3183.~しっかり、ゆったりと~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「成長を実感!」(6月21日)~

おはようございます、武蔵境教室の萩谷です。

先日、小2のMちゃんの、大きな成長を感じることがありました。

それは、2時間連続授業を行った時です。

Mちゃんは、活発な女の子。いつもたくさんの課題を、スピーディーにこなします。

それだけに、初めての2時間授業、最後まで集中できるかな、疲れてしまわないかな・・・。

でも、授業が始まると、そんな心配は無用でした。

講師の書いた時間割を見て、

「これは終わったの?じゃあ次は算数ね!」と、最後までテンポよく、授業が進みました。

 

最近、Mちゃんについて、字が上手になった、語彙が増えた、文を作るのが上手になった、など、成長を感じてはいました。そうして、今回のことで、その成長をさらに実感しました。

 「今日はとっても頑張ったね!」という講師の言葉に、Mちゃんは、ちょっとはにかんだ笑顔を見せてくれました。講師も、ほんわか嬉しい気持ちになりました。 

次回の授業も楽しみだね!Mちゃん。

 

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◇ワンポイント・メッセージ◇

Mちゃん、1年生が終わり、春がきて、本格的な夏に向かい、今まさに大きく成長されているようですね。字が上手になり、語彙が増え、文を作るのが上手になり、その上、学習意欲全開とのこと。

いろいろなことができるようになって、学習が楽しくて仕方ないのでしょう。すばらしい勢いですね。

このまま焦らず、“できる”“分かる”という手応えを大切に、学習をしっかり、ゆったりと進めていきましょう。

 

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3182.~言葉の力~

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 ~今日のElephasブログ:「お母さん、大好き」(6月20日)~

おはようございます。武蔵境教室の柿沼です。

いつも思います。生徒さんはみんな、本当にお母さんが大好きだと言うことを。

・発語が少ないながらも「お母さんは来る?」とたびたび尋ねる生徒さん。

・ふとした瞬間に講師を「ママ」と呼ぶ生徒さん。

・授業が終わる頃になると何度も待合スペースのお母さんを気にする生徒さん。

・授業中にも“優しいママ”や“うるさいお母さん”の話がよく出てきます。

いよいよお母さまがお迎えにいらした瞬間、生徒さんはみな笑顔いっぱいになります。

年齢の低い生徒さんは抱きついたり、頑張った報告をしたりと思い切り甘えることもあります。

ちょっと大きな生徒さんは、授業のご報告をしている間に顔をそらして知らん顔をしてみせたりします。

 

その時に同じなのは、お母さまの生徒さんを包み込むような温かい眼差しです。

ご自身がお疲れのご様子の時でもお困りのご様子の時でも、それは変わりません。

お子様を大切に思っていらっしゃる気持ちが生徒さんを包み込んでいて、

生徒さんはその温かさに本当に安心感を得られるのでしょう。

 

私たち講師は、お迎えにいらしたお母さまに「大丈夫ですよ。頑張りましたよ。」とお伝えし、

寄り添い、応援していきたいと思います。

 

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◇ワンポイント・メッセージ◇

そうですね。生徒さんとお母さま、その心のつながりを私たちは何気ないご様子や言葉を通して感じ取ることができますね。

それだけに子どもは、お母さまに喜んでもらうために頑張りすぎたり、お母さんに嫌われたくない、という思いも強く持ったりもします。その分、大好きなお母さんからの一言は、子どもには思った以上に響くものです。ですから、「いい子だね」「頑張ったね」「お母さんも大好きよ」というメッセージを言葉やしぐさ、行動で日常的に示してあげることはとても大切です。

お母さまからの温かい言葉は子どもにとって心の栄養です。そうした言葉によって、お母さまとのつながりによる安心感はますます確かなものとなります。安心感のある子どもは、強い心を持つことができます。いろいろな出来事を受け止め、越えていくことのできる基盤を形成していくことができるのです。お母さまからの言葉は、とても大きな力を持っているのです。

 

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3181.~ひと手間の工夫で~

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 ~今日のElephasブログ:「好きな教科で、モチベーションを」(6月19日)~

おはようございます。武蔵境教室の塩谷です。

5年生のRくんはいつも早めにエレファースに来ています。学校が終わってすぐに頑張って来ているのだろうと思います。

通常1時間で国語と算数の授業をします。Rくんは国語が好きです。音読も上手ですし、何より字がとても綺麗です。先日の授業では、教科書から『見立てる』の勉強をしました。あやとりでできる形は、国・地域によって呼び方が異なるというお話ですが、

教科書で文章の内容を理解したその後、インターネットの写真を見ながら、意味が分からなかった言葉「かきね」について確認しました。「かきね」は普段見たことがあるものですが、名前と実物が合致していなかったようでした。言葉をきちんと理解することでより文章が明確になります。

