1051. ~見守る~

1051. ~見守る~
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをエレファースブログでご紹介しています。それを広く皆さまと共有できますように、本ブログでは Elephasブログにワンポイントメッセージを加えさせていただいています。

 ・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。

◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ『お手伝い、ほほえましい・・』(12月10日)~バスの中から、ホウキを持って落ち葉掃きのお手伝いをしている小さな女の子の姿を見かけました・・・~

ご両親に見守られながらお手伝いをしている様子は微笑ましい光景でした、とのこと。

”見守る”、これが大切ですね。見守る側が結果を急くと、見守ることがなかなか難しくなります。
「ああ」とか「こう」。「もっと」、「そうではなくて・・」と、つい指示がちになります。

”見守る”とは、何かに取り組んでいるそのこと自体を評価することです。
先にある結果ではなく、「今」が大切なのです。
「今」を見つめると、いろいろな側面や本人の心情が見え感じられてきます。

そんな視点とゆとりが学習の場においても大切ですね。
講師としてどうありたいか、そんなことを考え、そんな気持ちでいると、ヒントはいろいろなところにあり気づかされます。

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1051.Elephas ホリデーブログ ~心から、挨拶 ~

1051.Elephas ホリデーブログ ~心から、挨拶 ~
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

幼児期、「ごあいさつは?」と親御さんに促されて仕方なく挨拶してきたある生徒さん。
それが習慣化し、いつ頃からか促されなくても挨拶するようにはなりました。
しかし、その後も形式的な挨拶(ちゃんと言ったよ、的な)の時期がずぅーっと長く続いていました(・・・そんな生徒さんが少なくありませんが)。

「さようなら」の「さ」を言う時はこちらに顔を向けていても、「よ」を言うころからは少しずつ顔は帰る方向へと向きはじめ、最後の「ら」を言う頃にはもう完全に顔は進行方向に向いて、いつも風のように去っていきます。その一連の動きはとても素早いのです。

でも最近は、少しずつ挨拶らしくはなってきていたと思っていたところです。
他にも、いろいろな変化が現れてきていました。授業の終わりにちょっとした世間話があったり、それまでは聞かれてもぽつんと単語のみで答えていたのが、説明的になってきたり、相手に関心を示したり・・・。

そんな感触を得ていたある日、つい先日ですが、授業の終わり際に「ありがとうございました」と、気持のこもった挨拶が返ってきたのです。びっくりしました!例の形式的な挨拶ではなく、気持ちがピッとこちらに伝わりました。

10年来の指導、講師として、それは嬉しかったですね。

気持ちも育つ。高校生になって友達との関係も話の端々で感じられるようにはなっていたのですが、人との関係の心地よさ、話そうという気持ち、相手との気持ちの交流といった面が育ってきています。

サービス業を目指すこの生徒さん、良い兆しが見えてきました。

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1050.Elephas サタデーブログ ~「ひらがな 新鮮な気分で」~

1050.Elephas サタデーブログ ~「ひらがな 新鮮な気分で」~
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

11月29日の新聞(読売新聞日刊)、「最古級ひらがな」の大見出しで、平安京跡で多数の平仮名が書かれた土器の皿が出土されたとありました。これまでひらがなの成立が10世紀前半とされていたのが、9世紀後半と半世紀ほどさかのぼりうる貴重な資料だとのことです。

直径14cmほどのつなぎ合わされた土器の皿。「け」「は」「れ」「す」などの文字が目に飛び込んできます。
ガイドを見ながらさらに目を凝らしてみると、「か」「ひ」「あ」「し」「ら」「な」「ひと」・・・としだいに読み取れてきます。

ひらがなを学習し始めた生徒さんの「あっ、この字知ってるよ!」という新鮮な感覚を追体験できるような思いです。
ましてやふたつの文字がつながって「ひ・と」と読めたりすると、「あっ、ことばになった!」といった感動です。

ほかにも読める字がないかな、なにか知ってることばにならないかな、とまるで暗号を解くような、宝物でも探すような気分になります。

何かを学び始める生徒さん方のこんなフレッシュな感動。講師もそんな感動を持って授業を進めていきたいものですね。

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1049. ~学習もさじ加減~

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ『Sくん、勉強が大好き!』(12月7日)~Sくんは教室に着くや、待合室で国語の音読を始めました・・・~

音読大好き、宿題も自分から進んで。Sくんは今、絶好調ですね。

教室に着いて一番初めにしたいこと、家に帰って一番したいことが教科書を出してお勉強とは、もうSくんにとって
勉強も”あそび”のようなものなのですね。

”あそび”とは、
・熱中できる
・わくわくする
・ドキドキする、ものです。

音読もすらすら読めたら、自分自身、気持ちの良いものです。
もっと読めるよ、もっと読めるよ、とワクワクしながら読み進めていきます。
でも、大丈夫かな、次も大丈夫かな、とドキドキしながら読み進めていきます。
自分が乗り越えられそうな適度な”むずかしさ”がいっそう、気持ちをそそるのです。

Sくんにとって国語も算数も課題がこんな要素をもって、ぴったりフィットしているのですね。
適度な学習量、適度なやさしさ・むずかしさ、この調整が講師の腕前を光らせるところです。

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1048. ~歌で体得!~

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ『Kくんのペースで』(12月6日)~Kくんには、自分のペースがあります。ゆっくりですが確実にやっていきます・・・~

このKくん、教室に来た時の”手洗い”も入念だそうです。爪の先から手首まで、きっと♪{手を洗おう」の歌詞の通りにできているのですね。歌うのは、手を洗い終えて席についてからだそうですが、実際の手洗いの最中にも歌が頭の中で鳴っているのでしょう。

