619.だるまさんの目


619.だるまさんの目
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 各地でのだるま市の様子が新聞やテレビで報じられています。
 ある新聞の見出しは、「夢託す だるま市」とありました(読売新聞1月4日)。
 いいですね、夢や希望を持つということは。受験の合格祈願の方もいらっしゃるかもしれません。
 
 教室にももうすぐそこに受験を控えて、お正月返上の生徒さんも少なくありません。
きっとご家族と合格祈願をしてこられたことでしょう。

 神事には、宗教を問わずある種の形が明確にされています。
 形から入ることによって、自ずとそこに心や意志が伴ってきます。
 その逆は、なかなか難しいものです。

 手水で清める、鈴を鳴らす、お賽銭を入れる、二礼二拍手一礼、・・・みな形が明確です。見よう見まねで参拝することによって、祈りの気持ちが形成されます。

 だるまも形式を踏まえたもののひとつです。願いを込めて片方の目を入れ、願いが成就されたらもう片方の目を入れる。

 言葉だけで目標を立てるよりも、目を入れるという行為によって、目標を持つ気持ち、つまり意志や意欲がより明確になります。目標に向かって頑張る力が湧いてきます。

 置き上がりこぼしでもあるだるまさんには、「七転び八起き」「だいじょうぶですよ」の意味も込められているそうです。ユーモラスの中に、心強い力が秘められていますね。

 機会があったらだるまさんに目を入れて、目標をしっかりと確認してみるのもいいですね。
 

造形リトミック研究所
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618.朝には希望を


618.朝には希望を
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 三が日も過ぎました。
 昨日は、新年の新鮮な空気をと高尾山に出かけました。穏やかな晴天で、はるか遠くまで折り重なる山々、間近の木々や沢、どことなく春を感じられる光に包まれ、豊かな自然を満喫しました。

 山頂近くは、薬王院有喜寺への初詣客でいっぱいでした。
 初詣客が多いということは、多くの方が今年への期待と意欲を持っているということの表れです。昨年のことをリセットして、新しい気持ちで新しい年に臨めることはすばらしいことです。

 これから始まる日々も、一日のことはその日の終わりにリセットして、また翌朝、希望を持って出発できるとよいですね。でもなかなかそうは行かずに、前の日のことをついつい引きずってしまいがちです。

 暮から新年への象徴的な神事は、いずれの宗教かを問わず、日々の生き方、あるべき様式を形式的(=形として)に表しているものです。お正月だけではなく、これから始まる毎日が大切です。日々の生活にも、初詣の形式から得たものを生かしましょう。

 日々気持ちをリセットして、希望をもって朝をむかえられるような生活、
そんな日々がお子さんの成長にとっても大きな力となるのです。

 
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617.「勝ち方」「負け方」


617.「勝ち方」「負け方」
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

お正月、いかがお過ごしですか?
かるたやゲームを楽しんでいるご家庭もおありでしょう。

ところで発達相談では時おり、
「負けると怒ってしまって、ほんとうにもうダメなんです!」という悩みを伺います。

元旦からせっかくおだやかに過ごそうと心がけられても、
それではすぐに台無しになってしまいますね。

お子さんが「負け」を受け入れられない段階の時は、
まずはお子さんが勝てるように設定してあげましょう。

そのとき負けた親御さんは悔しがり、
「今度はお母さんを(又はお父さんを)勝たせて!」と提案してみましょう。

その提案をすることで、今度はお子さんが負けることの予告をすることとなりますから、いきなり負けるよりは「負け」を受け入れやすくなります。
また、相手に勝たせてあげるという、つまり相手より「優位」に立たせることも、
「負け」を受け入れやすくする条件となります。

そして親御さんが勝ったら、「うれしい、今度はお母さん(又はお父さん)の勝ち!」とうれしさを表現しましょう。そしてお子さんに「ありがとう」、と言ってもう一度「優位」に立たせてあげましょう。

自分が負けても、相手に「ありがとう」と言われることで、なんだか自分もうれしいような気になれるのです。

最後にもうひと勝負し、今度はお子さんが勝てるように設定して、お子さんの「勝ち」で、勝負を終わらせてあげましょう。

このように「勝つうれしさ」と「負ける悔しさ」を双方が意識的に経験することによって、「勝ち方」「負け方」を学習させてあげるのです。

そして、少しずつ相手が見えるように経験させていきます。

自分が勝ったときには、負けて悔しがっている相手がいること。
自分が負けたときは、勝ってうれしがっている相手がいること。
勝つときもあれば、負けるときもあること。

こんなプロセスを経て、やがては真剣勝負で勝ち負けを競えるように成長させてあげましょう。いきなり理屈で押しても難しいことがあるのです。これもまた、”急がばまわれ”です。

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616.一年の計は元旦にあり


616.一年の計は元旦にあり
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

あけましておめでとうございます。

一年の計は元旦にあり
何事も最初に計画や準備をすることが大切だということです。

これからの一年を
どんなふうに過ごしたいのか、と少し思い描いてみましょう。
ご自身の目標、ご家族との対応、お子さまとの対応、・・・。

新年は、気持ちを切り替える大きなチャンスです。

ご自身もご家族も気持ちが安らいでいます、また、新年の清々しさを感じています。
皆さんが気持ちを新たにしているときこそ、良い循環を作りだしやすいものです。

「おだやかに、たのしく、やすらぎのある生活を」

お子さまの成長は、この土壌があってこそ保障されます。
まず元日の朝(=元旦)、この思いをもって過ごしましょう。
朝思うことによって、一日が変わってくるでしょう。元日が変わることによって、二日目も変わってくるでしょう。そして三日目も。
どこかで、崩れてしまったら、また立て直しましょう。

でもとにかく、元旦は生活のみなもととなる心に目を向け、
どうありたいのか、どうあるべきか、内側に目を向けましょう。

本年も佳いお年となりますように
ご多幸をお祈りいたします。

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615.年越しそば


615.年越しそば
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 「年越しそばはいつ食べるのか?」と見出しがありましたので興味を持って読んでみましたら、大晦日の説と新年明けて元日の説がありました。

 私の興味は、大晦日のうちの何時に食べるのかという点にありましたので、いささか興ざめでした。でもその代わりに、年越しそばの由来について新しく知ることができました。

 その由来は、
 そばの「細く長く」というところから、「地道に健康で長生きを」という願いが込められているものと、子どもの頃からなんとはなしに理解していました。

 しかし、それは諸説の中の一説とのこと。

・江戸時代、金銀細工の金を寄せ集めるのにそば粉で作られた団子状のものが使われていたことから、「暮の金銭の回収」に掛けたという説。

・そばが切れやすいという性質を持っていることから、「旧年の災厄をすっぱり切る」の意との説。
・鎌倉時代、あるお寺で貧しい人々にそば餅を振舞ったところ、翌年から運が向いたという出来事にあやかって、との説。

・風雨にさらされ倒れても、日がさせばすぐ起きあげる丈夫なそばのように、という決意を込めて、との意。

・新陳代謝の良いそばを食べ、すっきりして新年を迎える、の意。

(www.hakuraidou.com/egomasoba/toshikoshi.htm)

 お子さんが理解しやすい説をお話してあげましょう。感覚的にピンとくるものが良いですね。

 さて、年越しそばは大晦日のいつ頃に食べるものなのでしょう?
やはり、除夜の鐘を聞きながら・・・が趣ふかいように思います。皆さまはいかがでしょう。

 あと数時間で、今年も暮れます。
 本年も大変お世話になりました。
 来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

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