3935.~先生と一緒なら~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「中2生、E模擬を体験」(11月29日)

おはようございます。津田沼教室の有藤です。

H君は、現在中2生です。10月に行われたエレファース模擬に挑みました。

受検本番までに、未だ1年ありますが、外部模擬に早めに慣れておきたいと、本人と親御さまのお考えでした。

授業で、国語・数学の教科学習の他に作文、面接の練習をしました。

H君にとって、面接は初めてのことです。

自分のことを相手に伝えるのは、難しいことです。

話し方は?姿勢は?声は?

お喋りが好きなH君ですが、普段とは勝手が違います。

毎回の注意点を懸命に覚えていきました。

エレファース模擬後の授業で、「緊張しました」とH君。

講師は、

「H君だけではありません、みんな緊張します。よく頑張りましたね」と褒めて迎えました。

今回の経験が、よい刺激になったことでしょう。

模試評価コメントをさっそく授業に取り入れ、実践しています。

1つ1つ確実に『できる』を増やし、自信につなげて、1年後に備えたいと思います。

 

◇ワンポイント・メッセージ

H君、これから本格的に受検対策に取り組む上で、とても良い経験になりましたね。模擬検査によって、今後の課題が明確になる上に、自身の受検への意識も明確なものとなります。緊張感からは、もう回復されたでしょうか。受検年度は、自信を失ったり、不安になったり、プレッシャーを感じたりすることもあるかもしれません。でも先生と一緒なら、大丈夫。時に気持ちを緩め、時に気持ちを引き締めて、目的の達成へと無理なく歩を進めていきましょう。

 

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3934.~1枚のテストから~

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 ~今日のElephasブログ:「昆虫博士!?」(11月28日)

おはようございます。国立北口教室の八箇です。

昆虫好きのKくんが「テストが返ってきました」と言って少しはにかみながら、

答案用紙をカバンから出してきました。

点数をみると100点、タイトルは「こんちゅうの世界」でした。

講師が「お~、すばらしい」と伝えると、とてもニコニコして喜んでいました。

Kくんは夏の間は、クワガタ・セミ・カマキリ・トンボなど良く観察していて、

授業の前後にその日に観た昆虫の様子を話します。

絵を描くのも上手く、特徴を良く捉えています。

先日、東大大学院の昆虫博士のことがテレビで放送されていました。

Kくんも将来昆虫博士として活躍しているかもしれませんね。

これからも昆虫の話を色々聞かせて下さい。

 

◇ワンポイント・メッセージ

Kくん、理科のテスト100点とは、すばらしいですね。好きなことなら、頑張れる。テスト100点ということは、単にその分野の知識が優れていたというだけではなく、紙ベースのテストという手段に対応できた、ということもあります。1枚の100点のテストから、Kくんを分析的に把握することができます。得意なこと、好きなこと、どんどん伸ばしていきましょう。

 

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3933.~証明問題、スモールステップで~

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 ~今日のElephasブログ:「できそう⇒できた!」(11月27日)

おはようございます。津田沼教室の千山です。

Eさんと数学の証明問題に取り組みました。

初めは何から記述すればいいのか、戸惑ってしまい筆が進みません。

そこで、穴埋め問題を作成しました。

「2つの△って、どれだと思う?」

「仮定って?」

「合同条件ってどれがあてはまる?」

など、ひとつずつ問いかけながら進めていきました。

最初は、少なめの穴埋めでしたが、だんだんと穴を増やしていきました。

また、声かけをしなくても埋められるようになりました。

Eさんが「できそう」と思う課題から、徐々にステップアップしたことで、

Eさんも積極的に課題に取り組むことができました。

これからも、「できそう」「できた」を繰り返してステップアップするEさんをしっかりサポートしていきたいと思います。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ

正に、スモールステップですね。証明問題は、論理思考のトレーニングです。しかも考えるだけでなく、それを一行ずつ記述していきます。プログラミング的思考に基づく作業です。目的(結論)に向かって、まずどこからスタートすれば良いか、次にどうするか、またその次は、・・・それを講師がスモールステップで導くことによって、Eさんは、みごと結論に辿りつけました。

 

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3932.~子どもの質問~

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 ~今日のElephasブログ:「何故?寅年と書くのだろう?」(11月26日)

おはようございます。津田沼教室の堀です。

今、教室では年賀状作りをしています。

毎年11月に来年の干支を描いたり干支の動物の工作をしたりしています。

干支の順番を歌にして覚え、干支の漢字を学習します。

来年は寅年です。

「何故?寅年と書くのだろう?」と疑問を持った生徒さんとは干支の漢字の意味を調べて昔の人々の知恵や願いを知ることが出来ました。

最近は年賀状を出す人も少なくなってきたようですが、そうした年中行事に季節を感じ、今年を振り返りまた来年を楽しみにすることをとても大切に感じています。

手描きの絵や文字、手作りの年賀状は、今はむしろ新しく温かい贈り物になりますね。

生徒さんの年賀状を毎年楽しみにしている親御さんも多く、講師としても楽しい課題のひとつです。

 

◇ワンポイント・メッセージ

干支の動物を表す漢字は、もともと中国で天文学での星の位置や、暦での年や月、時刻などを示すもの、特に1年のの12カ月を表すのに用いられたそうです。時の順番を示す12の漢字が先にあり、分かりやすくするために、後から動物を当てはめていったとのこと(https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1904/18/news013.html)。子どもの質問から、なかなか面白いことに出会えます。ご家庭でも、”知る”ことを楽しめると良いですね。

 

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3741.~好きな世界を~

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 ~今日のElephasブログ:「楽しい気分で、算数も」(4月17日)

おはようございます。花小金井教室の小山です。

Kちゃんは新4年生です。

やりたいこと、やりたくないことがはっきりしています。

虫は大嫌いだけど、お花は大好き。

春になり、桜、チューリップと、お花の工作が続き、ご機嫌で作業を進めます。

桜の花には、嫌いだったはずの、ちょうちょもとまっています。

出来上がると、まっさきに、お母さまに見せにいきます。

聞くとその日は、教室に来る前に、お花を買ってお庭に植えてきたそうです。

工作が終わったら、算数の時間です。

お花を作って、楽しい気分のまま、算数もがんばります。

きらいなことが、少しでも、好きに近づいていけますように。

 

◇ワンポイント・メッセージ

お花が大好きなんて、いいですね。折しも今は、お花あふれる春。チューリップの花びら6枚、おしべは6本、真ん中めしべ、工作しながら一つひとつ確認できますね。ほんもののお花も植えて、今日はお花づくしでしたね。好きな世界のあることはすばらしい、算数だって楽しくなりますね。Kちゃんの世界を大切に育てていきましょう。

 

 

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3740.~理解へと~

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 ~今日のElephasブログ:「何分後・何分前」(4月16日)

おはようございます。所沢教室の佐藤です。

今月から高等部2年生のK君。

「時計の学習もやって頂けると嬉しいです」というご家庭のご希望を受け、

この一年間は「時刻と時間」の学習を進めてきました。

「何時何分」は習得していたので、

「何分後、何分前は何時何分を時計の針を見て答えられるようにする」という課題に取り組みました。

最初に用意したのは、「今、3時です。10分後は□時□分です」という文章だけのもので

時計盤を使って行ってみたのですが、どうもピンとこない様子でした。

そこで何分後は足し算、何分前は引き算として計算で求められる形式にしてみると、

しだいにこの考え方が定着してきました。

けれども、計算上はできても意味は分かっていないと思われたので、集合時間(何分後に集まる)や電車の時刻(何分後に到着)など、日常で使われる場面の絵をつけて問題にしてみました。

