4728.~宿題、習慣づくりから~

4728.~宿題、習慣づくりから~

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「宿題スタート!」(6月10日)

おはようございます。Elephas西国分寺教室の髙須です。

通い始めて1年半ほど経つSちゃん、ご家庭の事情もあり、これまでほぼ宿題を出していませんでした。

小学5年生になった今、そろそろ宿題を出してもいいのではないかと、

5月の連休明けから1枚だけ出すことにしました。

割り算のプリントです。

お迎えにいらした親御さまに、授業で行った計算の仕方をお伝えし、「この方法ならできますよ」と明言して、お出ししました。

プリントは、設問数を少なくし、九九表を見ながらでもOKということにして宿題スタートです。

初回、全問とまでいかずとも宿題に着手できました。

「Sちゃん、偉い!」

2回目以降、全問解いています。

Sちゃんに

「宿題できた!やれたね。がんばりました!」と声をかけると、はにかみながら笑みを返してきました。

この調子を保持して、エレファースでの学習をより確かなものにしてほしいと思います。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ

宿題の取り組み、良い循環が始まりそうですね。「わり算:設問数を少なくし、九九表を見ながらでもOK」、そこが良かったですね。しばらくはこのスタイルで。宿題への取り組みが無理なく定着出来たら、少しずつ量を増やして行きましょう。または、科目をもう一つ加えましょう。内容は、はじめの通り「この方法ならできますよ」というもので。宿題は内容の理解よりも、まずは取り組む習慣の形成を優先しましょう。

 

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4727.~頑張れる力~

4727.~頑張れる力~

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 ~今日のElephasブログ:「虫食い わり算」(6月8日)

おはようございます。Elephas西国分寺教室の横山です。

小学4年生のIくん、その日はなんだか疲れた様な顔で教室に入ってきました。

5月とは思えない暑さだったため、講師が

「ここまで歩いてくるだけでも暑くてたいへんだったね。暑いけど今日も一緒に頑張りましょう」と挨拶しましたが、

どうも顔色が晴れないようでした。

お母さまのお話によると、Iくんはわり算の虫食い筆算が解けなくて悔しい思いをしているということでした。

そこで、今日の授業は予定を変更して、この問題をいっしょにやってみることにしました。

初めにIくんが、「一番下は余りが0なのでここは5になって、ここは上から降りてくるので7になる」という具合に書いていきました。そして、

「でもここは上が空白なのでわからないし、その上も空白なのでこれ以上進まないよ」。

講師が「そうだね。そこはもうこれ以上埋められないね。でもまだいっぱい空白があるから、どこか他の場所でわかるところは無いかな?」。

Iくんは「上からやってみる」と言いながらしばらく考えましたが、

「やっぱり上も書けるところは無いよ」とつぶやきました。

しばらくお互いに考え込みましたが、

講師が「ここの15は、割る数の5とかけ算して15になるところだから・・・」と話し始めると、

Iくんが「わかった。ゴサン ジュウゴだから、ここに3が入る」と嬉しそうに答えました。

さらに「こっちも同じかな?」と言いながら、先程まで考え悩んでいたところに一つ一つ答えを見つけて書き入れて行きました。

そしてついに全ての空白に数字を入れることができました。

Iくんは教室に入って来た時と違って、とても明るい表情になっていました。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ

むずかしい問題を抱えてきたIくん、でもよく再チャレンジで頑張りましたね。途中でしばらく考え込みながらも、最後まで辿り着けました。その“頑張れる力”、すばらしいですね。完成した時のうれしさは、何物にも代えがたいものですね。

 

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4726.~小さな積み重ねが~

4726.~小さな積み重ねが~

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 ~今日のElephasブログ:「成長を感じながら」(6月7日)

