598.トナカイの角

598.トナカイの角
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 鹿の中で、オスにもメスにも角があるのはトナカイだけだそうです。オスの角は他の動物と同じく、オス同士の闘いの時に使うそうですが、メスの角はツンドラ地帯の暮らしの中で、雪の下のエサを掘り出すために使われるそうです。子どものために一生懸命にエサを確保する母親トナカイ、大いに共感できるところがありますね。

 そんなことを学びながら、教室ではトナカイを描き、サンタクロースを描き、ツリーを描き、・・・とクリスマスを待ちながら寒いながらもこの時季を楽しんでいます。

 毎年こんな風に過ごしながら、生徒さん方は成長していかれます。今年は冬休み返上で、受験の仕上げにかかっている生徒さんも少なくありません。幼児期や小学生の頃に味わった楽しみが、時が来れば目的に向かって頑張る力に変わっていくようです。

 自然の中の恵みや知恵、私たちも自然の中の一つとして、やるべきときには、その力が発揮できますように、それぞれの今、冬を過ごしています。

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597.ご質問にお答え:母子分離


597.ご質問にお答え:母子分離
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 まず第1は、
「離そう、離そう」とあまり思わないことです。

 初歩にも初語にも、排泄の自立にも個人差があるように、母子分離の時期にも個人差があります。それは、環境にもよりますし、お子さんの気質にも発達段階もよります。

 
 母子分離を拒むお子さんは、やはり「一緒にいたい!」と必死で主張しているのです。ならば、一緒にいてあげましょう。

 嫌がるのを何か上手いやり方で引き離すことを考えるのではなく、お子さん自体が自然に「ひとりでも、だいじょうぶ」と言える、そんな心理的状況にしてあげることを考えましょう。

 まさに、イソップ物語の「お日さまと北風」です。引き離そうとすると、よけい強くしがみついてきます。

 「お母さんと一緒でなくてもだいじょうぶ」というのは、お日さまにぽかぽか照らされているような、安心感と満足感に浸っている状況です。

 ですから、寝ている間やちょっとおもちゃに夢中になっている間にお母さんがいなくなってしまった、というような状況は決して作らないことです。それは、お母さんはいついなくなるかわからないという不安を与えてしまうだけだからです。これが第2に大切なことです。

 母子分離トレーニングは、「いいわよ、いつもお母さんと一緒ね」というお子さんへのゆったりとした許容とお母さまのゆったりとした身がまえから始まります。

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12月2日(木)のつぶやき

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71.「横浜港は、海鳥がいっぱいだ!」 http://bit.ly/flYIwB
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570.適度な刺激を(ダウン症)2 #goo_34723472 http://t.co/Za9rv1M
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596.子どもの求めているものは? #goo_34723472 http://blog.goo.ne.jp/34723472/e/c33a1b6814751113a3e689e70ee3c63a
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596.子どもの求めているものは? http://bit.ly/gI87Kf
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596.子どもの求めているものは?


596.子どもの求めているものは?
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 (つづき)おとといのお話のドラえもん、ドラえもんも子ども達の大の人気者、
やはりそこにも子どもの求めているものがあるのですね。それはなにか、・・・・・。

 ドラえもんはものび太くんにとって、
 ・「しようがないな」と言いながらも、困っているのび太くんのことをわかってくれる存在。
 ・決して、叱らない存在。
 ・ポケットから道具を取り出して、解決してくれる存在。

 子ども達は、そんな存在を望んでいるのです。

 ・「ぼくの気持ちをわかって!」
 ・「叱らないで!」
 ・「どうしたら、いいの?」

 周囲がドラえもんのように対応してあげれば、子どもは成長します。安心が成長の種です。信頼が自信の種です。やがては、自分で
問題決できるようにもなります。

 お子さんがびっくりするような道具を私たちも出してあげましょう。

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595.ヘルパーさんから学ぶ


595.ヘルパーさんから学ぶ
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 子どもは一体どのようにして欲しいと望んでいるのか、どんな対応を求めているのか、
言葉でまだ上手く説明できない子どもの真意はなかなか捉えられないことがあります。

 でも、子どもがどんな人といるときにリラックスしているか、また子どもがどんな人となら居心地良さそうしているかを見ていると、子どもがどのような対応、環境を求めているのかが見えてきます。

 たとえば、教室のある生徒さん、小学校の中学年の男の子でしたが、同じ時間帯に通ってきていた高学年の女の子をとても気に入っているようでした。住まいも同じ方向でしたので、一緒に帰ることも多かったようです。

 男の子はどちらかと言えば少しストレスの強い方で、時にかんしゃくを起こすようなこともあるタイプでした。女の子の方は言葉も動きもゆっくりめで、穏やかでやさしいタイプでした。男の子はきっと、気持ちの安らぐ穏やかな環境を求めていたのですね。その女の子といると、男の子も何ともやさしい表情になるのです。

