4424.~リズム造形で書字学習~

4424.~リズム造形で書字学習~

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「♪じゅうじ くろすだ!」(6月21日)

おはようございます。津田沼教室の織戸です。

体験授業の時からリズム造形を大変気に入ったMくん。

入会されてからまだ数回の授業ですが、毎回とても楽しみにしています。

もうすでにお気に入りのリズム造形の曲を口ずさんでいます。

ひらがなや数字の書字に取り組んでいるMくんにとっては、リズム造形はとても有効的です。

先日の授業では、「た」の書字練習の際に「しゅうじ、くろーす」と歌いながら、縦と横の違いを感じて、

書き順通りに書くことができました。

その後も他のひらがなを見て、「ここも、しゅうじ、くろすだ!」と見つけて歌いながら書くことができました。

書字の基礎となるリズム造形を楽しみながら、興味をもって、文字の学習に取り組んでいってほしいと思います。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

Mくんにおいては、リズム造形がしっかりと本来の目的を果たしているようですね。読字機能や書字機能に問題のある場合、文字が有意味な部分の組み合わせによる統一体としてではなく、各部分の関連性のないバラバラな集合体として捉えられていることがあります。文字の基本部分の認識や各部分のつながりの自然な流れを感じることによって、文字をひとつの統一体として感じ、捉えることができるのです。描く(書く)ことを通してそのような意味での認知を促すのが、『リズム造形』です。

 

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4423.~リラックス~

4423.~リラックス~

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 ~今日のElephasブログ:「共通のトピックスで」(6月20日)

おはようございます。越谷教室の山下です。

中2のA君は文房具好き。

おしゃれな革製の巻きペンケースに数種の筆記具やイレイサー、定規などを入れて持参します。

文房具に凝るということは・・・そう、書くことが好きなのです。

学校課題のプリントもワーク解答のノートへの筆記も自分の好きなシャーペンやマーカーペンを使って書いていきます。

担当講師も、今は小休止しているものの、かつては万年筆やローラーボール(水性ボールペン)に凝って海外ブランドのものを集めていた時期がありました。

それがきっかけで他教室の生徒さんとの授業時のコミュニケーションが万年筆を通じてスムーズになり、

ご本人が自筆で解答する姿勢の向上に繋がったこともありました。

A君の使う筆記具も、文房具好きには既に情報が入っているものなので、

「あ、そのシャーペン、〇〇から出た□□だね? なかなか売ってないんだよな。書き味が最高だよね。ところで、そこはxじゃなくてxの2乗だよ。そうそう、yの符号は合ってる・・・」なんて具合に生徒さんの解答プロセスをレビューしたりリードしたりする際にお互い共通の好みのトピックスを織り交ぜると授業の進行もスムーズになります。

「先生はこないだ△△ってメーカーからでた○○っていうボールペン知ってる? クリップを押し下げたとときにペン軸の形状が変わる奴」彼が話題に出したペンをたまたま持ってても、持ってなくてもスマホで画像を確認したりして、立体や多面体の勉強に繋がっていったり・・・

こないだ、授業が終わり、彼が帰る際に、お別れにラミーのボールペンをプレゼントしようと思ってるんだ。ネットで見ると高いやつばっかなんだけど、いいのないかな?」

「それなら、ネットで見るよりショッピングモールに入ってるようなちょっとおしゃれな文具店へ行ってごらん。ラミーの比較的、安いラインナップが見つかると思うよ」。

「ありがとう、日曜にレイクタウン行って見るよ。次回は単元テストの予習プリント持って来るんで、お願いします。じゃあ!」

「分かった。じゃあ、またね!」こんな感じで共通のトピックスを仲介して生徒さんとのコミュニケーションの円滑化を図る今日この頃です。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

なかなか名調子、越谷教室、レイクタウン、・・・ご当地の語彙も交えて、イイですね。スムーズな会話の中に、リラックスして学習が進めば何よりです。あとは、成績を数字で確認してみましょう。きっと、上向きだと思いますが・・・。楽しみです。

 

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4422.~ストレス、小さなうちから~

4422.~ストレス、小さなうちから~

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 ~今日のElephasブログ:「エレファースに来たら、楽しい学びの時間を」(6月19日)

