4815.~力を活かして~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「物語を楽しむ」(9月19日)

おはようございます。Elephas 津田沼教室の有藤です。

毎週、お祖父さまと来室されるJくん。

教室に入る前から、お祖父さまとの話声が部屋に聞こえてきます。

入室して、「こんにちは」と挨拶をして、脱いだ靴を下駄箱にしまって手を洗います。

教わったことは一人でできます。

Jくんは、本がとても好きです。

自分で読んだ本も、読んでもらった本も、本の内容は全部覚えてしまいます。

そして、2冊の本の主人公を合わせて物語を作ります。

Jくんの記憶力と想像力に驚かされる楽しい授業の一コマです。

興味を持ったことは、何度も何度も尋ねます。そして、覚えるのでしょうね。

好きなこと、興味のあることに大きな力を発揮します。

講師は、Jくんのこの力を教科学習にも活かしていきます。

 

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

Jくん、授業態勢が整い、授業にも流れが出てきたとのこと。取りくめるプリントの枚数も増え、今は、1~50までの読みと書きを学習中。文字も、一画一画、止めるべきところを止めるなど、微細な巧緻性課題へと到達してきているとのことです。頑張っていますね!

 

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4814.~柔軟に~

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 ~今日のElephasブログ:「うごきの言葉」(9月18日)

おはようございます。Elephas 津田沼教室の千山です。

Y君と、うごきを表す言葉について学習しています。

教室のパソコンでは、「ごはんを食べる」という文とそれを表す絵を見ることができます。

最初は、絵を見ながら文を声を出して読みます。

「ジュースを飲む」「お皿をさげる」など様々あります。

一通り読んだ後,絵だけを見て何をしているか答えてもらいます。

初めてやった時は、分かっていることでも答えを見たがっていました。

少し慣れると覚えて自分で答えるようになりました。

最近では、「ダンスをする」「なわとびをする」「けんかをする」というところを、

「ダンスをおどる」「なわとびをとぶ」「けんかをしてはいけません」などと,自分で考えて答えます。

Y君の成長を感じ、とても嬉しく思います。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

Y君、「匠シリーズ」で言葉の学習を地道に積み重ねてこられたようですね。初めは、「分かっていることでも答えを見たがっていました」とのことですが、答えを見たがったら見せてあげましょう。そんな対応が安心感を生み、却って次の段階へとスムーズに進ませることができます。今では、「自分で考えて答え出します」とのこと。講師の柔軟な対応が功を奏しましたね。

 

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4813.~力を引き出す~

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 ~今日のElephasブログ:「観察日記」(9月17日)

おはようございます。Elephas 津田沼教室の織戸です。

Mくんと、学校から持ち帰ったミニトマトの観察日記に取り組みました。

教室に来る前によく観察して調べることを宿題としました。

教室では、その日のミニトマトの写真を見ながら、

茎の長さ、葉っぱの形、触ってみた感触、花の色や数など、観察したことをMくんから聞き、

講師が書き出していきました。

葉っぱはツルツル、裏はザラザラ、形はギザギザ、なんと匂いは少しスース―するとのこと。

とてもよく観察してきました。

花や茎の様子も同様によく特徴をとらえています。

書き出してみると、なかなかの文字数になりました。

Mくんの観察日記の用紙はマス目がなく、行枠のみのものでした。

書き始めてみると1行に5文字書くことができました。

テストの解答欄や枠からはみ出ないように、丁寧な書字を練習中のMくん。

そこで、鉛筆で横線をひき、マス目に見立てました。

「せっかくたくさん観察したから、全部書いてみよう」と声をかけると、

「やってみる!」とMくんもやる気を出します。

一文書き終えた所で、

「このやり方なら書けそう!」と笑顔になり、いつも以上に枠からでることなく、丁寧に書き終えることができました。

授業後にお父様にお見せすると、こんなに小さくきれいな文字が書けるとは、とお喜びのご様子でした。

 

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

Mくん、観察日記で小さな文字をたくさん書けたとのこと、とても良くがんばりました。それにしても、Mくんは観察自体がすばらしいですね。葉っぱの裏表、形、匂い、茎、・・・興味深く観察できました。その達成感、満足感から、文字への意欲も湧いてきたのでしょう。この実践を通して、実はMくんにはこれだけの文字力があったということが分かります。講師にも親御さまにも、そしてMくん自身もそれを実感することができましたね。『ミニトマトの観察日記』は、“力を引き出す”、まさにそんな体験でした。

 

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4812.~彩色~

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 ~今日のElephasブログ:「ぬれぬれ いろぬれ」(9月16日)