文字通り、反復による定着、感得、体得ですね。

ひとつのことで、言葉と動作が一体化し、順序を記憶し、行動化することができたらとしたら、
それは機能を獲得したことになるのですから、ほかのことにも般化できるはずです。

うがいをする、歯を磨く、蝶結びをする、・・・に至るまで。Kくんのペースで、OKです。
次のテーマを楽しみに、一つずつ得意なことを獲得していきましょう。

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1047. ~意識はいつもフレッシュに~

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ『干支の賀状』(12月5日)~お祖父さまもお祖母さまも楽しみにしてくださっている、生徒さん
制作の賀状を今年も・・・~

年賀はがきの発売からひと月余りがもう過ぎました。11月当初に「来年の干支は、へびです」というフレーズを聞く
と、「ああ、そうなんだ・・」と思いましたが、今ではもうそれが耳新しくなく、頭の中は辰年から巳年に変わる準
備ができつつあります。

生徒さんの中でも、そんな変化が起きているでしょうか?
年賀状を作るという作業を通して、それぞれに時の流れを感じていってくれることを期待しています。

この時期になると今度は、「年賀状の投函は12月25日までにお願いします」という郵便局からのフレーズが
生徒さん方にも目から耳から入ることでしょう。

そんな日付(納期)も意識できるといいですね。
「何日までに用意しなくては」と、賀状の用意にも計画性が生じてきます。

その日が近づいてくると、郵便局の店頭には、年賀状の受付箱が置かれます。
「市内」「都内」「都区外」でしたでしょうか、何らかの宛先の分類の言葉も目にします。

ひとつのきっかけで、次々に新しいことに気づいていけます。
毎年恒例のこんな社会参加も楽しいですね。意識はいつもフレッシュに!

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1046. ~秋から冬へ~

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ『季節の移り変わり』(12月4日)~景色から、昆虫から、季節を感じています・・・~

12月の声を聞くと、さすがに冬。でも庭木や街路樹、遠くに見える山の紅葉、黄葉はまだまだ美しく、私たちの目を
楽しませてくれます。ここ何日かの雨で濡れて少し黒味のある幹の色は、紅葉、黄葉をいっそう引き立たせているよう
です。

今年は、生徒さん方も紅葉、黄葉を楽しんでいただけたでしょうか。
何気なく見過ごしてしまう情景も、何かのきっかけがあることによって、
自分との関係性を持つことができます。

工作で、赤や黄色、オレンジの葉っぱをたくさん貼りましたね。ドングリを描いたり、リスを描いたり・・・。
秋の思い出があって、それに引き続いて冬を感じます。

冬の寒さもあたたかさも感じ、表現していきましょう。

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1045. ~時には、図鑑を~

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◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ『ヘビには耳は・・?』(12月3日)~来年はヘビ年です。年賀状を制作しています・・・~

ヘビ年にちなんで、へびのことを図鑑でも学習してみました。

「ヘビはこまくや耳の穴が退化しています。耳の骨は下あごの筋肉にうまっていて、地面を伝わっている低い音なら聞くことができます。」と図鑑にはありました(小学館の図鑑NEO『両生類 はちゅう類』)。

そうなのですね・・・。お腹を地面にすり合わせるようにして移動しているへび。筋肉の中に埋まっている耳の骨に音は振動として聞こえるのでしょうか?

今の時代、私たちには音はイヤというほど飛び込んできますが、ヘビたちはじっと体中を耳のようして、静寂の中で地からの音を吸収するかのように聞いているのかもしれません。何か、神聖なものを感じます。

ふとしたことをきっかけに、学んでみると知らないこと、面白いことがいっぱいです。
時には、お子さんと図鑑を開いてみるのもお勧めです。

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1044.Elephas ホリデーブログ ~”さむい!”~

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「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

きのうの風は雪渡りの風のように冷たく、その風にはらはらと黄葉が舞っていました。そして今日も、気温は最低3℃最高7℃との予報。夜9時からは雪だるまマークです。湿雪とのこと。

さむいですね。”さむい!”と感じたとき、その感覚を言葉と共にお子さんと共有しましょう。
身をこごめる、手をこすり合わせる、身体をこする、オーバー、手袋、マフラー、
動きを伴えばさらに良いです。

「夏はあつい、冬はさむい」というテキストでは、紋切り型の記憶にしかなりかねません。
体験があってこそ、テキストも実感を持って獲得できるものです。

実体験を通して、感覚や言葉、共感性を学ばせましょう。

ふと、

…「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいるあたたかさ

という俵万智さんの短歌が浮かびました。

この寒さの中にも、お子さんとあたたかさを感じられることでしょう。

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1043.Elephas サタデーブログ ~「家庭のちから」~

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「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

高校の期末テストが、来週早々から始まります。この土日は、がんばりどころですね。
親御さんが試験対策勉強を一緒に出来るご家庭では、休日は家庭学習に集中、というケースもあります。

数学や物理等々、学習指導は難しいとしても、ご家庭でのサポートはお子さんにとって力強いものです。

「ちゃんとやってるの?」「だいじょうぶなの?」という”発破かけ”、もしくはこちらの”不安の裏返し”のような声掛けではなく、学習に取り組もうとする気持ちをアップするような空気づくりを。

大いに甘やかしかもしれませんが、時代が時代ですから、
近い将来の自立に向けて、もう一押しサポートしてあげましょう。

・おやつや夜食で志気のアップ
・家庭全体がそれぞれ何かに努力している環境
・家庭の娯楽は、試験が終わってから
・家庭全体が試験モードに
・家の中の清掃、整備

出来る協力はさまざまあります。和やかなムードを保ちながらも、試験は試験。
家庭のちからの発揮しどころです!

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