”と楽しそうにお迎えのお母さまに報告した」というSくん、この実験のことはずっと忘れないことでしょう。この経験が興味や探求心の芽生えとして、今後につながっていくと良いですね。

 

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3526.~授業の流れを予測して~

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 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「オンライン、教材準備」(7月28日)

おはようございます。武蔵境教室の塩谷です。

マスク、消毒、テレワーク、ソーシャルディスタンスなどなど、

半年前には考えられなかったことが今や日常化しています。

正直、講師自身、負担に感じることもありますが、そんな中、オンラインでの授業では新しい発見がありました。

コロナ禍で画面越しとはいえ、生徒さんのお顔を見るとパッと明るい気持ちになり、安心します。

オンライン授業の場合、1時間でどの程度進めるのかを考え、

生徒さんの学習段階に合わせて、難しい問題、やや簡単で自信を深めてもらう問題などのバランスを考えて準備し

教材を郵送します。

間違えたり理解できなかった問題は、翌週数直線などより視覚的な教材を使い、時間をかけて再確認します。

次の教材を送る際には間違った問題や類似問題を入れて分からないところがないように準備しました。

生徒さんも理解しようと対面授業以上に集中して取り組み、十分な成果が見られました。

しばらくオンライン授業も続きそうですが、楽しくかつ内容の濃い授業をしていきたいと思います。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

講師の努力が伝わるのでしょうか、生徒さん方はとても協力的ですね。コロナ禍の中、授業を継続できたのはオンラインシステムのおかげです。しかし、授業の流れに従って臨機応変にその場で対応すると云う点では、対面授業程はできません。どんな授業展開になるか予測して、予め周到に教材を用意して送付します。「次の教材を送る際には間違った問題や類似問題を入れて分からないところがないように準備しました」、講師のこんな努力でオンライン授業は成り立っています。その上で、お家庭の協力にはいつもとても感謝しています。

 

 

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