好きな教科を勉強して自信をもつことはモチベーションの向上につながります。Rくんがこれからも国語が好きで楽しいと思えるように講師としても努力していきたいと思います。

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◇ワンポイント・メッセージ◇

Rくん、“国語が好き、音読上手、何より字が綺麗”、とはすばらしいですね。授業も、教科書をただ読ませ、言葉で説明して理解させるだけではなく、たとえ「かきね」であってもインターネットで写真を見せ、「ああ、これね」と納得へと導く。このひと手間で、国語への興味と理解はグンと増します。お料理が、ひと味の工夫でグンとおいしさが増すのと同様です。授業にも一味の工夫を。

 

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3180.~遊びを通して~

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 ~今日のElephasブログ:「算数、お家でも実践」(6月18日)~

おはようございます。武蔵境教室の大竹です。

小学2年生のHちゃんの授業では、パソコンを使ってお金の学習をしています。

1円、10円、100円、ある時Hちゃんが「1000円は?」と言ってきました。「ごめんね、1000円はパソコンにないんだ」と伝えたものの、Hちゃんはパソコンに入っていなくても全く気にしない様子で数えだしたのです!「1000円、2000円、・・・」、すかさず講師もHちゃんの声に合わせて一緒に数えました。

数えながら(講師も)「すごい!上手!そうだね!」と自然と合いの手が出ます。「・・・9000円」まで来た後、Hちゃんは「10千円」と自分なりに考えた数え方を言いました。

「おしい!次は“1万円”」と教えると、「いちまんえん!」と、ここもまたHちゃんの中にすーっと入っていきました。

授業後には、Hちゃんが自ら1000円、2000円・・・と数えられたことをお母さまにご報告しました。ご自宅でも貯金箱にお金を入れるなど、お金の練習を重ねているとのことでした。

エレファースでの学習とご自宅でのトレーニングが相乗して、Hちゃんの学習に素晴らしい効果が見られた忘れられない日でした。

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◇ワンポイント・メッセージ◇

Hちゃん、楽しそうですね。1円、10円、100円、ときたら、次は1000円、と自然につながってくるのですね。私達も幼い時を振り返れば、数のしくみを正確に理解する前から1~10まで唱えることを覚えました。数え歌が、その良い例です。動作と歌を同調させながら、数を体得していきます。数はまず日常で体験しつつ、殊に幼少期は遊びを通して獲得していくものです。Hちゃんもこうして、より確実に数概念を獲得していかれることと思います。

 

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3179.~気づきを取り込む~

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 ~今日のElephasブログ:「講師の思い込み?」(6月17日)~

おはようございます。武蔵境教室の伊藤です。

「今日は河童を描くんですよね」。K君が笑顔で教室に入ってきました。

河童の絵。歌に合わせて河童の全身を描いていきます。細かい線が多く、集中力が必要です。紙のサイズを考えると、たとえば河童の頭は、親指と人差し指でつくる輪くらいの大きさにしなければいけません。さらにそのなかに、目やくちばし、お皿や髪の毛を細かく描いていくのです。

さて、K君はよく、急いでいます。「次」のことが気になってしまうのです。「次のプリントは、宿題は、来週は、来月は…」。漢字を書いている際も、画数の終わりの方、右下の線が乱れることがあります。次に書く漢字に気を取られているようです。そのため、一画・二画と声かけをしながら、ゆっくりと話し、時にはふたりで深呼吸をして授業を進めています。

そう、河童に戻ります。急ぎがちなK君にとって、細かい線の多い河童の絵は大きな挑戦です。

歌がはじまりました。K君が顔の輪郭を描きました。ときおり歌を止めながら、三角形のくちばしやバサバサの髪の毛を描いていきます。両手両足の指も、水かきに意識をくばりながら描いていきます。不思議です。K君の描く線が乱れません。部分も全体も、バランスよくしっかりと描いています。

「河童の絵は大きな挑戦、細かい絵は難しい」、というのは講師の思い込みだったようです。短い線の連続は、K君の集中力・リズムに適した題材だったのかもしれません。そしてK君の絵を見ながら、画数の多い漢字は難しい、と思い込んでいたことにも気づきました。

次の授業の課題が決まりました。

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◇ワンポイント・メッセージ◇

講師は、K君の特性をよく捉えていますね。その上でそれを配慮した対応で授業を進めているようです。そんな講師にも「思い込み?」と思われるようなことがあるのですね。K君はなぜ、気持ちを慌てさせることなく、「河童」の絵に集中できたのでしょう。