おはようございます。越谷教室の早川です。

新しい学年になり2ヶ月が過ぎましたが、

まだクラス内が落ち着かないためか自身も心が落ち着かない様子のSくん。

今日も授業中にポツリと、

「学校でね、ストレスがね、あるんだよ」と、つぶやきました。

本来ならば、大好きな恐竜や天体などの図鑑で得た知識を嬉しそうに話してくれる、とても明るい生徒さんですが、

今日の授業開始時は学校の宿題を見つめるばかりで、なかなか手が動きませんでした。

こんな時は、無理して学習を進めようとせず、先ずは生徒さんの好きな話題を共有し、それに繋げる形で学習に取り組む様にしています。

今日の学校の宿題は漢字練習と、ある動物の説明文のプリントと算数プリントでしたので、

初めにSくんが好きな動物の話題に触れ、彼の知識や想像力を引き出し褒めて、Sくんの沈んだ気持ちを明るくするお手伝いをしました。

気持ちが浮上し心が整うと、自然とSくんの顔が上がり笑顔がこぼれ、

ご自宅では1時間掛かりだという漢字練習も楽しく行うことが出来ました。

本来、学びは楽しいものであると思いますが、様々な要因で前向きに学習出来ないということは誰にでもあります。

そんな時でも、どんな時でも、エレファースに来たら少し気持ちが軽くなって笑顔になって頂きたい、

楽しい学びの時間を過ごして頂きたい。

お帰りの際、いつもの元気なSくんの姿を見ながら、思いを強くしました。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

Sくん、「学校でね、ストレスがね、・・・」とは心配ですね、まだ小3なのに。それにしても、よい形で気持ちのサポートができましたね。お母さまに背景を伺って、ストレスの要因をきちんと把握してあげることは必要ですが、気持ちを切り替えられたことはすばらしかったですね。学年が上がるにつれて、ストレスは増すかもしれません。でも小さなうちに、ストレスを上手に乗り越えていくスキルを身に付けていくことも大切です。

 

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4421.~就労内定に向けて~

4421.~就労内定に向けて~

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 ~今日のElephasブログ:「前期現場実習+漢検受検」(6月17日)

おはようございます。越谷教室の田中です。

就業技術科3年生になったA君の前期現場実習が始まりました。

2年後期実習時に、1年時から継続している課題の他に新たに幾つかの課題が見つかり、

直後は少し後ろ向きな気持ちになりかけていました。

そんな時、高校入学前までの彼なら、お母さまや講師の助言等に耳を貸さず、

「もう嫌だ!」となってしまうところもありましたが、

でも高校の2年間でA君は大きく成長しています。

他者の助言をよく聞き、どうしたらよいかを考え、

後ろ向き気味の気持ちを前に向かせることができるようになっています。

課題克服に向けて学校・家・塾で頑張り、

「こういった場面では気を付けないと!」と意識できるようになりました。

後は実習中、課題に直面した時にも同じように意識できるか、です。

今回の実習中には漢検受検日が重なってしまい、そのための勉強も重ねてきました。

時には、

「漢字との闘いに負けそうだ」と涙ぐむ日もありましたが、お母さまから、

「だいぶできるようになっているね」と褒められるまでになりました。

実習への課題克服も、漢検対策も、本当に真面目に頑張ってきました。

両方とも、後は、持っている力を十分発揮するだけです。

実習明け(漢検受験後)の笑顔を楽しみにしています。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

A君、大きく成長されましたね。就業技術科受検直前のA君の頑張りもよく記憶しています。越谷から西国分寺の講習会場にも、ひと月の間の日曜日、毎週通われましたね。そのひと月間にも面接態度など見違えるように変わられました。その後の就業技術科で更に教科学習や職業学習を積み重ねられ、今に至ったA君。就労内定に向け、着々と歩を進めていきましょう。

 

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4420.~経験から得たものは~

4420.~経験から得たものは~

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 ~今日のElephasブログ:「お父様との2人旅行」(6月16日)

おはようございます。越谷教室の森田です。

この春高等部1年生になったKさんは、好奇心旺盛で、とてもお話し好きな女の子です。

そして去年からお父様との2人旅行を楽しんでいます。

初めてのKさんとの2人旅は、近場のバス旅行から始められました。

そして、だんだんと回数を重ねるうちにお父様もKさんも自信をつけて、先日は富山県の立山連峰や黒部ダムまでお父様の運転で遠出されて、7時間に及ぶハイキングや探索を楽しんだとのことです。

