3649.~受検にチャレンジ~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「目標をもって」(12月19日)

おはようございます。相模原教室の小口です。

就業技術科の入学検査が終了し、合格されました生徒さん方、心よりお祝いを申し上げます。

「おめでとうございます」。

毎年、この時期になると、感じることがあります。

受検という大きな目標を持ち、乗り越えた生徒さんが、とても大きく成長しているということです。

もちろん、受検に限らず、目標を持って日々努力し、積み重ねている生徒さんも同じように感じます。

成長を感じることは、本当にうれしいことです。

改めて目標を持つことのすばらしさも実感します。

生徒さんの目標は、様々でそれぞれ違います。

大きな目標に向かってチャレンジされようとしている生徒さん。

小さな目標をこつこつ積み重ねていかれる生徒さん。

どのような目標でも生徒さんの成長に繋がる大事な目標です。

成果や結果が目や形として見られなかったり、得られないと感じると途中であきらめてしまうこともあると思います。過程の中では分からないこともたくさんあるでしょう。

しかし、あきらめずに、続けていくこと。ひとりひとりの可能性を信じて、生徒さんの目標の達成ができるよう、

来年も励んでいきたいと思います。

 

◇ワンポイント・メッセージ

「受検という大きな目標を持ち、乗り越えた生徒さんが、とても大きく成長している」。まったく同感です。受検日が迫り緊張する中でも、真剣に、最後まで努力される姿には感動すら覚えます。目標が達成できなかった時のことを案じてチャレンジするかどうか迷われる方もいらっしゃいますが、迷うことなく、このすばらしい体験にチャレンジしていきましょう。おひとりお一人、強さをもっています。このプロセスで養われた強さでもあります。目標を持つということ、すばらしいことですね。

 

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3648.~テンポアップで~

3648.~テンポアップで~

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 ~今日のElephasブログ:「電卓より速い?」(12月18日)

おはようございます。所沢教室の佐藤です。

来年、高等部を卒業するSくんと足し算の学習をしていた時のことです。

いつもは、お金の計数と絡め、コインを各桁ごとに縦に並べて筆算の式と対応させながら計算していますが、

その日は、打つ練習を兼ねて電卓でやってみることにしました。

「Sくん、電卓で計算してみる?」と尋ねると、

「うん!」と、嬉しそうな声が返ってきました。 

「学校で使っているの?」

「そうそう」ということで、やってみたところ、打って→書くという2つの操作により、思いのほか 時間が掛かります。

しばらしくて講師が

「電卓を使わない方が速くできる?」と声を掛けると、

Sくん、パッと電卓を置いてすらすらと計算を終えました。

その取り組みがあってから以後は、以前のように足し算のプリントに取り掛かる際の

「えーと」と 考える時間が短くなりました。

「あ、あれか」という具合です。

 取り組みが容易になったので、今は、次の段階の足し算へ進めています。

 

◇ワンポイント・メッセージ

思いがけないところに、メリットがありましたね。電卓との関連で、足し算操作にスイッチが入りやすくなったようですね。入力⇒書く、という作業に多少時間は掛かるものの、さすがに電卓の計算は速いもの、その速度に魅力を感じたのかもしれませんね。テンポアップは、脳機能トレーニングとしても効果的です。

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3647.~日々、充実~

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 ~今日のElephasブログ:「お金の学習から、レシピまで」(12月17日)