 もう一人の生徒さん、高校生です。ヘルパーさんと教室に通ってきています。授業のあとの、そのヘルパーさんとの外出や、食事を楽しんでいます。しかしそれだけでなく、そのヘルパーさんと一緒にいること自体がなんともリラックスできるようなのです。

 やはり、物静かで穏やかなヘルパーさんです。この方はある意味、本当にヘルパーとなり得ていて、生徒さんの行動を傍らでそおっとサポートしているといった感じです。

 生徒さんにしてみれば、足りないところを自然に補ってくれる自分の一部のような存在に思えるのかもしれません。

 ・・・私は教室の生徒さん(あの女の子)からも、ヘルパーさんからも学びます。この生徒さんが求めているものは何なのか、どのような言葉かけや、援助や対応を望んでいるのか。いつも明るく元気で、生徒さんをグイグイ引っ張っていくだけが、講師の役割ではないということにも気づかされます。

 きのうのお話のドラえもん、ドラえもんも子ども達の大の人気者、やはりそこにも子どもの求めているものがあるのですね。それはなにか、また考えてみたいと思います。

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413.3月はチャンスです!

413.3月はチャンスです!
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 学校の学習が先に進まない今、復習をするチャンスです。

 きのうは「やすめ」と言ったのに・・・と思われるかもしれません。それは、人それぞれなのです。疲れている方は気兼ねなく休みましょう。これまで休んでいた方、またちょうど波に乗ってきた方、少し余力のある方は復習のチャンスです。

 本来ならば、学校の時間何に練習・復習する時間が確保できることが理想です。いえ、理想と言うよりもそうあるべきだと思います。ある一定の期間に学習を進めたならば、その後には練習・復習の時間があって然るべきです。

 中学や高校の定期考査も同様です。試験範囲の授業は、試験の1週間前には終了させておくべきでしょう。その後に1週間、9教科のための復習の時間を取るべきです。教えっぱなしでは、成果があがるはずがありません。

 平均的に、評価5・4・3・2・1の子どもが適度に分布されていれば、問題なしと考えられているのでしょうが、評価3以下の子どもたちはまずはその範囲の学習内容を理解していないと言っても過言ではありません。ですから、高校生になって九九や分数が不完全のような生徒達が出現してしまうのですね。

 でも、ここでこんなことを言っていてもしかたありません。しかも今日は、3学期の定期考査を終えた生徒さんから良い報告を聞くことができたのです。苦手な国語にも成果が現れてきました。

 さあ、ゆったりとした気分で復習をしましょう。教科書自体を復習するというより、書字、読字、音読、短文の読解、計数、九九、計算などの基本的機能のトレーニングとなるような復習をしましょう。

 苦手な分野のできるレベルの問題からスタートしましょう。簡単な問題を確実にトレーニングしていくことが、自信につながるだけでなく、結局は本物の力となります。

 
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412.一息いれる勇気を

412.一息いれる勇気を
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・・・この1年間を駆け抜けるようにして過ごしてきた方は、休むことも必要です・・・
今月のメッセージはこれだけです、と言っても過言ではありません。

 ちょっと学習が負担になってきて、
・親御さんもお子さんもストレスがたまったり、
・この先が心配でたまらなかったりとか、
・成果が見えなくて親御さんは怒りたくなるし、お子さんは怒られてばっかり、
・親御さんからは笑顔が消え、
・お子さんは弱いものにストレスをぶつける、
 
 というような方、いらっしゃいませんか?

 ずい分、がんばってこられましたね。ここで一息つきましょう。お子さんには、やればやるだけの能力があることは分かります。しかし、少しやりすぎたり、少々要求レベルが高かったり、失敗を咎められたりすると、お子さんはこちらが思っている以上に気持ちを損ね、ストレスを抱えて、学習に対する悪循環が始まってしまうのです。

この悪循環を一度たち切るためにここで一息つきましょう。

 ”ここでがんばっておかないともっと大変になる”、と焦る気持ちはわかります。が、マイナスの循環をさらに深めてしまうことは、もっと大変な状況になってしまいます。それより、勇気をもって一息つきましょう。その方が、この先の大きな前進が期待されます。

 私の家の近くの花屋さんは、お正月や夏休みには1ヶ月完全にお店を閉めて、休暇をとってしまいます。この時期に、ずい分勇気のあるスケジュールです。でも、休暇が終わってお店がまた始まると、お店の前は色とりどりの花の苗が4重5重と並べられ、それはもう見事なものです。切花は置かずに、鉢植えと苗ばかりを扱っているお店です。扱うものも絞っているのです。あれもこれもと扱っては手間や管理が大変でしょう。が絞っている分、お客さんには良い商品を提供できているようです。1ヶ月の休暇から得る力は、とても大きなものがあるのでしょうね。

 親御さんもゆっくり休んで力を回復されたら、気持ちも変わって新たな思いでもっと効果的に学習を進められることでしょう。お子さんも休ませて、気持ちを解放させてあげましょう。お子さん本来のいい笑顔がきっと戻ってくることでしょう。

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