おはようございます。Elephas 越谷教室の田中です。

Tくんは歌唱造形で彩色するときはいつも、自分の好きな色一色で全体を塗りつぶしていました。

初めの頃は、下描きの線を気にせず単にベタベタと、でした。

それが段々と、塗りつぶしの際に筆の穂先の動きを注視するようになり、

筆の動かし方に強弱や長短をつけて楽しみながら、塗り方にバリエーションが生まれてきました。

全体を一色で塗ることは続きましたが、

彼の頭の中では作品が一番好きな色で生き生きと描かれているのだろうなといつも思えていました。

最近では、下描きの線を意識して、はみ出ないように彩色する時や、

信号機は〇の部分だけ塗る等全体彩色をしない時も少しずつ増えてきています。

今後どのような作品を描いていくのか、楽しみです。

 

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

Tくん、彩色体験を繰り返しながら、絵筆の使い方や、色の選び方、塗り方を自分で試み、獲得していっているようですね。楽しんでいる様子が、何よりです。彩色に関しては、次のような質問がよく出されます、「バナナを黄色ではなく、ちがう色で塗るんですが、どうしたらイイですか?」。そのような時には、「まず、絵を描いたり、彩色したりすることを楽しんでいる様子を見守り、肯定してあげましょう、その上で、”お母さんは、黄色で塗ってみるね。さっき食べたバナナ、こんな色だったね。黄色だったね”と、実物に近い色で塗ることをモデリングで示してあげましょう」と答えます。対話とモデリングを通して、子どもは少しずつ“彩色”を獲得していきます。

 

 

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4811.~見る~

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 ~今日のElephasブログ:「なぞなぞ」(9月14日)

おはようございます。Elephas 越谷教室の西です。

Oさんはいつも 「先生!」と大きな声で来室されます。

「今日は何をやるの?」 「絵は何を描くの?」と気持ちは非常に積極的です。 

何に対しても楽しく取り組んでいらっしゃいます。

特に毎月の課題の中の「なぞなぞ」をやる時,大変集中して真剣です。

Oさんは、こちらの出すヒントを、頭の中で巡らせています。

そのヒントの言葉が記憶されている物にヒットすると、Oさんの表情がニコニコしてきて嬉しそうに答えを言います。

こちらも、何と言えばOさんの記憶の中の物に的中するのか、ヒントを考え出すのもとても楽しいことです。

 

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

Oさんはいつも、大きな、元気な声ですね。しかも、とても明るい声です。Oさんは数年前に視力を失くされました。教室では指先を使って、ものの位置や形状、特徴を把握することを課題の中心としてきましたが、言葉を使った課題がこれほどに有効で楽しめていらっしゃるのですね。言葉に反応して、Oさんの頭の中に映像が浮かび、ヒントによって少しずつ特定のものに絞られていく、・・・その視覚的プロセスは、まさに“見る”ことの追体験ですね。Oさんの嬉しそうな様子が目に浮かびます。こちらも、とても嬉しくなります。

 

 

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4810.~就学前学習~

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 ~今日のElephasブログ:「課題を終えるごとに」(9月13日)

おはようございます。Elephas 武蔵小金井教室の御供です。

通室し始めて数か月のMくんは当初、発声はありますが、発語はあまりありませんでした。

それでも、プログラムに取り組むうち、変化がでてきました。

入室してすぐにお母さまを振り返ることなく着席し、講師の指示に従って、細かな作業に取り組みます。

まだ就学前ですが、その顔つきは真剣です。

そして、徐々に「せんせい」と呼びかけるようになってきました。

プログラムに沿って講師の顔や、指先、PC、など指示通りに注視し、持続時間も延びています。

発語が増えていることも嬉しく思いますが、課題を一つ終えるごとに嬉しそうにその課題をもち上げたり、

自分で眺めたりする様子を嬉しく思います。

達成感を味わうことで、態勢が作られているのだと実感しています。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

Mくん、少しずつお教室に慣れてきていらっしゃるようですね。造形リトミック、数、文字、言葉の学習、これら就学前の基礎学習を楽しみながら丁寧に積み重ねていきましょう。幼児期に遊びを通して得られる数概念や、感性や感情や意味を伴う言葉、認知機能や微細運動機能は、就学後の教科学習における無くてはならない土台となります。Elephasの幼児コースでは、幼児期に行われるべき基礎課題を効果的にプログラム化して就学へとご指導していきます。

 

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4809.~意欲~

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 ~今日のElephasブログ:「バセバ11?!」(9月12日)

おはようございます。Elephas 武蔵小金井教室の丸山です。

先日入会したばかりの中1の生徒さんと英語の学習したときのことです。

あまり英語は好きではないのだとのこと、

でも野球部では大活躍中で、新学期が始まるのが楽しみだと話してくれました。

英単語を覚えるのが好きではない、ローマ字にも自信がない、と言いつつ、

「basketball」と「baseball」和訳を間違うことがありません。

「似てるのに、一度も間違えませんね!」と講師が驚くと、

「僕は野球部だし…実は秘密の覚え方がある」と教えてくれました。

「バセバ11」と覚えたのだそうです。

「llが数字の11に見えるでしょ」とのこと。

「書けるんだ。ここに書いてもいい?」と積極的になっていきます。

とても丁寧に書けました。

「『バセバ』に比べたら、playは短いね」それを機に、

「everydayはどこにかけばいいのか」、

「wellはいつも最後にくるのか」などの質問も出てきました。

2学期の中間テストはもうすぐです。

前回の得点を超えられるよう、進めていきます。

 