そして、再び最初の時計盤の問題に戻ってやってみるという繰り返しを続けた後、

何回目かで、K君は迷いなく目で針を見て答えられるようになりました。

今は、午前・午後、一日は24時間を学習中です。

これについても、生活に役立てることができるような工夫をしていきたいと思います。

 

◇ワンポイント・メッセージ

問題文と時計、問題文と計算、問題文にイラスト(具体化)、ステップを踏んで学習を進めていったことが良かったですね。計算で答えを求められたから云って、そこで学習を終わらせなかったことがポイントです。教えられた操作でできただけのことは、少し時が経てば忘れてしまいます。いかに理解に至らせるか、講師は常にそれを念頭に置いておきたいものですね。

 

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3739.~時にはオーバーステップも~

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 ~今日のElephasブログ:「お金の学習」(4月15日)

おはようございます。所沢教室の吉住です。

社会人のKさんは、主にお金の支払い方を学習しています。

親御さまより、

「購入する商品にあわせて臨機応変に支払いができるようになってほしい」とのご要望がありました。

Kさんには、お金を出した時に商品と同じ額か多めでなければ商品を買うことができないこと、

同じ額といっても硬貨とお札の組み合わせは一通りではなく何パターンもあること。

このことを理解してもらう練習を重ねることにしました。

硬貨とお札の組み合わせ方の練習が進んだところで、二つの額のお金を並べて示し、

どちらが多いか少ないかを考えていきます。

わざと少ない額の方に硬貨を沢山並べ、パッと見た時、大きい額に勘違いするような並べ方をしたりもしました。

そんな見た目のお金の多さにも惑わされなくなり、額の大小を比較することができるようになったら、

いよいよ買い物の模擬練習です。

値段を貼り付けた仮の商品を机上に置き、講師がKさんにお金を渡し、そのお金で商品が買えるかどうかを考えます。

分かりやすい様にKさんの目の前には、

(お金が商品の額より)多い→買える○、同じ→買える○、少ない→買えない×

と書いた紙を置きました。

段々と○×の紙を確認しなくても正解することが増え、手持ちのお金に払えるパターンがいくつかあることも、

わかるようになってきました。

熱心に取り組まれてきたKさん。悩まず支払いが出来るようになるまでもう一息ですね!

 

◇ワンポイント・メッセージ

私たちは店頭で、なぜお金を適切に取り出すことができているのでしょう。そこにはさまざまな機能が相互に関連しながら作用していることが分かります。しかし私たちはその一つひとつを順に機能させて考えているわけではありません。実際にお金を使うことによって、感覚的に慣れてきているということも大きな力となっています。地道に学習を重ねてきているKさん、この辺で実際にお金を使ってみることもお勧めです。これまでの学習がさらにステップアップされる可能性があります。時には、オーバーステップも効果的です。

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3738.~新しい環境で~

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 ~今日のElephasブログ:「それぞれの成長」(4月14日)

おはようございます。所沢教室の鹿間です。

4月に入り、新年度が始まりました。

小学3年生から一緒に勉強しているT君は、中学生になりました。

4年前小さい椅子に座って授業を受けていたT君、今では背が伸びて講師を見下ろすほどです。

2年間ほど授業を受け持っているY君とR君も4月から中学生です。

二人とも講師より小さかったはずが、あっという間に講師に追いつき、抜いてしまいました。

初めて会った時、中学生だったAさんは社会人になりました。

以前はお母さまと来室していましたが、今は電車を乗り継いで一人で通っています。

持ち物や予定などをメモし、確認しながら行動できるようになりました。

高校生になったTさんも電車に乗って一人で教室に来るようになりました。

春期講習も受講してしっかり高校の準備学習ができました。

生徒の皆さんの成長がとても嬉しく感じられる春です。

 