おはようございます。所沢教室の鹿間です。

社会人のRさんはお金の出し方の練習を続けています。

最初は講師が指定した単品の品物の金額をぴったり出すことから始めました。

それから複数の商品の場合、金額を切り上げて出すことも練習し、

買うものをチラシやリストの中からRさんにいくつか選んでもらい合計金額を出すことも学習しました。

最近は晩御飯のメニューを考えて必要な材料をリストに書くこともしています。

メニューはRさんが決めます。

先日選んだメニューはペペロンチーノです。

「作るには何が必要ですか?」と講師。

Rさんは、「パスタ、茹でる塩、とうがらし・・・そうだ、にんにくも」と、

スラスラと買い物リストの表をうめていきます。

その後はチラシなどを見ながら値段を書き、合計金額を計算し、お金を出すところまでとってもスムーズです。

すると「ペペロンチーノの作り方も書きたい」とRさん。

「まず、お湯を沸かして・・・」と手順もばっちりです。

「できあがったペペロンチーノの絵も描きたいな」というRさん。

ですが講師が用意したプリントには絵を描くスペースがありません。

「来週までに絵も描けるようにプリントを手直ししておきますね。

Rさんは何を作るか考えておいてください」と約束しました。

翌週Rさんが考えてきたメニューはパエリア。

「材料はお米、えび、あさり・・・」、素敵なレシピが出来上がりそうです。

 

◇ワンポイント・メッセージ

Rさん、教室の机の上での学習とは云え、かなり実践的ですね。Rさんのイメージ力が学習をリアルにしています。材料のリストに“茹でる塩”が入るなんて、実践さながら、すばらしいですね。その上出来上がったお料理の絵を描きたいとは、さすがに造形リトミックで育った生徒さんですね。実践的に、意欲的に生活されている様子が目に浮かびます。メニューもシャレていますね。

 

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3646.~機能を育てる~

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 ~今日のElephasブログ:「お絵かき、大好き」(12月16日)

おはようございます。所沢教室の吉住です。

小学1年生のYくん、授業の始めはいつも歌唱造形。大好きなお絵描きをしてから次の学習に進みます。

紙に向かうと、すいすいすいーっと手を止めることなく自分の描きたい線を描くことができます。

「おに」を描けば「赤おに」「青おに」「黄おに」「緑おに」「オレンジおに」「紫おに」

と、あっという間に6体の「おに」が完成。

それぞれにキャラクターもつけていきます。

「赤おには火でやっつけちゃうんだ」

「黄色いのは電気でビリビリするんだよ」

「青おには冷たくして凍らせることができる!」

Yくんの描く世界。

いつもそのままで楽しい絵本が出来上がりそうです。

 

◇ワンポイント・メッセージ

Yくん、大いにお絵かきを楽しんでいるようですね。頭の中に次から次へと浮かんでくるアイディア。手も止まることなく、言葉も伴い、要素の関連性を踏まえて対象の特徴も設定し、・・・。多機能、勢ぞろいですね。云ってみれば、歌唱造形は機能統合開発プログラムでもあるのです。

 

 

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3645.~趣味を生かす~

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 ~今日のElephasブログ:「電話作る!」(12月15日)

おはようございます。所沢教室の増原です。

小学1年生のJくん。

時折 思い出したように「電話作る!」というリクエストがあります。

Jくんのイメージしている電話が分からず悩みましたが、翌週、画用紙でコード付き電話を、

その後再びリクエストがあった時にコードレス電話を作りました。

ボタンのところは子機を見ながら数字シールを貼りました。

3回目は「折り紙」と言うので好きな色の折り紙を選んでもらい、一人で作るのを見守りました。

左から4㎝位の所に切り込みを入れ、上を少し残して受話器にし、右側には何も見ないで数字シールを貼りました。話す時には受話器の部分を上げて使うようです。

4回目のリクエストは公衆電話。

黄緑色のクレヨンで一緒に描きました。

自らお金の投入口を描き、モデリングで100と書き入れ完成です。

(これをきっかけにお金の学習も始めました。)

コードレス電話ではスマホのように人差し指で画面をスクロールしたり、警察官役の受け答えをしたりと、電話を使いこなす姿も見せてくれました。

 

◇ワンポイント・メッセージ

Jくん、趣味は電話ですね。好きなものは、何とよく見ていること!また、好きなものへの集中、記憶、発想、創作、・・・これだけのブログからも、Jくんのいろいろな機能が発揮されていることが分かります。教科学習の合間のお楽しみ、これもイイことですね。