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

「バセバ11」、面白い!その覚え方、すばらしい発想ですね!学習は、覚えようとする意欲、分かろうとする意欲あってこそ。意欲があれば、自ずとアイディアも浮いてきます。「バセバ11」から、英語の学習をどんどん広げていきましょう。2学期の中間テスト、楽しみですね。

 

 

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4808.~一歩ずつ~

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 ~今日のElephasブログ:「繰り返し、繰り返し」(9月11日)

おはようございます。Elephas 武蔵境教室の渡部です。

先日、Hさんと一緒に朝顔の工作をしました。

Hさんの選んだ花の色は青色です。

折り紙で一つひとつの花を折り、がくをつけ、葉をつけ、つるをつけ、

支柱に巻き付けて、鉢に入れて。

手間はかかりましたが、立派な朝顔になりました。

出来上がった朝顔を見ながら、かけ算のひっ算やわり算のひっ算に取り組みます。

位に気を付けて計算する様子を見て、講師は初めて一緒に勉強をした時のことを思い出しました。

1年以上前のことになります。

その時は足し算のひっ算に取り組んでいました。

9月になり、Hさんの家の庭先の朝顔もたくさん種が採れたことでしょう。

その種はまた次の年、花を咲かせるための大切なものです。

繰り返し、繰り返し。大事に育てていけば、また花を。

Hさんの穏やかな横顔を見ながら、たくさん花を咲かせてほしいと思いました。

 

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

創造造形(工作)のプロセスも、植物の生長も、学習の進展も、みな一つずつ、一歩ずつ。このプロセスを通して、Hさん自身が成長していかれますね。小学6年生のHさん、来春の中学進学を目指して、また一歩ずつ、楽しみなが歩を進めていきましょう。

 

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4807.~充実~

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 ~今日のElephasブログ:「それぞれの言葉」(9月10日)

おはようございます。Elephas 武蔵境教室の西岡です

今年も、夏期講習での生徒さんの言葉が印象的でした。

2時間連続授業の2時間目、できるだけ先へ進みたいと、集中してプリントを時間内に終えた生徒さん、

帰りに、

「今日の復習もがんばります」。

授業内容に関連する歴史的事件を思い出し、それを検索して講師に説明し、考えを伝えることのできた徒さん、

「より知識が深まった気がします」と感想。

問題数の多いプリントを前に、

「やりたくないなぁ」と言って尻込みしていた生徒さん、

まずは1問解き、5問、さらに10問、勢いがついて最後まで解いた後、

「自分の力で頑張った!」

早めに教室にきて、静かに本を読んで授業開始を待っていた生徒さん、

「本が読めるから大丈夫」。

算数の計算をしているときには、

「これ、もう分かっちゃったぞ」。

皆さん、頼もしいです。

このような言葉を聞けるのは、講師の喜びのひとつです。

 

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

今年の夏は、記録的な連続猛暑。そんな中で、生徒さんそれぞれの言葉がキラッと光りますね。明るく、さわやかに、充実! 講師の胸の内にも光りが届きますね。お読みの皆さまはいかがでしょうか?

 

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4806.~成長~

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 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「エネルギーがあふれ出て」(9月9日)

おはようございます。Elephas 武蔵境教室の萩谷です。

Aさんは、「こんにちは!」と、教室に入る時に、明るく挨拶されます。

中学に入り、新しい環境にまだ慣れない時期に、

「これからは一人でエレファースに通う」と親御さまに宣言、あまりの急成長に、親御さまも講師も目をみはるばかりでした。

そんなAさんには、憧れの俳優さんがいるそうです。

心の中に、キラキラとした憧れの存在があり、自分もそうなりたいと願う、純粋で素直な気持ち。

日々の生活の中で、生徒さんは、さまざまなことを学び、吸収し、心も体も成長していきます。

その様子は、蓄えたエネルギーがあふれ出て、花が開いていくようです。

そして、その姿、その成長を目の当たりにして、講師は本当に嬉しく、

これからもご一緒に学習していくことに、喜びを感じるのです。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

Aさんにとって、中学への入学とTVの憧れの人の存在、その両者が成長への大きな契機となったようですね。入学当初の決意の実践は、今もなされているのでしょうか。そろそろ半年ですね、となればそれは、本物。大したものです!自身の中に目標をもった時ほど、強いものはありません。「蓄えたエネルギーがあふれ出て、花が開いていくよう」、まさにそんな感じなのでしょう。

 

 

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