◇ワンポイント・メッセージ

今日の5人の生徒さん方は、みな新しい環境へと進まれた方々ですね。それぞれの環境での第一歩はいかがだったでしょうか。昨日は、コロナ禍による職場待機を経て、転職されたひとり生徒さんの会社への訪問が行われました。兼ねてからの希望であった事務職に就き、ご本人も「快適です」ととても満足そうであり、またこちらから見てもとても立派な働きぶりであったとの報告。大変うれしいことです。ご家庭と連携して就職準備や職場実習を重ねて開かれた新たな道です。みなさん、新しい環境での一歩一歩を着実に進めていきましょう。

 

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3737.~変化・安定~

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 ~今日のElephasブログ:「新年度に」(4月13日)

おはようございます。所沢教室の増原です。

新年度、社会人の生徒さんも小中高の生徒さんも

新たな気持ちで学習をスタートさせました。

社会人の生徒さんはPCのスキルアップを継続中。

文字入力、サイズ変更、表作成などの基本操作から、

フォントや色、レイアウトによる仕上がりの違いについても学んでいます。

PCに触れる機会は主に授業の時だけなのですが、“継続は力なり“で少しずつ着実にステップアップしています。

小中高の生徒さんは、各々の目標に合わせた単元の習得に力を入れています。

苦手な問題は類題を自力で正答できるまで何度も繰り返し、宿題としても取り組んでいます。

粘り強く頑張っている甲斐もあって理解が進んできました。

また、長文に慣れ、読解力を身に着けるために、Elephasオリジナルの読解ワークにも取り組んでいます。

時事を含め様々な話題に触れることで知識や視野を広げ、総合的な学力の向上を目指しています。

 

◇ワンポイント・メッセージ

4月、花開き若葉の季節へと向かうこの時季は気持ちもリフレッシュされます。が、中には環境の変化により、少し気持ちの揺れる生徒さんもいらっしゃいます。そんな時こそいつもと同じに安心して通って来られる場所でありたいと思います。安心できる教室環境、プログラム、学習内容。課題に取り組むことは作業であり、その作業自体が心理的安定をもたらします。授業の始まりの時よりも、お帰りの時に気持ちがすっきりし、満足して帰られればとても理想的です。

 

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3736.~具体物を使って~

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 ~今日のElephasブログ:「割り算のイメージを」(4月11日)

おはようございます。所沢教室の榎戸です。

今月入会のSくん、4年生。

割り算の筆算が始まる前に、余りの無い横式の割り算の復習を計画していました。

「むりむりむり。学校で前にやったけど、知らなかったもん(解らなかった)」、

「大丈夫。魔法をかけるときっとできるよ。その前にチューリップを作りましょう」。

「チューリップ一本に葉っぱは2枚切ってね」、

「じゃあ、2本作るから4枚ってこと?」

「正解。やっぱりお母さんの分も入れて3本作ろうか」、

「じゃあ、葉っぱ6枚だね。」即座に計算して答えます。

「同じ数ずつ増えるときは、掛け算で計算できるよね」

「みんなの分5本作るときは・・・2×5で10」、得意げに答えます。

葉っぱを10枚切り終わったところで、

「たくさん切れたので、Sくんと先生で分けようか。」

「いいよー」と言いながら1枚ずつ2枚のお皿にわけていきます。

「分けるときは割る計算をすると、早くわかるよ」。

「ふーん。じゃあ10÷2は2×5だから5枚」といいながらお皿の中の葉っぱを数えます。

「ほんとだ。5枚」目をまん丸にして驚いた後、満面の笑顔で

「10本作るときの葉っぱは2×10で20。先生と分けるときは割り算して 20÷2で10枚ずつだ」

割り算のイメージが少しできたようです。

用意した魔法はまだ残っています。

次回の授業が待ち遠しいとわくわくした一コマでした。

 

◇ワンポイント・メッセージ

「むりむりむり」と割り算は敬遠気味であったものの、スムーズに割り算へと導入できました。かけ算には習熟している上に、工作を通して具体的に個数を目にし手にしていたことで、割り算への切り替えもイメージがしやすかったようですね。ご入会初回の授業で、苦手意識が軽減されたことはとても良いスタートでした。

 

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