おはようございます。Elephas西国分寺教室の小川です。

「今日、カレンダー作るの?」と笑顔で質問するKさん。

講師が

「今日はカレンダーを作る日だよ!」と答えると、

「そっか~!」と嬉しそうにブース内の椅子に座って授業開始の挨拶を交わします。

毎月、オリジナルカレンダーを作ることがルーティーンとなっており、

Kさん自身でエクセルのカレンダーフォーマットに日付を入力し、お気に入りの画像を貼り付けて完成させます。

Kさんがパソコン入力の練習を始めた当初、アルファベットの入力は一文字一文字、アルファベット表を確認しながら入力していましたが、

今ではその確認表はほぼ必要ないくらいまでに上達し、成長が感じられます。

Kさんの成長を感じられることは他にもあります。

毎回の授業の最初に面接練習をしており、その際の「最寄駅」の質問に対しては

「○○駅!」と元気に答えます。

その度に講師が

「何線かな?そこまで答えようね」と伝えると、その時はしっかりと返答できますが、中々定着が難しい状況でした。

最近になって

「△△線の○○駅です!」と返答できる回数が増えてきました。

講師が

「しっかり△△線って言えたね」と伝えると、

「うん、言えた!」と笑顔が返ってきます。

これからもKさんのちょっとした成長も感じながら、サポートしていきます。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ

まさに、積小為大。講師が生徒さんの変化に気付けることはとても大切です。小さな変化を見落とさずに積み重ねることが、大きな成長につながります。それにしても、Kさんの明るさと元気はすばらしいですね!

 

 

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4725.~リズムに乗って~

4725.~リズムに乗って~

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 ~今日のElephasブログ:「リズム造形:心を整える力も」(6月6日)

おはようございます。Elephas 国立北口教室の鵜澤です。

先日、リズム造形の力を改めて感じることがありました。

長く教室に通っているHさん。

日中に予定外のことがあり、教室に到着した時はまだ心が落ち着いていませんでした。

そこで、Hさんの大好きなリズム造形の♪「3かく」を流したところ、だんだん瞳がキラキラしてきました。

講師が歌いながらクレヨンで描いていると、Hさんは自らクレヨンを手に持って三角を描き始めました。

完成すると、自信たっぷりに講師に見せます。

その後の学習は実にスムーズでした。

リズム造形には心を整える力もあるようです。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ

音楽の力、すばらしいですね。Hさんにとってリズム造形の曲は、幼児期から繰り替えし親しんだ懐かしいメロディーであり、八分音符で刻むそのリズムはHさんの気持ちにリズムカルに働きかけます。その上で、この曲があれば“描ける!”というプラスの思いと安心感がHさんの気持ちを回復させるのでしょう。リズム造形20数曲、そのそれぞれ数十秒の曲にはそんな力があります。

 

 

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4724.~より高いものへ~

4724.~より高いものへ~

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 ~今日のElephasブログ:「妥協したくないんです!」(6月5日)

おはようございます。Elephas国立北口教室の八箇です。

W君は、いつも集中して意欲的に課題に取組んでいます。

間違えたり分からなかったりすると少しがっかりすることもありますが、

復習したり反復練習したりして、自力で解ける問題を着実に増やしています。

そんな努力もあり、漢字検定は、4級・3級・準2級と合格しています。

今は2級合格に向けて勉強中です。

また、学校の勉強も良く頑張っています。

テストや成績表をみても、良い成績を修めていると思うのですが、

講師が褒めてもあまり嬉しそうな表情は見せません。

「妥協したくないんです!」 W君のそんな強い意思を感じます。

W君これからも一緒に頑張っていきましょう。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ

「漢字検定は、4級・3級・準2級と合格」、W君、誰が見てもすばらし成果ですね!「間違えたり分からなかったりすると少しがっかりすることもある」というW君、そのようなところは前から聞いていました。が、このブログを通して、W君への見方が変わりました。「やっぱり…」「ダメだ…」という悲観的なマイナス志向ではなく、それはより高いものへ向かおうとするW君の意欲故の「がっかり」だったようですね。「妥協したくない!」、その思い、本当に力強いですね。