Kさんが、春なのにまだ雪があって寒かったと興奮気味にお話ししてくれました。

授業では、そうした楽しい体験から生まれるKさんの思い出をじっくり聞いて、

特に印象に残っているところをパソコンのパワーポイントを使って日記にしています。

日記にするためにはいつ、どこで、だれと、何をして、どう思った、という事を明確にしていく作業が必要になります。

そうしたことを意識して、講師はKさんのお話しを誘導していきます。

回数を重ねていくうちにKさん自ら、時系列にお話しができるようになり、

「何時ごろ、ここでこんなことしたよ。それから、ここに行ってホテルに泊まって、お土産買ったよ」などと

とてもわかりやすく伝えられるようになりました。

時には、インターネットで宿泊したホテルを検索して見ることもあります。

その話し方は、思いのままに話すというのとは明らかに変わってきて、

“相手に伝わるように話すこと”を、しっかり意識しているのがわかります。

そしてそこからは、色々体験した、驚きや楽しかったことを、“分かってほしい”という気持ちが伝わってきます。

実体験に勝る経験はないのだと実感します。

これからも、お父様との楽しい2人旅の思い出を、Kさんと一緒に色々な形で授業にも取り入れていきたいと思っています。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

Kさん、お父様とすばらしい経験をなさっていますね。楽しいこと、心の動くことが、知識においても言葉やコミュニケーションにおいてもKさんを大きく成長させてくれていますね。コミュニケーションの動機づけは、そもそも“伝えたい”という気持ちです。Kさんはそれが、“分かってほしい”というところにまで発展しているのですね。教室ではさらに講師が聞き手となって、Kさんからのお話しを引き出し、パワーポイントによる日記へと形式化しているとのこと。良い連鎖が次々につながっていきますね。

 

 

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4419.~安心感+手応え~

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 ~今日のElephasブログ:「安定感を大切にしながら…」(6月15日)

おはようございます、越谷教室の西です。

Sくん、ご入会当初は自分の話したいこと優先でした。

学習時間が少なくならないように、講師としてはどの課題から、またどの作業から始めようかと、

Sくんの表情を注視しながら無理のない学習の流れを考えていた時期がありました。

今では講師のそんな緊張は必要なく、落ち着いた授業が出来ています。

漢字書字では、A4用紙に2文字程度の大きなサイズでなぞっていた時期もあったのですが、それが今は、

「漢字は 書き順があるんだよね」と言いながら、一般ワークのサイズでも書けるようになっています。

算数も大好きで、学校からのワークをお持ちになり、教室で進めることもあります。

ページを繰りながら、

「ここまでやれた!」と達成感をあじわい満足されています。

そんな心の安定感を大切にしながら、学習を進めています。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

Sくん、学習態勢が整って来られたようですね。「この教室は、無利なことをやらされたりしない」「ぼくの分かりそうなこと、できそうなことをやらせてくれる」「先生となら学校の宿題もスイスイ進む」「分からなくても、叱られたりしない」・・・、こんな一つひとつの積み重ねによって、安心感や講師との信頼関係が形成されていきます。その上に、手応えや達成感を持てるように授業を進めていくこと、Sくんの成長はそれらの成果ですね。

 

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4418.~体験~

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 ~今日のElephasブログ:「蛍、緑がかった光がきれいだった…」(6月14日)

おはようございます。越谷教室の御供です。

6月、夏ですね。

先日、Tくんは蛍を見に行かれたそうです。

公園のなかにある蛍のスペースで、緑がかった光がきれいだったとのこと。

それでは・・・と、授業で蛍のステージアートに取り組みました。

「きれいな川じゃないと、蛍は見られないんだよ」、

「川には他にもいろんな生物がいるんだよ。あ、でも夜だからみんな寝ているかな」など会話が弾みました。

進出漢字の「光」「教」「岩」「場」を使って一文つくりもできました。

動画も簡単に見られる環境ですが、実際に体験したことはとても強い印象として、自身の中に残るのだと感じました。

教科の学習においても、体の中に残るような授業を行いたいと思っています。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

Tくん、ほんものの蛍とはどれ程きれいだったことでしょう。体験が会話となり、工作となり、理科となり、漢字となり、文となり、・・・一つにつながっていきますね。”蛍の緑がかった光”、体験されたからこその表現ですね。

 

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4417.~数学で、高得点~

4417.~数学で、高得点~

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 ~今日のElephasブログ:「自信がつきました」(6月13日)