 

 

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3644.~数、量として捉える~

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 ~今日のElephasブログ:「数学習」(12月14日)

おはようございます。所沢教室の榎戸です。

幼稚園年少のAちゃん。数を数えるのがお気に入りです。

人差し指をピーンと伸ばし「いち に さん」と数えると、3本の指を立て

「さーん」と大きな声で答えます。

牛を描いた後「牛さんお腹がすいてるね」の講師の声掛けにリンゴを描き加え

「もぐもぐ リンゴいちー」と楽しそうです。

うさぎを描いた日には、ニンジンの形に切っておいた色紙をのりで貼り付けていきましたがそわそわ。

貼り終わって早く数えたくて仕方がない様子でした。

今週はハサミの一度切りの練習。一度切り用の教材は横長の画用紙。切るところに線があり、間にリンゴのカットが入っています。

持っていたハサミを置きリンゴを数え始めました。

「いーち にー さーん よーん」で「あれ?」という表情。

今までは5までの学習のため次で終わるはずなのに、、まだまだリンゴがあることに気が付いたようです。

そして「ごー」の次。

6個目を指さした後、両手の指をパーに開きバンザイポーズ。

「いっぱーい」つられて講師も「いっぱーい」と同じポーズをしていました。

来週から10までの数唱に取り組んでいこうと思います。

 

◇ワンポイント・メッセージ

Aちゃん、数学習を大いに楽しんでいますね。今は、数えるのが楽しくてしかたがないのですね。今のAちゃんにとって5以上の数は、“いっぱーい”。それでいいのです。計数の結果がただの順番の数であったり、1対1対応の結果のみであったり、数を量として捉えることが難しいケースもあります。その点、“いっぱーい”という反応は数を量として感じている証しです。とても、良いことですね

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3643.~生活と学習~

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 ~今日のElephasブログ:「学習、順調に」(12月12日)

おはようございます。花小金井教室の小山です。

Mちゃんは、学習に対して、とても積極的です。毎週2時間続きの授業を難なくこなしていきます。

最初にその日の予定を自ら確認して、スタートします。

家でもしっかり学習しているので、順調にすすみます。

様子を見て、少し頑張らなければならない課題も間にはさみます。

もうちょっとがんばれるかな。出したり、引いたり。

時々、プンとなってしまうこともあるけれど、次週に来た時には、難なくこなして、満足そうです。

これから学年が上がっていくと、内容も難しくなって、頑張らなければならないことも増えていきます。

その時に、少しでも、Mちゃんの力になれるように、講師も一緒に頑張ります。

 

◇ワンポイント・メッセージ

Mちゃんは、支援学級に在籍する小学3年生です。教科学習中心です。この年齢にして2時間連続で課題に取り組めるとは、すばらしい持続力ですね。家庭学習も充実しているとのこと、学習態勢、抜群ですね。無理のない、適切なペースで生活も営まれているのでしょう。”時々、プン“も、たまにはOKですね!

 

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3642.~単語、文、文章へ~

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 ~今日のElephasブログ:「Yくん、文を書く」(12月11日)

おはようございます。津田沼教室の千山です。

Yくんは、ひらがなやカタカナを上手に書きます。

ですが、単語の並べるだけで、まだ文章にはなりませんでした。

ある日、Yくんが、遊園地の名前とたくさんの乗り物の名前を書きました。

その様子から遊園地へ行ったことがとても楽しかったのだということが伝わってきました。

そこで、空欄の枠と「へ いきました。」と講師が色鉛筆で書きました。

Yくんは枠の中に遊園地の名前を書き、続けて「へ いきました。」となぞり書きをしました。

同様に、空欄と「に のりました。」と書いてあげると、乗り物の名前をギュウギュウに書いてから

「に のりました。」と書くことができました。

最後に「たのしかったです。」と書いて終わりました。

今回は、文章を書く良いきっかけとなりました。

 