・教室に来るなり「今日は河童を描くんですよね」と初めから楽しみしていたから…

・「河童」の描画は細かいとは云え、漢字ほど細かくはないから…

・教科ではないので、リラックスして取り組めたから…

いろいろ考えられますが、そもそもなぜ「河童」を描くことになっていたのでしょう、この辺にもヒントがありそうですね。

いずれにしても、講師がK君の新たな面を認識できたことはとても大きな成果です。「次の授業の課題が決まりました」と講師は記していますが、気づきを取り入れて新しいスタートができそうですね。

 

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3178.~コミュニケーション力を育てる~

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 ~今日のElephasブログ:「面接練習」(6月15日)~

おはようございます。武蔵境教室の小泉です。

Kさんはお話し好きで、学校のことや外出したときのことなどをよく話してくれます。

ただ、背景説明や目的語が抜けてしまい、よくわからないこともありました。Kさんは今進学に向けて面接練習をしています。また、将来に備えて、コミュニケーション力アップやふさわしい所作を身に着けることに取り組んでいるところです。

そこで、先日、学校でのできごとのお話しが言葉足らずだった時、一歩踏み込んでみました。

「Kさん、先生は学校のことをよく知らないから、先生にも分かるようにお話しして」というと、最初からやり直して説明してくれました。すると、どういうことかはっきり分かりました。

もっと早く講師がこの声掛けをして、相手のことを考えて詳しく話すことを意識させていたらと反省しました。

 

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◇ワンポイント・メッセージ◇

Kさんの良いところは、お話し好きであったということ。誰かに伝えたい、共有したいという気持ちが既に備わっているということです。それに加え、学校や家庭でのKさんの生活には伝えたくなるようなことがたくさんあるということ。これは生活への参加度が高く、情報の収集量(感じる力も含め)が多いとも云えます。さらに言葉を換えれば、生き生きと生活ができているということです。

そして今教室で学んでいるのが、相手に分かるように伝える、という技術の問題ですね。講師の言葉がけで、その点もグンとよくなったとのこと。

共感力、生活力、技術力、この3つがコミュニケーション力を育てるときの大切な要素です。

 

 

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3177.~小さな一歩から~

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 ~今日のElephasブログ:「たった15分で」(6月14日)~

おはようございます。統括本部の臼井です。

早いもので、新学年が始まって2か月半が経ちました。

学習内容が少しずつ難しくなり、苦手意識を持ち始めている生徒さんもいらっしゃるようです。

とりわけ、中学1年生の生徒さんは、本格的に文法や単語の学習が始まった英語に戸惑っているようです。

先日授業を担当したM君もその1人で、「英語の宿題が分からない!」と言って持ってきました。

しかし、ポイントを押さえながら一緒に解いていくにつれ、徐々に「これは『ません』だからnotかな?」と自分で考えられるようになり、最終的には完全に自力で解くことができるようになりました。苦手だと思っていたことが、たった15分でできるようになったのです。

こうした小さな成長の積み重ねが、やがて大きな自信と確かな実力を生み出します。

生徒さんの「苦手」を「わかった!」「できた!」「楽しい!」「好き!」に変えていけるよう、今後も尽力していきます。

 

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◇ワンポイント・メッセージ◇

否定文、たった15分でできるようになったとは、M君すばらしいですね。

戸惑いから自信へ。こうした経験の積み重ねで、少し見慣れない問題でも「やってみよう」という気持ちを持つことができるようになります。まずは、小さな一歩から。ともすれば目を背けたくなる教科書や問題集に、いま一度目を向けさせることができるよう、一歩一歩学習を進めていきましょう。

 

 

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3176.~作文・面接学習を通して~

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 ~今日のElephasブログ:「丁寧に、思いを伝える」(6月13日)~

おはようございます。西国分寺教室の山下です。

高3のK君は来たる8月にAO入試を控えています。現在,毎回の授業はその準備と対策。作文練習と面接練習。作文は与えられたテーマに対し、自分の考えを簡潔にまとめ伝えていきます。K君も現代っ子のせいか、ついつい言葉遣いが会話口調・話し言葉になってしまいます。

「丁寧な言葉遣いを心がけて、相手にしっかりと自分が考えていることを伝えるよう意識しよう」。そうアドバイスしながら、焦らせずに彼自身の持つできるだけ丁寧な言葉遣いで綴るように指導します。

そして、一旦できあがった文章に目を通し、彼と講師とで交互に読み上げます。彼自身がしっくりこない箇所を訂正し,講師も彼が伝えんとする所を念頭に文がスムーズになるようアドバイスを加えます。