おはようございます。中野坂上教室の福沢です。

中野坂上教室には、高校生の生徒さんも通っていらっしゃいます。

中間テスト前は緊張していた生徒さんも、終わるとホットした表情で結果を待ちます。

都立高校に通うS君も中間テストを終えて、結果が出始めました。

「S君、結果でましたか」と聞くと、

「答案は忘れましたが、点数は数Ⅱも英語も平均点を超えました」とうれしそうに話してくれました。

そっと教えてくれた点数は、がんばった数学が高得点でした。

「前より、数学は自信がついてきました」と笑顔で話すS君が、とても頼もしく感じられました。

何度も何度も同じ問題にチャレンジして、この形の問題なら数字が変わっても大丈夫、となるまでがんばって練習したことで、

S君は、

「自信がつきました」と言えるようになりました。

よくがんばったね。

S君は、「わかんないよ」、

「なんで違うんだ」とつぶやきながらも、

「大丈夫、S君はできる。数字が変わってもこの形の問題の解き方は同じだから、繰り返し練習しよう」という講師の声掛けを信じてがんばりました。

S君、信じてくれてありがとう。これからも、S君に信じてもらえるように、そしてS君が小さな自信を積み重ねていかれるように、声をかけ続けていきたいと思います。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

S君、中間テストの結果として納得のいく数字を得られたことで、講師の言葉に確信を持つことができましたね。「勉強って、こうすればいいのだ」と。また「自信もこのように行えば、結果を出すこともできるのだ」と。自身への信頼と、講師への信頼。今後、たとえ課題に行き詰まることがあったとしても、今回の経験はそれを越えていく力となり得ますね。

 

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4416.~約分で自信を~

4416.~約分で自信を~

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 ~今日のElephasブログ:「型を覚えて、お手のもの」(6月12日)

おはようございます。東中野教室の渡部です。

分数のかけ算を練習中のFさん。

約分はお手のものです。

少しのやりとりで覚えてしまいました。

講師が感心していると、

「空手の型を覚えるのも早いよ」とのこと。

なるほど分数の約分をするのにも順番やきまり、確かに型があります。

型を発見して解いていたから早かったのです!

計算に取り組むFさんを見て、頼もしい気持ちになりました。

空手を通して論理的な思考も育ってきているのですね。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

約分で躓くケースも少なくない中、Fさん、すばらしいですね。空手の型と同様に、約分も型で習得とは大したものです。この勢いで、他の単元や学習全般への取り組みにも拍車がかかることでしょう。

 

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4415.~課題、達成~

4415.~課題、達成~

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 ~今日のElephasブログ:「次の手段や改善点を」(6月10日)

おはようございます。東中野教室の安齋です。

T君は、計算が大好きな頑張り屋さんで、プリント1枚終わると、手を伸ばして「もっと」とアピールしてきます。

解いていることが楽しいようです。

ここ数か月「繰り上がりのあるたし算」(2桁)に取り組んできました。

以前から、「繰り上がりの無いたし算」ならほとんど間違えること無く解くことが出来ましたが、

なかなか「繰り上がりのあるたし算」が出来きませんでした。

足して10になる数は理解しているのですが、繰り上がりの1を入れない、上位桁から計算するなどの間違いをします。

説明した時は出来ますが、すぐに戻ってしまいます。

親御さまに取り組み状況をご説明しご協力いただいて、「繰り上がり無し」のプリントと「繰り上がりあり」のプリントをお家でも交互に繰り返し解いてもらうことを続けました。それを繰り返すこと数回、一度解いた後、間違いに気付いた時には、鉛筆を持った手を動かして考える時間が長くなり、T君自身で書き直しするまでになりました。

今では繰り上がり有無の混在するプリントでも解くことが出来ます。

あきらめず、同じことを何回も繰り返し、その中で次の手段や改善点を見つけていくことは大事だとあらためて思いました。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

課題を設定したら、必ず達成できるように取り組んでいく。プリントの1問1問に取り組むのは生徒さんですが、課題達成のための創意工夫やいろいろな算段などへの取り組みは講師の役割です。ご家庭での協力を得られるようにお伝えするのも算段の一つ。それもただプリントを宿題としてお渡しするのではなく、宿題の意図と行い方を明確にお伝えすること、そこがポイントです。T君のケース、講師の努力が実りましたね。

 

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