 

 

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4723.~Elephas模擬にチャレンジ~

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 ~今日のElephasブログ:「職業学科受検に向けて」(6月4日)

おはようございます。Elephas国立北口教室の今村です。

職業学科の受検対策として3月から教室での学習をスタートしたK君。

4月から中学2年生に進級し、6月に初めてのエレファース模擬を受検します。

面接の練習では、所作から視線、姿勢、声の大きさや話すスピードと今まで経験したことの無い視点で

今の自分がどうなのかを認識していきます。

「面接って大変なんですね…」とK君から言葉が漏れました。

「大丈夫、大丈夫、だんだん楽しくなってくるから!」

例年こんな感じでスタートした生徒さん方が、受検直前には凛々しく志望動機を話す姿が浮かびました。

まだ2年生のK君ですが、6月の模擬で少しでも手ごたえを感じられるよう取り組んでいます。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ

6月23日に実施される、今年度第1回Elephas模擬。K君、中2生として初めての受検ですね。早期対策は、やはり目標の達成率を高めます。模擬という場に慣れること、時間内課題に対応すること、自力でどこまで取り組めるかチャレンジすること、模擬ならではの効果が種々あります。K君、今回の模擬でしっかりと現時点での力を把握し、目標を設定して着実に準備を進めていきましょう。

 

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4722.~機能を補う~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

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 ~今日のElephasブログ:「文づくり」(6月3日)

おはようございます。Elephas中野坂上教室の福沢です。

「先生、今日は何する~?」という一声から始まるKちゃん。

「今日は、どんな文ができるかな、楽しみだね」、

「おもしろい文になるといいな」。

こんな会話から、Kちゃんの授業は始まります。

Kちゃんの授業が始まる前に、講師はいつもワークや教科書とにらめっこしながら、

面白い文や楽しそうな文などを探します。

見つけると、その文を文節ごとにばらばらにします。

そのばらばらになった文を、Kちゃんの前にばらばらにおいて、文づくり開始です。

Kちゃんは、楽しそうに文節を一つ一つ並べながら、

「先生! できたよ!」とうれしそうに、講師に見せます。

Kちゃんは、勉強するのが好きではありません。

でも、この文づくりは大好きです。

どんな文になっても、講師は

「おもしろいね、よくできたね」と、一緒に楽しみます。

一緒に楽しむことができるようにと考えた文づくりですが、

この「一緒にたのしむ」時間が、Kちゃんにとってはうれしかったようです。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ

Kちゃん、“文づくり”がとても楽しいようですね。「勉強するのが好きではありません」、そこにはKちゃんのもつ機能的な課題があるのでしょう。その機能を補う手立てを上手に組み込んだのが、この“文づくり”。自身が構成した文を講師と読み味わいながら、意味の理解も増して行くことでしょう。“おもしろい” “たのしい”が一番です!

 

 

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4721.~自習コーナー、新設~

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 ~今日のElephasブログ:「やりたい、がんばりたい」(6月1日)

おはようございます。Elephas東中野教室の秋笹です。

教室に自習室ができました。

初めて利用されたKさん! 授業後に「勉強していくね」と40分ほど利用。

ブースから見えるのでたまに確認して声がけしています。

きちんと学校の宿題やエレファースの宿題をなさっていました。

別日のオンライン授業の最後に、

「また、来週授業後に自習していくからね」と楽しそうにおっしゃっていたのが印象的です。

次に利用されたのは高校生になったばかりのK君。

授業時間まできちんと学校の課題に取り組んでいました。

自習室ができたことで、生徒さん方に「この新しい机で自ら勉強したい」という思いが芽生えてくれたことが

とても嬉しいことでした。

今後も「自らやりたい」「自ら頑張りたい」という気持ちが育つ声がけや環境づくりに取り組んでいきたいと思います。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ

新設の自習コーナー、初めから40分もがんばったなんて、Kさん、すばらしいですね。K君も、授業前に学校の課題に取り組むとは、すばらしいウォーミングアップにもなったことでしょう。何よりも、”自ら“という姿勢が学習への気持ちを高めますね。生活態勢にも活力が増します。追われる勉強ではなく、自ら積極的に。その新鮮なすがすがしい気持ちを大切にしていきましょう。

 

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4720.~単位を体得~

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 ~今日のElephasブログ:「先生を測る!」(5月31日)

おはようございます。Elephas東中野教室の安齋です。

小3のMくんは、好奇心旺盛で物知り屋さんです。

「いろいろな物を測って順位をつけてみよう」という「長さ」の授業を行いました。

実際に測る為に、17cm定規・30cmものさし・巻き尺を用意しました。

単行本や鉛筆、机など、自らそれにあった用具を使って測り、調査用紙に記入していきます。

自分で実際に測り、目でみてサイズ感を確かめる。実物で測り方も覚えていく。

目盛りの読み方も回数を重ねていくうちに正しく読めるようになってきました。

具体的な物を使っての繰り返しは大事です。

途中で「先生、測れないものでも書いていい」と聞かれ、

「OK」と答え用紙を見ると「エッフェルとう 330m」と書かれていました。

「大きすぎちゃうけど1位!」と。さすが雑学王。

最後に「先生を測る!」と言って巻き尺で肩幅を測ってくれました。

笑いながら「29cm!」

「おいおい、そんなに細いのかい?」

Mくんは実際の長さはわかっていて、講師を気遣ってくれたのですね。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ

実に楽しそう! 講師とのこんなやり取りで、測ることが大好きになってしまったのでは。“楽しさ” “面白さ”は、理解度をグンと増してくれます。「おもしろい面白い」「たのしい楽しい」と吸収されたことは、定着も高まることでしょう。いろいろなものの長さを測ることをたくさん行ってみましょう。長さをはじめ、単位の感覚は日常的に使ってこそ、体得されます。

 

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4719.~社会人として~

4719.~社会人として~

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「変化の中で、 …慣れ親しんだ場所を!」(5月30日)

おはようございます。Elephas越谷教室の田中です。

この春から社会人となったA君。

「大きく変わってしまう生活の中に慣れ親しんだ場所を」というお母さまとご本人とのご希望で通塾を継続されています。

4月は疲れが溜まっていたところに気候の不順もあり、教室を2週連続でお休みされました。

会社も1日早退1日欠勤したそうです。

連休前の授業時には、体調は回復したもののまだ心身の疲れがとれていない様子。

お母さまからは、

「家では会社での話等はほとんどしないんです。確かにかなり疲れている感じですが、『仕事が嫌だ』などはないようです」とお聞きしました。

そして連休明け。

連休はほとんど家で体力充電していらしたようで、かなり元気になっていました。

A君の主な仕事はメール集配。

「連休明けの郵便量がやばかったんですよ、もう大変でした」等のいつものA君の話しぶりも復活していたので、一安心。

仕事内容や指導されたこと、注意されたこと等、たくさん話が出てきました。

学生時代の実習のような期間限定のものではなく、これからずっと取り組んでいく仕事。

しっかりと覚えて早く一人前になりたいという気持ちも伝わってきて、改めてA君にエールを送りました。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ

A君のお母さま、すばらしい配慮ですね。A君、メール集配のお仕事、がんばっていらっしゃるのですね。就労されてほぼ2カ月が過ぎ、少しずつ慣れてこられましたでしょうか?週に一度、Elephasでリフレッシュし、そこで充電された元気で一週間のお仕事をガンバル、そんな良いサイクルができると良いですね。その後、ゆとりも出てこられましたら、情報処理、英語、漢字などお仕事につながる知識や技術の習得にもチャレンジしていきましょう。ゆっくり、焦らず、楽しみながら。

 

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