「自分で読んでもしっくりくる形になった。自分の伝えたいことが丁寧な言葉遣いで書かれてる」。彼自身が納得できる形にまとまった文章は、彼に笑顔をもたらします。

面接もまた然り。Q&AのQに対し、ですます調は使いながらも少々『タメ口』に近い言葉遣いで回答するK君。アドバイスを加えた後の反復練習の際、意識的に丁寧な言い方を駆使する彼の回答姿勢からは一生懸命さが伝わってきます。

「自分の言いたいことをうまく、というか格好いい言い方で表現するのが難しい」。そういう彼に伝えます、

「テクニックを使って何とかうまく言おうとするよりも、自分が誰かと会話するときに相手に分かり易く丁寧に自分の思いを伝えることを意識しよう。相手に自分の考えを正しく伝えたい,その思いが大事なんだよ」。

「相手に自分の考えを正しく伝えたいという思いかぁ…」彼の目がキラリと光りました。

現在もK君は生き生きと作文と面接の練習に臨んでいます。

 

 

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◇ワンポイント・メッセージ◇

作文も面接も、まさにそこですね、

「テクニックを使って何とかうまく言おうとするよりも,自分が誰かと会話するときに相手に分かり易く丁寧に自分の思いを伝えることを意識しよう。相手に自分の考えを正しく伝えたい,その思いが大事なんだよ」。

作文・面接学習はコミュニケーションのトレーニングであり、ひいては人間教育につながるものです。AO入試に向け、作文と面接練習を繰り返しながら、この言葉がK君の中で本当にしっくりとくるものとなることを願っています。今のK君の一生懸命さからすれば、きっとそうなられることでしょう。

 

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3175.~心理的アプローチも~

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 ~今日のElephasブログ:「一人で考えられるように」(6月12日)~

おはようございます。越谷教室の菊地です。

土曜日に通室されているKさん。来年の就職に向け、パソコンスキルの向上や各教科の学習をしています。

各教科に関しては講師の説明がなくともよくできる一方で、テキストを見て作成するパソコンの文書入力では悩むことがまだ多くあります。

「どこを一行空けるのか」「どこまで文章を打ち続ければよいのか」「どこから改行すればよいのか」

こうしたことを自分で考えさせるテキストを前に、いつも一緒に考えながら作成しています。

しかし検定の本番では、目の前に教えてくれる人はいません。

ですから、「一人で考える」ということを課題として取り組んでいます。

 

 

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◇ワンポイント・メッセージ◇

職業学科に通われているKさん。もう高3生ですね。早いものです。中学3年生の時、ものすごい成長ぶりで見事に合格を果たしたのが、ついこの間のようですが。

でも来春はいよいよ、就労。ラストスパートで、また良い結果となりますように。ことにKさん、気持ち次第で学習への取り組み姿勢が大きく違ってきますから、授業においては、心理的アプローチも大切ですね。気持ちが前向きであれば、力をグングン発揮できるタイプの生徒さんです。

 

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3173.~まずは思い出して、順序良く2~

3173.~まずは思い出して、順序良く2~

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

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 ~今日のElephasブログ:「まずは思い出して、順序良く 2」(6月10日)~

おはようございます。東中野教室の中山です。

小学4年生のMさん。日記や作文の指導をというお母さまのご要望にお応えし、4月から交換日記をはじめました。

「交換日記にあこがれていた」というMさんは、毎回の授業でノートを交換するのを楽しみにしています。

少しずつ講師がリードをしながら進めていましたが、最近は自ら書く分量が増えてきました。

彼女から発せられる言葉から、いろいろな感情が伝わってくるようにまでなりました。

ほとんど書けなかった作文も、200字の原稿用紙を前にする表情がにこやかです。

運動会の作文は講師と話しをしながら書き進めていくうちに、気づいたら2枚目もほとんどうめていて、自分でもびっくりして大喜び。

コピーをとると、「〇〇先生にも読んでもらって!」と。

同じ日、算数の文章題を音読するのを聞いていて、文章を理解して読んでいることが伝わってきたのには驚きました。

これからもいっしょに言葉を大切に学んでいきたいと思います。

 

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◇ワンポイント・メッセージ◇

原稿用紙に言葉を書き始めるときの気持ちは、真っ白な画用紙に筆具を下すときの気持ちに似ているように思います。いわば、どこかに飛び込むような気持ちです。

ですから時折、原稿用紙は見るのも苦手という生徒さんがいらっしゃいます。Mさんは、にこやかに原稿用紙に向かうことができるようになりましたね。すばらしいことです。

書く前の講師とのお話しが良かったのかもしれませんね。ひとりで書く時にも、自分の中で自身とお話しをしてみましょう。「何から話そうか・・・?そう、最初に〇〇したこと、そう、それから~」という具合に。まずは出来事を順番に書いていきましょう。次第にそこに、気持ちを表す言葉もついてきます。

 

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