◇ワンポイント・メッセージ

Yくん、書くことが大好きなのですね。遊園地が楽しかったことも手伝って、ずいぶんたくさん書けたようですね。その楽しい経験と学習の中で、自然に単語から文へ、文から文章へととても緩やかな流れでしたね。この自然さがすばらしいですね。”楽しく学ぶ“ということ、云い尽くされていますが、楽しさの持つ力は大きいのです。心を穏やかにします、安定させます、その上で集中もさせます。ですから、無理なく自然に学べるのです。津田沼教室、「竜」のJくんにも、「ら・・・」のAさんにも、そして今日のYくんにも共通する大切なものがあります。

 

 

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3641.~小6、発語の芽生え~

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 ~今日のElephasブログ:「ラ…(ライオンのラ)と声が」(12月10日)

おはようございます。津田沼教室の堀です。

Aさんは教室に通い始めの頃は発語が無く、時折自分の思うようにいかないと癇癪を起こしていましたが

絵を描くことを楽しみに2年がたちました。

少しずつ、筆談が出来るようになり態勢が整い、予定表にそって穏やかな授業が出来るようになってきました。

そして、発語は…と待っていました。

先日、Aさんに好きな動物をたずねたところ、その答えを書きながらAさんが

「ラ…(ライオンのラ)」と声に出していました。

とても驚き感動しましたが出来るだけ落ち着いて

「Aちゃん、今『ラ』って上手に言えたね」と声をかけました。

Aさんは嬉しそうに大きく頷いていました。

そしてその後も文字を書きながら発音をしているのを何度か聞くことができました。

本当にとても嬉しい瞬間でした。

これから先の変化がとても楽しみです。

 

◇ワンポイント・メッセージ

それはそれは、嬉しい出来事でしたね。”楽しむ“ことから得られる力は、ぽんとうに大きいですね。Aさんは、小学6年生。発語における可能性は、まだまだあります。「その後も文字を書きながら発音をしているのを何度か聞くことができました」とのこと。いっそう、大きな可能性が感じられます。楽しみですね。

 

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3640.~線描力の向上~

3640.~線描力の向上~

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「お絵かき、大好き」(12月9日)

おはようございます。津田沼教室の織戸です。

入会された頃は、鉛筆やクレヨンを持って動かす力が弱かったJくんですが、絵を描くことが大好きな時間となり、描線も力強くなってきました。

そんなJくんからは歌唱造形の提案があり、歌唱造形の題材を図鑑やインターネットで調べてから取り組みます。

記載されている表記のひらがなやカタカナもあわせて読むなど文字の学習にも集中しています。

先日のリクエストは「ジュウ」でした。

ジュウとは・・銃?10?重機?

講師の頭ははてなマークでいっぱいになりましたが、形・色・何に使うかなど特徴を質問してみると、

「龍」でした。

口頭での質疑応答が成り立ったことをうれしく感じながら、その回答にそった「でっかい、ながい、みどりでこわい、魔法の龍」を描くことができました。

また、ひらがなの書字の練習に取り組んでいるJくんとはリズム造形の時間を十分に取るようにしています。

最近のJくんは、歌唱造形・リズム造形・ひらがな書字など、どの場面においても見本と見比べている様子が伺え、その集中力に驚いています。

「り」「ゆ」「う」、ひらがなの書字練習も練習し、授業後にはJくんからお母さまに「りゅうをかきました」と報告することができました。

Jくんが自信をもって確実なステップを歩んで行けるようサポートしていきたいと思います。

 

◇ワンポイント・メッセージ

Jくん、造形リトミックを大いに楽しんでいらっしゃいますね。「でっかい、ながい、みどりでこわい、魔法の龍」、どれだけJくんの思いと力が込められていることでしょう。そうですね、本当に確実なステップを”たくましく“歩んでいっていただきたいものですね。

 

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